突如ロシアが覚醒した。
眠れる大国は、第1戦スペイン戦、第2戦のギリシャ戦ともにピリっとしないパフォーマンスに終始。
取り立てて大きなインパクトを残せなかったこの国が、第3戦で別のチームのように変貌してみせた。
エース、アルシャビンの存在はここまで大きかったのか。出場停止明けのこの男が、まるで皇帝のようにロシア攻撃陣に君臨。
スウェーデンを粉砕してみせたのだ。

この日のロシアのパフォーマンスは、オランダ、ポルトガルにも並ぶ恐るべき破壊力を秘めていた。
ただし、そのパフォーマンスがどこまで続くのか。そして、チャンスの山を外し続けたフィニッシャーの力不足が、オランダに劣る点だろう。
とはいえ、とても楽しみなチームが、ユーロ開幕12日目にして新たに生まれた。


選手の採点はこちら。

スウェーデン

イサクション 75
ニルソン 25→アルベック ?
メルベリ 40
ハンソン 45
ストール 40
ダニエル・アンデション 40→シェルストレーム 55
スベンション 40
リュングベリ 55
エルマンデル 45
ヘンリク・ラーション 40
イブラヒモビッチ 45

ロシア

アキンフィエフ 70
イグナシェビッチ 65
コロディン 60
アニュコフ 65
ジルコフ 80
セマク 60
ジリヤノフ 75
セムショフ 65
ビリャレトディノフ 65
パブリュチェンコ 65
アルシャビン 85