2008年06月

Euro2008 ポルトガルVSドイツ

グループAをぶっちぎりの強さで突破した優勝候補ポルトガルと、
大会前優勝候補と目されておきながら、グループBで苦戦したドイツ。
勢いのポルトガルが優勢ではあるが、大舞台での戦い方を知っているドイツも侮れない。
というのが、試合前の雑感。


デリケートなジャッジだったのは認める。仕方のないミスだとも思う。
だが、バラックのあからさまなプッシングを見逃してしまった審判が、ドイツの勝利を決定づけた。


ドイツはセットプレーを十分に活かした省エネで、得点を量産した。
この勝負強さは見事だと思う。また、不振のマリオ・ゴメスを外し、06のスタメン、シュバインシュタイガーを起用したのも成功した。
彼の正確なキックから、ドイツは得点を積み重ねたのだ。MOMも当然だろう。


ポルトガルはロナウドを抑えられたのが痛かった。随所にらしさは見せたものの、グループリーグほどの輝きはデコにもヌーノ・ゴメスにもなかった。
本来延長になるべきところを敗退に追い込まれてしまったとはいえ、
確かにドイツのパフォーマンスの方が上だったのも事実だった。

選手の採点はこちら

ポルトガル

GK リカルド 55
CB リカルド・カルバーリョ 50
   ペペ 45
RB ジョゼ・ボシングワ 55
LB パウロ・フェレイラ 50
DH ペチート 55→エルデル・ポスティガ 60
CH デコ 60
CH ジョアン・モウチーニョ 45→ラウール・メイレレス 50
RH シモン・サブローサ 40
LH クリスチアーノ・ロナウド 65
CF ヌーノ・ゴメス 55→ルイス・ナニ 65

ドイツ

GK イェンス・レーマン 60 
CB クリストフ・メッツェルダー 55
   ペア・メルテザッカー 55
LB フィリップ・ラーム 45
RB アルネ・フリードリヒ 25
DH シモン・ロルフェス 60
   トマス・ヒツルスペルガー 60→ティム・ボロウスキ 55
LH バスティアン・シュバインシュタイガー 70→クレメンス・フリッツ 50
OH ミヒャエル・バラック 60
RH ルーカス・ポドルスキ 60
CF ミロスラフ・クローゼ 55→マルセル・ヤンセン ?

Euro2008 スウェーデンVSロシア

突如ロシアが覚醒した。
眠れる大国は、第1戦スペイン戦、第2戦のギリシャ戦ともにピリっとしないパフォーマンスに終始。
取り立てて大きなインパクトを残せなかったこの国が、第3戦で別のチームのように変貌してみせた。
エース、アルシャビンの存在はここまで大きかったのか。出場停止明けのこの男が、まるで皇帝のようにロシア攻撃陣に君臨。
スウェーデンを粉砕してみせたのだ。

この日のロシアのパフォーマンスは、オランダ、ポルトガルにも並ぶ恐るべき破壊力を秘めていた。
ただし、そのパフォーマンスがどこまで続くのか。そして、チャンスの山を外し続けたフィニッシャーの力不足が、オランダに劣る点だろう。
とはいえ、とても楽しみなチームが、ユーロ開幕12日目にして新たに生まれた。


選手の採点はこちら。

スウェーデン

イサクション 75
ニルソン 25→アルベック ?
メルベリ 40
ハンソン 45
ストール 40
ダニエル・アンデション 40→シェルストレーム 55
スベンション 40
リュングベリ 55
エルマンデル 45
ヘンリク・ラーション 40
イブラヒモビッチ 45

ロシア

アキンフィエフ 70
イグナシェビッチ 65
コロディン 60
アニュコフ 65
ジルコフ 80
セマク 60
ジリヤノフ 75
セムショフ 65
ビリャレトディノフ 65
パブリュチェンコ 65
アルシャビン 85

グループC ベスト11

グループCのベスト11を選んでみようと思うが、とんだ茶番になる恐れがある。
オランダがあまりにも素晴らしく、他のチームがイマイチだったために、
オランダの選手が11人選ばれることも、誇張ではなくありうるからだ。

そうなっても怒らないでほしい。とりあえず選んでみよう。

GKは激戦区だ。攻撃力ばかりが注目されがちだが、オランダは守備も3試合で失点1。ファンデルサールのフィードは電撃カウンターの基点にもなっている。
ルーマニアのロボントも見逃せない。堅守は彼の力によるところが大きい。だが両者とも、目に見える形で文字通りイタリアを救ったブッフォンに、インパクトでは劣る。

GK ブッフォン(イタリア)

センターは難しい。フランス、イタリア共に期待を裏切った選手ばかりである。
ここはオランダから、期待以上の活躍を見せているオーイェルと、イタリアのパヌッチを選びたい。
パヌッチは右サイドで起用された時のパフォーマンスが良かったという、微妙な理由での選出だが、センターもこなせるので良しとしよう。

CB アンドレ・オーイェル(オランダ)
   クリスチャン・パヌッチ(イタリア)

右サイドバックのブーラルーズは、オランダの隠れたサプライズ。チェルシーで、セビリアで、株を落とし続けていた彼だったが、今大会では世界最高クラスの守備力を披露している。
左サイドバックのファン・ブロンクホルストも異論は無いだろう。対抗として思いつくのはイタリアのグロッソくらいか。

SB ハリド・ブーラルーズ(オランダ)
   ファン・ブロンクホルスト(オランダ)

ここからは中盤より前の面々である。だが、ここから先はほとんどオランダが独占するだろう。
まず、アンタッチャブルなのがオランダのスナイデル。次にファン・ニステルローイ、カイト。ロッベン、ファンペルシー、アフェライ、エンヘラール……。
全て選びたくなってしまう面々だが、皆オランダだ。

一方、他のチームから選ぶとなると、トップにルーマニアのムトゥ、イタリアのトニ。
中盤センターにピルロくらい。これではオランダ一色もやむを得ないか。
だが、オランダの面々も名前があがったのは7人。残りは6枠なので、全員を選ぶわけにはいかない。
というわけでバランスを考えて選ぶことにする。

DH オーランド・エンヘラール(オランダ)
CH ウェズレイ・スナイデル(オランダ)
SH アリエン・ロッベン(オランダ)
SH デュルク・カイト(オランダ)
CF ファン・ニステルローイ(オランダ)
CF ルカ・トーニ(イタリア)


……オランダ8人、イタリア3人。偏りすぎのベスト11だが、ここは大目に見て欲しい。オランダの力はそれだけ圧倒的だったのだ。

Euro2008 オランダVSルーマニア

オランダの強さは、この試合でも見られた。
今大会のオランダは極めて層が厚い。2軍ですらこの強さとは恐れ入る。
ルーマニアは、攻撃がムトゥに頼りきりというのは辛い。守備の堅さは存分に見せたが、攻撃力がこれでは予選リーグ敗退もやむなしだろう。
この死のグループで、2分を掴んだ善戦は見事といえる。が、大会中最もつまらないサッカーを見せたのも彼ら。
イタリアをも上回る、ムトゥ以外の全員が引きこもるスーパー・カテナチオ。
素直に褒める気にはなれない。
ピツルカ監督の勘違い発言の連発も、ルーマニアの好感度を下げた要因の1つ。


イタリア戦で散々審判に助けられてドローに持ち込んでおきながら、「イタリアはラッキーだった」との発言には、多くのサッカーファンが気分を害したに違いない。何せイタリア嫌いである私ですら、そりゃねーよと思ったくらいだ。
「ムトゥのPKが決まっていれば我々がベスト8だった」発言も、真実ではあるものの、そのムトゥのPK自体が審判からのプレゼントである。


全く関係ないが、理解不能の監督発言パート2。
「この大会は、若い選手が経験を積んだ大会だった」(ドメネク:フランス監督)


……テュラム、サニョール、ギャラス、マケレレ、アンリ、クーペ……若い選手がほとんどおらんのですが……。経験を積めたのは、リベリーとベンゼマとトゥラランくらいか。若手に経験を積ませたとかいうなら、DFラインを何とかしてください。スキラッチとかメクセスとか、サーニャとかクリシとか、フラミニとか、良い若手を全く呼ばなかった&使わなかったドメネク先生!


何にせよ死のグループはオランダとイタリアが突破を決めた。
その死のグループを最後までわからなくしたのが、ルーマニアの健闘だったと言えるだろう。

選手の採点はこちら。

オランダ

ステレケンブルフ 60
デクレル 65
ブーラルーズ 70→メルヒオット 60
ハイティンハ 70
ボウマ 60
デゼーウ 60
エンヘラール 70
アフェライ 70

ロッベン 65→カイト 65
ファンペルシー 75
フンテラール 65→フェネゴール 55

ルーマニア

ロボント 55
ラド 50
ギオアネ 50
コントラ 50
タマシュ 55
チブ 55
コチシュ 50
コドレア 50→ディカ ?
ニコリツァ 45→フロレンティン・ペトレ ?
ムトゥ 60
マリウス・ニクラエ 40→ダニエル・ニクラエ ?

Euro2008 イタリアVSフランス

フランスの敗退は必然だった。オランダに敗れ、ルーマニアに分けた両チーム。世代交代が進まず、それぞれトッティ、ジダンというスター選手が抜けた、ワールドカップファイナリスト。
一見同じような状況に見える両者だが、内実は違う。
審判に勝利を妨害されたイタリアと、純粋な実力で勝利を掴めなかったフランス。
実際大して優勝に貢献しなかったトッティの穴と、準優勝に多大なる貢献を果たしたジダンの穴。
更にビエイラの欠場が、攻撃の単調さを加速してしまう。中盤中央部のイマジネーションに欠けたフランスは、結局どの試合でも相手に脅威を与えることができなかった。

一方イタリアの方も、褒められた内容とは言えない。もっとも、前線でトニは基準点として機能しているし、その周りをカッサーノやデルピエロが衛星のように回り、チャンスを作るという形は見える。


苦戦を強いられたものの、イタリアはなんとかベスト8へと駒を進めた。
次の相手はスペイン。イタリアのようなチームにとって、与しやすい相手に思えるが
問題はピルロとガットゥーゾの不在。これがどう出るか、注目である。


選手の採点はこちら。

イタリア

ブッフォン 65
キエッリーニ 50
パヌッチ 65
グロッソ 65
ザンブロッタ 60
デロッシ 75
ピルロ 55
ペロッタ 45
カッサーノ 65
トニ 70

フランス

クーペ 70
アビダル 20
ギャラス 40
エブラ 40
クレルク 55
マケレレ 40
トゥララン 45
ゴブ 45→アネルカ 50
リベリー 50→ナスリ ?→ブームソン 50
アンリ 55
ベンゼマ 60
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