準々決勝 フランスVSウルグアイ(2-0)

・渋い好カードだったんだけど、睡眠不足の身に「固い展開」の試合を集中して観るのはきつかった。
2日で8時間睡眠は身体に応えますわ。
採点はなしで。一応ぼーっと見てます。

・やっぱりウルグアイは、スアレスとカバーニ、片方いないと途端に辛くなりますね

・名手ムスレラのまさかのミスでとどめ刺された

・フランスの2ゴールも、セットプレーとラッキーゴール(というかGKのミス)だからなぁ。
とはいえ、次の相手(ブラジル? ベルギー?)はブロック守備のチームじゃないし、
VSブロック守備に当たらないならフランスの『カウンター』が炸裂しそう。




娯楽度   5

フランス代表採点 

GK ウーゴ・ロリス  
RSB ベンジャミン・パバ―ル 
LSB リュカ・エルナンデス  
CB ラファエル・ヴァラン  
  サミュエル・ウンティティ 
DH エヌゴロ・カンテ 
CH コランタン・トリソ 
   ポール・ポグバ 
RWG キリアン・エムパべ 
LWG  アントワン・グリーズマン 
CF  オリビエ・ジルー 

監督 ディディエ・デシャン 

【欠場者】
CH ブレーズ・マトゥイディ (出場停止)


ウルグアイ 採点 

GK フェルナンド・ムスレラ  
RSB ディエゴ・ラクサール 
LSB マルティン・カセレス  
CB ディエゴ・ゴディン  
  ホセ・マリア・ヒメネス  
CH マティアス・ベシーノ  
   ルーカス・トレイラ  
   ナイタン・ナンデス   
   ロドリゴ・ベンタンク―ル  
FW ルイス・スアレス  
   クリスチャン・ストゥアニ

監督 オスカル・タバレス  

【欠場者】
FW エディソン・カバーニ 負傷

【展望】

ベスト8進出国の中ではブラジルに次ぐ盤石ぶりのフランスが、ここに来て今大会最大の難敵を迎える。
ウルグアイ。
『アルゼンチンよりも強いの?』と感じる方もいるかもしれない。
その問いに対する答えは、間違いなく『Yes』だ。

『曲者』という言葉がこれほど似合うチームもそうはないだろう。
ゴディンを中心に固められた守りはまさに鉄壁。
守備組織がまるで機能せず、個々がばらばらだったアルゼンチンとは違い、
ウルグアイはタバレス監督のもと、長時間をかけて熟成されてきた『完成されたチーム』である。
そして、そこから繰り出されるカウンターを仕留められる凄腕のスナイパーが、この国には2人もいる。
カバーニとスアレスだ。

ただし、そのカバーニがポルトガル戦で負傷交代をしてしまった。
現時点で彼がフランス戦に出場できるかは不明だが、出場できないとすれば大きな戦力ダウンと言わざるを得ないだろう。
とはいえカバーニが不出場だったとしても、その守備力には何の変りもない。
ウルグアイの守備を崩すことが出来なければ、PK戦の末敗退、という結末に至る可能性もある。
フランスにとって、油断できる相手ではない。


フランスはこれまで、オーストラリア、ペルー、デンマーク、アルゼンチンを破ってきた。
そのうち、デンマーク戦は消化試合であり、二軍を出場させたために参考にはならない。
この中で、最も苦戦したのはどの試合だろうか? 答えは初戦、オーストラリア戦だ。

オーストラリアは、今大会で猛威を振るったブロック守備……『引きこもりサッカー』を仕掛けてきた。そんなオーストラリアを崩すのに、フランスは苦労した。
その経験から、ペルー戦以降、フランスはジルーを先発させ、前線に基準点を置くようになり、
果たして快進撃が始まったのだ。

とはいえ、ペルー、アルゼンチンの2チームは攻撃的なチームで、オーストラリアのような『引きこもりサッカー』ではなかった。
前線にスペースが存在し、フランスの快速FWコンビ(エムバペとグリーズマン)は伸び伸びと自由を謳歌した。


だが、次戦の相手ウルグアイは『引きこもりサッカー』だ。前線にスペースはない。
足の速さは活かしづらい。そんなウルグアイを、ジルーを中心に崩すことが出来るか。
もしも崩すことができるなら、フランスは(恐らくブラジルが待つ)準決勝に駒を進める事だろう。
そして、その準決勝こそが、今大会の事実上の決勝になる事だろう。

ベスト16敗退国まとめ 

独断と偏見による印象順位

☆16位 アルゼンチン

名ばかり優勝候補ではあるのだが、前回大会準優勝国としてあまりに無残だった。
フランスに負けるのは仕方ないにしても、格の違いを見せつけられた、だけではない。
クロアチアにまで格の違いを見せつけられるのは言語道断だ。
チーム内はバラバラで、予選リーグで敗退しても全く不思議ではなかった。
攻撃ではメッシが一人で全てをやろうとしていた。
仮にも豪華攻撃陣を擁する国として、あまりに物足りない出来だったが、
いくらストライカーが良くても、中盤と最終ラインがあれではどうしょうもないか。


☆15位 スイス

約束された敗退、だ。スイスはいつもベスト16で散る。
リカルド・ロドリゲス、リヒトシュタイナーの両SBは堅実で、GKゾマーはさすがの安定感。
攻撃にも一人異彩を放つシャキリと、その中心をミドルシュートで固めるジェマイリやジャカといった
好タレントはいるが、今大会も頼りになるストライカーは現れず、いつもの『敗退ぶり』がまたしても繰り返された。
ベストゲームは、セルビア戦。決して悪いチームではないのだ、スイスは。
ただ、どうしてもベスト8に行ける気がしない。

☆14位 デンマーク

予選リーグの出来は悲惨の一言だったが、クロアチア戦では一変していた。
戦術完成度は極めて高く、タレントで勝るクロアチア相手に試合を優勢に進めていたほどだった。
守ってはGKシュマイケルが、鬼神の如きPKストップを繰り返し、物凄いオーラを放っていた。
一方で、クロアチア戦ではアンフェアな振る舞いも多く、個人的には非常にガッカリさせられた。


☆13位 日本

ベルギーを相手に大善戦を見せて、ポジティブな印象で大会を去った。
特に柴崎と乾のクオリティは高く、長友、香川、大迫も良かった。
しかし、GK川島は不安定で、最終ラインが空中戦に弱いのも以前のまま。
ベルギー戦は素晴らしかったが、予選リーグのパフォーマンスは良かったとはお世辞にも言えない。

☆12位 メキシコ

ドイツ戦の出来は完璧で、チチャリート、ロサーノ、ベラらが織りなす超高速カウンターは衝撃的ですらあった。
しかしそのドイツ戦で全てを出し尽くしたのか、徐々にパフォーマンスが低下し、
スウェーデン、ブラジルに完敗。結局は「いつもの」ベスト16で終わってしまった。
ドイツ戦の戦いぶりは素晴らしかっただけに、あれを継続できればベスト8以上も見えてくるのだが……。


☆11位 コロンビア

ハメス、ファルカオの二大エースが不調に喘ぎ、代役のキンテーロと波の激しいクアドラードに
頼らざるを得ない状況で、むしろよくベスト16まで上がれたものだと思う。
負けたとはいえ、1人少ない日本戦では怖さを見せつけ、セネガルにもギリギリ勝利し、
イングランド戦も良い所はまるでなかったが、最後まで食らいついた。
ただ、会心の勝利はポーランド戦のみ。
しぶとさは見せたが、彼ら本来の攻撃サッカーは花開かなかった。


☆10位 スペイン

クオリティは間違いなく高かった。
ポルトガル戦のナイスバウトは、今大会の予選リーグでのベストマッチだと思う。

しかし、大会直前のロペテギ更迭に振り回された影響もあってか(多分関係ないか)、
攻撃のオプション不足を露呈。
イスコ、シルバ、イニエスタにアルバらが連携するパス回しは美しいの一言で、前線にジエゴ・コスタという基準点も出来たのだが、ロシアの『人間の壁』を粉砕する事はできず、
GKデ・ヘアの不調ぶりも気になった。
トーナメントの組み合わせ的には、優勝も狙えるようなポジションだっただけに、早すぎる敗退となった。


☆9位 ポルトガル

難敵ウルグアイとの差は紙一重で、最後まで戦い抜いた。
グループリーグでは前述したスペインと好勝負を展開。
クリスチアーノ・ロナウド以外に攻め手が少なかったのは確かだが、彼を中心としたカウンターは切れ味鋭く、あのウルグアイの壁も一度はこじ開けた。
ベスト16敗退と考えると、もう少し上に行きたかったのも確かだが、スペインだけでなく、モロッコ、イランも想像以上に強かったグループリーグを2位通過、トーナメント1回戦はウルグアイと考えると仕方ない面もあり、
ベスト16敗退国の中では最もポジティブな印象を受けた。









トーナメント1回戦 イングランドVSコロンビア(1-1 PKイングランド勝利)

・泥試合

・あのさぁ、サッカーはボールを蹴るスポーツであって、人を蹴るスポーツじゃねぇから。
あと、痛がる演技をするスポーツでもないぞ。
コロンビアはバリオス君、ジェリー・ミナ君、クアドラード君、バッカ君。
イングランドはストーンズ君、マグワイア君、リンガード君、アシュリー・ヤング君。
呼ばれた生徒は、校長室まで来るように。他にも誰か忘れてる気がするけど、一々覚えてられないくらい問題児が多かったw


・試合は、両チームほとんどチャンスもないまま、ケインVSカルロス・サンチェスの競り合いで、
最初にちょっとケインが手を引っ張ったのに対し、猛然とやり返してしまったサンチェス君がPKを取られて1-0。そのままほぼチャンスがなかったものの、後半ロスタイムにウリベのシュート。
それで得たCKからジェリー・ミナが一発。延長に。

・カルロス・サンチェス君の無事を祈る。コロンビア人は頼むから、彼を殺すなよ。ほんと、頼んだぞ。エスコバルの件があるから心配だよ。


・コロンビアは、ハメスの不在が響いた。結局、ハメスが好調だったポーランド戦を会心の勝利で飾っただけで、セネガル戦は終始劣勢、日本戦は退場者の影響もあって負け、イングランド相手にも泥試合とあまり良い所が出なかった。ストライカーのファルカオが大会を通して不調で、クアドラードは相手によってはまるで通用しない。キンテーロは良かったが。


・イングランドにもポジティブな印象はなかった。結局、セットプレーを除いて得点パターンと呼べそうなものがない。

・準々決勝でスウェーデンと当たるが、スウェーデンの方が強いんじゃないかと思っている。

・唯一、ビッグトーナメントでことごとくPK戦に泣かされてきたイングランドが、今回初めてPKに勝った、というのはちょっと大きいかもしれない。これでPKへの苦手意識がなくなれば良いと思う。



娯楽度 4・5


イングランド代表採点  4

GK ジョーダン・ピックフォード 6
CB カイル・ウォーカー 5→マーカス・ラッシュフォード 5・5
  ハリー・マグワイア 4・5
  ジョン・ストーンズ 3
RWB キーラン・トリッピアー 6・5
LWB アシュリー・ヤング 3→ダニー・ローズ 5・5
DH ジョーダン・ヘンダーソン 4・5
CH デレ・アリ 5→エリック・ダイア― 5・5
LWG ジェシー・リンガード 4・5 
RWG ラヒム・スターリング 5→ジェイミー・ヴァーディ―  5
FW  ハリー・ケイン 6

監督 ガレス・サウスゲイト 5


コロンビア代表採点 3.5

GK ダビド・オスピナ  6・5
RSB サンティアゴ・アリアス 6→クリスチャン・サパタ ?
LSB ホアン・モヒカ  6・5
CB  ダビンソン・サンチェス 6 
   ジェリー・ミナ  6
DH ウィルマール・バリオス 5.5 
   カルロス・サンチェス 4・5→マテウス・ウリベ 5・5
OH  ファン・キンテーロ 4・5→ルイス・ムリエル 4・5
RSH ファン・クアドラード 5・5
LSH  ジェフェルソン・レルマ 4→カルロス・バッカ 3・5
FW ラダメル・ファルカオ 5

監督 ホセ・ぺケルマン  5

【欠場者】

OH ハメス・ロドリゲス(負傷)
FW  ミゲル・ボルハ(何があったかは知らないけど、ベンチ外になってました)

【展望】

ベルギーと同じ理由で、イングランドもまた予想が立てにくいチームだ。
ほとんどの国が4バック、もしくは5バックでこの大会に挑む中、イングランドは3バックである。
この独特のシステムはグループGのベルギーも使っているが、他に攻撃的な3バックを使っていたチームは(多分)ない。グループGに固まったのは奇妙な偶然と言うほかはない。

そのベルギーとの比較ではやや守備的だが、こちらの方がより『標準』に近いと言える。
極端に前傾姿勢のベルギーと比べれば守備的だが、世界標準から見ればイングランドは決して守備的な
チームではない。


イングランドの最大の武器はセットプレーである。
CBのマグワイアも上がって、攻撃に参加。
RWBのトリッピアーが送る鋭いクロスは高確率でケイン、もしくはマグワイアの頭を捉えるのだ。
また、サインプレー、トリックプレーも豊富で、セットプレーからの得点には相当力を入れているように見受けられた。

一方で、パナマにもチュニジアにも(ついでにベルギーにも)失点している点はいただけない。
このグループで3失点もするようではザルすぎる。
8得点は立派だが、それもパナマ・チュニジアが相手では素直に褒めていいものか迷ってしまう。


イングランドで解るのはそれくらいである。
守備は緩く、攻撃はセットプレーが中心。それ以上の事は今後の戦いで見定めていくしかない。

イングランドは近年、国際大会での不振が続いている。
今回、平均年齢の非常に若いチームは、グループ分けに恵まれたとはいえ、活き活きとプレー。
暗黒の時代に別れを告げ、新イングランドの栄光を誇示する、そんな大会にするためには
ベスト8……いや、ベスト4を狙いたい。
対戦相手には恵まれた。可能性は十分にあるはずだ。


コロンビアは、様々な意味で日本を助けてくれた『恩人』とも呼ぶべきチームだ。
グループH最強にも関わらず、日本戦では開始3分でサンチェスが退場。
それでいて日本以外にはきっちりと勝つ、本当にありがたいチームだった(なんだそりゃ)。

そのコロンビアだが、本来の大エース、ハメス・ロドリゲスは故障の影響で不振を極めている。
最前線のファルカオも1ゴールは決めたものの、まだ本来の力を発揮していない。
そんなコロンビアに現れた新星が、ハメスの代役キンテーロだ。
右サイドを疾走するクアドラードともども、コロンビアの最大の武器となっている。


日本戦、ポーランド戦では『強さ』を見せたコロンビアだが、
最終セネガル戦では終始押される苦しい展開だった。
この苦しい試合でもしっかり1-0で勝ち切ったのは立派だが、GKオスピナの再三のセーブがなければ引き分けどころか、負けていた可能性もあった。
クアドラードが完全に抑えられ、ファルカオは相変わらず沈黙していた。
『相手の長所を潰す』のが得意なセネガル相手とはいえ、明らかに格上のコロンビアが、大事な最終戦であのパフォーマンスは頂けない。
故障のハメスは戻ってくるのか。ファルカオはいつ復活するのか。
トーナメントの組み分けは上々だが、攻撃の二大エースの不振はコロンビアの行く手に暗雲を投げかけている。


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