(バ) GK ビクトル・バルデス B (ジョルケラ C-)

(レ)    カシージャス S (ディエゴ・ロペス C-)


GKはレアルの圧勝だ。共にカンテラ育ちの両者だが、カシージャスは今やスペインリーグ最高の守護神に進化を遂げた。


CB
(バ)    プジョール A   マルケス A-
      (テュラム A+ オレゲル B エジミウソン A-)

(レ)    カンナバーロ S  セルヒオ・ラモス C
      (エルゲラ B メヒーア B- パボン B-)


歴戦の勇士カンナバーロを加えたとはいえ、レアルの守備の脆さは一朝一夕に変わるものではない。名将カペッロがどの程度まで仕上げてくるか注目される。
バルサに関しては特に問題は無いはずだ。

SB
(バ) L ジオ B+ R ザンブロッタ S
   (LザンブロッタS シルビーニョ B- 
    Rオレゲル B- ベルッチ B)

(レ) L ロベカル A- R シシーニョ A
   (L ラウール・ブラーボ B 
    R サルガド A- セルヒオ・ラモス A-)

両翼をこなせるザンブロッタの加入で、バルサ最大の弱点は埋まった。
実に道理にかなった補強と言えるだろう。
レアルは左サイドの補強が急務だ。何故右ばかりにタレントを揃えたがるのか。


DH・CH
(バ)DH エジミウソン A CH デコ S ザビ・エルナンデス S
   (DH マルケス A- CH グジョンセン B+ モッタ B- イニエスタ A-)

(レ) DH エメルソン S ママドゥ・ディアッラ ACH ベッカム B (グティ B- エルゲラ B)


バルサの3センターは今年も健在。ファン・ボンメルが抜けたものの、グジョンセンの加入とイニエスタの成長で差し引きはゼロか。
最大の弱点であるDHに大物2人を獲得したレアル。
エメルソンとディアッラは共に大物だが、初体験となるスペインでどこまで本領を発揮できるのか。層も薄く、今年も弱点になる。


SH(バ) Lロナウジーニョ S Rメッシー A+
     (Lイニエスタ B- Rジュリー A)

バルセロナの華、ロナウジーニョとメッシーは今年も魅せてくれるだろう。
ただし、メッシーに特大の期待を抱くのは時期尚早かもしれない。
去年のスペインリーグの成績を見れば17試合で6得点。シーズンの半分も出場していないのだ。


OH(レ) カッサーノ A-
     (レジェス B+

世界最高のトップ下、ジダンの引退は果てしなく大きい。
だが、それは同時に新しいスター登場の可能性を示唆してもいる。
2年目を迎える問題児コンビ、カッサーノとスペインに戻ってきたレジェスの活躍に期待だ。



FW (バ) エトー S
      (グジョンセン B

   (レ) ロナウド A+ ファン・ニステルローイ A(ロビーニョ A ラウール B+ カッサーノ A- グティ B+ レジェス B+)


エトーの控えがグジョンセン1人というのはいかにも心配だ。ラーションの抜けた穴は大きく、便利屋グジョンセンで補いきれるかどうか。ここがバルセロナ最大の弱点となりそうだ。
レアルは無駄に豪華である。元々ダブつき気味のFW陣に新たにニステルを加えた。確実にゴールを量産するロナウドに、太っているとの指摘はいかにも浅はかである。183センチで94キロは確かに肥満だが、157試合で116ゴールの数字を見ればバッシングをされる謂れは無い。
 未来のブラジル代表エース、ロビーニョ。長期スランプ中のラウールの活躍も見たい。