ゼノサーガ3プレイ中①

早速ですが、詰まりました。次、どこへ行けばいいのかわかりません。
15年前のミルチアに、シオンとアレンがお散歩に行くところです。



で、ここまでの感想をば。

そこかしこから神ゲーの香りがします。文化や法律、歴史も含めてここまで深く物語世界を描けるシナリオライターさん(高橋氏)は、恐らくゲーム業界にはほとんどいないでしょう。「ゼノギアス」との関連を強くにおわせる少年アベル(『カインとアベル』のアベルですな)も登場し、先が気になって気になって仕方ないです。


『ツァラトゥストラ=ゾロアスター』とか、『レンヌ・ル・シャトー』とか、
『集合的無意識』とか『アニマ』『アニムス』とかニーチェとかラテン語とか……まぁそういった雰囲気作りのものものしい単語を、楽しめるかどうかでも評価が違うかもしれませんね。



RPGとしては……だいぶ垢抜けてきました、といったレベル。ただ、戦闘もせずに物語を延々3時間も追いかけたりと、「これ本当にRPG?」な面も。
シナリオを楽しみにプレイする身でも、ちょっとどうかなと思うのでRPG部分を目当てにプレイした人にとっては地雷かもしれませんね。
ボス戦も、RPGの戦闘で敵を倒した後に、イベントムービーとして3分くらいバトってたりするし(汗)。
コスモス、RPGパートでは普通なのにイベントパートだと突然鬼神のように強くなるし。


グラフィックはとても綺麗。てか、「マトリックス」っぽい(笑)。


しかし、攻略本が発売されるのが8月10日なんだけど……それまでミルチアから先に進めない、なんてのは嫌だなぁ。

パルフェ総評

ES感想はこちら。正直、全然文章がまとまっていなくて見る価値ない気がするけど。
そのうちリライトするかもしれません。


点数 絵 80/100  音楽 80/100 システム 85/100
   シナリオ 100/150 キャラ115/150 思い入れ 30/50

合計 490/650 ESにつける点 80  ランク 43位(123ゲーム中)



ハズレキャラ、シナリオは無く、丁寧に作られた萌えゲー。
ただし、悪い言い方をすれば尖った部分の少ない平均的な萌えゲーという印象。
減点部分が少ない代わりに加点部分も少ないというか……。


前作「ショコラ」は叩き所が沢山あるが(システムの悪さ、モロにハズレのヒロインなど)、それを引いて余りある突き抜けた部分があった(香奈子シナリオと翠シナリオ)。

今作は叩きどころを大幅に改良し(システムがパワーアップ、モロにハズレのヒロインが消えた)たが、突き抜けた部分も消えてしまった(里伽子シナリオもそこまでじゃないし、里伽子シナリオ以外は正直凡庸)。


ちょっと「家族」を強調しすぎだった気がします。由飛・玲愛クリア時点で家族の話はお腹いっぱい。恵麻は文字通り家族だから仕方ないにしても、里伽子でまでやられるともうね。
しかも、家族の代表である恵麻はパルフェ中最も苦手なヒロインという不運も重なって、仁の行動がうざくてうざくて。
……いや、家族を優先するのは変じゃないし、恵麻を優先する動機もわかるんだけど……俺、恵麻好きじゃないんだもん。


私の中の「パルフェ」は「ショコラ」をより万人向けにした結果、
隙は無いけど魅力も落ちた二番煎じって印象なんだよなぁ。
ただ、念のためもう一度言っておきますと、萌えゲーとして水準レベルはあると思います。


あると思うけど……ESで2005年度1位、私の行くサイトさんでも高評価の嵐、私自身前作「ショコラ」のファン、と好材料が揃いに揃っていただけに、490点で終わったのには失望。500点は普通に超えて、525点(ショコラ・17位)も普通に超えるんじゃないかなぁなんて思っていましたから。
今回の「パルフェ」で、「この青空に約束を」への期待度が低下しました。



パルフェ終了―里伽子シナリオ―

img20060719.jpg


面白いか面白くないかと言われれば、面白かった。でも、かなり期待はずれ。


まず、楽しめなかった要因の一つとして、里伽子の左手に包帯が巻かれているCGを1枚(フェ○のCG)、プレイ前に見てしまったということがあります。
そうなると、恵麻シナリオとの兼ね合いで真相はかなり読めちゃったんですよね。


・里伽子が怪我をするとしたら、半年前の火事が怪しい(試しに、里伽子の12月24日までのCGを見返してみても、左手は1回も使っていない。食事のCGなんかは、左手を使わないのがとても不自然)。
・半年前の火事の時、仁は恵麻につきっきりで携帯を切っていた。
・仁は恵麻を溺愛しており(逆もまたしかり)、里伽子は軽く不満に思っているようだ。



という材料が揃っていたので、驚きの類は全くありませんでした。
もちろん位牌を救ったのが里伽子だったとか、ブレスレットのことまでは想像していませんでしたけど。
里伽子のCG1枚を見てしまったばっかりに、物語を楽しめなかったのだとしたら、非常にもったいないことをしたと思います。
しかし「たら・れば」を言っても仕方ありませんし、実際のところあまり評価は変わらなかったんじゃないかなという気もしないでもないです。


一番引っかかったのが『家族』というテーマでしょうか。
仁は家族を最も優先する、というシーンが結構出てきます。これが、どうも本当かどうかよくわからない。
というのも、仁は義姉の恵麻に対し過去に恋心を抱いていたわけです。現在のところはイマイチよくわかりませんが、抱き続けているようにも見えます。
恵麻は現在進行形で仁に恋しています。


この状態で、仁は家族を最も優先すると言います。本当でしょうか?
初恋の相手である『恵麻を優先している』だけに見えるのは、私だけでしょうか?
そういう見方をすると、里伽子へのプロポーズはかなり卑怯。
「俺は家族を最優先する。それだけは変わらない」→「だから、俺たちが結婚して家族になればいい」という流れなのですが、これは「結婚しないなら恵麻を最優先する。それが嫌なら(略)」という風に見えてしまいました。


……恵麻が攻略対象じゃなかったら……あるいは、恵麻が「初恋の君」だったという設定さえなければ、もっと素直に家族モノになった気がするのだけど……なんか仁が二股男に見えて、素直に感動出来なかったです。


……私が斜めに見すぎなんだろうか。


後、ノーマルエンドを先に見ないとトゥルールートに行かれない、というのもどうかなぁ。
バッドエンドは見る価値があると思うんです。実は一番気に入ったのがあのエンドなのですが(汗)、あの『枷』の表現はなかなか良かった。
でも、ノーマルエンドは……トゥルーエンドの最後を切り取っただけじゃないですか。それを先に見せる必要が果たしてあったのだろうか、という。


そうは言っても、この里伽子シナリオがパルフェ内で一番良かったのは事実。
ファミーユの制服を着るシーンは、結構琴線に触れるものがありました。


……恵麻と一人と仁+里伽子といった閉じられた家族じゃなくて、
「ファミーユ全体が家族です!」でよかったと思うんだけどな。
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