プレミアリーグ優勝予想の記事に、チェルシーを推したのだけど、取り下げますわ。

理由は簡単。チェルシーというチームは、単なる強豪チームの一つに過ぎない。
その、単なる強豪を一躍、世界最強クラスのチームに引き上げたのは、
最高の指揮官、モウリーニョがいたから。


そのモウリーニョを、オーナーのわがままという馬鹿げた理由で追い出してしまった今、
今シーズンのチェルシーが優勝できる確率は、万に一つも無くなったと思う。
まー万に一つもってのは大げさにしろ、候補筆頭から4番手にまで格下げになったのは確か。
金儲け優先主義、ブランド優先主義のチームは優勝できない。

ベッカム、ロナウド、オーウェン……銀河系軍団レアル・マドリードの没落を見よ。
そう、優勝したのは、当時ロナウジーニョを筆頭に新しい時代を築こうとしたバルセロナだった。

ジャパンツアーにシーズン途中のエジプトツアー、世界最強と謳われたFCバルセロナの昨シーズンを見よ。
優勝したのは、イタリア的現実主義と根性に裏打ちされたカペッロ・レアルだった。

そして、シェフチェンコと共に沈没した昨シーズンのチェルシーを見よ。
キャリック以外の新戦力も無しに開幕を迎え、悲観論の囁かれたマンUが覇権を奪回した。



アウェイのマンU戦を見た。ランパードとドログバが故障でいなかったのはわかる。
前科持ちミケルが、今回ばかりはミスジャッジで退場させられた不運もわかる。
けど、なんだね、あの試合は。まるで、虎に脅える鼠のようなチェルシー。
後半に入ると、苛立ちを隠せず不必要なラフプレイに走る、チーム一の技巧派ジョー・コールの姿には涙すら出たよ。
相手にボールを返すという最低限のモラルも忘れた、2年前の王者。
うろ覚えだから正確な数字ではないけど、枠内シュート数1本対15本だっけ? 


モウリーニョの要求したリチャーズは、マンCで奮闘してる。
リチャーズを蹴って、オーナーが連れてきたベンハイムは何をした?
バラックは、シェフチェンコは、チームに何をもたらした?


結局、チェルシーという船は、アブラモビッチと共に浮上し、アブラモビッチと共に沈没する運命にある。
だから、単純にアブラモビッチがいなくなれば良いというわけにはいかない。
ただ、今回の一件でアブラさんのサッカー界での名声は地に落ちたといえる。


新監督のグラントさん。正直この人じゃ厳しいよ。早く新しい監督を連れてくることを祈る。
現在無職で有能な監督となると、リッピ、カペッロ、クリンスマンといったところか。
カペッロとアブラモビッチは絶対合わないと思うけど。
そういや、コ・アドリアンセってポルト首になった後どこに行ったんだっけ?
彼も無職かな?


まーとにかく。僕はアーセナルファンなわけで、チェルシーが没落していくのは嬉しいといえば嬉しいんだけど。
しかし、こういっちゃなんだけど、モウリーニョという監督は、ベンゲルと同じくらい好きだったんだよね。だから、とても残念。
早く、新しいチームでのモウリーニョ監督の姿が見たい。