…あまりにも、パソコンが直るのが遅い(一月かかってるじゃないですか)ので、
携帯電話から。

ダカーポ2プラスシチュエーション、まゆき・エリカ・委員長・茜・まひるの5人をクリアしました。
順に感想を書いていきます。


☆高坂まゆき  シナリオ評価 B-

五人の中で一番語るべきことのないシナリオです(笑)。
何というか、王道も王道。展開読めまくりというか、お約束というか。
ただ、PC版では全くかわいさのわからなかったまゆき先輩が、
恋人になるとかわいかったので、そこは評価したいなと思います。


☆エリカ シナリオ評価 B+

シナリオ後半の盛り上がりと、意外な展開に引き込まれました。
が、…えーと、ファンのかた、ごめんなさい。
これで、エリカがもう少し「ビッチ」じゃなければいいのにな、とプレイしながらずっと思っておりました。
そのせいで、シナリオ前半はやっててストレスたまりました。
といっても、朝倉妹ほどウザくはありませんでしたが(また敵を作る発言をしてしまいました)。


後半については、ダカーポ2の中ではかなりレベルの高いシナリオだったと思います。杉並がイキイキしていましたね。


☆委員長 シナリオ評価 B-

美夏シナリオの「裏」にあたる物語。
差別を扱うシナリオというのは、難しいなとつくづく思いました。


正直、委員長の心情というのが全く理解できませんでした。

「ロボット差別者によって、自分の大事な家族が壊された」→「ロボットを憎む」
というのは、論理的に考えてもおかしいでしょう。
フツーは、ロボット差別者を憎む、あるいは差別そのものを憎むはずなのに、
自分がロボット差別者になってどーするのよ、と。


それが、委員長の心の弱さであり、「逃げ」であることは想像できます。
また、そういう人間心理も想像できます。
ただ、それはあくまで差別する側の考え方であって、差別される側から考えると、「自分の逃避のために、差別を受けちゃかなわんよ」と思うわけです。

だから、私は委員長が好きではなかったです。
ただ、エリカの場合と違うのは、「こんなキャラ、書かなくていい」とは思わないことです。

エリカの場合は、単に「ツンデレ」を狙ったキャラ設定なので、嫌いな人間にとっては不快なだけでしたが、
委員長の場合はそう単純にも言い切れないんですよね。


☆茜 シナリオ評価 B

超展開といえば超展開のこのシナリオ。
できの良し悪しを聞かれると普通なのですが、物語のテーマが、
私の考えるダカーポシリーズのテーマ
「魔法(補助輪)からの卒業」
にばっちり合致していたので、印象はかなり良いです。
茜が好き、というのも大きいんですけどね。ストレスを感じずにプレイできました。


☆まひる シナリオ評価 B+

短くて良質なシナリオは、長くて凡庸なシナリオに勝るという典型例でした。
というか、この短さでこれだけのものが書けるなら、他ヒロインも半分のボリュームで良かったんじゃないかと思わなくもないです。

悲しい物語なのですが、不思議と悲しみよりも、温かな気持ちになりました。
そういう意味で、「泣きの衝撃度」というか、インパクトみたいなものは弱く、
1年、2年経っても音楽を聴くだけで泣けるような、そういう「泣きシナリオ」としての評価は高くありません。

一方、「悲しい物語を、温かな気持ちで読む」というのは、私自身かなりの希少体験です。
もしライターさんが、「泣かせるのではなく、優しい気持ちにしよう」と考えてこのシナリオを書いたとしたら、評価をA-にまで上げたいと思います。

読後感もよくて、いいシナリオでした。




☆現在の状況

アイシアシナリオをプレイ中です。

後、携帯電話で「逆転裁判1」をやっています。

ただ、パソコンもなく(来週には戻ってくると信じたい)、ゲームが完全に枯渇している状況です。ダカーポ2の後、何をプレイするかそろそろ決めたいのですが…。