我ながら邪道かなとは思うのですが、並行プレイにより
本校系第2話までクリア、
分校系第5話までクリア、まで進めました。
それぞれの雰囲気を掴んでおきたかったので、ね。


☆分校系第5話までの感想

正直あまり期待していなかったのですが、思ったよりずっと面白いです。
とは言え、シナリオを云々するようなところまで進んではいないので、
シナリオの評価というよりも、日常描写の評価になりますが。
個人的には上原奏が一番好きなんですが……攻略できない(笑)。
ま、いいんです。
好きなキャラに振り向いてもらえない悲哀もまた、醍醐味なんです(悲哀というほどのもんでもないか)。暁先生いい男だし、仕方ねぇや。
ヒロインの中では、みさきちの株が上昇中。最初の印象では正直、
「愉快」ではあるけれども、「ヒロイン」としてはどうなのよと思ってましたが、
慣れてくると普通にいけます。それにみさきちが出てくると、奏もセットで出てくるし(そっちかよ)。

ここまではライトなノリでのドタバタが多い、いわゆる萌えゲー的な作りになっています。
個人的にドタバタは苦手なはずなのに、このシナリオは楽しめているので
当たり、と言ってもいいかもしれません。
地の文もちゃんと書き込んでいるのが好印象です。
……いや、そんなの当たり前なんだけど、ドタバタっていうと地の文書かずに
延々台詞だけで繋げるライターさんもいるからさ。


☆本校系第2話の感想

こちらは、それこそ語れるほどの分量やっていないけれど、
分校系との違いは肌で感じたつもりです。確かに、主人公が別人ですね(笑)。
こちらの方が、シリアス色を全面に出している印象があります。


☆全体の感想

音楽は今のところ、気に入ったといえるほどの曲はないけれど、
全体的に水準よりやや上という感じで、問題なし。
絵は顔はかわいいんだけど、なんだか身体の方がイマイチな気がするのは気のせい?
ま、かわいいからいっか。
システムもこれといって問題なし。


シナリオに関しては、分校系と本校系で印象がだいぶ違うのですが、
これを良いと見るか悪いと見るかは人それぞれかなと。

『一粒で二度美味しい』とか『角度変えればまたいい感じ(古)』とも思えるので、
私自身今のところは好意的に見ています。
大体、同じようなものを書かせるなら、単独ライターが書いた方がいいわけだし、下手に両者我慢して相手に歩調を合わせようとするよりも、お互い持ち味を存分に出した今回の形は、良かったかもしれません。


ただ、矛盾するようですが、整合性の点で辛くなってしまうのもまた、複数ライターが故。
中でも気になるのが、やはり主人公。


本校系は主人公がしっかりヒロインをサポートしていくような、頼りがいのある男ぶりを見せているのに対し、
分校系は周りに振り回される、ちょっと情けない青年ぶり。
……これ、絶対同一人物じゃねぇよな……。

シナリオ上、仕方がない面はあります。
本校系の主人公が頼りなかったら話がうまく進まないし、
分校系のガヤガヤ感を出すには、情けない主人公の方がやりやすそうではあるし。ただ、シナリオ上必要のないところは、極力情けなさを描かない方が良かったと思います。


だって、やっぱりどう見ても別人だよ。というか、「別人じゃまずかったんですか?」
「本校と分校にそれぞれ別の主人公を立てれば良かった話なんじゃ?」

と、友人O氏に聞いたら、「設定上立てられなかったんだろ。ネタバレなしじゃうまく説明できんけど」と言われたので、何か理由があるのでしょうけど……。