キラ☆キラやってます②千絵ルートクリア(重バレあり)

・千絵ルート感想

鹿之助 B
千絵  B+
シナリオ B-
羨ましさ B-
青春度 B+
Hシーン C+

このルートは、単体で評価するものではないと思います。
鹿之助と千絵のドラマは至って『平凡で普通』。
この『平凡で普通』さが、きらりルート(1)と比べた時に光を放つ。
あくまで対比のためのルートだと思います。


『4日間だけの出来事』である紗理奈ルートとは違い、
千絵姉ルートは『2学期開始~受験~卒業式』までの流れを描いた、時間軸の長いお話です。
しかし、テキストボリュームは(体感で)紗理奈ルートとさほど変わらない。
『ダイジェスト版』のような印象になっており、個人的に、没入度はやや下がるものとなりました。

この半年間で描かれる内容は、

1、千絵の両親の離婚騒動

2、学園生活(キラキラ)へ背を向けて、先に進むこと

そしてこの2つを、『卒業式ジャック』+『円陣ロックンロール』で解消して終わる、という構造です。


☆テーマについて


石動パパが不倫をして、小泉まひろさんという方と新しい家族を作る。
これに石動ママが激怒をした結果、千絵姉は1年間留年してしまう。というのが物語開始時の設定です。
石動ママの怒りは1年経っても収まらず、パパだけでなく、まひろさん相手にも『慰謝料請求』の裁判を起こした、というのが千絵ルートで描かれる内容・その1です。


世間一般の不倫騒動についてどう思うかとか、今回の不倫騒動についてどう思うか、
という事をダラダラ書いても良いのですが(それはそれで思うところはある)、
テーマをコンパクトに書いてしまうと、そこは大事ではない。

ここで描かれている大切なポイントは、
『石動ママは、キラキラしていた過去(=石動家の幸せだった生活)に、死に物狂いでしがみついている』事です。
その『キラキラ』は、石動パパによって完全に破壊されてしまい(=不倫&離婚)、
石動ママ自身が更に泥を吹っ掛けていった(慰謝料請求)にも関わらず、キラキラした過去にこだわり続けている。
これは、あれですね。ストーカー化する元恋人の心理。あれと非常によく似ています。

「キラキラした過去(恋人関係)にこだわり続けるあまり、自分からそれに泥を塗る」。
どんな形であろうと、相手と同じ時間を過ごしたい。自分の事を忘れられたくない。
だから石動ママは、石動の姓を名乗り続ける。旧姓に戻さないのはそのためです。



失われてしまったものにこだわり続けると、(それが取り戻せなかった場合)、人は壊れていきます。
ならば、新しく大切なものを見つけよう。
キラキラしていた過去(バンド高校生活)を卒業して、新しいキラキラを見つけよう。
そのための儀式が、『卒業式ジャック』であり、『パパとの対決』。
というのが、千絵姉ルートのテーマになります。



☆ 感想

と言ったって、バンド高校生活の方が、
進学して福祉の仕事についてサラリーマンするよりも、
ずっとキラキラしているじゃんね……っていうのが、この作品(ルート)の欠陥……になるのかなぁ?

大人の世界が、ちっとも楽しそうに描かれていないのに、
『キラキラから卒業して』『大人になろう』って言われてもねぇ……。
それなら、大人の世界にある別の形のキラキラを描いてくれないとw

両親の不和騒動に関しては、白神翠を絡ませていますが、
このキャラが徹頭徹尾ウザキャラで、ウザい事をさせるためだけに登場させられているのもなんとも(苦笑)

不和騒動に関しては、基本的に『不倫だから、という理由だけでは叩かない』のがモットーですが、
千絵パパを擁護する気にはなれねーなぁ。ママを擁護する気にもなれないけど。
不倫相手のまひろさんは全く悪くないですけどね。
千絵パパが、ママに対して不満を貯めこんでいて、それで不倫をしていて。
ある日突然爆発して出て行ったように見えるんだけど、
パパの中では『ママへの不満』と『まひろさんへの新しい恋』、どっちがメインなんだろう?
正直、『ママへの不満』について、いきなり爆発して出ていくんじゃなくて、そうなる前に関係継続の努力をするべきだったんじゃないのかなぁって思います。
ママの性格も相当ヒステリックだから、無理だったのかもしれないけどね。


でね。これは千絵ルートの感想なのに、千絵について全然書けないんだよね。
だって、結局のところ、これは千絵の物語じゃないんだもん。
無理に絡めるなら、
鹿之助への告白=キラキラ(幼馴染の思い出)を乗り越えて、恋人関係(新たなキラキラ)へ踏み出した、と取れるけど、逆に言うとそこぐらい。
後は、まゆきさんとの対話は千絵姉が格好良いところを見せたね、とか、
卒業式ライブ良かったよーとか、そういうのはあるけども、話の中心にいるのは千絵じゃないんだよね。

ついでに言うと、Hシーンは紗理奈と性癖が似ている(Mっぽい)けど、紗理奈ルートの方がエロかったっすね。
千絵姉とイチャイチャするシーン、全然ないしね。
良い意味でも悪い意味でも幼馴染の延長というか、勝手知ったる古女房な感じがしましたw
元カノさんと鹿君が付き合っている時の、千絵視点の描写とか、もう少し千絵姉の恋情を直接的に伝えてくれても良かったんじゃないかな。


結局、鹿之助や千絵よりも、千絵ママの今後や千絵パパ&まひろさんの今後の方が、ずっと心配だし、知りたいんだよね。
千絵ママが、新しい幸せを見つけられることを祈ります。


2018年読書ランキング ノミネート

毎年恒例の(その年に読んだ)読書&ゲームランキングベスト10のノミネート記事です。


と言っても、2018年は全然ゲームやってないんですよね。
引退とかではなく、リソースを読書の方に割いてしまったので。
その間、一応昔プレイしたゲームの再読はしていたんですが……。


☆プレイしたゲーム一覧

ドラゴンアカデミー3(同人)
ナイトメアガールズ(同人)
フラワーナイトガール(ソシャゲ―)
つよきす(再読)
つよきす3学期(再読)
真剣で私に恋しなさい(再読)
リトルバスターズエクスタシー(再読)

こ れ は ひ ど い !!

まぁ、そんな年もありますよ、うん。
ちなみに「ドラゴンアカデミー3」は当たりでした。豊作年でも10位ぐらいには入ると思います。


☆読書ランキングノミネート

2018年はミステリ作品ばかり読み漁っていました。
特に今後もミステリ一辺倒の読書をする、というわけでもなく、ちょっと集中的にミステリの有名作を片っ端から読んでみたいと思ったのですね。
そんなわけで、ミステリだらけのノミネート作になっています。


沙高楼綺譚/浅田次郎
弁護側の証人/小泉喜美子
大誘拐/天藤真
生ける屍の死/山口雅也
ゴメスの名はゴメス/結城昌治
りら荘事件/鮎川哲也
殺人鬼/浜尾四郎
千尋の闇/ロバート・ゴダード
百万ドルをとり返せ/ジェフリー・アーチャー
八百万の死にざま/ローレンス・ブロック
推定無罪/スコット・トゥロー
伯母殺人事件/リチャード・ハル
ホッグ連続殺人/ウィリアム・デアンドリア
九尾の猫/エラリー・クイーン
十日間の不思議/エラリー・クイーン
やとわれた男/ドナルド・ウェストレイク
偽のデュー警部/ピーター・ラヴゼイ
警察署長/スチュアート・ウッズ
ドーヴァー4 切断/ジョイス・ポーター
ヒューマン・ファクター/グレアム・グリーン
ブラック・ダリア/ジェイムズ・エルロイ
心引き裂かれて/リチャード・ニーリィ
女彫刻家/ミネット・ウォルターズ
失踪当時の服装は/ヒラリー・ウォー
オデッサファイル/フレデリック・フォーサイス

この記事を書いたのが12/23なので、12/24~年内に読んだ作品で
面白い作品があれば、ここに付け加えます。





キラ☆キラやってます①紗理奈ルート クリア(重バレあり)

・前置き


今回は再読なので、変則的な順番でプレイします。
プロローグ(きらりと会うまで)→3章紗理奈ルート→3章千絵ルート→? みたいな感じで。

キラ☆キラは全3章構成なんですが、

・1章が完全に共通ルート(夏休みまで:楽しい学園生活)

・2章は途中から個別ルート(夏休み中、バンドツアー、楽しい旅行)

・3章は個別ルート(バンドツアー後、そして現実へと戻される)


のような構図。

初回プレイ時は2章がかなり中だるみした記憶があって(割とスロー進行というか、キャラゲーライクというか)、「キラ☆キラ」の点数はそこまで高くありません。
ただ、今回は逆に『現実逃避で癒されたい』のだから、2章こそ時間をかけてノンビリプレイしたい。

それからヒロイン個別に関しては、1強、は言い過ぎにしても、きらりがメインなのは間違いないので、最後に持っていきたい。ということで、1番手は紗理奈ルートをやりました。


・紗理奈ルート感想

鹿之助 A
紗理奈 A+
シナリオ B
羨ましさ A-
青春度 A-
Hシーン B


まず、今回改めて思ったんだけど、鹿之助という主人公が実に良いですね。
ちょっとズレてはいるんだけど、でもズレすぎてはいなくて、割と感情移入しやすい。
そして、(キラキラというゲームの特質上、きらりの影に隠れてはしまうけど)紗理奈ちゃんマジ天使。
シナリオも、軽井沢に引き取られてしまった恋人に、遠路はるばる会いに行くという青春一直線な鹿君の行動が良いですなぁ! 

と、言ってしまうといかにも純愛青春一直線な感じだけど、実はそうでもない。

樫原家では、頑固爺の祖父正次さんと、長男の健一さん、次男の裕司さんがいて、
健一さんは既に他界してます。で、健一さんの娘が紗理奈ちゃんなのね。


「正次さんが健一さんの結婚に反対し、健一さんは駆け落ちをして、
紗理奈ちゃんは生まれたけれど、奥さんはなくなり健一さんも自殺」というバッドエンドが既に15年前に起こっていて、今回改めて「孫娘の紗理奈と、鹿之助君の交際に反対」している正次さん、というのが物語の底流に……でもないな、割と目立つところに流れている。

基本的にはここの部分をどう乗り越えていくかに焦点が当てられていて、構成としてはシンプル。
だけど、正次さんの立場も思いやって、『同じ失敗を絶対に繰り返さない』と誓う鹿之助君の対処は
実に泥臭く、堅実だ。

本来なら、ここでドラマチックに駆け落ちをキメちゃったってそれはそれで良いわけだが、
その結果、不幸な結末を既に紗理奈の父親の健一さんが辿っているわけで、
そういう意味では、『失敗を成功へと変える、ループもの』と同じような、
「親世代の失敗を、子世代が成功に導く」という構成になっているわけで。

となれば、駆け落ちなどという『パンク』な事はせず、堅実にやるっきゃないのだ。
秘密兵器ともいえる『健一の遺書』も敢えて封印するあたりが、シナリオの巧いところで、
それでいて、堅実な中にも遠距離恋愛の恋情や紗理奈ちゃんの天使っぷりが楽しめる、
良シナリオだと思います。


ただまぁ、地味と言われれば地味ではありますね。
じっくり恋物語を読み進めて行くという意味では質の高いルートですが、
見せ場的なド派手さには欠けるかも。
僕は嫌いじゃないです。

(あとね。初プレイ時の記憶と、結末が微妙に違っていたw 
初プレイ時の記憶で、他人にべらべら喋っていたので、割と恥ずかしい……)
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