2010年07月

色ざんげ読了

著者は宇野千代。評価はA+。


妻子もちの主人公が、次々にいろんな女性と泥沼恋愛に耽る作品。
ヒロイン格は2人(+1人)いるのだが、物語序盤で異彩を放つのが、高尾という少女。鮮烈な悪女っぷりは、他の追随を許さない域だろう。

まだ親の意向で結婚が強制される時代柄か、「好きあってもいないのに結婚してしまった」というパターンや「好きあっているのに家族の反対に遭う」というパターンが目立つ。
3人目のヒロインのとも子は、端から魅力的に描いてもらえず、ひたすら気持ちが弱く、それでいて抜け目のない女性という印象を受ける。それに流されるように結婚した主人公は、その数倍メンタルが弱いのだけれど。

メインヒロインのつゆ子は、さすがメインヒロインだけあって存在感は抜群だが、この小説ではほとんど『幸せな恋愛』は描かれず、終始ドロドロしているため、イマイチ魅力を出し切れてはいない。
無駄な部分が一切ない、コンパクトでリーダビリティが高い小説とも言えるが、幸せな部分がないために、いっそう救いのない、空虚な印象を受ける。

ラスト、命をとりとめた二人はその後、どうなったのだろうか?
主人公はもう恋愛ごとからは足を洗って、独り身を楽しんでいるのだろうか。その辺、かなり気になるところだが、そこは読者の想像に任せるということなのだろう。あれだけドロドロしていた恋愛も数年後に振り返ると懐かしい思い出……というラストの雰囲気が、切なさと甘さを感じさせて個人的には良かったと思う。

ひぐらしのなく頃に誓 見ました

見終わっての感想としては、「悪くはなかった」(B評価)といったところです。

原作の『罪滅し編』には、山場が2つ(+1つ)あります。
前半の『レナの告白』と、後半の『レナの篭城』。
それから、罪滅し編の山場ではないですが、ひぐらし全体の山場である『圭一の告白』です。


このうち、原作では『レナの告白』シーンと『圭一の告白シーン』は、涙なしではいられない泣かせるシーンです。この2つのシーンがあるため、『罪滅し編』は私にとってひぐらしで一番好きなシナリオになっています。一方で、クライマックスである篭城シーンは唐突に始まる決闘がなんとも言えない読後感を残してくれました。


この映画では、逆でしたね。『レナの告白』シーンは、なんだか言葉が上滑りしているだけにしか思えず全く感動できませんでした。『圭一の告白シーン』も、圭一に抱かれる魅音や、目の前のラブシーンに目を白黒させる沙都子に萌えはしましたが、肝心の告白は誰も圭一を許すこともできず、悲しいできでした。


このままで終わったらD評価だったのですが、原作で寂しい出来だったクライマックスの篭城シーンはなかなか魅せてくれました。結局終わってみれば、原作で伝えようとしていたエッセンスは最低限詰まっていましたし、
これはこれでアリだったのかなぁと思います。


「泣きながら」会話するシーンは、文字にして読めば何を言っているかもわかりますが、実写ですとかすれ声だったり声が小さかったりで何を言っているのかわからない部分も多く、感情移入しづらい部分がありました。
また、ゲームの「罪滅し編」は6作目なのでレナが良い子だということをプレイヤーは皆が知っていましたが、実写ですとまだ2作目なためにレナが単に危ない奴に見えてしまうのは致命的だったかもしれないなぁと思います。

ユリシーズ読了

著者はジェームズ・ジョイス。評価はD。

マジでつまらなかった。ただただ退屈、ただただ欠伸の出る瞬間睡魔発生装置のような本だった。
そもそもがユーモア本、時代を超えて楽しめるユーモアっていうのはなかなかない気がする。それをこの分厚さで、しかもわけのわからないヘンテコな文体でやられるんだからたまらない。

元ネタ(「オデュッセイア」)を知らないから楽しめないのかもしれな……いや、そんなレベルじゃないだろう。
これを読んで本当に楽しめる人というのは、「教養」があり、「時間」があり、「忍耐力」があり、「読解・理解力」がある人だけだと思う。


意地で読了しましたが、僕はお金をもらっても、再読したくないです。
読了というか、ただ読んだだけというか……。

水源 読了

著者はアイン・ランド。評価はS

今年読んだ数ある本の中で、間違いなくベスト3には入る作品だ。


この本には強烈なメッセージ性が込められているんだけど、それに賛成でも反対でも(僕はどちらの立場でもない)、この本を名作と認める障害にはならないと思う。これは「思想書」であり、「ハーレクイン」であり、「純文学」であり、「読み物」であるから。


まずは登場人物を紹介する。そして、同時に思想についても軽く紹介しよう。


主人公のハワード・ロークは、わが道をゆく天才だ。世間の評判、他人からの評価など全く気にせず、ひたすら自分の好きなこと、自分が価値を置くことに向けて行動する。たいていは非とされる、この「絶対自分中心主義」を是としたことが本作の特徴であり、「思想」だろう。しかしこの思想は当然、危険だと感じる。自分の考え方、感じ方が正しいとは限らないからだ。ハワード・ロークは天才で、間違わないから、この絶対自分中心主義が「結果として良く見える」だけで、こんなの普通の人が社会でやったら鼻持ちならないだけの傲慢な奴で終わりだろう。世捨て人になるなら悪くはないが。まぁ、それはそれとしてロークのような生き方ができればいいなぁとは思う。一つの理想としてね。


「絶対自分中心主義」は、他人にはまるで干渉しない。なぜなら、他人の評判を全く気にしないから、干渉する理由がないのだ。自分は自分、他人は他人であって、自分がしたいように他人を動かすようなわがままは、この絶対自分中心主義では認めていないことに注目したい。


僕は「水源」という小説が面白いと感じるし、面白い作品を強く人に勧めたい気持ちもわかる。「この本を読んだ人と語り合ってみたい」という気持ちは非常によくわかるし、僕もそう思う。ただ、そう思った時点で、その人はハワード・ロークであることを放棄している。

「僕がいいと思ったから、僕の中で『水源』は面白かった」というレベルにとどめておくのがハワード・ローク式だろう。僕はロークを理想としつつも絶対に実践できないことを理解しているので構わないのだが、真にロークを目指すつもりがあるなら、某レビューにもあるように「この本を読んで魂が震えない奴は終わってます」などと書かずに、黙って価値をかみ締めるがいい。まして、間違っても「この本の信者を増やしたい!」なんて言ってはならない。
ハワード・ロークになりたいと思わない人は、いいのだ。ハワード・ロークになれもしないのに、なりたがる連中、特に「絶対自分中心主義」を自分の都合が良いように誤解して実践しようとする連中はヤバい。ハワード・ロークは神話の人物でしかない。仮にハワード・ロークになれる人がいたとしても1万人に1人だろう。「アメリカ人が認める20世紀の偉大な小説No2」にこの本が選ばれているにも関わらず、圧倒的な支持率でブッシュ政権を支持し、イラク爆撃に踏み切った事例を見ても、愛読者≠ハワード・ロークになれる人、ではないことがわかるだろう。
逆に僕は、あまり多くの人に、とりわけその資質を持たない人に「水源」を読んでほしくないと思う。そんな人が増え続け、「社会主義批判」とか、「弱者切捨て経済」に安易に賛同するような事態に陥りかねない作品。率直に言って有害図書にしたほうがいいと思うよ、この本は。


ロークに対比される第一の男は、ピーター・キーティング。哀れなほどの凡人だが、一番理解しやすいキャラだろう。キーティングはロークのアイディアをパクった上で、大衆にひたすら迎合し、名声を得る。しかし自分というものを持たず、中身は空っぽな人物に過ぎない。私自身は彼ほど露骨でもなければ悪趣味でもないつもりだが、彼を評した「偉大になりたかったのではなく、偉大だと思われたかった」というセンテンスは胸に突き刺さるものを感じる。俺は、やはりキーティングなのか。昔捨てた女に未練たっぷりに縋る彼の姿を含め、凡庸であることの悲しさ、悲哀が見て取れる。
最初はキーティングのウザさが目に付いたのだが、終盤になってくるとかわいそうになってくる。この「かわいそう」という感情はロークに言わせると一番「残酷」なものだそうだが……どうだろう。確かにロークやキーティングほどにプライドが高いなら、残酷と感じるのかもしれない。
ここまで低劣かどうかはおいておくが、ほとんどの読者にとって一番近いのはこのキーティングだろう。彼の正体が暴露され、罵倒されていくのを我が身に置き換え、反省するのはこの本の楽しみ方の一つだと思う。私は、反省することしきりだった(しかし、だからといってなかなか直らないものだが)。


ロークの絶対個人主義に真っ向から牙を剥くのが「絶対利他主義」を僭称するエルスワース・トゥーイーだろう。彼はメディアの力を悪用して、無価値なものをさも価値があるように書き立てる文才を持っている。それに騙されてその商品をありがたがる、愚かな大衆を操る支配者だ。正直、なんでそんなことをしたがるのか全くわからないが、この小説中随一のウザキャラだろう。


ゲイル・ワイナンドの評価はしにくい。ロークの絶対個人主義の反対で自分を殺して商売をしてきた男だが、他人の高潔さを殺して回るエピソードはそれにそぐわない気がするのだ。その辺は読み込み不足だろうか。


ヒロインのドミニク・フランコンは、最も理解できないキャラクターだ。それだけではなく、ヒロインにも関わらずやることが相当えげつない。いくら愚鈍でウザったいキーティングとはいえ、彼を弄ぶ権利が彼女にあったとは到底思えないのだが。とはいえ、ハーレクインとして読むなら彼女に重点を置かずにはおれないのが苦しいところ。
…好きな人にレイプされて支配されたい、クールビューティーにして実はマゾ気質。ってことはわかるけどさぁ。余談だけど、エロシーンはなかなかにエロい。女性作家の描く肌の感覚は本当に繊細でゾクリとする。距離感の描き方などにも見るべきところが多いように思う。


最後に。物語としても良くできていると思うのだが、ラストの爆破が「無罪」になるのはさすがに荒唐無稽にすぎると感じるし、弱者を切り捨てる公共住宅廃止等(全員に門戸を開け放てば、単なる早い物勝ちになり、低所得者に行き渡らない)、思想としては受け入れがたいものも感じた。
世界の富は、世界中の人が食っていけるだけあるのだから、それを平等に分け合えれば食っていけるだろう。そんな夢物語を信じるわけではないが、 「せっせと働く中産階級が、役立たずの乞食と変わらない待遇なのはおかしい」という下を切る方策ではなく、「せっせと働く中産階級が、社交に明け暮れる上流階級よりも貧しいのはおかしい」と、上を均す方がよほど健全だと思うのだが。

ベスト23選手&その他ポジティブ選手 

3試合以上採点がついた選手は、平均採点も出す予定なのですが、
この作業が少々難航しておりますので、記事を先にアップいたします。
平均採点は出した選手のみ記し、順次アップしていきます。


【GK枠:3】

イケル・カシージャス(スペイン)

パラグアイ戦のPKセーブは値千金。決勝ではロッベンの突破に対して奇跡のセーブを見せた。快挙を成し遂げたチームを、ゴールマウスからバックアップした。

マヌエル・ノイアー(ドイツ)

世を去ったエンケの、負傷で辞退したアドラーの意思を受け継ぎ、ドイツを守りきった守護神。燦然と輝く攻撃陣に隠れてはいたが、彼らが安心して攻められたのは彼がゴールマウスを守っていたから。イングランド戦1点目のロングキックも特筆に価。

フェルナンド・ムスレラ(ウルグアイ)

グループリーグを無失点で切り抜け、ガーナ戦では2本のPKをセーブ。ウルグアイを堂々、ベスト4に導いた功労者の一人。

【DF枠:7】

フィリップ・ラーム(ドイツ)

積極的なオーバーラップ、ミスのない守備は今大会でも屈指。間違いなく、世界最高峰。

セルヒオ・ラモス(スペイン)

レアル・マドリーでは安定感のなさが見受けられるが、大舞台では脆さも見せず、いつも華麗なオーバーラップでスペインを盛り上げる。

パウロ・ダシルバ(パラグアイ)

堅守パラグアイの中心的存在。関のような堅牢さを誇った。

ガブリエル・エインセ(アルゼンチン)

気持ちを前面に出してチームを引っ張ったディフェンスリーダー。終わった選手ではないことを証明した。ナイジェリア戦の決勝ゴールも彼。

アルネ・フリードリヒ(ドイツ)

アルゼンチン戦、メッシを完全に押さえ込み、更にゴールまで決めたパフォーマンスは出色。

カルロス・プジョール(スペイン)

ドイツ戦の獅子奮迅のプレイは見事。ディフェンスリーダーとしても素晴らしかった。

ホルヘ・フシーレ(ウルグアイ)

水際でピンチを防ぎ続ける彼の姿は目に焼きつく。ゴディン、ルガーノとCBが負傷を抱える中で最終ラインを引っ張った。

【MF枠:8】

プリンス・ボアテンク(ガーナ)(平均採点67.5/4試合)

ベスト4に片足まで踏み込んだガーナの、救世主。大会1ヶ月前に帰化したばかりにも関わらず、エッシェンなきガーナを支配し、まるで皇帝のように振舞った。アメリカ戦のゴールも、ガーナを勢いづけた。

バスティアン・シュバインシュタイガー(ドイツ)

新境地を見せた、バラックの後継者。イングランド戦の3点目、アルゼンチン戦の3点目で見せたドリブル技術、戦う姿勢、守備での貢献。まさにパーフェクト。

トーマス・ミュラー(ドイツ)

今シーズンデビューしたばかりの若者が、大舞台でこれほどやれるとは。低調だったセルビア戦を除き、ゴールにアシストに、文字通り試合を決める「違い」となれていた。得点王&新人賞のダブル受賞。

メスト・エジル(ドイツ)

鮮烈な輝きを放った、ドイツもう一人の若手有望株。オーストラリア戦で、戦いの狼煙を挙げ、イングランド戦では猛烈な突破力を見せた彼だが、大会が進むにつれて、少しずつ輝きを失っていったのは残念。

ウェズレイ・スナイデル(オランダ)

偶然のようなゴールも多かったが、5ゴールを挙げてオランダを準優勝へ導く。

アリエン・ロッベン(オランダ)

決勝のスペイン戦では唯一にして最大の脅威に。醜い戦いぶりで無残に散ったオランダの中で、彼は誇り高きグッド・ルーザーだった。

ザビ・エルナンデス(スペイン)

派手なプレイは少ないが、高精度ロングパスは彼の十八番。素晴らしいロングパスが通った後、誰がパスを出したのだろう?とビデオを巻き戻してみれば、たいていはこの男が基点だった。逆サイドに展開してほしい!という、テレビ観戦者の期待にいつも応えてくれる視野の広さがたまらない。

アンドレス・イニエスタ(スペイン)

ジダンの領域にはまだ達していない。けれど、膠着した状態で試合を決められる傑出した力が確かに宿っていることを、パラグアイ戦、そしてオランダ戦で見せてくれた。

【FW枠:5】

ダビド・ビジャ(スペイン)

相棒のトーレスが全く役に立たなかった今大会、いったい何度チームを救ったことだろう。ゴールを挙げるのが仕事とはいえ、この得点力は脅威に値する。動きの重かったチームの中で一人切れ味鋭く、得点王に相応しいパフォーマンス。


ミロスラフ・クローゼ(ドイツ)

オーストラリア戦、イングランド戦、アルゼンチン戦で4ゴールずつを集めたドイツ攻撃陣。クローゼはフィニッシャーとして、そして以外にもチャンスメイカーとしても特大のインパクトを見せ付けた。

ルイス・スアレス(ウルグアイ)

許しがたいハンドはさておくとして、フォルランとの2トップは大会随一の2トップ。メキシコ戦のゴールで、アルゼンチンを回避し、韓国戦の華麗な2ゴールでベスト8に。チームをベスト4に導いた。

ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)

ウルグアイの英雄は、ようやく実力に見合ったステージに立った。初戦のフランス戦から目覚しいパフォーマンスを見せ、南アフリカ戦のミドル、そしてガーナ戦の美しいフリーキック。お見事。得点王と大会MVPのダブル受賞。

リオネル・メッシ(アルゼンチン)(平均採点67.5/4試合)

ドイツ戦では何もさせてもらえなかったが、それまでの試合ではアルゼンチン攻撃陣の中心として、ゴールこそなかったものの特大のインパクトを放った。もちろん、彼本来の実力を考えれば物足りないだろうが、採点を見ていただいても決して失敗ではなかったことがわかるだろう。

【その他ポジティブ選手】

リチャード・キングストン(ガーナ)(平均採点66.25/4試合)

時折不安定なプレイも散見されたが、圧倒的な反射神経でガーナの躍進を守備から支えた。

マールテン・ステレケンブルフ(オランダ)

取り立てて鮮烈なパフォーマンスではないが、ミスなく準優勝にオランダを牽引した立役者だ。ファンデルサールという偉大すぎる選手の後を、安心して任せられる守護神の誕生はオランダにとって大きいだろう。

エムボリ(アルジェリア)

イングランドを無失点に、アメリカを93分のドノバンのゴールまで、驚異的な反射神経で抑えきったGK。派手さなら、大会一かも。

ディエゴ・ベナーリオ(スイス)

スペインをシャットアウトした、スイス銀行の金庫番。堅い。

デュルク・カイト(オランダ)

運動量豊富に走り回り、『いつもの』プレイを見せた。

ジョバンニ・ファンブロンクホルスト(オランダ)

ウルグアイ戦の鮮烈なミドルシュートを置き土産に現役を引退する彼。アーセナル、バルセロナの左サイドは彼のものだった。

アレクシス・サンチェス(チリ)(平均採点67.5/4試合)

ホンジュラス戦では、クリスチアーノ・ロナウドばりのドリブル突破を見せ、大会を大いに盛り上げた。徐々に調子を落としていったのが残念。

ロドリゴ・ミジャール(チリ)(平均採点65.0/4試合)

全員が主役のチリ攻撃陣ではあったが、主にトップ下として攻撃のタクトを振るった彼のインパクトはなかなかのものがあった。

カルロス・テベス(アルゼンチン)(平均採点65.0/4試合)

全ての試合で安定したパフォーマンスを見せ、攻撃に守備にと駆け回った。メキシコ戦では2ゴールを決め、FWとしての働きでも注目を浴びた。

マルティン・パレルモ(アルゼンチン)

ランドン・ドノバン(アメリカ)(平均採点68.3/3試合)

持ち前の突破力よりも、高精度のプレースキックから見せ場を作り出した。アルジェリア戦では93分にゴールを決め、文字通りの救世主に。

ジョジー・アルティドール(アメリカ)(平均採点68.3/3試合)

アメリカが誇るフィジカルモンスターは、対峙した全てのDFの脅威に。ボディコンタクトは世界レベルだ。

アサモア・ギャン(ガーナ)(平均採点63.75/4試合)

PKを外し、涙にくれるシーンが印象深いが、ガーナ攻撃陣のエースとして目覚しい働きを見せたのはこの採点を見ても明らか。後はもう少し決定力が高まれば。

パク・チソン(韓国)(平均採点65.0/4試合)

韓国をアジア王者に導いたチームの中心選手。ギリシャ戦では、チームを勢いに乗せる幸先の良い一発。

イ・チョンヨン(韓国)(平均採点63.75/4試合)

サイドから高精度のクロスを上げるクロッサーとして、アジアを超える技術を見せた。ウルグアイ戦のヘディングゴールもお見事。

本田圭佑(日本)(平均採点63.75/4試合)

日本のエースとして最前線で身体を張り、旺盛なシュートへの意欲と決定力を見せた。デンマーク戦の輝きは、日本人にとって語り草となるだろう。


【ポジティブ評価の監督】


ヨアヒム・レーブ(ドイツ)

大会一魅力的なアタッキングフットボールをチームに根付かせ、ベスト4。名将との評価を確固たるものとした。

ビセンテ・デルボスケ(スペイン)

トーレスへの固執という、危険な兆候はあったものの、偉大なる前任者アラゴネスのチームを受け継ぎ、彼の幻影を打ち破る快挙を達成。

ミロバン・ライェバツ(ガーナ)

チームとして完璧に組織されていたのは、ブラックアフリカ5チームの中ではガーナだけだった。エゴを殺し、問題児ムンタリも巧みに扱って、チームを1つに纏め上げた。

岡田武史(日本)

本田の1トップは明らかにギャンブルではあったが、見事打ち勝ち、ベスト16という快挙を達成した立役者。

ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン)

就任当初から、とんでもない男に監督を任せたものだと思っていたが、モチベーターとして極めて優秀な腕前を発揮。その存在感で大会を大いに盛り上げてくれた。ベスト8と成績もまずまず。

マルセロ・ビエルサ(チリ)

攻撃は最大の防御。強豪国を相手にも一歩も引かないアタッキングフットボールは、評価が分かれるかもしれないが、ここまで果敢なサッカーを見せてくれたのはこのチームくらい。大会の清涼剤であり、ベスト16という成績もまずまずか。

オットマール・ヒッツフェルト(スイス)

鉄壁+鋭利なカウンター。モウリーニョを思わせるような、切れ味鋭いサッカーをスイスに根付かせた。
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