今大会パッとしないながらベスト8に駒を進めた南米チーム同士の対戦。
この頃はどうなんだろう。まだアルゼンチンはそこまで認知されていなかったのだろうか。
南米の強豪といえば、ブラジルとウルグアイだったのかな?
というか、実はウルグアイは二度もワールドカップを制してるってことを知らない人多そう。
大昔の話と言われりゃそれまでなんだけど、フランスは一度、イングランドも一度、スペインもオランダも0ですからねぇ。
って、いきなりわき道に逸れすぎました。……だって、両者のここまでの試合を見ていると、いかにも期待できないんだもの。与太話でもしないとやってらんないっつーの。
じゃあ見るなよって話ですが、このカードで見るなって方が無理。我ながら矛盾しすぎ。


試合内容はC-。2-1でブラジルの勝利。
これまで散々ブラジルを叩いてきて今も全く気持ちは変わっていないのだけれど、もちろん良いところもある。
エースのリベリーノは、パス:A、ドリブル:A+、シュート:A、FK:Sのまさにパーフェクトな選手。現代サッカーでもちょっとこういう選手は見当たらない。
カカーのパワフル版といえばいいのかな。ちなみにこの人、後にJリーグの清水エスパルスの監督になりますよね。監督としては出来悪かったけど(笑)。
左サイドバックの、フランシスコ・マリーニョってのもなかなかいい。ロベカル並にガンガン上がってくる金髪の選手。
守備陣もパーフェクト。何せここまで5試合で失点1だもの。その失点1もFKを直接入れられたわけで、流れの中からの失点はない。
まぁ、良いところもないとベスト4にまで勝ちあがれないやね。もっとも(事実上の)準決勝、オランダに勝てるとは思えないんだけど。


ここからは敗退の決まったアルゼンチンについて。まずはデータを。

アルゼンチン代表。1次リーグ1勝1分1敗。2次リーグ0勝2敗。
攻撃 B- 守備 D スペクタクル C 総合 C-


正直ベスト8の実力があるチームには思えませんでした。
特にガタガタの守備陣はポーランドに3失点、オランダに4失点、今大会貧攻のブラジルに2失点、イタリア、ハイチにも点をとられています。5試合で11失点。
特にミス絡みの失点は多いし、何よりGKのカルネバリは最悪。ふらふら飛び出しちゃ相手にかわされるし、ポロリもあるし。もうちょっとマシなGKはいなかったのかね。
98年大会モロッコGKベンゼクリと並んで、私の見たワールドカップ出場GKの中では最低レベルでした。


CBのペルフーモって選手が一人頑張ってる印象があったのだけれど、オランダ戦ではズタズタにされた挙句、苦し紛れのラフプレーで印象ガタ落ち。
数少ないタレントはCFのウーゴ・アジャラ。アトレティコ・マドリードで活躍していた選手で、ケンペスっぽいプレイスタイルの選手でした。闘牛のように突撃し、闘牛士のように相手DFをひらりとかわす感じ。
4年後に得点王をとるケンペスは今大会は全くパッとせず。当時19歳なので、4年間で随分成長したんだなぁと。
成長したといえば、(いくら八百長をしたとはいえ)四年後のワールドカップでは優勝していますからね。今大会のあんまりな敗退から、かなり気合を入れてレベルアップに励んだようです。今大会のメンバーもケンペスしか残ってないしね。




全くかんけいないけど、サッカー1試合見逃して、ちょっとだけへこみました。