……5年前、バラック以上に期待されていたドイツの超新星、
セバスチャン・ダイスラー選手(27)が、キャリアにピリオドを打ちました。


大きく期待されながら、2002年のワールドカップ、2004年の欧州選手権、
2006年のワールドカップと本番前に膝を痛め、出場できず。


近年は鬱病にも悩まされ、ほとんど見る機会もありませんでしたが、
出場した時のファンタジー、ドリブルのキレ、クロス精度はまさに
ドイツ一でした。


ヘルタ・ベルリンからドイツ一の強豪、バイエルンに鳴り物入りで来たことで
大きなプレッシャーに晒され、
度重なる膝の故障もあり、とうとう何も勝ち取れぬまま引退ということになりました。
27といえば、まだロナウジーニョやジェラードあたりと同世代。
まさか、カーンやショルよりも早く引退することになるなんて……。


ダイスラーのこれからの人生に、幸多きことを祈っています。