著者はリチャード・バックマン(スティーブン・キング)。評価はA+。
壮絶なるゼロサム・ゲーム。
これはもう、設定の勝利と言っていいでしょう。
ものすごい緊迫感に胃が痛くなりながらも、魅力的な登場人物たちに支えられ、
終わりまで一気に読んでしまいました。
友人たちが次々と死んでいくシーンは本当に悲しかったです。
みんな、頑張ってほしい。でも、みんなが死ななければ終わらない。
恐怖に関してはスティーブン・キングなので、覚悟をしていましたが、
まさか感動するとは思いませんでした。
先がかなり読める話なので、結末にはかなり注目をして読んでいました。
①主人公が生き残る
②主人公が途中で死ぬ(死ぬならガールフレンドが応援に来ているところかなと思ってました)
③何らかの事情でレースが中断(少年達の暴動など)
④主人公狂気にかられ、うやむやのうちに終了
⑤誰も生き残らない(ほぼ同時に死ぬ。あるいは、死の間際に勝利者ギャラティの声を聞く)
⑥その他
とりあえず、④だけは許せないなと思いながら、案外②か⑤なんじゃないかと
思っていました。
実際は①と④と⑤の合わせ技みたいな感じで、読者の想像に委ねるような終わり方でしたが……
要するに、主人公が勝ち残ったけど気が狂ってしまった、と。
伏線として、『勝ち残ったけれど、病院に運ばれて死んでしまった勝利者』の話が
出ていたけど、やっぱりかという。
一番納得がいくけど、あまり好きな終わり方ではないですね。
これだけ苦しんで頑張ったんだから、報いが欲しかったと思います。
これは作品の出来不出来ではなく、個人的な好き嫌いの問題ではありますけれど。
ただ、主人公を狂わせることによって、
一番狂っているのは誰なのかということを、うまく表せているとは思うんですよ。
つまり、一番狂っているのは、『殺し合いを楽しんでいる群衆たち』。
そして、『その殺し合いの物語を読んで、楽しんでいる読者たち』。
壮絶なるゼロサム・ゲーム。
これはもう、設定の勝利と言っていいでしょう。
ものすごい緊迫感に胃が痛くなりながらも、魅力的な登場人物たちに支えられ、
終わりまで一気に読んでしまいました。
友人たちが次々と死んでいくシーンは本当に悲しかったです。
みんな、頑張ってほしい。でも、みんなが死ななければ終わらない。
恐怖に関してはスティーブン・キングなので、覚悟をしていましたが、
まさか感動するとは思いませんでした。
先がかなり読める話なので、結末にはかなり注目をして読んでいました。
①主人公が生き残る
②主人公が途中で死ぬ(死ぬならガールフレンドが応援に来ているところかなと思ってました)
③何らかの事情でレースが中断(少年達の暴動など)
④主人公狂気にかられ、うやむやのうちに終了
⑤誰も生き残らない(ほぼ同時に死ぬ。あるいは、死の間際に勝利者ギャラティの声を聞く)
⑥その他
とりあえず、④だけは許せないなと思いながら、案外②か⑤なんじゃないかと
思っていました。
実際は①と④と⑤の合わせ技みたいな感じで、読者の想像に委ねるような終わり方でしたが……
要するに、主人公が勝ち残ったけど気が狂ってしまった、と。
伏線として、『勝ち残ったけれど、病院に運ばれて死んでしまった勝利者』の話が
出ていたけど、やっぱりかという。
一番納得がいくけど、あまり好きな終わり方ではないですね。
これだけ苦しんで頑張ったんだから、報いが欲しかったと思います。
これは作品の出来不出来ではなく、個人的な好き嫌いの問題ではありますけれど。
ただ、主人公を狂わせることによって、
一番狂っているのは誰なのかということを、うまく表せているとは思うんですよ。
つまり、一番狂っているのは、『殺し合いを楽しんでいる群衆たち』。
そして、『その殺し合いの物語を読んで、楽しんでいる読者たち』。