☆3巻 評価 A+

「ホーム(町内含む)コメディ」+「ちょっといい話」なシリーズですが、
この3巻は「とってもいい話」でした。
とってもベタな展開なんですが、思わずうるっとしてしまいました。
お気に入りのシリーズになりそうです。

☆4巻 評価 A

この作者さんは、ベタな展開にも関わらず、面白いと思わせる表現力がありますね。
いつのまにか、共感してしまったりクスりとさせられたり……巧いなぁと思います。

宮沢賢治が出てきたのは笑いました。
ところでイヨさんの外見が変わらないのはなぜなんだろう?
1、2巻読んだのは二月ほど前ですが、そこに書いてあったっけ?
まぁ、偉大な錬金術師だから、の一言でスルーできてしまいますが。

☆5巻 評価 A-

5巻はコメディ色全開の物語でした。
個人的には「ちょっといい話」の方が好きなんですが、
ここまで笑わせてもらったからには、高評価をつけざるを得ないといったところ。

にしても、「ルルルル、オレサマオマエマルカジリ」に大爆笑してしまいました。ここでまさかの女神転生ネタとは……。

後は、吉永さん家のママが実はかなりの萌えキャラだったということ。

一方、敵役の松川&ゴールデンボーイズの頭が、ちょっとおかしすぎたのは減点かな。

☆6巻 評価B+

似非ミステリ風味+「いつもの」。
ただ、今回は和巳が中心なのでいつもに比べて大人しい話になっています。
やっぱり、双葉が暴れてくれないとなんとなく調子でないかも。

後、桃ちゃんと恋愛する和巳がちょっと見たかったかな。

☆7巻 評価B+

悪くはないんだけど、ちょっと弱かったかなと。

☆8巻 評価 A

相も変わらず、ベタなんだけど巧い。
佐々尾さんの老夫婦の絆が胸を打ちました。
真新しい設定とか、想像を絶する展開にはならないんだけど
「こうなったら面白いだろうな」、「こういう展開になってほしいな」という
期待を裏切らないんですよね。

なので、名作とか、魂が震えるという域には至らないのですが、
安心して身を任せられる良作を連発してくれるのが
このシリーズの特徴と言えるでしょう。

後、作家さん地味に日本史好きですよね(笑)。
隠してもわかりますw(隠してないか)。
歴史を扱った回に傑作が多いことからも、日本史への愛を感じるです。


☆9~10巻 評価 B+

今回もタイムスリップのお話。さすがに「またか」という印象でした。
悪役っぽい人が出てきたのも微妙にマイナスです。
というのも、『ガーゴイルシリーズ』はバトルが面白いわけではないからです。


☆11巻 評価 B+

夜空に描く、ガーゴイルの粋な演出が最大の見どころでしょうか。
目を閉じて想像して楽しむことのできるシーンは好きですね。