これは酷い出来ですね……orz


やっぱアニメじゃひぐらしの良さを出すのは無理なのかなぁ。


鬼隠し編というのは、圭一が狂っていくお話なのですが、ゲームではそれを巧妙に隠していました。むしろ、周りの皆が狂っていくお話のように描いていた。
確かにそれは一面の真実で、圭一の主観で見れば周りの皆が狂っていった物語だったのです。
何気ない仕草を悪いほうに悪いほうに考えてしまう悪循環の中、とうとう圭一は周りが自分の命を狙っているという妄想にとりつかれます。


しかし、読者(プレイヤー)は、圭一の目線で物語を眺めるわけですから、当然「周りが自分の命を狙っている」といるように錯覚するわけです。敵の見えない恐怖、村中に命を狙われる恐怖はひぐらし内でも屈指でした。


だというのに。アニメ版では全然怖くないんですよね。それは視点が第三者のものだから。
圭一ですら一人のキャラクターにすぎないアニメでは、圭一がおかしいことは見え見えなんです。
これでは、鬼隠し編の面白さはちっとも伝わってこないと思います。
願わくば、ゲームをプレイしていないでアニメを見た方が、ひぐらしとはこの程度の作品なんだと錯覚しないように祈りたいものです。


細かいことを言うと。どうして「ごめんなさい」の幻聴を使わなかったの?
どうして、誰かが後をつけてくる『ぺたぺたぺた』の足音を出してこなかったの?
ゲームでは『嘘だっ!!』よりも、『ぺたぺた……ぺた。』が一番怖かったんだけど、なんでアニメでは出さないわけ? 納得いかねぇ。
音声使えるんだから、もっと効果的に使ってくれよ。


以上、ゲーム版ひぐらしのファンからの痛い言葉でした。


叩きまくってるけど、一応アニメ版は最後まで見ますよ。