2008年06月

Euro2008 ベスト23&総括

今大会は結局、王者スペインという意外な結果をもって終了した。
だが、強く印象に残るのはスペインでもなければドイツでもなく、
グループリーグで驚愕のパフォーマンスを見せたオランダ、
そのオランダを見事なスペクタクルで破ったロシア、
奇跡を起こし続けた神話のチーム、トルコの3国だった。

とりあえず、ベストの23人を選んでみる。


GK 3枠

エドウィン・ファンデルサール(オランダ)
イケル・カシージャス(スペイン)
ジャンルイジ・ブッフォン(イタリア)


ベストキーパーはオランダのファンデルサールだ。守備はもちろん、攻撃の基点として正確なロングスローを見せ、
破壊的な攻撃を最後尾から支えていた。
カシージャスは、王者スペインの堅守を支えた守護神。
ブッフォンの活躍がなければ、イタリアはベスト8まで上がれなかっただろう。

他に目に付いたのはポーランドのボルツ、ルーマニアのロボント、トルコのヴォルカンの3人。
前者2人はチーム成績から除外し、ヴォルカンは退場処分により惜しくも選出から漏れた。


DF 7枠

セルヒオ・ラモス(スペイン)
ジオバニ・ファンブロンクホルスト(オランダ)
ハリド・ブーラルーズ(オランダ)
ハミト・アルティントップ(トルコ)
ユーリ・ジルコフ(ロシア)
ペペ(ポルトガル)
デニス・コロディン(ロシア)


元々センターバックというポジションは地味なポジションで、選ぶのが大変なのだが、今大会はことに難儀した。
イタリア、フランスといったセンターバックの産出国は低迷し、ドイツも中央の守備は堅くない。トルコはセルベトが目を惹いたものの、欠場も目立ち、ポルトガルのカルバーリョもそこまでではない。

結局、純正のセンターバックはわずかに2人。ロシアの強シューターコロディンと、ポルトガルで脅威の得点力を見せたペペを選出。


右サイドバックは目を惹く人材が多かった。オランダの右サイドを完全に封じたブーラルーズ、トルコの大黒柱アルティントップ、ロシアの技巧派ジルコフ、スペインの若き闘将セルヒオ・ラモス。
また、選出こそしなかったものの、ポルトガルのボシングワも良かった。
対照的に左サイドは人材難も極まり、オランダのいぶし銀、ジオくらいしか思いつかなかった。


MF 7枠

8枠入れようかと思ったが、FWにタレントが多かったので7枠とする。

ウェズレイ・スナイデル(オランダ)
デコ(ポルトガル)
ルカ・モドリッチ(クロアチア)
クリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル)
ダビド・シルバ(スペイン)
バスティアン・シュバインシュタイガー(ドイツ)
アルダ・トゥラン(トルコ)


個人レベルで今大会、明らかに別格だったのがスナイデル、デコ、ロナウドの3人。毎試合核の違いを見せつけ、真のワールドクラスの輝きを見せた。
揃いもそろってベスト8で敗退してしまったのは残念。

モドリッチ・ラキティッチ・スルナ・クラニツァルといずれも質の高い働きを見せたクロアチアの中盤から、モドリッチを選出。スルナも選びたいところだが、SHは人材の宝庫なので今回は遠慮してもらった。
トルコ奇跡の火付け役、アルダは19歳の超新星。彼の勢いがトルコを乗せたといっても過言ではない。
ドイツ攻撃陣でほぼ唯一の輝きはシュバインシュタイガー。彼の孤軍奮闘がチームを支えていた。
クワトロ・フゴーネスは日替わりヒーロー。それぞれに良い日もあり、悪い日もあったため、ベスト23には選びにくい。そんな彼らの中で最もコンスタントに活躍していたのがシルバだ。決勝で輝いたザビ・エルナンデス、準決勝で輝いたセスクも、一試合だけでは……。


惜しくも選ばれなかった選手を挙げていく。
まずは前述のクロアチアのスルナ。次に名前が挙がるのがスイスのハカン・ヤキンだ。
彼の場合やはりチームの成績が足を引っ張ったと言える。
オランダのロッベンの、フランス戦での輝きはスナイデル・デコ・ロナウドの真ワールドクラスと並ぶビッグバンだったが、さすがに1試合の活躍では選べない。
オランダのカイトも、当落線上だった一人。ロシア戦でもう少しインパクトを残すことができたなら……。
ドイツのポドルスキは大会序盤、大活躍を見せたが、トーナメントに入る頃には輝きが消えていた。
中盤の底という、地味なポジションではオランダのエンヘラール、デヨング、ドイツのフリングス、スペインのセナ、イタリアのピルロ、スイスのインレル、ロシアのセマク、ジリヤノフが印象に残った。
ただ、ポジションがら地味なせいもあって、デコ、モドリッチ、スナイデルの3人には及ばない。

今大会はいわゆるトップ下というポジションを、ほとんどのチームが置かなかったため、10番タイプの選手は全くといっていいほど選出されていない。


FW 6枠

アンドレイ・アルシャビン(ロシア)
ダビド・ビジャ(スペイン)
フェルナンド・トーレス(スペイン)
ロマン・パブリュチェンコ(ロシア)
ニハト・カフベチ(トルコ)
ルート・ファンニステルローイ(オランダ)

大会得点王のビジャよりも、むしろ今大会はトーレスの活躍が光っていた。決勝でのゴールはもちろん、それ以外の試合でも彼の質の高い動きには魅せられっぱなしだった。
ビジャの選出にも異論はないだろう。
ロシア脅威の2トップ、アルシャビンとパブリュチェンコ。アルシャビンが輝いたのはわずか2試合だったが、その輝きは周囲を圧倒していた。
決定力の低さが気になるものの、終始パブリュチェンコはゴールを狙い続け、3ゴールという結果を出した。
トルコの攻撃を支えたのはやはりニハトだろう。奇跡の男セミフももちろん、
23人候補の好選手だが、トルコの攻撃はニハトが核だった。
ファンニステルローイは、グループリーグで最強の破壊力を誇ったオランダの、欠くことの出来ぬエース。ロシア戦でも延長に持ち込むゴールを決めた。


惜しくも落選した選手は、スウェーデンのイブラヒモビッチ。彼もまたチーム成績のため落選となったが、怪我を抱えていたにもかかわらず違いを作り出していた。
次にクロアチアのオリッチ。ドイツ戦勝利の立役者は彼だろう。


国別

スペイン 4人
オランダ 5人
トルコ  4人
ロシア  4人
ポルトガル3人
ドイツ  1人
クロアチア1人
イタリア 1人


……概ね、成績どおりの人数が選出されているが、オランダとドイツの2カ国のみが成績とかけ離れた選出人数になっている。
それだけオランダにはインパクトがあったし、ドイツにはインパクトが無かったのだろう。
無論決勝まで上がってくるというのは、実力がなければできないこと。しかし
その上で言わせていただければ、
クロアチア・ポーランド・オーストリアという超ヌルグループで、クロアチアに負けて2位通過。
ポルトガル戦は審判の判定に助けられ、2-2のところを3-2で勝ち抜け、
トルコ戦は試合前から相手が満身創痍であった。
このように言い訳で塗り固めようと思えば、いくらでも塗り固められるのがドイツの躍進だった。


ちなみに大会公式のベスト23はこちら(赤字はマイベスト23にも入っている選手)。

GK
カシージャス(スペイン)
ブッフォン(イタリア)
ファン・デル・サール(オランダ)




DF

マルチェナ(スペイン)
プジョール(スペイン)
ラーム(ドイツ)
ジルコフ(ロシア)
ボジングワ(ポルトガル)
ペペ(ポルトガル)

MF

セナ(スペイン)
シャビ(スペイン)
セスク(スペイン)
イニエスタ(スペイン)
バラック(ドイツ)
ポドルスキ(ドイツ)
ハミト・アルティントップ(トルコ)
ズリアノフ(ロシア)
モドリッチ(クロアチア)
スナイデル(オランダ)



FW
トーレス(スペイン)
ビジャ(スペイン)
アルシャビン(ロシア)
パブリュチェンコ(ロシア)



GKとFWは全被り。一方MFは明らかに異なっていますね。

夢見白書 途中感想②幽水クリア(バレあり)

実の子供に霊奈とか幽水とかいう名前をつける親ってどうよ……。

というツッコミはさておいて、一応無難な出来だった幽水ルート、クリアしました。
姉妹の証言が食い違うという点が見所なのでしょうが、逆に言うと見所はそれだけ。
特に大きな穴はなく、無難にまとまっているのですが、前作ファンとして、
期待していたクオリティとはだいぶ開きがあります。

また、1つのシナリオとしては無難ですが、全体を見渡して見てみると、
環が完全に空気(これは、他のヒロインシナリオでもそうなりそうだな……)、空が単なる気まぐれ女(逆恨みでネチネチ責められるよりはマシだけど)、のように、本当の意味では解決していない気がするんですよね。

序盤では良い親友ぶりを見せてくれる陽と夢伽も、後半は恋愛関係で主人公が立ち直っていくので、めっきり出番も少なくなり……。


それと、この作品、どうも「もしも明日が晴れならば」に似てる気がするんです。
ヒロインが死んだり、死神が出たり、悪霊化したり。
別にパクリとかそういうことは言いません。
言いませんが、どうしても比較してしまった結果、もしらばよりも感動度で数段劣るんです。


……うーん。夢見師が好きだったから特攻したけど、これだと次作の特攻はナシかなぁ。
次は空に行く予定です。環以外は大体どの選択肢を選べばクリアできるのかわかるので、環を最後にします。

夢見白書 途中感想①霊奈クリア(バレあり)

これは……地雷を引いてしまったかもしれません。
クライマックスまではひたすら間延びする展開が続き、
クライマックスでは超展開が繰り広げられ呆然→エンディング、です。


……まさかヒロインにタコ殴りにされて、レイプされるとは思いませんでした。
言いたいことはそれだけです。くすん。

夢見白書 プレイ開始(ややバレ)

OPまで約1時間、OP後約10分までプレイ。

設定を知っている以上、ここまでは予定通りなわけだけど、
ちょっと空の主張(あんたが告白しないから環が死んだ)はどうかと思った。


主人公がヘタレなのは間違いないけど、それとこれとは話が別っていうか。
結果論に過ぎないし、告白できなかったことは罪でもなんでもないし。


主人公がそう思いこんじゃうのは無理からぬこととは言え、
周りが、それも主人公を支えてあげるべき人が主人公を糾弾してどうすんのよ。


OPまでは微妙に間延びしたけど、ようやく面白く(といっては不謹慎か?)なってきた夢見白書。
これからの巻き返しに期待です。

加奈おかえり クリア(ややバレ?)

随分飛び飛びになってしまいましたが、「加奈」クリアしました。
まずは点数から。


シナリオ 120/150 キャラ 125/150 絵 80/100 音楽 85/100
システム・Hシーン 55/100 思い入れ 35/50 合計 500/650(46位/約140~150ゲーム中)

ESにつける点数 82 ESの感想はこちら


泣きゲーの古典的名作と呼ばれる「加奈」。安かったということもあってプレイしてみましたが、
期待に違わぬ出来でした。
この業界では、昔の人気作をプレイしても裏切られることの方が多いのですが、この「加奈」はとても10年以上前のゲームとは思えないクオリティでしたね。


落ちついた文章・雰囲気が個人的にとても肌に合いました
(萌えブーム全盛の時代、なかなかそういうゲームはお目にかかれない)。
出てくる登場人物が皆、心の温かい人々ばかりだったのも良かったです。
恋敵に当たる勇太君や、メインヒロインである加奈の当て馬的立ち位置にいる夕美など、
加奈以外のキャラクターがとても魅力的に描けていたのもポイント。
主人公の小学生時代の悪友含め、「どうでもいい」キャラが一人もいないな
という印象を持ちました。

また、夕美とのエピソードは小学生時代特有の雰囲気が表れていてとてもリアルに感じられ(女子と遊んだりすると冷やかされるんですよね)ましたし、
誤解から始まった夕美との関係はとても切なく、辛く感じられました。


Hシーンこそまぁ実用的ではありませんが、加奈と触れ合う距離感に妙な色気というか、エロさを感じたのも確かです。
こういう、ドキドキ感もいいなぁ。


欠点といえば、ルートの少なさから来るボリューム不足くらい。
なるほど、人気があったのもわかるゲームでした。


次は「夢見白書」をやります。理由は新作だから。
非常にさもしい話ですが、新作の感想を書くとヒット数が多いのです(苦笑)。
なのでもう1つの積みゲーである「シュガスパ」は後回し。
もっとも、シュガスパはキャラゲーだと思うので、最低1人はクリアする気まんまんですが、全員クリアするかどうかはなんとも言えません。


……まぁ、あまりに出来が悪ければシナリオゲーだろうとキャラゲーだろうと、1人もクリアしませんが。
昔は金はなくて時間は余っていたので、無理にでも頑張っていましたが、
今は金もなければ時間もないので、金と時間いっぺんに失うのは本当にさけたいのです。
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