★吸血殲鬼ヴェドゴニア White night 評価 A- 著者 種子島貴

最近、ニトロプラス原作のラノベを読む機会が多い。
今回のヴェドゴニアは、ゲームとしては全くのノーマークだったのだけれど、
図書館で借りられたので読んでみたが、なかなか面白かった。
血みどろの吸血鬼が表紙というのは、ちょっと悪趣味だとは思ったが……。
身構えていたほど、グロくなかったのも良かった。……なんか、全然感想になっていないけれど、
とりあえず面白かったということで。

機会があったら、ゲームの方もやってみても良いかも。ニトロのゲームは
ファントムくらいしかちゃんとやっていないんですよね。
ただ、ファントムやラノベで触れた限りじゃ、虚淵氏作品は「当たり」という感触を得ています。


★斬魔大聖デモンベイン ド・マリニーの時計 評価B- 著者 古橋秀之

ドクターウェストが大活躍する短編集。
個人的に、ドクターウェストのノリは大好きなんだけれど、この本のウェストはほとんど笑えなかった。
わずかに1度、キューティーハニーネタでは笑ったけど。これは多分、相棒のエルザの出番が少なかったことも影響していると思う。
やっぱり、エルザあってのウェストだと思うから。

内容は、いかにも、デモンベイン的なバトルもの「ド・マリニーの時計」。
世界各地で様々な異形に絡まれる「遺跡破壊者」。
ドクターウェストがアーカムシティで悪戦苦闘する「破壊の序曲」の3本。

「破壊の序曲」は短く、テンポが良くて読みやすい。
「遺跡破壊者」は、意外なところで「鼻行類」ネタを見つけて少し嬉しくなった。「ド・マリニー」は、著者自らが語っているように、デモンベイン入門といった内容でした。


★ストライクウィッチーズ スオムスいらん子中隊がんばる 評価 B
★ストライクウィッチーズ スオムスいらん子中隊恋する  評価 B+ 
著者 ヤマグチノボル
2巻の重要なネタバレがあります。注意











シリーズものなので、一緒に。
萌えっ娘美少女が、空で戦うという、いかにもなお話。
空戦よりも、萌えっ娘の方に比重が置かれていると思われます。
男性キャラが皆無で、百合要素が豊富というのも特徴。読む人を選びそうですが、個人的には百合好きなので歓迎です。
というか、百合嫌いだと「恋する」の方は、全然楽しめないと思う。


「がんばる」は、智子(ツンデレ)が、反発していた仲間(いらん子中隊の面々や、武子)に対して素直になり、絆を深めていく話。
「恋する」は、智子(ツンデレ)が、反発していた技師(糸川)に対して素直になり、絆を深めていく話。

という、非常にわかりやすい内容になっております。先読み可能であります。
ただ、そんな単純な話なのに、読ませてしまうあたりはさすがだなと。
「恋する」の方が評価が高いのは、智子が「がんばる」に比べて格段にかわいいのが1つ(正直ドレスの挿絵のせいかもしれない)。「がんばる」に比べて格段にエロいのが1つ(苦笑)。

ストーリーの根幹部分の評価は、基本的に同じです。


「がんばる」についている世界地図を見ると、大体の元ネタ国家がわかるのですが、敵のネウロイというのはどこなんでしょうか?
作品の時代設定が1930~40年くらいということもあって、最初ドイツかなと思ったんですが、カールスラントとかいうのがドイツですよね、きっと。
オストマルク(オーストリア+ポーランド?)がいきなり侵攻されてて、カールスラントも激戦区で、スオムス(バルト三国のあたり)と国境が接しているということは、Orussia(ロシア)か、バルトランド(スウェーデン+ノルウェー+フィンランド?)あたりなんでしょうかね。

……読み落としだったら、↑はかなりはずかしい書き込みになりますが……。