2009年12月

戦争の嵐スタート

第二次世界大戦前夜~真珠湾攻撃までを扱った、ハーマン・ウォークの「戦争の嵐」を読み始めます。
今週中読了が目標。
「ケイン号の叛乱」が面白かったので、楽しみですが、
デューンに続いて、ボリュームが凄いので息切れしないか心配です。
最近ちょっと読書疲れしているので。


12/24 AM2:40

1巻終了。
1巻は、第二次世界大戦前夜~ポーランド侵攻までです。
かなり面白いです(A評価)。歴史ファンなら是非。
ただ、ナタリーという頭からっぽ女がウザいのが難点です。
独ソ不可侵条約が結ばれて、いよいよポーランドがヤバくなるって時に、わざわざ観光でポーランドに行くなんて頭おかしいっす。
惚れてるからって、ひょこひょこついてくバイロンもバイロンだけど。
爆撃でバイロンが怪我しても、全然反省してる素振りないし……。

12/25 AM3:17

2巻半分まで来ました。
現在は、冬戦争(ソ連VSフィンランド)がスタートしたところです。
なんか、ソ連って、枢軸国並にえげつないというか、悪のオーラがプンプン漂ってますね(汗)。しかも、人海戦術というか、アクロバチックに自軍の兵士を犠牲にしてますな……。

それと、ナタリーが相変わらずウザすぎます。この女に関しては、「死にたいなら一人で死んでくれ」って感じ。状況判断が出来てなさすぎです。
「ベルリンも観てみたいのよね」(Byナタリー)の時点で、脳神経が何本か切れましたわ。あんた、ユダヤ人でしょうが!
あんたのせいで、バイロンが怪我してるのに、まだそんなこと言ってんのかよ!

バイロンもかなり頭緩いんですけどね。この女にしてこの男ありというか。
バイロン・ナタリー組が出ると、不愉快な気分が強くなりますです。
ただ、それを差し引いても「戦争の嵐」、面白いですよん。

12/25 PM 6:45

戦争の嵐2巻終了。
面白いです。
ドイツがデンマーク・ノルウェー・ベルギーを占領した模様。
そろそろフランスにも攻め込む勢いです。
デンマーク降伏早いですね。賢明かもしれません。
一方、オランダはドイツを防いでいるのに、フランスはいつまで経っても助けに来ない……。悲しいです。
単体での評価は意味がありませんが、2巻のみの評価はA。

12/27 PM6:50

読書疲れ中。戦争の嵐3巻、そろそろ終わります。
面白いけど、バトル・オブ・ブリテンはどうにも盛り上がらないですね。
ナタリーは相変わらずウザいですが、その叔父のアーロンの危機意識の無さもヤバいです。
もちろん、ユダヤ人であること=命の危険、という世界がおかしいのは言うまでもありません。
しかし、事実こういう情勢なのだから、とにかく早く逃げるしかないと思うのですが……。
読んでてイライラします。
3巻のみの評価はB。

12/28 AM8:30

戦争の嵐4巻、真ん中。
独ソ戦が始まり、アメリカの緊張も少しずつ高まってきてまた面白くなってきました。

12/29 AM0:27

戦争の嵐4巻、終了。
評価はA。作品全体の評価も、AかA+に落ち着きそうですね。
29日は用事で1日いませんし、30日もひょっとすると出かけますので、
下手すると戦争の嵐読了は大晦日になるかも。
当初の目標では28日終了だったのになぁ。

数少ない友人が、インフルエンザで倒れてしまったので、年始3ヶ日は寝正月になりそうです。
・渚にて
・シャイニング
・暗殺者
の3作品(5冊)を読むのを目標にして頑張ります(たぶん無理だけど、なるべく残さない)。

それと、そろそろ簿記2級の勉強も始めないとね。

うみねこのなく頃にEP5 クリア

ESの方にも感想を書いてきましたが。

竜騎士さんもだけど、バトラは何がしたいの??っていうのも謎。
魔女幻想を破りたいのか破りたくないのかもわからん。
そもそもなんで魔女幻想を破りたいのかもわからん。

というか、別人格なんでしょうけど、「犯人は俺かもしれない!俺の可能性もあるぞ!」と声高に主張する、登場人物たちの何と滑稽なことか……。


最後も、赤字でも青字でもない黄金字とか意味不明だし。

うみねこのなく頃にEP5途中感想

うみねこのなく頃に散のEp5をやってます。
現在、2日目に入ったところなので、今日中にはクリアできそうですね。

ここまでの感想を書くと、EP1~4まででは、一、二を争うくらい面白いです。
ただし、EP2、3、4は個人的に赤点一歩手前の出来でしたので、前の文は絶賛を意味するものではありません。
そのことは、発売して4ヶ月目にしてようやくプレイしている事からもお分かりいただけるかと思います。


謎は凄そうなんですけど、どうにも茶番くさいんですよね。
お茶の間で、クロスワードパズルを解いている感覚といいますか。

私が好きなミステリは、「登場人物や事件に感情移入し、自分もその舞台の一人になりきれる」もの。
犯人が知りたい、どういうトリックだったのか知りたいと、切実に思えるし、
答えがわかった後、再読することによって犯人の心境などを考えながらドラマを楽しめるもの。


ですが、このうみねこはクロスワードなんです。お茶の間のクロスワードは、解いている最中は楽しいかもしれない。でも、別に解けなくたって構わないし、途中でほっぽリ出しても構わない。
自分は安全な位置にいて、下界の出来事よろしく、事件を上の世界から眺めている。


ひぐらしファンなので、引き合いに出してしまいますが、
ひぐらしは、圭一やレナを始めとする仲間たちにも感情移入することによって、「自分もその舞台の一人になりきれた」。
謎を解きたいというよりも、生き残るために奮闘する圭一たちを応援しながら読むことができた。


でも、うみねこはねぇ。
バトラはやけにこだわっていますが、
別に、ミステリでもファンタジーでも、こだわりはないっていうか。
ベアトリーチェでもラムダデルタでも、どうだっていいっていうか。

なんだか、根本的な部分で茶番っぽいんですよ。



ちょっと疑問なのが「上位世界」の存在。
作者さんは、どうしてこんなものを出してきているのか、私にはどうにもわからないんですよ。
これを出すことで、何がしたいのか。それがわからない。


「上位世界」を、「下位世界のミステリ」へのヒントと、「ご都合主義への言い訳」して設定しているなら、ちょっと話にならない。
そんなものは作中(下位世界内)で描写してほしい。
この「上位世界」も欠くべからざる重要な要素として、「うみねこ」を形作るなら、再評価に値するけれども。


↑文章下手すぎて何言っているか、わかりませんよね(苦笑)。


要するに、
「うみねこ」が、あくまでも「下位世界でのミステリ」を中心にする物語だとしたら、駄作。
「下位世界でのミステリ」と、「上位世界のファンタジー」の両輪で回る物語なら、評価保留。


今のところ「上位世界」は、ミステリのヒントと、ご都合主義の顕現以上のものとはなっていません。これから先、「上位世界」の位置づけがどうなるのかが、面白くなるかならないかの分水嶺になる気がしています。



付記:
「牛丼をスプーンで食べる奴はいない!」って言われても……、すみません、食べますよ。
お店の牛丼じゃなくて、冷凍食品の牛丼を家で食べる場合で、しかも残り少なくなってからですけど。
家のどんぶり、箸だとご飯粒を捕まえにくいんですよね。

古い上にあれなんですけど

アーセナルVSリバプールを見ていたんですけど、
NHKの実況さん、アストン・ビラのことをエバートンと3回も言い間違えたのはどうなのか。

一度くらいのミスは誰にでもあるとは思うのですが、
エバートンにしろアストン・ビラにしろ、強豪チームなんだからさ~。
別に名前が似てるわけでもないですし……(リールとリーズみたいなのならまだしも…)


試合のほうは、つまんなかったっす。

アーセナルファンなんですけど、ここ2~3年ほど、アーセナルのサッカーあんまり面白くないんですよね。
数字だけを見れば、確かに今年もアーセナルの得点力は凄いんですけど、
その割に「チーム全体で崩してのスーパーゴール」は極めて少ない印象(全試合観ているわけじゃないので、たまたまかもしれないけど)。
タイトルに絡むのももちろんなんですけど、やっぱり面白いサッカーを見せてほしいです。


イングランドとスペインくらいしか映らないんですけど、
今シーズンで言えば、セビリアが特に面白いですね。次点がバルセロナ。
プレミアでは、シティが面白いと思っています。

エンドオブザワールド見ました

12月15~16は、かなり暗い日を過ごしたんですが、
唯一、良かったのはとても面白い映画に出会えたこと。

エンドオブザワールドという映画を見ました。評価はA。
積み本にある、ネビル・シュートの「渚にて」の映画化作品です。

滅亡直前の世界を生きる、人々の姿を描いた作品で、これが実に泣けます。
何度もウルウルして、ラスト、艦長が戻ってきたシーンではほんとに涙流しましたよ。
美しい自然を汚染していく放射能。大切な人と手を繋ぎ、抱き合いながらの死。
今更ではあるけれども、核の恐ろしさ・核保有社会の人間の愚かさについて考えさせられます。

同時に、ドワイト艦長・ジュリアン博士・モイラ・メアリー、ボビーと、多くの主要キャラクターについて、弱いところや欠点、嫌な部分を描き、それでもなおかつ、人を、仲間を、家族を、故郷を想う心の美しさが描けていて、本当に感動させられました。
完璧な人間なんていないけれど、一人として嫌いなキャラクターがいないんです。
モイラなんて、初登場時は「なんだ、この娼婦は。ケバいオバさんやな」と思ったんですけど、中盤以降は「この作品で一番魅力的なキャラかも」とさえ思いました。


アロハシャツのジュリアンも、大好き。
あんなに頭良くはないですけど、正義感は強いのに空気が読めなかったり、ネガティブだったり、えらそうなのに実は甘えん坊だったりと、行動パターンが私に似てる(苦笑)。

ドワイト艦長は、なんかほんとに「責任感の強い、真面目な男」って感じ。
でも、ユーモアも解するし、退屈な人ではないです。
メアリーと並んで精神的に弱いけど、仲間を思う、とても魅力的な人。
でも僕はジュリアンタイプなので(笑)、ドワイトは共感というより、尊敬ですかね。

放射能の拡大と対比するかのような、雄大な自然の映像もたまらないですね。
こんなに美しい星なのに、静かに生命が死に絶えていく。
互いを想いあいながら死んでいく登場人物たちと、イメージがクロスオーバーします。
でも、核を爆発させたのも、人間の愚かさなんですよね。



元々楽しみにはしていましたが、原作本を読むのがなおのこと楽しみになりました。


でも、あまり評判は良くないみたいね。なんでだろ。
一緒に見た相方の評判も良かったし、おいら的にはこないだ見た「グリーンマイル」に次いで、久しぶりに号泣できたんだけど。


ただ、いくら名作とはいえ、

手も足も出ない面接で、圧倒的なストレスを体感
→エンドオブワールドを見て、世界の終焉に涙する
→終電を寝過ごし、ホームレスさんたちの間を縫って寒空をさまよいつつ、将来を憂う

という一連のコンボの中に組み込まれると、なんだかなぁという気になりますね。
元気出さなきゃ…。
それはともかく、作中に出てくる安楽死のお薬、ほしいです。
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