2010年06月

スペインVSポルトガル 

試合内容は 75点

  スペイン    1-0        ポルトガル

MVP CF ダビド・ビジャ(80)(スペイン)

GK イケル・カシージャス(65)  エドゥアルド(80)
DF カルロス・プジョール(50)  リカルド・カルバーリョ(35)
   セルヒオ・ラモス(70)    ファビオ・コエントラン(60)
   ジェラール・ピケ(60)    ブルーノ・アウベス(50)
   ホアン・カプテビラ(50)   リカルド・コスタ(55)
MF セルヒオ・ブスケッツ(60)  ペペ(50)
   ザビ・エルナンデス(70)   チアゴ・メンデス(25)
   ザビ・アロンソ(55)      ラウール・メイレレス(35)
   アンドレス・イニエスタ(60) FW クリスチアーノ・ロナウド(60)
FW フェルナンド・トーレス(60)  シモン・サブローサ(20)
   ダビド・ビジャ(80)       ウーゴ・アウメイダ(60)

トーレス→フェルナンド・ジョレンテ(65)
ビジャ→ペドロ・ロドリゲス(?)
ザビ・アロンソ→カルロス・マルチェナ(?)

アウメイダ→ダニー(40)
シモン→リエジソン(?)
ペペ→ペトロ・メンデス(?)


スコア以上に力の差があった。初戦、最悪の状態から少しずつ少しずつ調子を上げてきたスペインは、この日ようやく優勝候補の名に相応しいパフォーマンスを見せた。特に大会序盤から絶好調のビジャがこの日も、決勝ゴールのみならず再三惜しいシュートを連発した。それをほぼ全て防いだのがポルトガルGKのエドゥアルド。両者の一騎打ちは、1ゴールを挙げたビジャに軍配が上がったが、エドゥアルドの大健闘も特筆すべきだろう。そのビジャの決勝ゴールは、イニエスタ→ザビ・エルナンデスのヒール→ビジャと、流れるようにパスが通った美しいゴールだった。

だが、そのビジャだけではなく、真に強さを感じたのはポルトガルの攻撃陣が後半ほとんど何もできなかったこと。不安視されていた守備力も、一定のレベルは保てていることを実証した。

逆にポルトガルの今大会は結局、玉虫色の大会だった。4試合で7得点1失点と聞けば、強かったように感じるだろう。しかし、北朝鮮戦に7-0と勝ったのみで、その他3試合では無得点なのである。その北朝鮮戦では、攻撃が見事に機能していただけに、攻撃力があるのだかないのだかよくわからないチームという印象だ。クリスチアーノ・ロナウド、チアゴ、メイレレスが絡んだあの攻撃力は、結局相手が北朝鮮だったからなのだろうか? そうとも言い切れないだけの輝きを、確かに見た気がしたのだが……。そのロナウドは結局、北朝鮮戦以外では輝けずに終わった。取立てて酷いパフォーマンスではなかったが、もっと上を期待していただけに、失望の大会と言えるだろう。

↓試合前に書いた記事

【適当能力査定】

スペイン代表  攻撃 A- 守備 B スペクタクル B+

注目選手  CF ダビド・ビジャ(平均採点63.3/3試合)
        OH アンドレス・イニエスタ(50/2)
        CB ジェラール・ピケ(61.6/3)

ポルトガル代表 攻撃 B+ 守備 A- スペクタクル B-

注目選手  WG クリスチアーノ・ロナウド(72.5/2)
        SB ファビオ・コエントラン(72.5/2)
        DH チアゴ・メンデス(60/2)


冴えないパフォーマンスが続いているスペイン代表は、チリ戦ではようやく中盤の構成力が回復し、明るい兆しが見えた。テクニックだけなら、今大会屈指であることを再認識させたのは確かである。だが、イニエスタ、トーレスは完全復調には程遠く、攻撃の最終局面では現状ではビジャが一人で頑張っているという印象だ。

ポルトガル代表に関しては、はっきり言って読めない。ブラジル・コートジボアールという強敵に対しては、失点をしなければいいという引きこもり省エネサッカー。北朝鮮相手には大量7点のスペクタクルゲームと、戦略的な戦い方を見せている。となると、相手がスペインということでこの試合では引きこもるのだろうか?
ブラジル戦に関しては採点をせず(あまりにもつまらなくて見る気がうせた)、北朝鮮戦のパフォーマンスが非常に良かったため、平均採点は高めに出ているが、クリスチアーノ・ロナウドが攻撃の中心だということに異論はないだろう。セルヒオ・ラモスでは彼を止めきれるとは思えないだけに、ラモスを抜いた後にロナウドが何を選択するか。パスかシュートか、パスならばそれに合わせるFWはいるのか。そのあたりがポイントになってくるだろう。
ペペをアンカーに置いた中央の守備は鉄壁であり、スペインの攻撃はやや中央に偏っていることもあって、いくらスペインといえども簡単に崩せるとは思えない。

ポルトガルがスイスの戦い方を参考にすれば、アップセットは現実に起こりうる。スペインが攻め、ポルトガルは自陣に引きこもってのカウンター。そんな展開を予想する。

日本VSパラグアイ 

試合内容は 55点


   日本    0-0           パラグアイ
       PK 4-5

MVP CF ルーカス・バリオス(70)(パラグアイ)

GK 川島永嗣(60)            フスト・ビジャール(60)
DF 田中マルクス闘莉王(65)     アントリン・アルカラス(60)
   駒野友一(45)            クラウディオ・モレル(65)
   中澤祐二(55)           パウロ・ダシルバ(50)
   長友佑都(65)            カルロス・ボネ(60)
MF 長谷部誠(65)             エンリケ・ベラ(50)
   遠藤保仁(65)             クリスチャン・リベーロス(55)
   松井大輔(35)             ネドガル・オルティコサ(60)
   大久保嘉人(50)          FW ルーカス・バリオス(70)
   阿部勇樹(60)             ロケ・サンタクルス(60)
FW 本田圭佑(65)             エドガル・ベニテス(50)

松井→岡崎慎司(60)
阿部→中村憲剛(60)
大久保→玉田圭司(55)

ベニテス→ネルソン・バルデス(65)
オルティコサ→エドガル・バレット(55)
サンタクルス(60)→オスカル・カルドーソ(55)


はっきり言って、つまらない試合だった。どちらのチームも、ベスト8の力量があったとは到底思えない。それでも、一日本人としては、非常に良くがんばったと思うし、誇らしい気持ちでいっぱいだ。

試合は全体的にパラグアイペースで進んだ。日本はミドルシュートを何本も打っていったのは良かったが、逆に言えばエリアに入ってのチャンスはほとんどなかった。特に利いていたのがパラグアイDFダ・シルバ。ラフなプレイが散見されたために-20点しているが、それでも50点。ラフを抜けばMVPだった。ちなみに松井の点数が低いのも同様の理由である。

日本は遠藤のセットプレイから良質のボールが上がった。ゴール前でのトゥーリオには迫力があり、長友は守備面でもオーバーラップでも光っていた。本田は相変わらずテクニックがあり、ボールが落ち着いたが、ダ・シルバとのマッチアップではやや劣勢だった。やや不安定さを見せたのが中澤で、ボールへの出だしが遅れるシーンが何度も見られた。


【適当能力査定】

日本代表 攻撃 B- 守備 B+ スペクタクル B

注目選手  CF 本田圭佑(平均採点65/3試合)
        SH 松井大輔(63.3/3)
        CB 田中マルクス闘莉王(53.3/3)

パラグアイ代表 攻撃 B- 守備 A- スペクタクル C+

注目選手  DH エンリケ・ベラ(60/2)
        CF ロケ・サンタクルス(57.5/2)


日本にとってパラグアイは格上だ。格上だが、絶対に勝てない相手ではない。パラグアイの特徴は堅い守備と、中盤でのポゼッション力の高さ。攻め急ぐタイプではなく遅攻がメインで、セットプレイには高さがある。しかし、破壊力というものは感じない。攻撃力は同じB-としたが、デンマーク戦の戦い方ができるという前提にたてば、攻撃力はむしろ日本の方があるくらいだ。

残念ながら、あまり面白い試合にはならないだろう。ロースコアで、接戦になる可能性が高い。1つのミスが試合を決める。少ないチャンスを確実に決められるか、確実にミスをせずプレイできるか、集中力が試される試合になるだろう。そして、そういうプレイはパラグアイは巧い。何か釈然としないまま、0-1で負けていた。そうはならないことを望みたい。

ブラジルVSチリ 

試合内容は 75点

  ブラジル   3-0          チリ

MVP SH ロビーニョ(70)(ブラジル)

GK ジュリオ・セーザル(55)      クラウディオ・ブラーボ(60)
DF ルッシオ(65)            マウリシオ・イスラ(40)
   マイコン(70)            ゴンサロ・ハラ(40)
   ミシェウ・バストス(65)      イスマイル・フエンテス(45)
   ファン(65)            MFアルトゥーロ・ビダル(55)
MF ジルベルト・シルバ(65)      パブロ・コントレラス(20)
   ダニエル・アウベス(60)          カルロス・カルモナ(40)
   ラミレス(65)              ウンベルト・スアソ(60) 
   カカー(70)               マルク・ゴンサレス(40)
   ロビーニョ(70)            アレクシス・サンチェス(60)
FW ルイス・ファビアーノ(65)      ジャン・ボセジュール(55)

ルイス・ファビアーノ→ニウマール(60)
カカー→クレベルソン(?)
ロビーニョ→ジウベルト(?)

コントレラス→ロドリゴ・テージョ(55)
マルク・ゴンサレス→ホルヘ・バルディビア(55)
イスラ→ロドリゴ・ミジャール(65)


チリは最後まで、華麗なアタッキングサッカーを貫いた。特に後半から投入されたミジャールのパスセンスと、前半はブレーキになっていたスアソが後半は輝いた。ビダル、イスラといった守備の選手も積極的に上がるチリのサッカーは本当に見ていて楽しい。ここで消えるのが残念ではあるが、『打ち合いしかできない』サッカーを標榜するチリにとって、スペインやブラジルといった強豪相手には分が悪いところがある。

ブラジルはここに来て、ますます完成されている。優勝候補筆頭の名はもはや不動のものと言えるだろう。セットプレーから抜け目なく先制点を挙げた後は、お得意のジャックナイフのようなカウンターを次々と繰り出す。カカーのワンタッチパスは糸を引くような美しさ。ルイス・ファビアーノがGKをかわして決めるゴールで2点リード。後半になるとルシオが、マイコンが、バストスが上がり、ロビーニョがアクセントをつける即興プレイが随所に見られ、名実共にブラジルらしくなってくる。3点目はラミレスの突破から。攻めに出てくる相手には強いという、チームのタイプ、相性の良さはあったが、まさに完勝といえる内容だった。

私は大会前から、ブラジルを優勝候補筆頭に推していた。だが正直、ルイス・ファビアーノがエースという現状には不安と不満を抱いていた。コートジボアール戦、そして今日の活躍で、ルイス・ファビアーノは真価を見せた。彼を見直すべき時が来たのかもしれない。

また、世界最高のサイドバック、マイコンの素晴らしさも、この大会で存分に見せてくれている。この試合でも先制点をコーナーキックからアシストしているが、そもそもこのコーナーキックを得たのはマイコンの突破によるものだ。後半バストスが上がると、後方に残ってしっかりカバーする気配りも見せた彼は、地味ながら王者ブラジルの影のMVPだろう。


【適当能力査定】

ブラジル代表  攻撃 B+ 守備 B+(普段はA、気の緩みで2ランクマイナス)  スペクタクル B-

注目選手  SB マイコン(65/2)
        CF ルイス・ファビアーノ(55/2)
        OH カカー(55/2)
        SB ミシェウ・バストス(65/2)
       

チリ代表 攻撃 B+ 守備 C スペクタクル A-

注目選手 WG アレクシス・サンチェス(70/3)
       CF  ジャン・ボセジュール(60/3)
       OH  ホルヘ・バルディビア(55/3)
       CB  マウリシオ・イスラ(61.6/3)


今大会、華々しいテクニックで観客を魅了し続けているチリだが、今回ばかりは相手が悪すぎる。南米予選2位のチリ対南米予選1位のブラジルといえば聞こえはいいが、その南米予選でチリはブラジルに2連敗。計7失点を喫しているのだ。輪をかけて、スペイン戦ではイエローを連発、3人の選手が出場停止を受けている。厳しい戦いは避けられないだろう。
絶好調だったサンチェスも、試合を追うごとにパフォーマンスにかげりが見え始めているのも問題だ。
選手が目まぐるしくポジションチェンジを繰り返しながらパスを回していくのがチリのサッカー。一方で受けに回ると、ファウルを連発して止めるしかなくなる。メンタルもどちらかといえば脆く、一度崩れると歯止めが利かない。

優勝候補筆頭のブラジルには穴がない。唯一問題視されるのは、気持ちの緩みで、北朝鮮戦でもコートジボアール戦でも、大量リードを奪った後に気の抜けたミスで1失点を喫している。しかし、大量リードを奪ってからのことなので、トーナメント以降、どこまでこの欠点が問題になるかは疑問だ。攻撃の迫力不足も問題といえば問題だが、カカーもルイス・ファビアーノも調子は上向き。ガチガチに固めてくる相手ならまだしも、攻撃マインド守備はお留守のチリを崩せないほど貧弱な攻撃力ではない。マイコン、バストスのサイドバックも鋭いオーバーラップを見せ、攻撃の迫力不足をフォローすることも可能だ。
この試合、圧倒的にブラジルが優勢である。一サッカーファンとしては、ブラジルの『強いけれど、読める』サッカーよりも、予測がつかないジェットコースターのような、チリにこそ勝ちあがってほしいという気持ちはあるのだが。

オランダVSスロバキア 

試合内容は 50点

   オランダ       2-1           スロバキア

MVP アリエン・ロッベン(65)(オランダ)

GK マールテン・ステレケンブルフ(60)     ヤン・ムハ(65)
DF ヨリス・マタイセン(50)        マルティン・シュクルテル(40)
   グレゴリー・ファンデルヴィール(45)   ヤン・ドゥリツァ(40)
   ジオバニ・ファンブロンクホルスト(50) ラドスラフ・ザバフニク(30)
   ヨン・ハイティンガ(50)           ぺテル・ペカリク(40)
MF ナイジェル・デヨング(50)         マレク・ハムシク(40)
   マルク・ファンボンメル(50)      ウラジミール・ヴァイス(45)
   デュルク・カイト(65)            ミロスラフ・ストフ(45)
   ウェズレイ・スナイデル(50)       ユライ・クツカ(40)
FW アリエン・ロッベン(65)         エリク・イェンドリシェク(40)
   ロビン・ファンペルシー(45)       ロベルト・ヴィテック(45)

ロッベン→エライロ・エリア(55)
ファンペルシー→クラース・ヤン・フンテラール(?)
スナイデル→イブラヒム・アフェライ(?)

イェンドリシェク→コブネク(40)
ハムシク→サラタ(?)
ザバフニク→ヤクブコ(55)


語る価値もない。あまりにもプアな試合、あまりにもプアなパフォーマンスだった。大会初出場の小国スロバキアは仕方ない。ベスト16進出だけでも立派な快挙だ。最後、ヴィテックがPKを決めて大会をしめくくるという、清々しいラストだった。

腐りかけのオレンジ。4勝0分0敗、8得点2失点(うちPK2)のチームには本来ふさわしくない形容詞だが、印象としてはこれ以外にない。見る価値があったのは、ロッベンとカイトのみで、後は極めて凡庸で退屈なゲームの脇役でしかなかった。

オランダに夢を見るのはやめよう。2年前、ベスト8で散りながらもあれだけ鮮烈な印象を残したオレンジ軍団は今日、再びベスト8に進出した。だが、今大会のオレンジ軍団は思い出す価値もない。


↓試合前の記事

【適当能力査定】

オランダ代表 攻撃 B 守備 A スペクタクル C+

注目選手 SH アリエン・ロッベン(平均採点60/1試合)
       FW ロビン・ファンペルシー(46.6/3)
       SH デュルク・カイト(61.6/3)
       OH ウェズレイ・スナイデル(55/3)


スロバキア代表 攻撃 C+ 守備 C+ スペクタクル C+
  
注目選手 CF ロベルト・ヴィテック(58.3/3)
       CH マレク・ハムシク(55/3)
       CB マルティン・シュクルテル(51.6/3)


トーナメント中、最も魅力のないカードと言っては失礼だろうか。
今大会のオランダは、とにかくつまらない。理由はサイドアタッカーの欠如によるものだ。負傷で調整が遅れていたロッベンが、第3戦のカメルーン戦から登場。これにより、大きく攻撃が変わるかと思われたが、カメルーン戦を見る限りではそれもなし。↑に挙げた注目選手の採点を見ても、惨憺たる数字である。にも関わらず、勝ち抜けてこられたのは、守備の堅さから。何せ、失点はPKの1つのみ。そのPKも、思わず手を出してしまったというもので、崩されての失点ではない。守備ブロックの堅さは今大会でも屈指だ。
一方のスロバキアは、最終戦イタリアにアップセットを演じ、勝ちあがってきた。もちろん、そのこと自体は素晴らしいのだが、イタリアがあまりにも惨めだったというだけの話であって、スロバキアには取り立てて光るものはない。何せニュージーランドに引き分け、パラグアイにはわずかに枠内シュート1本で敗れているチームである。もちろん、更なるアップセットを演じる可能性もないではないが、オランダの守備にはカンナバーロのような穴はない。3-0くらいで、面白みもなく決着がつくのではないだろうか。

もちろん、この予想が覆されてほしいと思う。「バカにしてすまなかった」、そう思わせてほしい。そうなれば、試合も、そして大会も面白くなるに違いないのだから。

アルゼンチンVSメキシコ 

試合内容は 65点

MVP CF カルロス・テベス(70)(アルゼンチン)

   アルゼンチン   3-1        メキシコ

GK セルヒオ・ロメロ(60)         オスカル・ペレス(60)
DF マルティン・デミチェリス(50)     カルロス・サルシド(65)
   ニコラス・ブルディッソ(50)      エフレン・フアレス(50)
   ニコラス・オタメンディ(55)       リカルド・オソリオ(30)
   ガブリエル・エインセ(65)       フランシスコ・ロドリゲス(45)
MF マキシ・ロドリゲス(50)         ラファエル・マルケス(50)
   ハビエル・マスチェラーノ(55)    ヘラルド・トラド(45)
   アンヘル・ディマリア(40)       ジオバニ・ドス・サントス(60)
   カルロス・テベス(70)         アンドレス・グアルダード(60)
FW ゴンサロ・イグアイン(60)      ハビエル・エルナンデス(60)
    リオネル・メッシ(70)        ロドルフォ・バウティスタ(40)

テベス(70)→ファン・ベーロン(50)
ディマリア(40)→ホナス・グティエレス(?)
マキシ(50)→ハビエル・パストーレ(55)

バウティスタ(40)→バレラ(70)
グアルダード(60)→ギジェルモ・フランコ(?)


決勝トーナメントに入ってから、誤審が増えている。が、これほど試合の興趣をダイレクトにぶち壊した誤審は初めてだ。イングランドVSドイツの幻のゴールも確かに酷いジャッジだった。しかし、良くも悪くもイングランドのメンタルの強さが、ダメージを最小限に抑えたと思う。もちろん、あれがなかったらわからなかった面はあるけれど。

さて、今回のロゼッティ主審の誤審は、完全にオフサイドポジションにいたテベスのゴールを認めたということだ。このジャッジに猛反発したメキシコの選手たちは、完全に集中力を欠いてしまった。その5分後にオソリオの信じられないくらい気の抜けたミスは、それに乗じたイグアインを褒めるにしろ、あのジャッジの後遺症としか見えなかった。

後半、ようやく気を取り直したメキシコだったが、テベスの、今度は正真正銘見事なミドルシュートを浴び、ついに3点差に。ここでアルゼンチンは勝ちを確信したか、ギアをローに。メキシコが試合を支配し、猛攻撃から1点を返すも、タイムアップ。2点差でアルゼンチンが勝利した。


確かに、オソリオのミスはメキシコのメンタルの弱さを槍玉に挙げることもできる。あのミスがなかったら、1点差、まだわからなかっただろう。
けれど。あのジャッジミスさえなければ……ハーフタイムに起きた小競り合いは、ロゼッティの罪だ。この主審、ガーナVSオーストラリア戦でも、故意ではないハンドに対する、あまりにも厳しいレッドカードでキューウェルを退場に追い込み、試合を壊している。

サッカー弱小国のレフェリーではない。ドイツVSセルビアのマジェンコはスペイン、このロゼッティはイタリア、ドイツVSイングランドのラリオンダはウルグアイ、ブラジルVSコートジボアールの…(ラが頭についたけど名前は忘れた)、フランスだ。もう少し、どうにかならないもんかと思う。



↓試合前に書いた記事

【適当能力査定】

アルゼンチン代表 攻撃力 A 守備力 B- スペクタクル B+

注目選手 CFリオネル・メッシ(平均採点68.3/3試合)
       CH ファン・ベーロン(62.5/2)
       SH カルロス・テベス(62.5/2)
       CF ゴンサロ・イグアイン(67.5/2)


メキシコ代表  攻撃力 B 守備力 B- スペクタクル B

注目選手  DH ラファエル・マルケス(60/2)
        CB カルロス・サルシド(60/2)
        CF ハビエル・エルナンデス(55/2)


2006年ワールドカップでも、トーナメント1回戦で顔を合わせた両者。前回は延長までもつれ込む激戦の末、アルゼンチンがベスト8に駒を進めた。
前回に比べると、アルゼンチンはほんの少しだけパワーダウン。メキシコはほんの少しだけパワーアップをしている印象だが、それでもアルゼンチンが優勢だろう。テクニックを軸とした、オフェンス系のチーム。持ち味も似通っているだけに、個の能力が試合を左右するのではないだろうか。タイプはやや異なるとはいえ、予選リーグで同じ南米のウルグアイ相手に惜敗しているのも気になるところだ。

アルゼンチンは、イグアイン、メッシ、テベス、アグエロと攻撃陣が絶好調で、どの選手を選ぶかマラドーナ監督も嬉しい悩みに頭を抱えていることだろう。一方、守備はここまで大きな破綻はしていないものの、ナイジェリア・韓国・ギリシャと、いずれも攻撃力はいわゆるワールドクラスではないだけに、不安も残る。とりわけ右サイドバック、守備能力も低く、そもそもDFの選手ではないホナスが弱点で、メキシコとしたら積極的に突いていきたいところ。

メキシコはドス・サントスを中心に、バレーラ、エルナンデスとスピードのあるアタッカーがゴールを強襲するが、ストライカー不足故か、どうにも決定力がない。試合ごとにアタッカーを代えており、正直スタメンを予想するのにも困った。グアルダード、ギジェフランコ先発で、バレラ、エルナンデスは後半から投入という可能性も高い。
DFラインからロングパスで攻撃を司るマルケスと、自らがリベロ的にオーバーラップするサルシド。この2人がアルゼンチンを相手に、どこまで攻撃に絡めるかもポイントになってくるはずだ。
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