2次リーグ最終戦ですが、実質の準決勝。
これに勝った方が決勝に、負けた方が3位決定戦に進むわけですし。
ちなみに引き分けた場合は得失点差の都合上、オランダが決勝に進みます。
ここまでの戦いぶりを見ましても、オランダとブラジルには格段の差がありますし、オランダの方が圧倒的に優勢でしょうね。

では、試合に移りたいと思います。


……タイミング悪いなぁ。もう審判のレベルの低さについて書くの嫌なんですよ、本当は。


乱戦と言うに相応しい喧嘩サッカーでした。エルボーありラリアットあり、ローキックあり。
正直言ってブラジルは8人くらいオランダも4人くらい退場してていいと思う。実際は両チーム合わせてブラジル1人退場しただけだけど。


発端は、オランダ選手のバックチャージでしょうね。オランダ選手のバックチャージに、ブラジルの選手が怒って詰め寄ったら、詰め寄ったルイス・ペレイラにのみイエローカード。
ついでにクライフがルイス・ペレイラを挑発するおまけつき。
これにブチキレたブラジルは以後、ボールと関係ないところでニースケンスに後ろからエルボー食らわしたり(脳震盪起こしてた)、抜かれた後に相手選手に抱きついて(飛び掛って)止めたり、すごい試合に。ぶっちゃけ、やりすぎ。自制心無さすぎ。
むかつく気持ちはわかるけど、ワールドカップの準決勝なんだからさ。


オランダはオランダで、現在のプレミアリーグみたいなハードで時に荒々しいチャージを
繰り返していました。これはこれで問題ですが……。
オランダはボールと一緒に相手も蹴り飛ばす、ブラジルの方は試合そっちのけで相手を殴り飛ばすイメージ。


最後にはブラジルのルイス・ペレイラがとび蹴りをかましてようやく退場に。確かに退場でいいんだけど、今までのファウルにはカードすら出ないのに、突然のレッドカードに呆然ですよ。
今までとどこが違ったんだろう。まさか、今までのファウルは彼、見ていなかったんじゃ(笑)。



試合の方はといえば、オランダが2-0で勝利。
この試合で生まれたクライフの美しいボレーシュートを称して、彼には『フライング・ダッチマン』などという愛称があるんですが……この試合は、やっぱりボレーシュートよりも乱闘のイメージの方が強いなぁ。


さて、この結果により決勝に進むのはオランダ、3位決定戦に回るのはブラジルということになりました。では、次記事でブラジルについてまとめてみます。