2008年07月

Sugar+Spiceクリア感想② 総評

シナリオ 90/150 キャラ 110/150 絵 100/100 音楽75/100
システム 100/100 思い入れ 30/50 合計 505/650 (42位/約150ゲーム中)
ESにつける点 82


点数のつけ方に関しては、毎度のごとく悩みました。特にシステム点。


このシュガスパというゲームは、システムありきのゲームだったと思っています。
もちろん、それだけだと言い切るつもりはありませんが、


「アイテムリスト(短いイベントを収集していく楽しみ)」+「いつでも告白システム」が楽しみの大部分を占めていたと思うからです。
それだけこのシステムは「面白い!」と思ったし、逆に言えば同じシナリオ・テキストを既存のギャルゲーのように、
ただひたすら読むだけだったら、並の萌えゲー止まりだったようにも思っています。
なので、システムには100点をつけさせていただきました。


……ただ、パッチを当てるのがとても面倒なこと。
パッチを当てないと不具合の嵐なことを考慮に入れないでつけた点であることも事実。
パッチを当てて、快適にプレイすれば100点ですが、ネット環境に無い・パッチを当てるのを忘れたなどの場合、システム点は一気に50点くらいまで下がります。
そういう意味で、100点をつけて良かったのかな、と思うことはあります。


シナリオに関しては、特にめぼしいものはなかったと思っています。
ただし、「なんじゃこりゃ!」というほどひどいものはなかったし、(アイテムリストの力の方が大きいと思いますが)、飽きるシーンはそれほど多くなかったので90点。

シナリオの好みは、

藍衣>>司>>夢路=歌>はねる です。


キャラクターに関しても、そこまでめちゃくちゃ萌えたキャラはいません。
ただ、全体的にどのキャラにも好感を持ちましたし、嫌いなキャラもいませんでした。

好みは

夢路=司>歌=藍衣>はねる ということで、キャラ間の格差は極めて小さいです。
後、男キャラの佐藤君も好きです。


絵はとても好みなので100点。世間的には好き嫌いの分かれる絵柄みたいですけど、私はとても気に入りました。


音楽は、全体的に心地よく綺麗なのですが、心に残るような曲はなかった印象。ボイスはみなとてもよくあっていて、グッドです。


繰り返すように今作はシステムありきのゲームだったと思っています。
なので、純粋な実力として評価できるのか(次作にデフォ買いできるのか)というところには、疑問の余地が残ります。


ただ、プレイ前あまり期待していなかった事情を考えると、シュガスパは嬉しい誤算ではありました。


ESに書いた感想はこちら


……どうしてこんな文体になってしまったのでしょうか……。
はずかしいので、そのうち書き直したいなと思います。

Sugar+Spice クリア感想①はねる、藍衣クリア(バレあり)

シュガスパ、全員クリアしました。
ゲーム全体の前にまずは書いていなかった2人の感想から。

①はねる

クリアする前から恋愛対象としてはイマイチだと思っていた彼女でしたが、
クリア後も正直感想は変わりませんでした。
最後のCGには驚かされましたけどね。
成長後のはねるがヒロインだったなら、もっと私のテンションも上がったのですが、
賑やかしキャラとしては成長前の方が適任だったのかもしれず。


②藍衣

クリア前はイマイチだと思っていた彼女でしたが、
クリア後はだいぶ評価が上がりました。
どちらかというと彼女自身の評価というよりは、予想以上に良かったシナリオの力によるものかもしれませんが。

彼女のシナリオは唯一ボクシングがテーマの前面に出てくるのですが、その描写が良かったです。
マサムネとの決勝のシーンは、思わず読み入って(造語?)しまいました。


藍衣の「ボクシングと私とどっちを……」というのは、微妙だと思いましたけれども。
私もかなり恋愛依存というか、寂しがりタイプなので、藍衣の気持ちはとてもよくわかるのですが、和真は藍衣に対してきちんとフォローしているように感じられたので、もう少し和真を信じてあげてほしいなと思いながら読んでいました。
ラストで、試合に見に来ていたことが発覚したり、和真を認めてあげたりと物わかりが良くなったのも、不思議といえば不思議。今まで、ものわかりが悪い振りをしていただけだったのでしょうか。
まぁ、それでも最後はあぁいう終わり方で良かったなとは思います。



Lの季節2中間感想①(途中からバレあり)

現在既読率73%。幻想界の3ヒロインと、現実界の遙をクリアしました。
由香がどうしてもクリアできないので(エンド3、4、6は見ました)、もう攻略本でも待とうかなと、お手上げ状態です。
何せ、攻略サイトが見つからないので。


ちなみに、4ヒロインをクリアした私が僭越ながら攻略のヒントを述べさせていただきますと、
『SE/ニューロマンサー』レベルをそれぞれ10まで上げよう!ということです。
10まで上げると、『隠し選択肢』が見つけられるようになります。
もちろん、「見えない選択肢を地力で見つけ」れば、クリアは可能なのですが、
これはかなりの神業。隠し選択肢を発見できるレベル10まではハッピーエンドは攻略不能くらいに思っていた方が無難です。
一番効率の良いレベルの上げ方は、

接続直前でセーブ→接続終了経験値アップ→接続直前のデータをロード→接続終了経験値アップの繰り返し。
1時間もやればレベル1から10まで上がります。
レベルを上げずに延々バッドエンドを見ることを考えればかなりの時間短縮になります。


ただ、このゲームはバッドエンドも見ておいた方がいいので、最初の頃はバッドエンドを見ながら経験値を貯めた方がゲーム自体は楽しめるかもしれません。



ここまでの感想ですが、前作並に面白いです(80点くらい)。
物語が秀逸というわけではないのですが、「既読率」というデータがあるためか、イベントフローチャート(2D map)のおかげか、純粋に「今まで読んだことのなかったテキスト・イベント」を探していく楽しみがあります。

普段は、「全CGコンプなんてめんどくせー、グッドエンドだけ見れればいいよ」なスタンスの私にとって、これは結構珍しいことです。
「受け身」ではなく、「能動的」にゲームをプレイしていると言えるかもしれません。


物語は、前作とほぼ同様。良くも悪くも前作に近いのですが、SE・ニューロマンサーという概念が新たに加わった内容でしょうか(実際には前作にもあったけれど、ここまで明快な概念ではなく、超能力とか魔法というふうにぼやけていた)。
キャラクターも前作から半数程度のヒロインが参加し、物語にも深く絡んでくるなど、正統な続編と言えそうです。
なので、前作を楽しめた方にはほぼ間違いなく勧められます。


一方で、前作未プレイの人が置いてきぼりを食らう可能性も否定できないところ。この辺は今作からプレイしている人に聞いてみないことにはわかりませんが。





では、個々に軽く感想を。(ここからネタバレです!)




『現実界・遙ルート』

正直に言うと微妙なルート。物語のとっかかりとしては、香野・星原といった妖しげな人物が闊歩する現実界の方が、妖しげを通り越して何でもアリの幻想界よりも、興味を惹くと思います。
序盤の流れは現実界の方が明らかに緊迫感があって良い感じ。


ただ、遙ルートは終盤、トリスメギストスとの肉弾戦と化すんですよね。
個人的にはあまり楽しめませんでした。

『現実界・由佳ルート』

エンド3、4、6のみクリア。
由佳は説明書を見たときから最も気になっていたキャラクターで、いざゲームが始まっても序盤はずっと気になっていました。
ところが、彼女の素顔が見えてきて、神秘のヴェールが剥がれていくと同時に、魅力も薄れてきたような……。
ただ、彼女のエンディングを3つも残していますので、この感想はあくまでも暫定。
すべてのエンドを見てから最終的な判断を下します。


それにしても、彼女のルートに入った途端に、意識不明になるエンディングを何度見たことか……。


『幻想界・双葉ルート』

双葉が微妙にウザく感じますが、物語としてはまずまず。
フィサリスの正体は、薄々想像していたもののいざ判明してみると、やはり衝撃を受けました。
幻想界は序盤つまらなく感じたのですが、個別ルートに分かれるあたりから面白く感じられるようになりました。

『幻想界・佳奈ルート』

佳奈も最初、あまり興味のなかったヒロインでしたが、読むごとに魅力を増していくキャラクターでした。
特に終盤、一馬への想いを溢れさせるシーンには感動させられました。
一番人気の出そうなヒロインです。

『幻想界・七衣ルート』

七衣は前作14ヒロイン中最も嫌いだったヒロイン。ですが、今回はそこまで嫌ではありませんでした。
隠しシナリオ扱いではありますが、前作の七衣シナリオよりも彼女の魅力を引き出せていたように感じます。
ここでも、微妙に双葉がウザかった……。
まぁ、ウザいウザい言ってはいますが、そこまで大嫌いというわけではありませんので、あしからず。



全体としては前作と互角。ただ、前作に比べて、キャラの魅力が若干弱いような気がしました。
前作は星原と舞波がエースで、天羽、弓倉姉が続く感じだったのですが、
今作は星原・舞波クラスに気に入っているヒロインはいません。
ここから由佳がどこまで化けるかにかかっています。

Lの季節2プレイ開始

前作、Lの季節から10年(僕がプレイしたのは7年くらい前)。
あの頃はギャルゲー初心者だった僕も、今ではベテランになりました(あまり嬉しくない)。


あれから7年も経っているので、どちらかというと不安が大きかったのですが、
とりあえず現実界と幻想界を1周ずつプレイしてみました。


☆幻想界

双葉ルートのノーマルエンドクリア。

正直あまり面白くなかったです。フィサリスの正体に近づいていく後半は盛り上がるのですが、それまでが淡々としすぎていて。
もっとも前作も現実界に比べて幻想界はつまらなかった(肌に合わなかった?)ので、
気を落とさずに現実界をプレイしてみます。

☆現実界

由香ルートのバッドエンドクリア。

こちらはかなり面白かったです。星原、そして今作の由香と序盤からミステリアスな2人の少女に翻弄され、
わくわくしながら読み進めることができました。
SEという能力も興味深く、面白かったです。


現時点ではかなりの確率で良作になりそうな予感。
不安の方が大きかったのですが、良い意味で誤算でした。

シュガスパ感想③オトメ、ジジクリア(バレあり)

オトメとジジ、クリアしました。


この2ルートは、個別部分が短かったためもあってか、さくさく進めることができて
良かったです。


オトメルートは、ありがちといえばありがちなのですが、王道だからこその安心感もあり、
オトメの声優さんの好演技もあって、着地もきっちりと決まり、好印象です。
ただ、歌ルートではもちろん、ジジルートでも12月に入ると倒れる歌が、
ピンピンしていたのはちょっと。
これはシュガスパ以外のゲームでもたまに見ますが、個人的にはこういう「不整合」はあまり好きではないのです。
まぁ、欠点というほどの欠点でもないですが。


ジジルートは……んー、どうかなぁ。


共通ルートでの私の一番の好みはジジでした。ですが、個別ルートでのジジは
あまり印象良くないです。
一人の人間としては「アリ」だと思いますし、ジジらしいといえばジジらしいのですが、
自分の恋人がこういう娘だとやりにくいし疲れるだろうなぁ、と思ってしまいました。
シリアスなシーンになればなるほど、ジジのイメージは下がっていくんですよね……。


ちなみにこのゲーム、修正パッチを当てないと大変です。
僕は最初何も考えず、パッチを当てずにプレイしたのですが、途中で気づいて当てて正解でした。
登録がとてもめんどーくさいのですが、これからプレイする人はぜひ公式サイトでパッチを当ててください。
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