2010年06月

ドイツVSイングランド 

試合内容は 80点

    ドイツ    4-1             イングランド

MVP OH メスト・エジル(80)(ドイツ)

GK マヌエル・ノイアー(75)         デイビッド・ジェームズ(65)
DF フィリップ・ラーム(60)            ジョン・テリー(35)
   アルネ・フリードリヒ(65)          マシュー・アップソン(55)
   ペア・メルテザッカー(55)          アシュリー・コール(50)
   イェロメ・ボアテンク(60)           グレン・ジョンソン(40)
MF サミ・ケディラ(60)           スティーブン・ジェラード(60)
   バスティアン・シュバインシュタイガー(65) ガレス・バリー(45)
   トマス・ミュラー(80)             フランク・ランパード(70)
   メスト・エジル(80)            ジェームズ・ミルナー(55)
   ルーカス・ポドルスキ(65)       FW ウェイン・ルーニー(55)
 FW ミロスラフ・クローゼ(80)      ジャーメイン・デフォー(60)



予想通り、開始から積極的にプレイしたドイツ。しかし、序盤はイングランドも巧く対応し、25分までは眠気を催すような膠着状態が続く。
25分、一瞬の隙を突いたドイツの先制ゴール。ノイアーの超がつくほどのロングパスを、クローゼが強靭なフィジカルでDFをものともせずにゲット。バイエルンでのプレイから衰えを囁かれるクローゼだが、このゴールを見ればいまだに彼は世界トップクラスのストライカーだと思わせる、そんなゴールだった。更にドイツは畳み掛ける。エジルから、サイドに開いたクローゼへパスが通ると、クローゼがダイレクト、アウトサイドでDFラインの裏にパスを通す。この、テクニカルなプレイに反応したのがミュラー。シュートを撃つかと思いきや、見事な判断でポドルスキにパス。後は決めるだけのゴールを決めて、ドイツが2点差。
サッカーの質でも圧倒していたドイツ。これで楽勝かと思いきや、油断があったのかなかったのか。ロングパスをアップソンがヘディング一発、イングランドが一点差に。すると、今大会初めて、イングランドの攻撃に迫力が出る。更に更に、ランパードの強烈ミドルがバーを叩き、ゴールイン。
しかし、ラリオンダ主審は寝ぼけてでもいたのか、世紀のジャッジミス。
ゴールは認められず、ドイツは安堵、イングランドは呆然とする。それでも前半はイングランド優勢だった。

後半、イングランドは再びペースを落とした。まるで同点ででもあるかのように。事実、じっくり一点を返そうという判断だったのだろう。だが、それでもドイツの攻撃は防げない。鮮やかなカウンターだった。シュバインシュタイガーが持ち込み、ミュラーへ。ミュラーが落ち着いて決め、再び2点差。
直後、エジルがバリーをぶち破り、丁寧なクロスを入れると、再びミュラーが押し込み、3点差。これで勝負は決まった。

ミュラーのシーン、エジルのシーンは、それぞれジョンソンとバリーが応対していた。このシーンで、彼らはファウルを選ぶこともできたが、それをしなかったのは、彼らのフェアプレイ精神の表れだと感じた。南米のチームのように、あそこはファウルで潰すのが勝つためには正しい選択だったかもしれないが、僕はイングランドのフェアプレイ精神を支持したいと思う。


↓試合前に書いた予想


【適当能力査定】

ドイツ代表 攻撃 A 守備 B スペクタクル A+

注目選手 OH メスト・エジル(平均得点68.3/3試合)
       SB フィリップ・ラーム(71.6/3)
       DH サミ・ケディラ(60/3)
       SH ルーカス・ポドルスキ(61.6/3)

イングランド代表 攻撃 B- 守備 A- スペクタクル C-

注目選手  SH スティーブン・ジェラード(55/3)
        CF ウェイン・ルーニー(58.3/3)
        CB ジョン・テリー(46.6/3)

バラック、トレーシュ、アドラー、ロルフェス、ベスターマン。大会前に負傷離脱した選手たちのリストは、ドイツがトップだろう。そして大会が始まってからも負傷者が続く。カカウはこの試合出られない。シュバインシュタイガーも微妙、エジルも負傷を抱えている。
それでも、ドイツは強い。オーストラリア戦で見せたパフォーマンスは今大会全試合、全チームを通して最高のものだった。ついにブレイクしたトップ下のエジルが攻撃の中心だが、ドイツのエンジンの火付け役はポドルスキだろう。積極的にミドルを放っていく彼の調子が良ければ、ドイツの攻撃は勢いを増す。

イングランドは、スイス・イタリアと並ぶカテナチオの使い手だ。あまりにも魅力のないサッカー、それでもしぶとく勝ち上がるのは名将カペッロのチームならではか。今大会、失点はわずかに1、それもGKグリーンのイージーミスからだったが、その数字ほどには守備も堅くない。テリー、キャラガーは裏をとられるシーンが目立ち、中盤もアルジェリアのテクニカルなボール回しに翻弄され続けていた。幸い、ドイツのクローゼは裏に抜け出すタイプのFWではないし、縦に速いドイツの攻めはイングランドが最も苦手としているポゼッションタイプの攻撃ではない。

試合はイングランドが受け、ドイツが攻める展開になるだろう。イングランドとしてはワンチャンスをFWが抜け出し、ゴールを決めたいところ。ドイツのDFもまた、あまりスピードがあるとは言えず、ルーニーやデフォーといった俊足FWが裏をつければ、チャンスは生れるはずだ。今大会、今ひとつ波に乗り切れないルーニーの一発が、そろそろ見たい。

アメリカVSガーナ 

試合内容は 80点

   アメリカ       1-2(EX)    ガーナ

MVP GK リチャード・キングストン(75)(ガーナ)

GK ティム・ハワード(70)      リチャード・キングストン(75)
DF ジェイ・デメリット(60)        ジョン・メンサー(55)
   ジョナサン・ボーンスティーン(65) ジョナサン・メンサー(45)
   カルロス・ボカネグラ(45)      ジョン・ペイントシル(55)
   スティーブ・チェルンドロ(25)    ハンス・ザルパイ(50)
MF リー・クラーク(35)          アンソニー・アナン(45)
   マイケル・ブラッドリー(45)     プリンス・ボアテンク(70)
   クリント・デンプシー(75)      アンドレ・アユー(60)
   ランドン・ドノバン(70)        クワドゥ・アサモア(60)
FW ロビー・ファインドリー(50)     DFサミュエル・インコム(35)
   ジョジー・アルティドール(75)    FWアサモア・ギャン(75)

クラーク→モーリス・エドゥ(60)
ファインドリー→ベニー・ファイルハーバー(60)
アルティドール→エルクレス・ゴメス(50)

ザルパイ→ドミニク・アディ(55)
ボアテンク→ステファン・アッピアー(50)
インコム→スレイ・ムンタリ(55)


まさに激戦。そして予想外。グループステージであれだけチャンスを量産していながら、シュートを枠に飛ばせなかった、超がつくほどの決定力不足だったガーナが、この試合、数少ないチャンスで確実にゴールを奪ったのだから。
開始5分過ぎ、ガーナの心臓ボアテンクがボールカットから、電光石火のドリブル突破、振りぬいたシュートが見事にゴール。ガーナが早くも先制した。

その後も、DFラインとボランチの連携の悪さから、ピンチを招く。チェルンドロ、ボカネグラ、クラーク、そしてマイケル・ブラッドリーの採点が低いのは、いずれも裏をとられたり、ミスからピンチを招くなど、不安定さを露呈したからだ。この状況に、アメリカのボブ・ブラッドリー監督が動く。クラークに代えて、エドゥを投入したのだ。すると、流れが俄然アメリカに傾いた。その後、終始試合を支配し続けたのはアメリカだった。

右サイドのデンプシー、中央のドノバン、そして最前線のアルティドールが有機的に絡み合う、『魅せる』サッカーはこの日も健在。特にアルティドールは脅威のフィジカル能力で、ガーナDF陣をすら圧倒。DFラインからの工夫のないロングボールも、アルティドールが構えるならそれは十分チャンスを生む。こぼれ玉を拾い、突破を仕掛けるのはデンプシーとドノバン。後半25分、デンプシーが倒され、アメリカがPKを獲得。ドノバンがきっちり決めて、同点に追いつく。その後もアメリカのペースだったが、ガーナGKキングストンを中心にガーナがしぶとく守り抜く。試合は圧倒的にアメリカペースだったにも関わらず、ガーナ守備陣は延長まで耐え抜いたのだ。

延長戦突入。アメリカはボブ・ブラッドリー監督が不可解な采配を見せる。あれほど利いていたアルティドールを下げて、ゴメスを投入したのだ。負傷・疲労、何かあったのかもしれないが、戦術的な交代だったとしたら、大失敗だった。更に、一瞬の隙をガーナのギャンに突かれ、なんとガーナが再びリードを奪う。
その後、アメリカはロングボールを闇雲に放り込むが、アルティドールのいない前線では、簡単にガーナDFにはじき返されるだけ。ガーナのやや露骨な時間稼ぎが目につく中、時間は刻々と過ぎていき、タイムアップの笛がなった。

アメリカは好チームだった。本当に、ずっと見ていたくなる、今大会数少ないチームだったのだ。だが、これがサッカーでもある。決めるべき時に決められなければ、勝つことはできない。

もちろん、ガーナも強かった。アッピアー、そしてムンタリをベンチに置けるほど、ガーナの中盤の層は厚い。チームの大黒柱だったであろうエッシェンを欠き、大会に入ってからチームの中心を担っているボアテンクを負傷で欠いても、ガーナは全く慌てなかった。



↓試合前に書いたプレビュー記事

アメリカ代表 攻撃力 B  守備力 B- スペクタクル A-

注目選手 OH ランドン・ドノバン(平均採点66.6/3試合)
       CF ジョジー・アルティドール(61.6/3)
       DH マイケル・ブラッドリー(58.3/3)

ガーナ代表 攻撃力 B-(チャンスメイク A、決定力 D)
        守備力 B スペクタクル B+

注目選手 DH プリンス・ボアテンク(58.3/3)
       CF プリンス・タゴエ(60/3)
       DH アンソニー・アナン(51.6/3)  
       CF アサモア・ギャン(58.3/3)


実力ではほぼ互角で、ロースコアの展開になりそうだが、(好きなので希望も込めて)1-0でアメリカと予想。ただし、中盤はガーナが支配するのではないか。


今大会、アフリカで最も組織立ったサッカーを見せたのがガーナ代表。中盤から面白いようにパスが回り、チャンスの山を築き上げる。チームの中心は、帰化したばかりのプリンス・ボアテンク。チームの心臓として、流れを作り出す選手だ。ここにアユーとタゴエのスピード&パス、ディフェンスラインの裏へ抜け出すギャン。ここまでは素晴らしいのだが、何故かギャンのシュートは枠に飛ばない、というのが今大会の…いや、4年前からのガーナの病巣だ。決定力不足とは日本だけの話ではない。ガーナは日本異常に決定力不足なのである。今大会でも得点は2点、それもPKのみ。ドイツ戦を除く2試合は圧倒的に敵陣で試合を進めていたにも関わらず、である。
守備も堅い。圧倒的なフィジカルを利してはいるが、組織も整備されていて穴がない。アフリカ勢にありがちなファウルも、ガーナに関してはさほど多くはない印象だ。ただ、フィジカルで相手を吹っ飛ばすシーンは散見され(ファウルではない)、神経質な、それこそウンディアナ・マジェンコのような審判にあたった場合、ことごとくファウルをとられてしまう可能性がある。審判との相性も試合を分けるかもしれない。GKキングストンは波に乗るタイプのGKだが、時折ミスを犯す。この辺もねらい目かもしれない。


アメリカは、サイドからの攻撃に特徴があり、縦の展開が速いチームだ。
攻撃の中心はドノバン。スピード溢れる突破も彼の魅力だが、今大会ではその正確なクロス技術で、オープンプレイ、セットプレイを問わずチャンスを作り続けている。前線にはフィジカルモンスター、アルティドールが控えており、ガーナDF陣と屈強な肉弾戦が繰り広げられそうだ。
ゴールマウスにはハワードが構える守備も、ガーナほどではないにせよ、ほぼ遜色のない堅さだが、オニェウの相棒デメリットに不安がある。縦には強いが、スピードは遅めでファウルで止める傾向にあるからだ。また、中央の守備もブラッドリーの相棒が予選を通じて定まらなかったように不安があり、中盤の支配率ではガーナに分があるだろう。ただしガーナの攻撃はなかなかゴールに結びつかない。アルジェリアを沈めた、アメリカの高速カウンターが火を噴く。そんな展開が予想される。

劇的な形でのトーナメント進出に、ムードも最高潮。勢いではアメリカに分があるが果たして。

ウルグアイVS韓国 感想

試合内容は 70点

    韓国           1-2  ウルグアイ

MVP CF ルイス・スアレス(75)(ウルグアイ)

GK チャン・ソンヒョン(45)        ネストル・ムスレラ(60)
DF イ・ジョンス(45)            ディエゴ・ゴディン(60)
   チャ・ドゥリ(55)            ディエゴ・ルガーノ(60)
   イ・ヨンピョ(55)            ホルヘ・フシーレ(60)
   チョ・ヨンヒョン(45)          マキシ・ペレイラ(60)
MF キム・ジョンウ(45)          ディエゴ・ペレス(55)
   キ・ソンヨン(50)           エヒディオ・アレバロ(55)
   イ・チョンヨン(60)           アルバロ・ペレイラ(50)
   パク・チソン(75)           FWエディソン・カバーニ(40)
   キム・ジェソン(50)            ルイス・スアレス(75)
 FW  パク・チュヨン(65)           ディエゴ・フォルラン(60)

キム・ジェソン(50)→イ・ドングック(60)
キ・ソンヨン(50)→ヨム・ギフン(50)

ディエゴ・ゴディン(60)→ビクトリーノ(55)
アルバロ・ペレイラ(50)→ニコラス・ロデイロ(60)
ルイス・スアレス(75)→アルバロ・フェルナンデス(?)


【試合感想】

タバレス監督は、守備を固めるのが早すぎた。前半、ゲームを支配していたウルグアイは、韓国GKチャン・ソンリョンのミスを突いてスアレスがゴール。このミスが後々大きく響くことになる。なお、プレビュー記事でも書いたチャ・ドゥリの裏を突いたフォルランのクロスが生んだゴール、ということもできるだろう。

試合の後も圧力をかけ続けたウルグアイは、いずれも不可解な笛に取り消されたものの、2ゴール加える用意があった。イ・ジョンスのミスをかっさらったプレイと、エリア内で韓国DFがハンドを犯したシーンである。

しかし、後半になるとウルグアイは完全に守勢に回った。ハーフタイムでのタバレスの指示であることはほぼ間違いないだろう。闘い方がガラリと変わったのだ。まだ残り45分もあるのに、である。韓国はこの機に乗じてパク・チソンを中心に決定機を量産する。このパク・チソン、結果こそ出なかったものの、スアレスとほぼ同等のパフォーマンスを見せ、イタリア版Yahooでは7.1の採点を獲得している(日本版では4.3。日本がベスト16に入ろうが何をしようが、日本のファンのレベルはイタリアには程遠いということか)。

韓国寄りの笛を吹いているのかと思ったシュタルク主審だが、単にミスを連発しているだけだったようで、今度はウルグアイ、カバーニがペナルティエリアで犯したファウルを見逃している。そんな韓国の猛攻が報われ、イ・チョンヨンのゴールが決まるとウルグアイは再び攻撃に出る。そしてその8分後にスアレスの芸術的なシュート。するとまたウルグアイは守勢に回り、あまつさえスアレスを交代して守備固め。パク・チソンからイ・ドングックのホットラインでピンチを迎える。これがもし決まっていたら、延長戦はどう戦うつもりだったのか。

普通に戦えば、ウルグアイは危なげなく勝利できただろう。それができなかったのは、タバレスの省エネ臆病采配にある。

韓国はここで敗退となったが、アジアのチームが世界の強豪相手にガチでやれるんだということを改めて実証してくれた。今大会を通じて高質なMF陣は、この日も素晴らしかった。守備が弱いのが改善点だろう。
4年後、更なる成長を遂げた彼らに期待したい。


↓試合前に書いたプレビュー



【適当能力査定】

韓国 攻撃力   B- 守備力   C+ スペクタクル B

活躍選手 OH パク・チソン(平均採点61.6点/採点対象3試合)
            SH イ・チョンヨン(65/3)
       DH キ・ソンヨン(63.3/3)
       DH  キム・ジョンウ(65/3)

ウルグアイ 攻撃力 B 守備力 A+ スペクタクル B-

注目選手  CF ディエゴ・フォルラン(62.5/2)
               CB ディエゴ・ルガーノ(62.5/2)        
              CF ルイス・スアレス(57.5/2)
              SH アルバロ・ペレイラ(60/2)



予想では、ウルグアイが優勢。だが、ポゼッションサッカーの韓国がボールを支配し、ウルグアイがそれを受ける形になるのではと予想する。


今大会の韓国は、中盤にタレントを擁する好チーム。中盤の底からキ・ソンヨンがゲームメイクをし、サイドのイ・チョンヨンが突破&クロス。パク・チソンはギリシャ戦でも見せたように、「個」で局面を打開できるタレントだ。精彩を欠いていたFWパク・チュヨンにも、ナイジェリア戦でとうとうゴールが生まれ、一気に乗ってきそうなだけに侮れない。また、セットプレーからDFのイ・ジョンスが2ゴールと、こちらも大きな武器となっている。

一方守備は3試合で6失点と、硬いとはいえない。積極的なオーバーラップを仕掛ける右サイドのチャ・ドゥリの裏がウィークポイントだ。


ウルグアイは、攻撃・守備共に磐石の強豪で、今大会最大の台風の目となるかもしれない。今大会無失点の守備陣はムスレラ、ゴディン、ルガーノに加え、中盤にもペレスというクラッシャーを擁する。左サイドハーフのアルバロ・ペレイラのダイナミズムは守備面でも活かされており、鉄壁だ。
攻撃は前線の3人、スアレスとフォルラン、それに恐らく起用されるであろうカバーニとアルバロ・ペレイラの4人まで。あまり人数をかけて攻撃をする印象はないが、フォルラン&スアレスの2トップが大暴れ。この2トップを韓国守備陣が抑えるのは至難の業である。


適当予想では2-0でウルグアイ。同じアジアの同胞として、韓国の活躍を応援したい気持ちもあるし、ベスト4も十分狙えるウルグアイの快進撃を見たい気もするしで、悩ましい。

チリVSスペイン

試合内容は 65点
 
    チリ      1-2       スペイン

GK  ブラーボ(45)          カシージャス(55)
DF  イスラ(55)            セルヒオ・ラモス(50)
    ポンセ(30)           カプテビラ(50)
    ハラ(50)            プジョル(50)
    メデル(50)           ピケ(55)
MF  バルディビア(50)     MF ザビ・エルナンデス(60)
    エストラーダ(20)         ザビ・アロンソ(60)
    ボセジュール(65)         ブスケッツ(55)
    ビダル(50)            イニエスタ(60)
FW アレクシス・サンチェス(55)   ビジャ(65)
    マルク・ゴンサレス(45)     フェルナンド・トーレス(60)

バルディビア(50)→パレデス(55)
マルク・ゴンサレス(45)→ミジャール(60)
サンチェス(55)→オレジャーナ(?)

トーレス(60)→セスク(50)
アロンソ(60)→ハビ・マルティネス(60)


まずはじめに、この試合は猛烈な攻め合いを見せた前半と、退屈極まりない後半に分けられる。後半は明らかに他会場の経過を意識した結果で、ほとんど参考程度にしかならないパフォーマンスだった。なので↓で記された内容はほとんどが前半の感想である。


【チリ】

美しいサッカーはスペインにすら通じた。しかし、守備では我を忘れたファウルで完全に自滅。かと思いきや、一人少なくなっても1ゴール返すんだから、やっぱりチリは凄い。
とはいえ、やはりこの守備力の低さとメンタルは問題だろう。必要ないファウルを繰り返し、次節出場停止者は3人。トーナメント一回戦のブラジルを相手に、チリは戦えるのだろうか。不安は尽きない。

【スペイン】

追い込まれたスペインは結局アラゴネス仕様の中盤に戻した。サイドアタッカーを置かない、4-4-2である。イニエスタの復帰故か、システム変更故か、はたまた相手が守備が疎かなチリ故か、今大会で初めて、安定したスペインを見ることができた。ビジャの芸術的なゴールでチームの緊張は解け、以後はのびのびとプレイした。のびのびしすぎて後半は間延びしてしまったが。次はイベリア対決。面白い試合になりそうだ。

グループG最終節

コートジボアールVS北朝鮮を見ていたんですが、つまらなかったんで
採点はなしで。戦前は死のグループといわれていましたけど、結局ポルトガルはブラジル・コートジボアールと引き分け、北朝鮮に大差で勝つという選択をしたわけですね。賢いといえば賢い。
北朝鮮戦を見る限り攻撃力があるような錯覚に陥るけど、このチームは本当は守備的なチームなんじゃなかろうか。
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