グループAをぶっちぎりの強さで突破した優勝候補ポルトガルと、
大会前優勝候補と目されておきながら、グループBで苦戦したドイツ。
勢いのポルトガルが優勢ではあるが、大舞台での戦い方を知っているドイツも侮れない。
というのが、試合前の雑感。


デリケートなジャッジだったのは認める。仕方のないミスだとも思う。
だが、バラックのあからさまなプッシングを見逃してしまった審判が、ドイツの勝利を決定づけた。


ドイツはセットプレーを十分に活かした省エネで、得点を量産した。
この勝負強さは見事だと思う。また、不振のマリオ・ゴメスを外し、06のスタメン、シュバインシュタイガーを起用したのも成功した。
彼の正確なキックから、ドイツは得点を積み重ねたのだ。MOMも当然だろう。


ポルトガルはロナウドを抑えられたのが痛かった。随所にらしさは見せたものの、グループリーグほどの輝きはデコにもヌーノ・ゴメスにもなかった。
本来延長になるべきところを敗退に追い込まれてしまったとはいえ、
確かにドイツのパフォーマンスの方が上だったのも事実だった。

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ポルトガル

GK リカルド 55
CB リカルド・カルバーリョ 50
   ペペ 45
RB ジョゼ・ボシングワ 55
LB パウロ・フェレイラ 50
DH ペチート 55→エルデル・ポスティガ 60
CH デコ 60
CH ジョアン・モウチーニョ 45→ラウール・メイレレス 50
RH シモン・サブローサ 40
LH クリスチアーノ・ロナウド 65
CF ヌーノ・ゴメス 55→ルイス・ナニ 65

ドイツ

GK イェンス・レーマン 60 
CB クリストフ・メッツェルダー 55
   ペア・メルテザッカー 55
LB フィリップ・ラーム 45
RB アルネ・フリードリヒ 25
DH シモン・ロルフェス 60
   トマス・ヒツルスペルガー 60→ティム・ボロウスキ 55
LH バスティアン・シュバインシュタイガー 70→クレメンス・フリッツ 50
OH ミヒャエル・バラック 60
RH ルーカス・ポドルスキ 60
CF ミロスラフ・クローゼ 55→マルセル・ヤンセン ?