2007年01月

Gift 途中経過④ 霧乃編クリア

……またキモキャラですか。
シナリオを盛り上げるためのキモキャラ自体は否定しないけど、
現在4シナリオ中2シナリオ、綸花シナリオのあの女(個人的にはギリギリ白)
も入れれば3シナリオでのキモキャラ起用はちょっと多すぎやしませんか??
何処あのにもキモキャラいたし、呉氏はよほどキモキャラが好きなんだなと。
おいらは、キモキャラは大嫌いです。
つーか、性格だけでもキモいんだから、顔までキモくしたらいかんよ。
存在自体がグロになってしまうじゃないですか。


そのキモキャラだけど……演出下手すぎ。

前半のシナリオ展開はキモキャラがウザいことを散々しでかして、
あまつさえヒロインの身に危険が迫ったところを、主人公が間一髪間に合い、
キモキャラをぶっとばーーすな展開です。
はい、キモキャラをぶっとばーーしちゃうんですね。
その時の台詞

主人公「どりゃああああ」 キモキャラ「うぎゃあああ」
主人公「まだまだぁぁ」  キモキャラ「ぐぎゃあああ」


……あのですね。
ストーカー行為を繰り返し、自分の好きな娘をレイプしようとした輩をですよ?
やっと追い詰めたわけですよ。これから懲らしめてくれとそう思うわけですよ。
別にグロ描写を期待とかじゃないけど、うんと懲らしめてほしいわけですよ。
マジで全身の骨をばらばらにしてもいいくらいの憤りを、
社会的に抹殺したいくらいの憤りを、
主人公もプレイヤーも覚えているはずなのですよ。
それをですね。
「どりゃあああ」「うぎゃあああ」で済ませてしまったんですよ。
こんな肩透かしはないっしょや……
その挙句に示談でしょ? もう話にならんよ。
なんかコメディみたいに改心してるけど、アリエネーです。
ふざけるのもたいがいにしてほしい


つーか、このストーカーもやることが中途半端だよなとは思うね。
レイプまで考えるくらい、度胸がある(=イッちゃってる)なら、もう少し
やりようがあるだろうよ。
盗聴器は使わないのか?
上履きを隠すよりも、ズタズタに引き裂いた方が良くないか?
霧乃が電話を落としたなら、絶対拾うだろう。
運転手が拾った=運転手の前を走ってたストーカーが拾わなかった
ってのはどう考えてもおかしい。
霧乃の個人情報満載な携帯に見向きもしないなんて、ストーカーの風上にもおけんよ。


なんか、おいらが危ない人みたいになってきた(笑)。
んじゃキモキャラのことはひとまず忘れてそれ以外の感想を。


最初はかわいいと思った霧乃は、実際かわいいっちゃかわいいけど、
やればやるほど霧乃の根暗な部分と、莉子の良い女っぷりが目立つような。
大体、春彦がピアノど素人だからって、霧乃がピアノをミスる理由が説得力皆無
『心がつながっているから、ピアノど素人の春彦の心の影響で霧乃がピアノをミスる』
という前提ですよね?
この前提で考えると、『ピアノは心で弾くもの』ということになりますよね?
でも、この前提おかしくないか? 確かにピアノは心を表すかもしれない。
弾き手の感情が音色に合わさって、メロディに表情を与えるかもしれない。
でも、春彦の心が演奏ミスという形で霧乃のピアノに現れるというのは……ね。
ピアノは心で弾くといっても、そんな即物的な意味ではないと思うのですが。
大体本当にダイレクトに現れるなら、ピアノを全く弾けなくなるような気がするし。
普通に弾けるけどミスが多くなるってのはありえないよ……。


となると、実はこれは呉氏のフェイクで、単に霧乃がそう思い込んでいただけ
という可能性も出てくる……というより、その可能性が高い。
最初から霧乃のピアノとGiftは全く関係なかったんだよ。きっと。
この考えで物語を読んでも、全く破綻しないはず。
霧乃はGiftのせいだと思い込むことによって、勝手に自信を無くし、ミス。
Giftを返してもらうことによって、勝手に自信を回復したから演奏成功。


つーか、前半のキモキャラ中心ストーリーと、後半の過去バナが全くといっていいほど噛み合っていないのは仕様ですか?
そして、敢えて改心という形をとったキモキャラ様は、結局活躍しないんですね?
絶対最後の最後で良い奴ぶって株を上げると思ったのに。
ベタではあっても、存在理由が不明よりはマシなんじゃ……。

……っていつのまにかまた感想がキモキャラ様の話になってるし。


要するに根暗な霧乃大先生によるミスリードに、いつ気づけるかで霧乃シナリオの面白さは変わってくるかもしれない。
けど、前半はどう考えてもガチで糞。後半は気づかなきゃ糞。
気づいても話自体は大したこともないから、良シナリオとは言えませんな。


……フェイク云々、もしおいらが盛大に勘違いしていたらはずかしいなぁ(汗)。

Gift 途中経過③縁編クリア

……これは酷い。


千紗編の感想のところで、綸花と千紗のシナリオ間で整合性がとれていない
話を書いたのですが、この縁シナリオはナラカの襲来ということで、
綸花シナリオとは整合性がとれるのですね。
千紗シナリオとはとれないけど。これは、最後までやって初めてわかる類のことなのかも。
しかし、あまりにぶっ飛んでたナラカという設定が、綸花編以外で出てくるとは思わなかった。
このナラカという設定をうまく活かせるかどうかが、ギフトの評価を決しそうな気がします。
そしてそれはあまり分の良い賭けではないような。


もちろん、最後の二人をやってみないと何とも言えないけれど、
個人的にはこのゲーム、ダカーポよりもよほど何処あのに似てると思う。
ダカーポの二番煎じというより、何処あのの二番煎じといった方がよほどしっくり来る。
つーか、ナラカが何処あのの、シルクハットのおじさんにしか思えないんですが。


さて、縁シナリオの感想について書いていきます。


私が萎えた最大の理由は、元気玉的展開について。
「おらにみんなのGiftをくれ」って、この展開自体も萎えるのだけど、
何より千紗編に出てくる『薄汚れた大衆』に比べて、
縁編では『振込み詐欺に騙されそうなくらい良い人だらけ』ってのは何?


人間にはいろんな面があるということなのか、
縁と千紗の人望の違いなのか、千紗の周りにたまたまどうしょうもない奴ばかりが
集まってしまったのか。


フィクションだからいいのかもしれないけど、
『性格がとても良いように思える女の子(店の常連程度の知り合い)の頼みとは言え、
わけのわからない与太話をされて、一生に一度しかないGiftをくださいと言われて、
普通Giftをあげるか?』ということ。


あげると答えた方、あなたは立派です。世界中の皆がそうならいいとも思います。
でも私は
『なんか良い娘だと思ってたけど、実は危ない人だったのか?』と感じてしまい、
Giftを渡さないと思います。
いくらゆかりんの人望が厚いからって、昨今詐欺が横行する世知辛い世の中で、
そんな無警戒なことしてたらあっという間に破産ですよ。
もちろん、ゆかりんの親友クラスの知り合いなら話は別でしょうが、
街の皆からGiftが届くのは都合が良すぎるなぁと。
念の為に言っておきますと、これが『みんな良い人』を地で行く
ほのぼのストーリーなゲームなら、私もここまで叩きません。



他には美凪=姫というのがバレバレなところ。
縁の自殺・悲壮な決意→Gift失敗までの展開も
千紗編を読んで『心からお互いが同意しないとGiftは失敗する』ことを
知っていればこれまたバレバレなところ。
そして最後は元気玉。
ここまで揃うとちょっと弁護出来ないなぁ。


ま、ゆかりんはかわいかったし、幕の引き方は良かったと思うけど。


次は霧乃に行こうと思います。明日(今日)は仕事が忙しそうだから、プレイできるかすら危ういけれど。


Gift 途中経過②千紗編クリア

魔女っ娘千紗編をクリアしました。

シナリオのテーマは良かったと思います。というか、珍しい。
ギャルゲーを数こなした皆さんには思い当たると思うのですが、
ギャルゲーって家族をテーマにした物語が多いですよね。


けど、ギャルゲーでテーマになる家族の形ってのは意外にワンパターンで、
家族が死んでいたり、どうしょうもない親だったりで家庭環境が貧しいパターン、
もしくは家族の存在が希薄な主人公(orヒロイン)を前提としているものが多い。
そして、血の繋がりがない者同士が、大きな家なりなんなりに同居することによって、
暖かな絆をつむいでいく、というパターン。
古くは『家族計画』、その他『マージ』でも『パルフェ』(パルフェはやや変化球ですが)でも、
何でもいいんですが、この形が多かったりします。


しかし、この千紗編は、暖かな母に守られていた娘が、親離れをするというテーマ。
これはギャルゲーではほとんど見たことがありません。その点は評価したいと思います。
また、シナリオ全体でも『魔女っ娘』『偽Gift』といったアイテムが、
これまた親離れにぴたりと嵌まるのも見事。
事前にきちんとプロットを立てて、完全に物語を組み上げてから書いたことがわかります。
一方で、綸花編と同じく、部分部分のインパクトはそれほどでもないんですよね。
プロット通りに書きすぎたのかもしれません。
プロットを脱線して筆の勢いに任せたまま、変な方向に突っ走ったと思われる
『何処あの』とは好対照と言えるかもしれません。


ただ、シナリオテーマからしょうがないのですが、千紗ちょっと自己中の甘えん坊のマザコンだよね……。
いや、まー1●歳だししょうがないとも思うけど。
千紗とマザコンぶりで大差ないおいらに言えたことじゃないか。自立しなきゃなぁ。
でもホント、主人公よく頑張ったと思うよ。


それにしても、呉氏ってよくキモキャラ出すよね。絵が無かっただけ良かったけど、キモすぎです。
何処あのにも、性格は悪くないキモキャラいたよね。あれはホントかわいそうだったけど。
今回は性格がまずキモいからなぁ。



さて、ここからは千紗編以外のお話。

さほど気にはならないのですが、日常会話が寒すぎ。

「ビックリ団」を連呼する登場キャラ達にはマジでビックリです。
別に一回くらい言ったって目くじら立てないけど、しつこいがな。
そもそも、ビックリマンシール世代を対象にしたゲームとはとても思えないんだけどな。


日常台詞での「やおら」の連呼も気になる。
やおら、って一般的な単語とは思えないんだけどなぁ。
意味はわかるけど、日常会話に頻繁に出てくる単語なのかねぇ。
他に、「わろてるで」も多いような。
「おっはー」も含めて、ちょっとセンスを疑う。


それと、これは本来全部やってから書くべきことなんだけれど、
シナリオ間の整合性が不安。
綸花シナリオが突っ走りすぎていて、他のシナリオとのバランスが明らかに悪そうなんですよね。
最後にまとめるのならともかく、少なくとも現時点では
綸花シナリオと千紗シナリオの整合性はとれていません。


というのも、綸花シナリオでは世界の終焉にも繋がりかねない敵(ナラカ)がいて、
主人公の春彦が綸花に手助けをしない限り、ナラカは倒せないという展開。
だとすると、春彦が綸花に手助けをしない未来では世界が滅んでしまうはず。
春彦と綸花が結ばれたことによって、ナラカという敵が出現したのならば話は別だけれど、そういうわけでもないし。


残りは縁・霧乃・莉子。どういう順番がいいのでしょうかねぇ。
縁→霧乃→莉子順が安全でしょうか。



Gift途中経過① 綸花編クリア

綸花編クリア。長ぇ。
実際にプレイしていた時間も結構長かったし、体感も長かった。
別に退屈だったわけじゃなくて、話の山が3つくらいあって
『これで終わり? あ、まだなんだ。今度こそ終わりか? いや、まだ続くの?』
って感じだったからじゃないかと。
質の方は一番期待していなかったヒロインにしては上出来、かな。まずまずでした。


やはり呉氏は不安を掻き立てる描写が巧いと思う。
このシナリオだと、奈美という何を仕出かすかわからない
自己中基地外女の怖さが不気味……というと、奈美がかわいそうかな。
自己中だけど、終わってみればそんなに悪い娘じゃなかったし。
そういう、実際以上の不安を煽るのはなかなか巧いと思います
(別にホラー作品じゃないのでほどほどですが。これは『水夏第3章』や『何処あの』でも
そうでした)。


剣道部との確執、ストーカー娘、魔物、Giftといった、いろんなアイテムを
うまくまとめた良シナリオに仕上がっていると思います。
ただ、盛り上がりには残念ながら欠けるかな。良くも悪くもパズルのようにピッタリとはまるので、
どのピースがどこにはまるか途中で全部わかっちゃうんですよね。


次は千紗に行こうと思います。
良くも悪くも、今仕事が緩いので、一気に行っちゃおうかなと。

Giftプレイ開始

とりあえず、全員個別ルートに入るところまで勧めました。

所感はというと、可も不可もない凡庸な萌えゲーかなと。
特に惹きつけられる要素は無い反面、特に辞めたくなるような要素も無く、
なんとなく全員やりそうな感じ。


ダカーポのパクリとか二番煎じとか言われてますけど……ん~、まぁ似てるっちゃ似てるな。
莉子と霧乃の立ち位置が音夢とさくらに似てるし、桜の力とGiftも似てるし。
しかしそもそもライターがダカーポのサブライターの呉氏なんだから、
こういう場合どんなに似ていてもパクリって言うのか? という。
パクリ議論は面倒であまり好きじゃないので、この辺にして。


キャラはまぁまぁかわいいです。
今のところ、好み順的に①縁②莉子③千紗④霧乃⑤綸花。
ちなみにやる前のファーストインプレでは、①霧乃②千紗③綸花④莉子⑤縁。
やっぱ、プレイ前の印象なんてアテにならないって事ですかね。
それを言うなら、プレイ途中の印象もアテになりませんが(笑)。


何故こういう順位になるかというと、ヒロインのせいというよりは主人公のせいなんですわ。
以前、水夏1章をやったときも思ったんだけど、呉氏の書く主人公はボケが寒すぎる。
寒すぎるのにボケ担当なんですね。
よって、的確なツッコミを入れてくれる莉子や千紗、逆にボケ倒してくれる縁との会話には
リズムが生まれますが、大人しい霧乃、まじめな綸花との会話は主人公の寒いボケばかりが
クローズアップされてしまうんですな。


つーか、「おっはー」とメンチ切るはヤメてください、お願いします。



シナリオに関しては
倫花と千紗は、荒唐無稽なシナリオになりそうで、あまり期待できず。
莉子と霧乃はGift関連のシナリオになりそうで、なんか小さくまとまりそうな雰囲気。修羅場アリとのネタバレを踏んでしまったため、修羅場に期待。
となると、予想できないのが縁か。ある意味一番楽しみ。


その他に関しては……絵は好み。
音楽は可も不可も無いけど、まーお世辞にも良いとは言えないやね。
システムは、これまたダカーポに似てるけど……使いにくいよ、コレ。


というわけで、まずは綸花からいこうと思います。
記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール

fee

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ