2010年 読書 短文感想    最終更新3月14日

S・A→心から読んでよかったと思える本

渚にて/ネビル・シュート……核戦争後、世界の終わりをつづった小説。静かな感動を味わえました。

暴力教室/エヴァン・ハンター……学級崩壊のクラスを受け持つことになった熱血教師を戸惑わせる、学園一の問題児の描写が秀逸。この作者の本は今までに12冊読んでいるが(後何冊か読む予定)、この作品はあまりにもずば抜けている。

自動車/アーサー・ヘイリー…自動車都市デトロイトを舞台に、工場労働者からデザイナー、会社のトップまで様々な立場から自動車に関わる人々を、徹底した取材に基づいて描いた傑作。

ウィンター・キルズ/リチャード・コンドン……ケネディ大統領暗殺を題にとった、めくるめく陰謀の世界。誰が味方で誰が敵なのか、誰が嘘をついていて誰が真実を語っているのか。作者に振り回され続けた。


B→読んだ時間・お金以上に価値があったもの

悪党パーカー:怒りの追跡/リチャード・スターク……相変わらず、ストーリーに中身はない。しかし、中身のないストーリーをよくもこれだけ飽きさせずに読ませてくれるものだと感心する。文章力、表現力の為せる業だろう。

ホテル/アーサー・ヘイリー……ホテルを舞台にした、群像劇。これを読んでいた期間、プライベートでとても嫌なことがあったので、あまり集中できなかったのが悔やまれる。ヒロインでもなんでもないドドが一番萌えた。


自由未来/ロバート・A・ハインライン…今まで読んだハインライン作品6作の中では最もお気に入り。「愚痴だらけの役立たず」キャラを、あそこまで醜く書かなくてもいいじゃんか、とは思うけど。

汝殺すなかれ/ローレンス・サンダーズ……寒村を舞台に、怪しい実験を繰り広げるマッドサイエンティスト。派手さはないが、じっくり読めば読むほど味が出てくるミステリ。

シャイニング/スティーブン・キング……家族間の絆と、その綻びを描いたホラー作品。前半の濃密な家族描写は秀逸も、後半は幽霊屋敷の描写が多く(それがメインなのかもしれないが)、少々中途半端ではある。

スローターハウス5/カート・ヴォネガット……ドレスデン爆撃をメインテーマにした、奇抜なSF。独特の浮遊感が味わえる。

黄金の街/エヴァン・ハンター……盲目のジャズピアニストを主人公に、“アメリカ”を描いた純文学作品。長いが、味わい深い。同著者の“87分署シリーズ”とは作風が全く違い、こういうのも描けるんだと感心した。

ハナの差/エヴァン・ハンター……オチが個人的にイマイチだが、息もつかせぬ展開でグイグイと読者を引っ張る力は本物。面白い。



C→暇つぶしにはなったもの
プレイヤー・ピアノ/カート・ヴォネガット・ジュニア……全てが機械化・自動化され、人々の職を次々と奪っていく社会のお話。未来の予知、先見の明という意味では優れた作品だと思う一方、魅力のある人物がおらず、物語としては退屈。

栄光の道/ロバート・A・ハインライン…途中までは、青少年向きの冒険活劇。物語ラインがしっかりしているため、読後感は良いが、後半は正直に言えば退屈だった。訳も悪い。

暗殺者/ロバート・ラドラム……ラドラム作品を読むのは3作目だが、前2作(スカーラッチ家の遺産・マタレーズ暗殺集団)に比べて悪役・陰謀のスケールがイマイチで、のめりこめなかった。読書するにあたって、私自身のコンディションが良くなかったのも確かだが。

デューン:砂漠の神皇帝/フランク・ハーバート……SFの仮面をかぶった教養小説。物語の大きな流れは理解できるが、なぜそうなったのかは理解不能(シオナとかダンカンとか)。

月は無慈悲な夜の女王/ロバート・A・ハインライン……序盤は、喋る人間知能のマイクのキャラクターが面白く読めるが、中盤からは政治思想の話ばかりになり、退屈。誤字・脱字も多く、訳も良くない。

ナヴァロンの要塞/アリステア・マクリーン……序盤は良かったけど、だんだんつまらなくなってくる。ちなみに、映画の「ナバロンの要塞」は面白い。映画版を勧める。

D→正直、自分には合わず、読んだ意味がなかったもの

八点鐘が鳴る時/アリステア・マクリーン……アダム・ホールもそうだけど、秘密諜報員とか、情報部員という言葉に何のロマンも持っていない人間には、読む価値を見出しにくい作家かもしれない。

悪党パーカー:漆黒のダイヤ/リチャード・スターク……パーカーシリーズ11作目。私が読むのは8冊目。シリーズの中ではつまらない部類に入ると思う。

ソドムの百二十日/マルキ・ド・サド……スカトロマニア垂涎の書。それ以外の人間が読むと、吐き気を催すのでやめたほうが無難。スカトロ以外にもたっぷりSMプレイが行われるが、とにかくスカトロのイメージが強い。

燈台へ/ヴァージニア・ウルフ……ある1日(実際は2日だが)を切り取ることで、時間感覚を描いた作品…だと思われる。元々退屈な上、ほぼ唯一キャラが立っているラムジィ夫人が全く出てこない後半は、輪をかけて退屈。

リアルタイム積み本・積みゲー

現在読んでいる本は→

高い城の男
君たちはどう生きるか
死の接吻
ターミナルマン
魔の都市の二騎士
デッドゾーン(上・下)
ファイアスターター(上・下)
地球の長い午後
ウォーターシップダウンのウサギたち(上・下)
ローズマリーの赤ちゃん(2日分)
大空港(上・下)
金髪女
富めるもの貧しきもの(上・中・下)
→ナヴァロンの嵐(2日分)
大列車強盗
失われた時を求めて11~13(5日分)
夜の果ての旅(上・下)
真夜中の滑降
宇宙の孤児
ゲイトウェイ
→光の王
わが名はコンラッド
イルカの日
多元宇宙SOS
優しい侵略者
脳波
ポディの宇宙旅行
トリストラム・シャンディ(上・中・下)
死の世界1~2
鷲は舞い降りた完全版

他1冊

目標
2010年5月19日までに読了

2010年3月15日現在

残り65日で47冊分

その他の積み本(読む気はあるが、とりあえず後回し?)  

ブギーポップ2巻
吉永さん家のガーゴイル9~15
銀河英雄伝説1~10
とある魔術の禁書目録1~6
終わりのクロニクル1上~2下(4冊)
クビキリサイクル
サークリットガール1~3
されど罪人は竜と踊る3~7
イリヤの空UFOの夏4
ストライクウィッチーズ3
旧約聖書・創世記
少年アリス
失楽園(上・下)
新宿鮫
本命
興奮
ケープフィアー
砂の女
死者の書
女生徒
お伽草子
羊をめぐる冒険(上・下)
愛と死
1973年のピンボール
大いなる遺産(上・下)
オリバーツイスト(上・下)
五千回の生死
キノの旅10
ノーストリリア
死のクロスワードパズル
悪霊

他11冊




☆積みゲー

積みゲーはたくさんあるのですが、結局やらなそうなものとかもあるので、
とりあえず、高確率でプレイするゲームのみを書きます。
それと、2010年も読書に重点を置く予定なので、消化はとても遅いと思います。
ゲームの感想は、きちんとクリアしたら書きます。

現在プレイ中ゲーム:Forest(現在、ザ・ゲーム)
プリンセスラバー(優ルートプレイ中)
ダカーポ2 Fallin Love
Honey coming(朝陽プレイ中)

プレイ確率が高い積みゲー↓


キラ☆キラ
ナルキッソス3
ひまわり

リトルバスターズ
真恋姫夢想



気まぐれ就活メモ(突然消えるかも)

78社死亡。選考待ち社

積み本多数のため、いつになるかわからないけど追いかけてみたい作家/シリーズ

ディック・フランシス(競馬シリーズ)
アイザック・アシモフ(夜明けのロボットなど)
スティーブン・キング(「グリーンマイル」)
ブギーポップシリーズ
戦う司書シリーズ
リプレイ


記事は書かないと思うけど一応。
積みサッカー&予定

バルセロナVSレアル
レアルVSアトレティコ
マンU VSリバプール

ソドムの百二十日 戦闘開始

なぜ読もうと思ったのかは、僕自身すらわからない。
高名なサド伯爵の書いた「ソドムの百二十日」を読みます。

全436ページ中、現在33ページめ。

ここまではまだ笑って読めてます(文章自体はユーモラスなので、深く考えなければ楽しいっちゃ楽しい)。
ただ、これの映画版が「キモすぎる」と評判な上、
「いやいや、原作に比べればまだまだ!」という恐ろしい声も聞かれるので、戦々恐々としております。
ちなみに、映画版の感想を読んでいたら、吐き気を催しました(汗)。

君が望む永遠のマナマナ以来のトラウマを植えつけられそうで怖いです。

ちなみに、ラストの覚書を先に読んだら、女性のあそこにネズミを閉じ込めて、内蔵を食い破らせるとか書いてありました。
さらっと書いてあったので大丈夫でしたが、これをきちんと描写されたら、私読めません。


ちなみに私、グロ耐性はありません。
スカトロとかほんと許してほしいです。
…挫折しても、怒らないでね(笑)。

手元にHoney Coming(萌えゲー)を置いて、「ソドム」に耐えられなくなったらハニカミで中和しつつ、頑張っていきたいと思います。


「ソドム」は本のサイズが大きくて重いし、何よりこんなものを人前で読みたくないので(笑)、家で読む専用です。
お外では、ヴァージニア・ウルフの「燈台へ」を読むことにします。


3/12 PM23:06

145ページ目。
あぁ、キモいキモいグロいキモい。
キモいけど、なんか慣れつつある(苦笑)。
登場人物に全く感情移入せず、映像をなるべく思い浮かべないようにする、いつもと正反対の読書法が身についてきたかな…。

とりあえず、スカトロと残虐描写と人肉食いはほどほどにな……。
別に差別するつもりはないけど、この本が大好きな人とは友達になりたくない(汗)

これを完読することによって、精神的なたくましさが身に…つくわきゃないか。
なんとも罰ゲームチックな読書体験ですね。

散々暴虐の限りを尽くす4人組の精神(と作者の精神)が一番の謎とは言え、こんなことをされて、暴動を起こさずに服従しているこいつらも謎。
団結して4人組を殺してしまうくらい、できそうなものだけどなぁ。

3/13 PM13:30

現在225ページ目。半分まできたぜ……。

サド曰く「お口に合わない料理(プレイ)もございましょうが、お好きなお料理のみ選んでご賞味ください」と言っているけど、
どれもこれもがゲテもの料理で、一つも口に合わないんだが……。

3/14 AM1:30

あと、80ページまで来た……。
うーん、こいつらいったい何回うんこ食べてるんだろ……。
とりあえず、スカトロマニアにはこの作品を勧めます。
そうじゃない人には、勧めません。
食べるだけじゃなく、いろいろしてるし(思い出したくもない)

たぶん、この作品が、これから先の生涯を通して読破した、最もキモい小説になるだろうなぁ。
もちろん、これを超えるキモさの小説もひょっとしたらどこかにあるかもしれないけど、わざわざ読まないだろうし…。
ま、マニアックグロ系のAVなら、これと互角の作品はいくらでもありそうだけど、さ。

ボリュームを考えても、もともと3日でこれを読むっていうプランが無謀すぎたんだけれど、気持ち悪くなって何度も中断した割には4日~5日での読破は思ったほど遅くないのかな?


簿記の資格試験のために、読書計画が約1週間ぶん遅れているので、
簿記やパワーポイントの勉強に移る前に、もう少しペースを上げて遅れを取り戻したいところです。
簿記の勉強の合間にこんなもん読んでも、全く息抜きにならないと思ったので先に読んだのですが、ますます読書計画が遅れてしまいました。


3/14 AM4:50

ようやく終了…。こんな時間まで何をしてるんだか…。
まぁ、ストックホルム症候群なんかも描かれていて興味深いっちゃ興味深いかもしれないが…。


うんこを食べさせあったり、尻を拭くのを禁止してうんこつきのお尻をぺろぺろしたり。
乳首を切り取って、鉄板で焼いて食べたり、ゲロを次々に口移ししてゲロリレーしたり。
と、こう作中のイベントを羅列してみましたが、これを聞いて、思わず興奮して射精なさるような方には是非勧めたい本ですな。


そうじゃない人はやめとき。ほんと、悪いことは言わないから、やめとき。
好奇心は猫をも殺すとも言うしさ。
どうしてもって言うなら、澁澤龍彦が序章部分のみ訳したっていうから、そちらを読んでみては?
序章部分だけなら、大してグロくないからね。


この時代、フランス人って変態だらけだったんだろうか?
まさかな…全部サドの創作だよな。そうですよね?
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