久々に、震え上がるような試合を見た。
スペインリーグ37節。首位レアルの優勝がかかった一戦だ。
2試合を残した段階で、レアルが首位でバルサが2位、セビリアが3位。
この3チームに優勝の可能性が残っている。
サラゴサは今年、ビクトル・フェルナンデスを迎え、
アイマールを中心に素晴らしいサッカーを見せてきた。
ホーム、ラ・ロマレダでは半年間負けていないらしい。
サラゴサホームのこの試合、シチュエーションだけをとっても最高の試合だった。
試合開始から、サラゴサが凄まじい気迫を見せた。
サラゴサには、レアルに入団を断られたガブリエル・ミリートや、その兄ディエゴ・ミリート。
元レアルのセラデスとセサールなど、何かとレアル縁の選手が多いためだろうか。
そして、前半30分。個人的にはミスジャッジに思えたのだが、とにかく微妙な判定で、
アイマールがエルゲラに倒され、PKを獲得。
これをディエゴ・ミリートが決めて1-0。
前半終了間際にはニステルのヘディングを、GKセサールが神セーブで防ぎ、
後半への期待を膨らませてくれた。実際、後半は死闘となった。
一方、他会場ではバルセロナがエスパニョールに2-1とリード。
このまま終われば、最終節俄然バルセロナが有利になる。
何せ最終節のバルセロナの相手は、降格の決まっているヒムナスティックなのだ。
後半開始からカペッロが動く。グティとイグアインの投入。
特にイグアインは鋭い突破を何度となく見せ、レアルの攻撃を蘇らせた。
サラゴサの方も、セルヒオを中心にサパテル、ピケが気迫のこもった守備を披露。
後半10分過ぎ、何を血迷ったかビクトル・フェルナンデス監督が、
守備固めに走る。
スピードが魅力のエベルトンを下げ、モビージャを投入。
臆病風に吹かれるにはあまりにも早すぎる時間だ。
そしてその直後、FKからニステルに決められ1-1。
今シーズン、果敢な采配で大躍進を演出したビクトル・フェルナンデスが、
ここに来て期待を裏切る迷采配を見せ、サラゴサは同点に追いつかれた。
後半30分。アイマールが極上のファンタジーで、DF3人をごぼう抜き。スルーパスからディエゴ・ミリートが決め、サラゴサ再びリード!
レアルもイグアインの飛び出しを武器に、再三サラゴサゴールに迫るも、
GKセサールが鬼のように止めまくり、試合を盛り上げた。
だが、またしても。
後半41分、ビクトル・フェルナンデスが臆病風にとりつかれる。
ディエゴ・ミリートに代えて、オスカルを投入。
確かに時間帯を考えれば、守備に走る気持ちもわかる。
しかし、チーム唯一の得点源、ディエゴ・ミリートを下げるとは何事か。
サラゴサの点取り屋がピッチを去った以上、レアルは全員攻撃が可能になってしまうではないか。
仮に下げるなら、アイマール。もしくはダレッサンドロを下げるべきだった。
愕然としていると、その3分後の後半44分。
レアルの波状攻撃を食らい、イグアインのシュートをセサールが弾いたものの、
弾いたところにいたのは得点王ファン・ニステルローイ。
レアルが土壇場で同点に追いついた。
そして。そのゴールと同時にバルセロナもまた、土壇場でエスパニョールに追いつかれ、
試合はそのまま終了。
レアルーサラゴサ 2-2
バルサーエスパニョール 2-2
セビリアーマジョルカ 0-0
と3試合全てがドロー。
結局、最終節を残して未だ3チームに優勝の可能性が残る、大接戦は継続されることとなった。
37節の戦いぶりは、まさに今シーズンのスペインリーグを象徴していた。
リーグ開幕から首位を快走しながらも、徐々に失速しとうとうレアルに捕まったバルセロナ。
リーグ開幕から出遅れ、痛烈な批判を浴びながらも最後の最後に巻き返し、
首位を奪還したレアル。
2強がつまずき、ここで勝てば! という時に決めきれず、3位に甘んじるセビリア。
優勝争いも残り1節。最早予想をする段階でもないが、
私は優勝はレアル・マドリードだと思う。勢いの差が、違う。
バルセロナの最終節の相手はヒムナスティック。ぬるい相手だ。
レアルの相手はマジョルカ。そして、セビリアの相手はビジャレアル。
ちなみに、私はセビリアを応援している。
相当厳しいが、バルサ、レアルが負けてセビリアが勝てば、セビリアの優勝だ!!
……バルサ、レアルが負けてもセビリアがおつきあいして引き分けたり負ければ、意味がないのだが。
……今節マジョルカに勝っておけば首位に並んだのに……。
スペインリーグ37節。首位レアルの優勝がかかった一戦だ。
2試合を残した段階で、レアルが首位でバルサが2位、セビリアが3位。
この3チームに優勝の可能性が残っている。
サラゴサは今年、ビクトル・フェルナンデスを迎え、
アイマールを中心に素晴らしいサッカーを見せてきた。
ホーム、ラ・ロマレダでは半年間負けていないらしい。
サラゴサホームのこの試合、シチュエーションだけをとっても最高の試合だった。
試合開始から、サラゴサが凄まじい気迫を見せた。
サラゴサには、レアルに入団を断られたガブリエル・ミリートや、その兄ディエゴ・ミリート。
元レアルのセラデスとセサールなど、何かとレアル縁の選手が多いためだろうか。
そして、前半30分。個人的にはミスジャッジに思えたのだが、とにかく微妙な判定で、
アイマールがエルゲラに倒され、PKを獲得。
これをディエゴ・ミリートが決めて1-0。
前半終了間際にはニステルのヘディングを、GKセサールが神セーブで防ぎ、
後半への期待を膨らませてくれた。実際、後半は死闘となった。
一方、他会場ではバルセロナがエスパニョールに2-1とリード。
このまま終われば、最終節俄然バルセロナが有利になる。
何せ最終節のバルセロナの相手は、降格の決まっているヒムナスティックなのだ。
後半開始からカペッロが動く。グティとイグアインの投入。
特にイグアインは鋭い突破を何度となく見せ、レアルの攻撃を蘇らせた。
サラゴサの方も、セルヒオを中心にサパテル、ピケが気迫のこもった守備を披露。
後半10分過ぎ、何を血迷ったかビクトル・フェルナンデス監督が、
守備固めに走る。
スピードが魅力のエベルトンを下げ、モビージャを投入。
臆病風に吹かれるにはあまりにも早すぎる時間だ。
そしてその直後、FKからニステルに決められ1-1。
今シーズン、果敢な采配で大躍進を演出したビクトル・フェルナンデスが、
ここに来て期待を裏切る迷采配を見せ、サラゴサは同点に追いつかれた。
後半30分。アイマールが極上のファンタジーで、DF3人をごぼう抜き。スルーパスからディエゴ・ミリートが決め、サラゴサ再びリード!
レアルもイグアインの飛び出しを武器に、再三サラゴサゴールに迫るも、
GKセサールが鬼のように止めまくり、試合を盛り上げた。
だが、またしても。
後半41分、ビクトル・フェルナンデスが臆病風にとりつかれる。
ディエゴ・ミリートに代えて、オスカルを投入。
確かに時間帯を考えれば、守備に走る気持ちもわかる。
しかし、チーム唯一の得点源、ディエゴ・ミリートを下げるとは何事か。
サラゴサの点取り屋がピッチを去った以上、レアルは全員攻撃が可能になってしまうではないか。
仮に下げるなら、アイマール。もしくはダレッサンドロを下げるべきだった。
愕然としていると、その3分後の後半44分。
レアルの波状攻撃を食らい、イグアインのシュートをセサールが弾いたものの、
弾いたところにいたのは得点王ファン・ニステルローイ。
レアルが土壇場で同点に追いついた。
そして。そのゴールと同時にバルセロナもまた、土壇場でエスパニョールに追いつかれ、
試合はそのまま終了。
レアルーサラゴサ 2-2
バルサーエスパニョール 2-2
セビリアーマジョルカ 0-0
と3試合全てがドロー。
結局、最終節を残して未だ3チームに優勝の可能性が残る、大接戦は継続されることとなった。
37節の戦いぶりは、まさに今シーズンのスペインリーグを象徴していた。
リーグ開幕から首位を快走しながらも、徐々に失速しとうとうレアルに捕まったバルセロナ。
リーグ開幕から出遅れ、痛烈な批判を浴びながらも最後の最後に巻き返し、
首位を奪還したレアル。
2強がつまずき、ここで勝てば! という時に決めきれず、3位に甘んじるセビリア。
優勝争いも残り1節。最早予想をする段階でもないが、
私は優勝はレアル・マドリードだと思う。勢いの差が、違う。
バルセロナの最終節の相手はヒムナスティック。ぬるい相手だ。
レアルの相手はマジョルカ。そして、セビリアの相手はビジャレアル。
ちなみに、私はセビリアを応援している。
相当厳しいが、バルサ、レアルが負けてセビリアが勝てば、セビリアの優勝だ!!
……バルサ、レアルが負けてもセビリアがおつきあいして引き分けたり負ければ、意味がないのだが。
……今節マジョルカに勝っておけば首位に並んだのに……。