作者別読書紹介(古い海外SF編)

普段は作品ごとに書いているんですが、作家別にちょっと書いてみようかなと思い立ったので。
自分が読んだものだけなので、とてもいい加減です。

(ここまでコピペ)


☆御三家

……年季の入ったSFファンは、ハインライン、アシモフ、クラークの3人をSF御三家(ビッグ3)と呼ぶ、らしいです。
本当にビッグ3かどうかはともかくとして、いずれも人気の高い作家だけに、まずはここから入るのも良いかもしれません。


ロバート・A・ハインライン

御三家の中でも恐らく最初に名前が挙がるのがハインライン。その中でも、タイムスリップものの代表作として
「夏への扉」の知名度は段違いです。
ただ、個人的にはあまりハインライン(の長編)は好みではありません。

彼の作品は、良い意味でも悪い意味でも「アメリカン・王道」な印象を受ける作品が多いです。
まっすぐな少年少女、主人公が、冒険をして、成長をして、自分の力で幸せをつかみ取っていく冒険モノ…
そういう感じです。その中で、不平ばかり言う弱いものは、たいていの場合コテンパンに叩かれます。
また、地球がダメでも次の惑星に行けばいいじゃないか!的なフロンティア精神もあって、
「うーん、いいのかなぁ」的な気分にもさせられ、あまりノレないのです。

ただ、そんなハインラインですが、小動物の描き方は実に良いですね。前述の「夏への扉」の猫や、
「レッドプラネット」、「ラモックス」に出てくる動物たちはとてもかわいらしいです。

個人的には「ラモックス」が一番好きですが、賛同者はあまりいないと思いますw
ガンダムのモビルスーツのモデルになったらしい、「宇宙の戦士」、後は「宇宙の孤児」あたりもおすすめ。

まぁそんな、あまり「合わないなー」と思うハインラインですが、短編になりますと印象が変わります。
特に「地球の脅威」、「時の門」が収録されている、短編集「時の門」がおすすめ。
短編「時の門」は、ドラえもんでも同じようなエピソードがありましたねw


アイザック・アシモフ

御三家の中で、個人的に最も好きなのがアシモフ作品です。
ロボット三原則でもお馴染みで、彼の描くロボットものはミステリ的な面白さと、SF的な面白さ、
そこに人情、友情話が絶妙にかみ合っていて、実に面白い。

短編集「アイ、ロボット」から始めて、長編「鋼鉄都市」→「はだかの太陽」と読み進めてほしいなと思います。
ロバート・シルヴァーバーグとの共著「アンドリューNDR114」も、アシモフらしいロボット作品に仕上がっています。
ロボットもの以外での一押しは「永遠の終り」。万年単位での恋愛が描かれます。
後は、スモールライト(?)で身体を小さくして、体内に潜り込んで病魔をやっつける「ミクロの決死圏」
ドラえもん好きにはお薦め。
欧米では「神々自身」が大人気だそうです(個人的にはあまり)

アシモフの代表シリーズは恐らく3つあり、1つがロボットもの。1つが「ファウンデーション」もの。
1つが「黒後家蜘蛛の会」ものだと思います。
「ファウンデーション」は4巻まで読みまして、悪くはないんですが、なんか「銀河英雄伝説」っぽいなと思いました(銀英伝の方が後ですが)。銀英伝の方が好きですw
「黒後家蜘蛛の会」は気の利いたミステリ短編集でして、肩の力を抜いて読むには良いと思います。



アーサー・C・クラーク

御三家の最後の一人はクラーク。
めちゃくちゃ大雑把に言ってしまうと、ハインラインが少年少女、あるいは強い大人の「冒険」モノ、
アシモフが「ロボット」モノで、クラークは「徹底した理系工学」モノと言ってしまっても……たぶん、いろんな人から不満は出るでしょうけど、僕の印象ではそんな感じです。
代表作は「2001年宇宙の旅」、「幼年期の終わり」、「宇宙のランデヴー」、「楽園の泉」あたりなんでしょうが、まぁ「幼年期の終わり」は良いとしても、バリバリ文系脳の私には、どちらかというと読んでいて辛い印象の作家です。

そんな僕にも面白く感じられたのは、「都市と星」。この作品はとても良かったですね。
2番目に好きなのが「火星の砂」、「地球帝国」あたりも好きです。
あと、クラークっぽい作品では全くないのですが、しょうもなくも楽しい「白鹿亭奇譚」が面白かったです。




H・G・ウェルズ

旧き良き創世記のSF。
「タイムマシン」はドラえもんの「日本誕生」のようなワクワク感と、しっかりとした読み応えのある名作です。


エドモンド・ハミルトン

旧き良きスペースオペラの代表的作家。
ガチャピンのモデルになった、故野田氏が入れ込んでいた作家でもあります。
野田氏の熱意に応えることもせず、2~3作しかハミルトンを読んでいませんが、
その中では「スターキング」がお薦めです。
冴えない普通のサラリーマンが、遠い異星の姫から救援要請を受けて、活躍するような
夢のある冒険SFでした。


レイ・ブラッドベリ

少年の瑞々しい感性やノスタルジーを描かせたら比類のない作家で、好き嫌いはハッキリ分かれそうです。
夏休み、たんぽぽの香りがする野山で駆け回った思い出。
初めてサーカスや動物園に行った時のワクワク感。そして、そんなワクワクをどこかに置き忘れて日々を過ごしつつも、たまに少年の頃を思い出して懐かしさに浸る……
そんな、ちょっと後ろ向きだけど、暖かく寂しい印象の作家です。


最高傑作は「火星年代記」
ディストピアテーマの「華氏451度」も良いですが、やはりこの人は長編よりも短編が巧い作家だと思います。

短編集では、「刺青の男」を薦めたいですね。
VRホラーの「草原」や、名作「万華鏡」、自分の代わりに嫌なことをやってくれる
「マリオネット株式会社」なども良いですが、
何といっても「ロケット」。
宇宙旅行という子供の夢を叶えようと、奮闘するパパとそれを見守るママの、優しい優しい物語です。

「太陽の黄金の林檎」、「10月はたそがれの国」も高水準な短編集でお薦め(「10月は~」はどちらかと言うとホラー・幻想色が強め)です。
「太陽の~」は、タイムトラベルの名作「サウンド・オブ・サンダー」や、不老不死の少年の孤独「歓迎と別離」、
恐竜との邂逅を描く「霧笛」などなど。

……って一つひとつ短編を挙げていったらキリがないですねw



クリフォード・シマック

ブラッドベリを好きな人は、シマックも絶対に好きだと思います。
人間の孤独、そして、孤独でありながらも人を愛さずにはいられない、そんな暖かさと切なさを感じる作家ですね。
アメリカの作家のはずなのに、彼の描く風景はどこか日本的で、そういう意味でも読みやすいです。
(地名の訳とかも、「ひばりが丘団地」(←適当)みたいな、なんかすごい日本っぽい訳なんですよw)


最高傑作は「都市」
人間が衰退し、地球のリーダーとなった犬が、人間の思い出を語る物語は、在りし日の人間と犬の絆や、
種の栄華と衰退を描いていて、ほろりとさせられる。

短編にも見るべきものが多く、短編集「愚者の聖戦」は収録4作全てが絶品。
今の日本ではあまり知名度が高くなさそうですが、ぜひ読んでみてください。


ダニエル・キイス

泣けるSFとして、有名といえばあまりに有名な「アルジャーノンに花束を」は、やはり読んでもらいたい作品。
SFとして括って良いのかはわかりませんが、多重人格を描いたノンフィクション小説「24人のビリー・ミリガン」も、心とは、人間とは何かを考えさせてくれる名作です。

キイスは実はこの2つしか読んでいないんですが、もっと腰を据えて読んでみたい作家です。


リチャード・マシスン

ライトノベル的な軽いタッチでありながら、中身はずっしりと重い(特に最後の一ページが絶品)「アイ・アム・レジェンド」
「アイ・アム・レジェンド」の映画版は、原作の良さを全く理解していない駄作なので混同なきよう!)
は、価値の転換が鮮やかに描かれます。

ロマンチックなタイムトラベル恋愛モノ「ある日、どこかで」は「思い出のマーニー」や「トムは真夜中の庭で」、「たんぽぽ娘」などの甘く切ないタイムトラベル恋愛モノが好きな方は(「マーニー」は恋愛モノじゃないけど、好きな層はかぶると思う)絶対に見逃してはいけない作品です。


ジョージ・オーウェル

精緻な描写で管理社会の絶望を描いた「1984年」は、ディストピアSFの最高峰であり必読。
ただ、ちょい辛気臭い話でもあり、抵抗を感じる人はとりあえず入門として「動物農場」をどうぞ。
こちらも辛気臭いですけど、短いので読みやすいと思います。


ネビル・シュート

世界終末モノの「渚にて」は絶品。他には、おじいさんと子供の逃避行「パイドパイパー」もお薦めです。
(ブックオフの100円コーナーの常連ですね)
……たぶん、日本で気軽に読めるのはこの2作だけです。
他にも訳されている作品はあるらしいですが、絶版&図書館全滅で、見たことがありません。



ロベール・メルル

世界終末モノの傑作「マレヴィル」がお薦め。
多分文庫化されていないけど、図書館で見つけて読んでください。
多少中だるみがあるとはいえ、「イルカの日」も面白いですよ。
無垢でかわいらしいイルカと、人間の交流を是非お楽しみください(嘘は言っていない)

ロジャー・ゼラズニイ

ニューウェーブという、印象重視の作品を生み出した作家群の一人……なんて適当な事を言っちゃうと、
詳しい人に怒られちゃいますかね。
わかる人には恐らくものすごく面白いんだろうけど、バカな俺にはさっぱりわからなかった「光の王」は、
インド神話などの知識が豊富で読解力もある方には、きっと面白いはず、たぶん。

で、そういう「歯ごたえのありそうな」作品もいいとは思うけど、バカな俺には、荒廃した世界で、
薬を届けるため、無頼漢が高速道路をすっ飛ばす、「地獄のハイウェイ」が面白かったですね。
まさにFF6の世界崩壊後の世界という感じでして……。
ゼラズニイって、わかりやすい作品も描けるんじゃん。しかも面白いんじゃん、って思いました。


ブライアン・オールディス

イメージ中心の作家。読んだ時は面白いとは思わなかったんですが、「地球の長い午後」が描く、むわっとした温室のような世界は読後数年経っても思い出せるので、読んで良かったと思っています。

カート・ヴォネガット

一応SF作家だとは思うんですが、どちらかと言うと文学畑に近い作家という印象
(違う記事で取り上げる、ジョン・アーヴィングに似た感触を受けています)。

批評的精神とユーモア、そして突き放した筆致で人生の悲哀を描く「スローターハウス5」がお薦めです。
爆笑問題の太田さんが惚れこんだという「タイタンの妖女」も良いです(が、「スローターハウス5」の方が、テーマは似ていて短くて面白いと思う)。

「ここがヘンだよアメリカ人」的な、ユーモア批判小説「チャンピオンたちの朝食」も、そういう作品が好きならお薦め。


フィリップ・K・ディック

不安定な自分という存在、不安定な「目に映る」世界。
何を信じたらいいのかわからない、あやふやな移ろいをテーマに描き続けた作家。
逆に言えば、同じようなテーマで延々と描き続けた作家なので、2~3作読めば大体のところは解ると思います。
雑な事を言えば、FF7のクラウド的な悩み
(自分は本当にソルジャーなのか、この過去は果たして本当にあったことなのか、俺は一体誰なのか、など)あたりを思い浮かべていただけると、大体のところは掴めるような気がします。


「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」が人気ですが、個人的にはあまり面白いとは思いませんでした。
もっと読みやすく、軽快なテンポで面白い「ユービック」を薦めたいです
また、薬物中毒で苦しんだ本人の自伝的小説「スキャナー・ダークリー」は麻薬小説の最高峰で、
これは必読だと思います。
(麻薬を描いたSF作品って結構多いんですけど、これより凄いのは読んだことがないです)

読みにくいという声もあるようなので、お薦めするかは迷いますが、ある程度ディックに慣れた人は
傑作「ヴァリス」もぜひ。
向き不向きもあるのかもですが、それこそディレイニーとかに比べれば全然読みやすいですよ。


ポール・アンダースン

歴史+SFを得意とする作家で、最強の宇宙人と十字軍が戦う「天翔ける十字軍」を筆頭に、
「最後の障壁」、「時の歩廊」などなど、(僕が読んだ作品は)どの作品を読んでも、毎回割と楽しめる、ハズレの少ない作家で、手に取りやすいですね。
逆に言えば、無理に読まなくても良いと言えば良いんですが、
壮大なスケールで描かれる「タウ・ゼロ」は、アンダースン作品の中でも一つ群を抜いて素晴らしいので、
この一作は読んでほしいです。

フレデリック・ポール

欧米で大人気の「ゲイトウェイ」は個人的にイマイチでしたが、サイボーグテーマの「マンプラス」が面白かったです。
「臆病者の未来」も良かったですね。
作家というよりも、元々は編集者として有名な方らしいです。


ヴァン・ヴォークト

スティーブン・キングあたりが書きそうな、超能力者迫害テーマの「スラン」面白かったです。
「宇宙船ビーグル号」「イシャーの武器店」、「非Aの世界」などが有名ですが、個人的にはイマイチ。

フリッツ・ライバー

「剣と魔法」のファンタジーでもあるファファード&グレイマウザーシリーズ、
「魔の都の二剣士」がお薦めです。ラノベの「されど罪人は竜と踊る」を思い出しました。
面白ければ、続巻もどうぞ(僕はファファード&グレイマウザーは3巻までしか読んでいませんが)

多分SFの人なので、一応ここで紹介しましたが、「魔の都の二剣士」はSFというよりファンタジーですし、
彼のSF作品は個人的にはイマイチなんで、本当にこの記事で紹介するべきだったのかどうか……。


ハリィ・ハリスン

某ゼノギアスでネタにされた、ディストピアテーマの「人間がいっぱい」が面白い。
また、(なぜかモンキーパンチ先生が挿絵を描いているせいで、ルパン3世的な気持ちになってしまう)
「テクニカラータイムマシン」は、古代へ渡って原人と一緒に映画を撮るという愉快な作品で、こちらもお薦め。

ジョン・ブラナー

ライトなタッチで楽しめる「テレパシスト」、「星は人類のもの連盟」がお薦め。
しかしちっとも売れなかったのか、欧米での彼の最高傑作「スタンド・オン・ザンジバー」は未訳。
なぜ……。


アーシュラ・K・ルグィン

言語体系や社会風習などなど圧倒的な世界の作りこみを見せる作家で、その腕はSFでもファンタジーでも活かされています。
日本でも人気のある作家で、膨大な数の作品が翻訳されている中、5~6作しか読んでいない私が紹介するのもあれなのですが。
性の問題に正面から向き合った、「闇の左手」は絶品なので、これは手に取ってほしいです。
「ゲド戦記」も割と面白いです。ジブリの「ゲド戦記」を見て、読まず嫌いしている人は、とりあえず読んでみましょう。「所有せざる人々」は難しくてよくわかりませんでした。再読したらわかるかしら…。



アルフレッド・ベスタ―

電撃的疾走感の中に混じる、おバカっぽさが心地よい「虎よ、虎よ」がお薦めです。
ただ、やはりスピード感がある作品なので、振り落とされてしまうと何がなんだかわからなくなりそうです。
「分解された男」「虎よ、虎よ」よりはスピード抑えめで、べスターらしい面白さも味わえるので、
こちらから入るのも良いかなと。

ジョー・ホールドマン

終わりなき泥沼の最終戦争を描いた「終わりなき戦い」が抑えておきたい代表作ですね。
続編にあたる「終わりなき平和」も評価が高い作品ですが、個人的にはそちらよりも、
宇宙人が地球にやってきて、地球の文化・生態系・考え方に染まっていく「擬態――カモフラージュ――」が面白かったです。


フィリップ・ホセ・ファーマー

異星人間の恋愛を描いた「恋人たち」が至高です。

恐らく代表作だと思われる「リバーワールド」シリーズは個人的にはイマイチ(やられたらセーブポイントに逆戻り、的なRPGを思わせる作中ルールは面白かったですが)。
可も不可もないけどとりあえず読んでいた「階層宇宙」シリーズは日本では4巻までしか翻訳されておらず、
打ち切り感が半端なくて残念w

シオドア・スタージョン

個人的には、この人は短編の人だと思います。長編ではあまり好きな作品がないですね。
短編集でどれか1つ、というのは難しいんですが、
「熊人形」、「考え方」、「ビアンカの手」、「孤独の円盤」などが収録された『一角獣・多角獣』がお薦め。

勝手な印象ですが、スタージョンは、甘さや郷愁を少し弱め、ホラー色を少し強めたブラッドベリ、というふうに思っています。
その方向をさらに強めると、スティーブン・キングになる。というのは、まぁ僕の妄想ですし、
彼らの作品を全部読んだわけでもないので的外れかもしれませんが……。


フレドリック・ブラウン

アメリカ版星新一とも言われている(らしい)ショートショートの名手。
ショートショートなら、「未来世界から来た男」を薦めたいです。

ただ、この人は長編小説も実に素晴らしく、個人的にはショートショートよりも長編を読んでほしいですね。
宇宙を夢見る男の青春を描いた感動作「天の光はすべて星」がお薦め。
(エロゲで言うなら「ひまわり」とかが好きな人にお薦め)。

サスペンスミステリでも「3、1、2とノックせよ」という緊張感溢れる良作を描いており、引き出しの多い作家です。

マイケル・クライトン

科学者の顔も持つクライトンは、「科学」と「冒険(緊張)」を混ぜ合わせた良作の冒険SFを多数描いています。

最高傑作は、映画でも有名な「ジュラシックパーク」
行き過ぎた科学への批判や人間の愚かさと、科学への憧れ、恐竜へのロマンが巧みに配合された
名作なので、映画が面白かった人はもちろん、あまりノレなかった方も是非。

かわいいゴリラと一緒にアフリカの奥地を探検する「失われた黄金都市」を読めば、ゴリラ萌えに目覚めること間違いなし。
暴走するナノマシン(群体)に襲われるサスペンス、「プレイ―獲物―」もお薦めです。

ロバート・シルヴァーバーグ

悪くないんだけど、あと一歩……な印象の強い作家。
アシモフと組んだ共著作品、アシモフ原作作品のノベライズなどは面白かったりするんですが、なんとなくシルヴァーバーグというよりは
アシモフ色の強い作品が多いし……。
もっとも、ノベライズなのを忘れさせ、アシモフが一人で書いたと思わせるぐらい、アシモフ作品の特徴をつかんで描けるというのは、一つの才能だとは思うのですが。
そんな彼自身の作品を一つ挙げるなら「夜の翼」でしょうか。イメージの綺麗な作品です。

トーマス・ディッシュ

捉えどころのない作家で、作品ごとに作風がガラリと違います。
個人的に面白かったのは、ディストピアSFの「人類皆殺し」と、コメディタッチな冒険SF「虚像のエコー」。
家具たちがご主人様を追いかけて冒険する、子供でも楽しめそうな「いさましいちびのトースター」を描いたかと思えば、
僕の読書史上でも最難関クラスの迷作「キャンプ・コンセントレーション」を描いたりと、よくわからない人です…。
ちなみに、書評家の北上次郎さんは、ディッシュの「リスの檻」(未読)という作品を読んで、嫌になってSFを読むのを辞めてしまったそうです……。きっと「キャンプ・コンセントレーション」並に意味不明な作品だったんだろうな(推測)





誰か忘れてる気もするけど、とりあえず
1950~80年代あたりの海外SFで、

1:最低2作以上読んだ
2:自分の好きな作家or超人気作家

です。

 

フェアリーテイルレクイエム 感想(バレあり)

85点。

甘美で不穏な暗黒童話の世界へようこそ。


☆前置き

本作のテーマは「現実逃避と、逃避からの脱出」。

不登校、引きこもり、ニート、ブラック企業社員、ブラック集落在住者、愛情のない夫婦、長期入院者、長期受刑者……
その他何でも良いのだが、
「今の境遇のままではいけないと解っている」、「けれど、今の境遇を壊して、新しい社会に出るのが怖い」という葛藤は、恐らく多くの人が抱えている普遍的な命題だと思う。
それ故に、媒体問わず多くの作品がこのテーマで作られている。

個人的にはこの作品をプレイしながら、映画「ショーシャンクの空に」を連想した。
刑務所の中の世界は確かに苛酷だが、楽園でもあった。
刑務所から出た受刑者の一人は、自殺してしまう。彼は、「楽園」の中にずっといたかったのだ。
一方で、「楽園」で殺されていく者もいる。


エロゲでも、そっくりそのままではないものの、「Fate/hollow ataraxia」、「リトルバスターズ」、「ナツユメナギサ」、「すみれ」あたりが当てはまるだろう。
しかし……これらの作品の中でも、本作は一際完成度が高かったと思っている。

それは、ひとえに「童話世界の持つ甘美な残酷さ」が実によく描けているからだと思う。



☆前半5ルートについて


前半5ルートで描かれているのは、「現実世界に向き合わず、耽溺した童話世界の『甘さ』と『残酷さ』」。

甘い甘いお菓子の家は、子供を食べるために魔女が作った残酷な装置。
本作における『楽園』は、まさに「ヘンゼルとグレーテル」に登場するお菓子の家そのものです。

そこは確かに、甘く、いつまでも浸っていたいような幸福な空間で、けれども陰に残酷な思惑が渦巻いています。
逆に言えば、残酷な思惑が渦巻いてはいるけれども、そこは確かに甘く、いつまでも浸っていたいような幸福な空間なのです。



「幸福」の描き方として特に秀逸なのはアリスルートで、「猫のない笑い」を取りに木に登っては落っこち、
主人公に抱きとめられての「これが恋に落ちるということなのね」、「それが愛の重みよ」などの一連の流れ、台詞回しは完璧。
このシーン以外でも、アリスの言い回しは非常に楽しく面白く、何度も癒されました。

一方でどのルートを辿っても、選ばれなかったヒロインの中から誰かが死ぬという「残酷さ」も見事で、
ラプンツェルルートではグレーテル、ゲルダルートではアリス、グレーテルルートではゲルダが亡くなりますが、
主人公とヒロインは、幸福に生きていきます。

毎日がお祭り騒ぎのアリスとの日常。青い鳥を探し続けるグレーテル(ミチル)との日々、
永遠に続くラプンツェルとの毎日。
もう一生正気に戻らなくても良いのではないか。ずっと甘美な世界に浸っていたい。
そんな気持ちにさせられる「キャンディのような甘さ」の陰で、少女たちは犯され、死んでいきます。

この対比が実に素晴らしいと感じました。
「現実逃避からの脱出」を描く作品において、
逃避先に「甘さ」しかないならば、現実に帰る必要を感じません。
逆に、逃避先に「辛さ」しかないならば、勇気を出して現実に帰るのを、読者は焦れながら待つしかありません。

しかしこの作品には「甘さ」と「辛さ」が、どちらもきちんと描かれている。
それだけに、彼女たちが下す「現実へと帰る」という決断が重みを増すのだと思います。


バッドエンドで良かったのは、グレーテルのバッドとラプンツェルのバッド。
キモキャラのコミヤをかまどで焼き殺すグレーテルは、本作品登場童話の中でも随一の武闘派、
グレーテルの貫録を見せてくれました。
魔女をかまどで焼き殺したという逸話を持つグレーテルに手を出すとか、命知らずにも程があるぜ……。

ラプンツェルのバッドは、ラストシナリオにも繋がる「現実世界へ帰って、どうするの?」という残酷な問いを発しており、「死亡」エンドよりも心がひんやりとする思いがしました。


もしも、私たち読者が「楽園」の住人だったらどうでしょうか。
やはり、現実へと帰りたいですか? そりゃ、あんなキモい医者だらけのところ、居たくないとは思います。
でも、わけのわからないままあそこで楽しく暮らし、そして死ねたら……それはそれで一つの幸せだと思ってしまう私は、やはり現実世界に疲れているのでしょうか……。


☆最終ルート「レクイエム」感想

最終ルートでは、そんな「楽園」からの脱出が描かれます。
と、こう書くだけで終わってしまってもいいんですが(汗)、

ドロシーの魔法で帰還するシーン。
竜巻に乗って皆で手を繋ぎ、励まし合うシーンは最高に良かったです。

振り返ってみれば、「楽園」では楽しい事も沢山ありました。そこで生まれた絆もありました。
特に印象深いのは、ラプンツェルとグレーテルの絆でしょうか。
皆で催したはちゃめ茶会、アリスとゲルダの友情など、印象深いシーンがたくさんありました。

そして、ラプンツェルのバッドエンドでも描かれたように、現実世界への恐怖があります。
精神病院から帰ってきた、身寄りのない彼ら。現実世界で、果たして生きていけるのかと聞かれれば、
相当過酷だと思われます。

現実に怯えるあまり、魔法が解けかかってしまう主人公やオディール。
そんな彼らを励まし、力づける仲間たちの暖かさ。

もちろん生活保護などを受けたり、池野氏からの何らかの援助などもあるかもしれず、
絶対に生きていけない、というわけではないでしょうが……。
本作では、その部分がカットされているのが、数少ない不満ではあります。
長々と描写せずとも良いので、各ヒロインの現実世界での奮闘も見たかったです。
まぁ、ラストの「花束」で、健在ぶりが確認できるだけでも良いか、と思わなくもない、ですが……

せめて誰か一人でいいから、主人公の側にもいてあげてほしかったという気持ちはやはりありますね。

現実世界に戻っても、突拍子もないアリスのムードにあてられれば、苦しさも苦しく感じないでしょう。
亡くした妹の、兄の代わりではないが、グレーテルと身を寄せ合って暮らすのもいいかもしれません。
側にいてくれるのがオディールならば、きっとあらゆる局面で頼もしいでしょう。
個人的に一番ヒロインとして好きなのがラプンツェルで、彼女と共に荒波を乗り越えていくのも良いです。
そして、明らかにメインヒロイン格のゲルダ……なぜ主人公の側にいないのか理解に苦しむw


何にせよ、「楽園」は崩れ、少年少女は現実世界へと帰りました。
プレイヤーである私も「楽園」を去り、現実世界を生きる準備をするべき時なのでしょうか……。


……すみません、もう少し「逃避」させてください。また、別の「エロゲ」という「楽園」へ……。
いっつも逃避している気がするんですが、特に今(2016年12月現在)、ちょっと現実が辛いんですわw



作家別読書紹介(古い海外ミステリ編)

普段は作品ごとに書いているんですが、作家別にちょっと書いてみようかなと思い立ったので。
自分が読んだものだけなので、とてもいい加減です。
エラリー・クイーンとかジョン・ル・カレみたいに、有名でも冊数を読めていない作家は紹介できませんし……。


・古典ミステリ(パズラー)編……
日本人が「ミステリ」と聞いて一番想像しやすいもの。犯人当て、トリック当てのお話。
 

アガサ・クリスティ

ミステリ界の女王。恐らく世界中で最も読まれたであろうミステリ作家。 
個人的にもとても好きな作家です。
トリックも良いですが、キャラクターの繊細な心理描写が良い。
推薦作は山ほどありますが、とりあえず
『オリエント急行の殺人』、『五匹の子豚』、『ナイルに死す』、『終わりなき夜に生れつく』の4作を。


ドロシー・L・セイヤーズ

イギリスではクリスティと並ぶ人気を誇っているらしい、ミステリ作家。
個人的にはイマイチだけど……。
とりあえず『ナインテイラーズ』が有名なので、そこから入るのが良さそう。
個人的には『学寮際の夜』が一番良かったかな。
シリーズをきちんと追いたいなら、ヒロイン初登場の『毒を食らわば』も見逃せない……かも。

 
ジョン・ディクスン・カー

密室トリックと言ったらこの人。
個人的には密室トリックにさほど熱意はないのであれですが、密室トリック好きなら絶対抑えるべき作家です。
推薦作は『ユダの窓』、『皇帝のかぎ煙草入れ』

レックス・スタウト

アメリカではすごく人気なおデブ探偵ネロ・ウルフ。
個人的にはあまり面白いと思わなかったが、とりあえず『腰抜け連盟』あたり読んでみるのもいいかもしれない。

ハリイ・ケメルマン

ユダヤ教のラビ(神父)が事件を解決するラビシリーズが有名。
事件自体はほとんど覚えてないけど、ユダヤ文化はなかなか興味深かった。
とりあえず『金曜日、ラビは寝坊した』を抑えて、面白ければどんどん読んでいくのが良いかも。


・ハードボイルド編……
「頭脳」よりも「足で稼ぐ」タイプの探偵が、頑張るお話。
 

ダシール・ハメット

ハードボイルド御三家の一人。
いきなりマフィアと抗争したりもするので、「ミステリ」という印象はあまりないかもしれない。
『マルタの鷹』、『血の収穫』あたりから入るといいのかな?

レイモンド・チャンドラー

ハードボイルド御三家の一人。
日本にも熱狂的なファンが多数存在する、抑えておくべき作家なんですが、
すみません。僕、この人の好さが全然わかりません。
とりあえず、ミステリオールタイムベストランキング上位常連の『長いお別れ』をどうぞ。

ロス・マクドナルド

ハードボイルド御三家の一人。
個人的にはこの3人ならロスマクが一番好きです。
陰気でどこか寂しげな中年探偵、リュー・アーチャーが主に家庭の悲劇を暴くというのが、特に中期以降の彼の作品の特徴。
推薦作は『ウィチャリー家の女』、『さむけ』


ジェームズ・M・ケイン

日本ではあまり知られてないっぽい? ハメット以前のハードボイルド作家で、
秀逸な心理描写、昼ドラ的男女のドロドロが互いへの敵意へと変わっていく様などが非常に面白い。
ハードボイルドというよりは、ノワール(悪党を描いた)小説に近いかもしれない。
推薦作は『郵便配達は二度ベルを鳴らす』、『殺人保険』


ロバート・B・パーカー

料理好きで家庭的でありながら、頼れる男でもある主人公スペンサーが人気のハードボイルド作家。
強者をくじくところはよくあるハードボイルドだが、弱者、子供への視線が優しい。頼りになるアメリカ的パパ。
推薦作は『初秋』、『レイチェルウォレスを探せ』、『ドリームガール』

ジョン・D・マクドナルド

アメリカの作家ディーン・クーンツが激賞する作家(全作品を二度ずつ読んだらしい)。
「作家志望者は絶対読め!」とのことだが、いかんせん日本ではあまり訳されていない。
そこまで凄いのか、いまいちわからなかったが確かにまずまず面白い。
『生き残った一人』、『濃紺のさよなら』、『シンデレラの銃弾』あたりがお薦め。


リチャード・スターク

悪党がドンパチやるアクション映画風シリーズ、「悪党パーカーシリーズ」で有名。
ストーリーは単純で、何か気に入らない事があった主人公が悪役とドンパチやるだけなのだが、
アクション描写が巧いため読ませる。
推薦作は『死神が見ている』、『殺人遊園地』


ドナルド・ウェストレイク

↑のリチャード・スタークの別ペンネーム(というかこちらが本名)。
ユーモア泥棒コメディ『ホットロック』がとても笑えるのでお薦め。


ミッキー・スピレイン

「悪党パーカーシリーズ」が出る前から、ドンパチやる作品はあったわけだが、
こちらは悪党ではなく、仮にも探偵がそれをやってしまうのが面白い。
『燃える接吻』、『裁くのは俺だ』など。
アメリカではものすごく売れたが、評論家からのウケは悪く、「こんなものが売れるなんて…」と嘆く声も多かったそうだ。


エルモア・レナード

現代を舞台にした西部劇。こちらも悪役とドンパチやるスタイルだが、どちらかというとタイマン勝負が多い。
とりあえず『ザ・スイッチ』あたりどうですか?
全く関係ない話だが、「今まで生きてきた中で一番つまらない映画だった!」と一緒に見た彼女に言わしめた
映画『ミスター・マジェスティーク』はレナード原作、映画脚本もレナードである。


ギャビン・ライアル

西部劇ならレナードよりもこちらの方が日本では人気がある気もする。悪役造形が印象深い『もっとも危険なゲーム』がお薦め。


ディック・フランシス

競馬界にまつわるあれこれの事件を描く作家だが、競馬に全く興味がなくても楽しめるのでご安心を。
古典的ヒーロー小説パターンで、
ウザい悪役登場→主人公ピンチ→友人や恋人の力を得て逆襲開始→悪役を倒す
というベタな展開が楽しめる。
推薦作は『大穴』、『利腕』、『敵手』のシッド・ハレー三部作。
他には、キチガイ悪役が鮮烈な『度胸』や、バランスの良い『罰金』、『骨折』あたりがお薦め。




・サスペンス編……犯罪に巻き込まれた市井の人々を中心にした作品、とでも言えばいいのかな? ジャンル分けとかほんとテキトーです、ごめんなさい。


ウィリアム・アイリッシュ

詩情溢れる都会のロマンスと切なさを描く、ミステリ作家。
何作も読むとパターンが読めてしまうのだが、こういうシチュエーションが好きな人にはハマるはず。
推薦作は、江戸川乱歩が絶賛した『幻の女』、『黒い天使』、『暁の死線』


アイラ・レヴィン

都会を舞台にした、非常にテクニカルな倒叙小説、『死の接吻』は必読。
小説ではないが、彼が手がけた映画『デス・トラップ』もアイラ・レヴィンっぽさが随所に出ていてお薦め。

ウィリアム・ゴールドマン

多数の映画脚本を手掛けている事から、映画人の方によく知られている気がするが、小説もなかなか。
特に、歯科医に扮したナチスの残党に追い掛け回される『マラソン・マン』と、その続編『ブラザーズ』がお薦め。

スタンリー・エリン

一応ミステリ(サスペンス)作家だと思うのでここで取り上げたが、『カードの館』などのサスペンス小説よりも、ミステリではない短編集『特別料理』の方が面白いと思う……のでこちらをお勧めします。


・スパイ小説……本人がスパイの事もあれば、秘密潜入捜査官めいたものも。

イアン・フレミング

名前ぐらいは聞いたことがあると思う、007でおなじみだが、実は「映画」と「小説」では全然作風が違う。
映画はドラえもんの秘密道具的ハチャメチャアクションだが、小説では割と普通のスパイ小説。
個人的には映画の方が面白い気もするけど、とりあえず映画と比べてみる意味でも、
『ゴールドフィンガー』を読み、読んだ後は映画を見るべし。

エリック・アンブラー

御三家~的な表現は聞いたことがないが、恐らく、ジョン・ル・カレ、イアン・フレミングとこのアンブラーが
スパイ小説御三家だと思う。それぐらい人気のある作家です。
何とも牧歌的な雰囲気を醸し出す、『あるスパイへの墓碑銘』がお薦め。

御三家とか書いておいてなんだが、ル・カレは1作しか読んでないので割愛。すみません。


・冒険小説……自然を舞台に冒険したりするお話。


アリステア・マクリーン

一昔前、日本でも人気だった冒険小説界の雄。
個人的にはあんまり面白いとは思わないのだが……とりあえず、『ナヴァロンの要塞』を薦める。

ジャック・ヒギンズ

冒険小説の括りに入れてしまって良いものか迷うが、まぁ多分ここで良いと思う。
アイルランド系の影のある暗殺者を描かせたらなかなかのもので、
『死にゆく者への祈り』、『脱出航路』が推薦作。
個人的にはそれほどでもないが、『鷲は舞い降りた』も有名なので良かったら。 


ロバート・ラドラム

日本では『ボーン・アイデンティティ(邦題:『暗殺者』)』でおなじみの作家な気がするが、
ハッタリの効いた厨二病悪役が素晴らしい『マタレーズ暗殺集団』、『スカーラッチ家の遺産』が推薦作。


・警察小説……「頭脳」よりも「足で」稼ぐところが、ハードボイルドに近い。探偵役が大勢の警官に割り振られているのが特徴。


エド・マクベイン

警察ドラマという単語から日本人が思い浮かべそうな、コテコテの警察ドラマ風作品87分署シリーズの作家。
ニューヨークを舞台にした架空の街、アイソラの空気感も読みどころ。
推薦作は『キングの身代金』、『ハートの刺青』、『死にざまを見ろ』、『魔術』あたり。
初期作はページ少なめ、会話多めで、手に取りやすいのも良い。

エヴァン・ハンター

エド・マクベインの本名。こちら名義では(ミステリとは言えない気がするが)、アメリカ版「金八先生」の
『暴力教室』が面白かったのでお薦め。 

ジョゼフ・ウォンボー

警察ドラマ風ではなく、リアリティ溢れる警察小説としては、現職警官だったウォンボーの右に出るものはいない。
特に警官たちの悲喜こもごもを描いた『クワイヤボーイズ』、『センチュリアン』は見逃せない。

ペール・ヴァ―ルー&マイ・シューヴァル

スウェーデン発の警察小説。スウェーデンといえばスティグ・ラーソンの『ミレニアム』が大人気だが、ミレニアム以前は恐らくスウェーデンで最も知られたミステリ作家だった……はず。多分。
スウェーデン版87分署といった趣で、スウェーデン文化が楽しい。
推薦作は『笑う警官』、『密室』

ローレンス・サンダーズ

50歳にてデビューし、渋い警察小説を描いた作家。 
変態すぎる犯人が印象深い『魔性の殺人』がお薦め。


【追記】

リチャード・コンドン

ケネディ大統領暗殺の顛末を、スリラータッチで描いた『ウィンターキルズ』がお薦め。
誰か忘れてると思ってたんだ……。



誰か忘れてる気もするけど、とりあえず
1950~80年代あたりの海外ミステリで、

1:最低2作以上読んだ
2:自分の好きな作家or超人気作家

です。

 
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