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はっきり言って凡作だったなと。


パロディを駆使した掛け合いは楽しい。やってて飽きない。それは認める。
だけど、それだけじゃやっぱり、ものたりないです。
個人的に「つよきす」が何でヒットしたのかも良くわかっていないんだけど、
このゲームは「つよきす」の二番煎じなんですよ。


・掛け合いが面白い(パロディを多用)

・シナリオは無い

・舞台は港町(横浜ですよね。前回は横須賀だったかな?)

・いじられ役がいじられる。タカビーお嬢様。強気なキャラ多い。姉。漢。
などなど


これじゃマンネリですよ。僕はタカヒロ氏の作品は「つよきす」と今作しかやっていないので、
正確なことは書けないのですが、こうも似た作品を出してこられると、
この人、これしか書けないんじゃないかと。
三番煎じ、四番煎じを作り続けていくのはちと厳しいんじゃないかと思っちゃうわけです。


感動系のゲームなんかだと、似たような作品をリリースしてもさほど気にならなかったりするんだけど、
パロディ中心のギャグだけで、何作も作られてもなぁという。


シナリオ評価はこんな感じ 
森羅B->>>美鳩=未有=夢C>>>>>>>>>>>>>>>>紅子D->>>>南斗星E

ヒロインはこんな

美鳩B>夢B(同じBでも美鳩にはほんの僅差で落ちる)>>>>未有C+>>>森羅=紅子C>>>>>>>>>南斗星D-


そして何より。
錬の父親は、結婚してから奥さんを2回も亡くしてグレてるのに、どうしてこのゲームのエンディングでは
錬の結婚生活を描かないのかと。


このゲームでハッピーエンドを描くなら、錬が父親の轍を踏まず
掴んだ幸せを離さないこと。
要するに結婚生活を描かなくちゃ駄目じゃないかと思うんですが。
結婚どころか、単にいちゃいちゃしてる姿をハッピーエンドと言って見せられても、
ぜんぜん意味が無いってゆーか。
極論すればハッピーエンドは老夫婦でご登場願ってもいいくらいなのに。