2007年03月

キッチン/満月 要約

感想のところで書いたんですが、回想シーンが頻繁に挟まれるため、
要約がえらい不恰好になってしまいました。ご了承願います。


☆キッチン

桜井みかげは幽霊大学生。母も父も亡くし、長い間二人暮しをしていた祖母もつい先日亡くなってしまった。うちひしがれ、部屋を探す元気も無いみかげの元に、一つ年下の田辺雄一が訪ねてくる。生前、祖母が足を運んでいた花屋でアルバイトをしていた彼は、みかげを自分たちの家に迎えにきたのである。みかげは、雄一の誘いを受け、田辺家を訪れることにした。

田辺家の台所を気に入り、くつろいでいると、雄一の母(?)えり子が帰宅する。えり子は夜の仕事をしている魅力的な美人だが、雄一によれば実は男性であるという。えり子と雄一、二人暮しの田辺家にみかげは居候することに決めた。


昔の恋人、宗太郎に呼び出されたみかげは、大学でみかげが田辺家にいることが噂になっていることを知る。その噂が原因で雄一は彼女と別れたらしい。
宗太郎の健全さがみかげにはつらかった。彼と会うときまって自分が惨めに思えてしまう。彼と別れたのはそれが原因だった。


雄一が新品のワープロを買ってきた。早速みかげの引越しはがきを打つ雄一。
自分のせいで、雄一が彼女と破局したことを気に病むみかげを、雄一は「君のせいじゃない」と慰める。しかし、みかげは田辺家をできるだけ早く出なければと思い悩むのだった。

バスの中、祖母と孫のやりとりを見て、みかげは祖母を想い泣いた。時間が、みかげを置き去りにしていく。時はみかげの気持ちを鑑みることなく、ダッシュで流れて行ってしまうのだ。

祖母と暮らしていた部屋を引き払う日、雄一は手伝いに桜井家へとやってきた。「君はまだ元気が無い。利用してくれよ。焦るな」。雄一の言葉にうなずくみかげ。
しばらくの間、田辺家にお世話になることに決めたみかげに、えり子がつぶやく。「誰かを育てることで人は一人立ちできる。一度絶望しないと、本当に捨てられないものが何か、本当に大切なものが何かがわからない」。

みかげは雄一とえり子のいる田辺家のキッチンを、とても居心地よく感じていた。


☆満月

夏に料理を学んだみかげは、大学をやめ料理の先生のアシスタントになり、秋の始めに田辺家を出た。そして、秋の終わりストーカーと刺し違えてえり子さんが死んだ。
葬式後しばらく経ってから、雄一の電話でみかげはそのことを知った。祖母を亡くした時と同じか、それ以上の孤独を感じるみかげ。
最後にみかげがえり子に会ったのは夜のファミリーマートだった。
まだみかげが田辺家にいた頃、雄一の母の思い出を語ってくれたのもえり子だった。病室にも生き物が欲しいと願った妻に、パイナップルの鉢植えを買ってきたえり子さん。しかし、妻は死の間際、死がしみこむ前にパイナップルを持って帰ってほしいと、えり子さんに頼んだという。


久しぶりに再会した雄一とみかげ。雄一はえり子の死後、悲しみから逃れるように酒浸りになっていた。「私たちのまわりは、いつも死でいっぱいね」。
ぽつりぽつりと会話を交わす二人。軽口を叩いたみかげに、「君の冗談が聞きたかったんだ」と涙を流す雄一。そんな雄一をみかげは抱きしめる。
“雄一がいたら何もいらない”。ふと、そんな言葉が胸に浮かんだ。
雄一はみかげに、ここに住んでくれと頼む。「女として住んでほしいのか、友達として住んでほしいのか」と問うみかげに、わからないと雄一は答えた。


翌朝、寝ぼけ眼で田辺家の電話に出たみかげ。すると電話はすぐに切られてしまった。
バイトで、明後日から3泊4日の伊豆取材へ同行することになったみかげ。そこに朝電話をしてきた女性(奥野)が乗り込んでくる。嫉妬心にかられてみかげを口撃する女性を撃退した夜、雄一と喫茶店に入るみかげ。雄一の優しい仕草に触れ、その仕草が奥野にも向けられていただろうかと考えると、嫉妬をしてしまうみかげだった。


出発前日、えり子さんの仕事仲間であるちかちゃんに誘われ、昼を一緒に。そこで雄一の気持ちを聞かされる。みかげがいない間、一人で寂しいという雄一に、ちかちゃんは宿の紹介をしたという。宿の地図と電話番号を、ちかちゃん
に強引に渡される。


伊豆初日の夜。苦手な料理ばかりで空腹のみかげは、食べるものを探して外出する。カツ丼を待つ間、雄一に電話。
2人の気持ちは緩やかなカーブを描いていた。ここを過ぎてしまえば、2人は今度こそ永遠のフレンドとなる。永遠に恋人にはなれない。だというのに……無常にも電話は切れてしまう。

やがて来たカツ丼があまりにおいしくて、思わず持ち帰りを頼んでしまうみかげ。雄一にも味わってほしい。そんな気持ちが胸に広がり、衝動的にタクシーに乗り、雄一の宿へ。

無事雄一にカツ丼を届けた帰り際、「雄一を失いたくない。2人で生きていきたい」とみかげが告白。「これからはもっと男らしいところを見せてやる」と雄一は応じた。


最終日、みかげのホテルに東京から雄一の電話が届く。駅まで迎えに来るという雄一。自分を待っていてくれる彼を思って、暖かな気持ちになるみかげであった。





会話と心理描写が主体の物語なので、要約には不向きでした。
2人の気持ちがカーブを描いている、だとか、時間がダッシュで自分を置き去りにしていくなど、印象的な描写は敢えてそのまま入れましたが、やや浮いてるかも。
要約では浮いていますが、本編ではぴったりはまった感動ポイントなんですけどね。

夢見師 途中経過② 奈緒クリア(バレなし)

奈緒編後半の息を呑む展開で、夢見師が良作ラインに乗った模様です。

ごめんなさい、今の今まで夢見師嘗めてました。
設定に惹かれて買ったのに、ずっと放置してごめんなさい。
プレイしてもいないのに、糞ゲーの香りがするなどとほざいてごめんなさい。


確かに華はありません。というかおもいっきし地味です。
ギャグは正直やっちまった感が漂うこともあります。
キャラもそこまで魅力的とは思えません。絵もまぁ普通です。
音楽は主題歌を除いて平凡です。主題歌は良いです。
ですが、シナリオが良いのです。しんみりとした中に、驚きと緊迫があるのです。


このゲームの最大のポイントは、選択肢にあるかもしれません。
選択肢でここまで悩むゲームは久しぶり。君望以来かもしれません。

どこにいったらそのヒロインに会えるかとか、どう答えたら好感度が上がるかとか、
もっとダイレクトにどの選択肢を選べばどのエンドが見られるか、といった
感覚が無いんです。


どの選択肢を選べば、そのヒロインを救えるか、なんです。
もちろん、好感度処理、あるいはフラグ管理の意味合いでは普通のギャルゲーと同じつくりです。
ですが、選ばせる選択肢がとにかく究極なんです。
そして、どれを選べばより良い(正解とは言いません。正解の選択肢などないからです)、答えなのかは、
今までのテキストから判断できるようになっています。


そういえば、これPC18禁……要するにエロゲーに移植されらしいですね。
追加ヒロインも出てるみたいなので、やる人はそっちをやった方がいい……のかな?


ただ、一応いっておくとヒロインの非処女率は高いです。
僕はヒロインが処女だろーが非処女だろーが気にしないのですが(ヤリマンじゃなきゃおk)、
僕の友人には処女信仰を持っていらっしゃる方も約1名いますので(笑)。
購入時の参考になる方はしてください。


では、いよいよ、最終シナリオ咲夜編に向かおうと思います。
ここで大コケしなければ、4作連続(「夜明け前より瑠璃色なPS2版」「最果てのイマ」、「ひぐらしのなく頃に祭」)の500点も夢じゃないです。


……なんか500点超えてるのは確かなんだけど、夜明けなを良作というのは抵抗があるな……むむむ。
やはり、シナリオじゃない部分で点を稼いでいるからかしらん(主に絵とシステム周り)。

夢見師 途中経過① 夏子編バッド(ネタバレ)

ダメな奴は何度やってもダメ。

ということで、2度繰り返しても夏子を救うことはできませんでした。


しかし、妻を亡くした夫が基地外になって娘であるヒロインを不幸にするってこの図式
……なんか、世界ノ全テでも見たような。
世界ノ全テをプレイ済だったので、早々にピンと来て展開が読めてしまいました。

……まさか、ここまであたるとは思わなかったし、世界ノ全テをやっていなけりゃ
わからなかっただろうけど。


「ガガーン!」が口癖の少女など、ライターのセンスが20年ばかり遅れているのが
気になるところではありますが、
まずまず面白い感じ。最後までやるモチベーションが湧いてきました。

夢見師 プレイ開始(バレなし)

開始1時間の感触としては、悪くはないです。
テキストは淡々としていて味気ない反面、すっと内容が入ってきて退屈をさせないので、
少なくとも下手ではない。
何より嬉しいのがフォントの大きさ。ひぐらし祭は字が小さくて、ストレスたまりましたからね。


これは、ギャルゲーだけではないですが、テレビゲームは字が命です。
文字が読めないんじゃ話になりません。PCゲーとは違って、テレビから
離れてプレイするんですから、そこら辺はわかってくれないと。
特にテキストゲーの場合は、字が読めないと致命的。
これはバグと同じで、ダイレクトにメーカーの信頼性に傷をつけるので、
もう少し考えてほしいです。


と、夢見師から話がそれました。


キャラは……奈緒とかいう後輩ヒロインがうざいっすね……。
アウトコースです、これは。
この手のシナリオゲーは全員クリアするのが基本だと思うのですが、
化けない限りこのヒロインはやりたくねーなぁ。
もちろん、シナリオが面白ければ全員やりますけど。


シナリオは、1日を2回繰り返すという変わったタイプの時間モノ。
この設定だけで、ずっと気になっていました。
僕はループ・過去未来転移・輪廻転生を含めて、時間モノが大好きなのです。
しかし、プリンセスソフトという会社から出た時間モノには
「夏色の砂時計」「sakura雪月華」と煮え湯を飲まされ続けているので、
正直この夢見師にも過度な期待は抱いていません。
もっともこの2作とはライターが違うので、色眼鏡をかけるのもかわいそうかもしれませんが。


中身の話に移りますと、主人公が馬鹿すぎるのがちょっと気になります。
まず、1日を2回繰り返していることに、どうして2回目の月曜で気づかないのでしょう?
学校に通っているんだから、時間割ですぐに気づくはずです。もちろんすぐに、1日を2回繰り返しているという結論には至らないと思いますが、違和感くらいは当然感じるはずでしょう。


それに、1日を2回繰り返すとわかったならわかったで、何ですぐに検証を始めないのでしょう?
僕だったら、1回めと2回目で行動を思いっきり変えて、どちらの行動が次の日に継承されるのか確かめると思います。
たとえば、1回目の火曜はノートに①と書いて、2回目の火曜はノートに②と書く。
1回目の水曜にノートを見て、①と書いてあるのか②と書いてあるのか、それとも①も②も書いてあるのか。
2回目の水曜にノートを見て、①と書いてあるか②と書いてあるか、それとも両方書いてあるか。


そうやって、日にちの繋がりを調べるくらい、バカでも思いつくはずです。
主人公は世界が繰り返しているのか、自分が繰り返しているのか、なんてトンチンカンなことばかり考えていますが、そんなことを考えている暇があるなら、日々だらだらとすごすんじゃなくて何かしましょうよ。
1回目と2回目を同じようにすごしているだけじゃ、いくら考えても下手な考え休むに似たりにしかなりませんがな。




ひぐらしのなく頃に祭 澪尽し編終了(ネタバレ注意)

細かい粗が結構あったのは気になりましたが、面白かったです。
エンタメとして割り切って楽しめるか、冷静になってしまうかが評価を分けることでしょう。


とにかく、次々と難関を突破していく畳み掛けるような展開、
何度戦っても勝てなかった相手を、1つずつ打ち破っていく快感を満喫いたしました。
意志の力が運命を打ち破る、熱い展開に見事に乗せられてしまい、
十分楽しむことができました。


一方で、オヤシロ様の物理的介入は余計だった気がします。
「……本当の奇跡なんて何一つ起こっていない。全て、信じあえば起こって当然」
と書いておきながら、実際には銃弾をオヤシロ様パワーでよけまくり、というのは
どうなのかと。
迷っている人間に助言をして肩を押すとか、そこら辺までがせいぜいの許容範囲だと
思っていたので、ちょっとな~と思いました。


そもそも、冷静になってしまうと、既に負けの決まっている鷹野と一騎打ちなんてする
梨花にというのもおかしな話だし、いくら敗者を出さない工夫といっても、
そこまでの余裕が梨花にあるのかと。
今まで何千度もやられてきた相手。勝利を目前にして、危険な賭けに出るというのは
考えがたいのですが。
もちろん、それによって鷹野も救済され、ドラマ的には盛り上がったわけですが、
不自然。まー、私みたいに十分楽しめた人間にとっては小さなシミ程度で済みましたが、
気になる人はこれだけで、作品を全否定したくなるような爆弾だったのではないかと思います。


他にも、『魅音』と『詩音』の誤字が2箇所以上あったこととか、
(入れ替えトリックすらあるこの二人をライターが間違っちゃいかんだろ)
キャラの呼び名が所々間違っているところ。
そして、『部活メンバー』という呼称の違和感など、いくつか気になる粗もありました。


澪尽し編ではクラス全員が部活に入ったはずなのに、
部活メンバーという呼称で圭一グループを表すのは不適切ではないかなと。
というより、なんでクラス全員を部活メンバーにせにゃならんかったのか、というのも不可解。


総合すると、悪くない移植だったと思います。が、手放しで賞賛するほどの
移植でもなかったのは事実。
PC版とPS2版を比べて、後発のPS2版の方が全てにおいて上回っていてほしいものなんですが、
これからプレイされる方にどちらを勧めるべきかというと……正直迷いますね。


絵は改善され、声も満足、萌えイベントもやや追加されているので、
萌えゲーファンには、PS2版でしょう。
一方で、新規追加されたシナリオは良くもなく悪くもなくというところで、
ひぐらしの名を貶めることはないにしろ、原作を超えるものではないのも事実です。
というか、魅音と詩音のミスとか、部活メンバーとかオヤシロ様頑張りすぎとか、
不満点がPS2新規部分に集中しているというのが、なんとも。


何より、せっかく選択肢を作ったんだから、ヒロインを選ばせろと!
何で魅音ルート確定なのかと。レナ派の俺は小一時間問い詰めたい。
それから、ESでBC9さんが書いていたけど、詩音とレナの待遇が悪すぎます(特に詩音)。


次は、夢見師というゲームをやろうと思います。設定は面白そうなので、よほどのことがないかぎり、1人はクリアすると思います。
多分、ね。
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