2010年07月

決勝 スペインVSオランダ

試合内容は 65点

    スペイン      1-0(EX)         オランダ

MVP GK イケル・カシージャス(70)(スペイン)

GK イケル・カシージャス(70)  マールテン・ステレケンブルフ(65)
DF ジェラール・ピケ(60)    ジョバンニ・ファンブロンクホルスト(60)
   カルロス・プジョール(55)   グレゴリー・ファンデルヴィール(55)
   セルヒオ・ラモス(65)         ヨリス・マタイセン(50)
   ホアン・カプテビラ(50)        ジョン・ハイティンガ(20)
MF ザビ・エルナンデス(60)       ナイジェル・デヨング(20)
   ザビ・アロンソ(60)          マルク・ファンボンメル(0)
   セルヒオ・ブスケッツ(55)      デュルク・カイト(50)
   アンドレス・イニエスタ(70)     ウェズレイ・スナイデル(35)
FW ペドロ・ロドリゲス(55)        アリエン・ロッベン(65)
   ダビド・ビジャ(60)          ロビン・ファンペルシー(45)

ペドロ→ヘスス・ナバス(60)
ザビ・アロンソ→セスク・ファブレガス(70)
ビジャ→フェルナンド・トーレス(40)

カイト→エライロ・エリア(55)
デヨング→ラファエル・ファンデルファールト(50)
ファンブロンクホルスト→エドソン・ブラーフヘイト(45)


ホっとしたと言うのが正直な感想だ。フットボールが汚されずに済んだのだから。スペインは、フットボールの未来を守った。


オランダは醜悪だった。ファンボンメルはいったい何回、相手を蹴ったのだろう? デヨングはいったい何を考えて相手を踏んだのだろう? ハイティンガは、スナイデルは? ロッベンのカウンターは確かに切れ味が鋭かったが、それだけ。3人は退場していてもおかしくなかった。最後の、ファンブロンクホルスト→ブラーフヘイトという交代も謎だ。不調のファンペルシーを最後まで引っ張らず、アフェライ、もしくはフンテラールを起用することはできなかったのか。こんな醜いサッカーに堕さずに、次からはまたオランダらしいフットボールを期待する。結局、ブンデスリーガで復調していたファンニステルローイを呼ばなかったことが、致命傷だったのだ。
CFのファンペルシーは大会を通じて全く輝かず、スナイデル・ロッベンの個人技と運だけに頼った攻撃に留まってしまった。
デンマーク・日本・カメルーン・スロバキア・ブラジル・ウルグアイ。対戦相手にここまで恵まれなければベスト8が精一杯のチーム力だっただろう。ブラジル戦も、相手が自滅してくれただけだ。


スペインは、良くはなかったが、オランダに比べれば遥かに『マシ』ではあった。MVPはカシージャス。神がかり的なセービングでロッベンを止めたあのプレイが大きかった。ファンボンメルのラフファイトに苛立っていたイニエスタは、刑の執行者としてこの日も決定的な仕事を見せた。
デルボスケ監督は、セスク、ナバスの投入でチームに活気を与えたが、ビジャ→トーレスの交代は気が違ったような迷采配。これで負けていたら袋叩きモノだった。

ドイツVSウルグアイ

試合内容は75点

   ドイツ      3-2         ウルグアイ

MVP CFルイス・スアレス(75)(ウルグアイ)

GK ハンス・ヨルク・ブット(70)      フェルナンド・ムスレラ(45)
DF デニス・アオゴ(20)          ディエゴ・ゴディン(50)
   イェロメ・ボアテンク(70)       ディエゴ・ルガーノ(45)
   ペア・メルテザッカー(50)      ホルヘ・フシーレ(70)
   アルネ・フリードリヒ(55)       マルティン・カセレス(50)
MF バスティアン・シュバインシュタイガー(45) アレバロ・リオス(60)
   サミ・ケディラ(60)           ディエゴ・ペレス(45)
   マルセル・ヤンセン(55)       マキシ・ペレイラ(45)
   トマス・ミュラー(60)          エディソン・カバーニ(70)
   メスト・エジル(50)        FW ディエゴ・フォルラン(70)
FW カカウ(55)               ルイス・スアレス(75)

カカウ→ステファン・キースリンク(55)
マルセル・ヤンセン→トニ・クロース(?)
エジル→セルダール・タスキ(?)

ペレス→ワルテル・ガルガーノ(50)
カバーニ→セバスチャン・アブレウ(?)


両チームとも、攻撃の姿勢を出した面白い試合になった。

ウルグアイはベストメンバーでこの試合に臨み、改めて実力を証明してみせた。特に3トップ、スアレス、フォルラン、カバーニが活き活きと躍動し、フォルランは得点ランキングトップに並ぶ、鮮やかなボレーを決めた。
またフシーレは、今大会を通じて好パフォーマンスを見せ、この試合でも水際で危機を防ぎ続けていた。唯一残念だったのは、ここまで素晴らしい活躍を見せていたムスレラが安定感を欠いたことだった。

ドイツはこの試合の前に風邪が流行った影響もあり、メンバーを何人か落とした。その影響はそれなりに感じられたものの、それでも本気のウルグアイに競り勝つだけの力を見せた。今大会のライジングスター、ミュラーも得点を重ね、これまた得点ランクトップに並ぶゴールを決めた。また、スペイン戦で崩され続け評価が下落したボアテンクが、この試合では目覚しいパフォーマンスを見せてくれたことも嬉しい。
交代出場したキースリンクもキレのあるプレイを見せたが、今大会レーブ監督が切り札として起用してきたゴメスがまるでダメだったこともあり、ゴメスではなくキースリンクを、たとえばスペイン戦で起用していたらどうだっただろうか、という疑問が残った。また、エジルは大会序盤のパフォーマンスを取り戻すことができなかった。


順位以上に今大会を盛り上げてくれた両チーム。
ドイツはスペイン以外の全てのチームを圧倒する、若手アタック陣の活躍。中盤を支えたシュバインシュタイガー、守備もフリードリヒやラームといったタレント。
ウルグアイは、大会前誰もが予想していなかった大躍進と、それを支えたスーパーな2トップ、フォルラン&スアレス。中盤、ファウルで相手を潰すペレス。最終ラインを支えるフシーレ&マキシ・ペレイラの両SB。
4年後はいったい、どんなチームを見せてくれるだろうか。

forest クリア(重バレあり)

2年前に挫折した「Forest」を、この度クリアいたしました。

エロゲー批評空間に投稿した感想はこちら



「Forestをプレイして私が感じたこと」に主眼を置いた文章であって、
「実際にForestのライターが、プレイヤーに伝えたかったこと」とは似ても似つかないと思うので、その辺を笑い飛ばせない人には怒られてしまうかも。

それくらい、わからないで書いてます。わからないなりに、共鳴する部分はあったし、わからないなりに楽しんだ。
でも、わかっていればもっとずっと楽しかったんだろうなとは思いました。

マブラヴ ノベライズ小説 感想

スーパーダッシュ文庫、北側寒囲著、全7巻の「マブラヴ」読み終わりました。
評価はA-。


「マブラヴ」&「マブラヴオルタネイティヴ」の純粋なノベライズで、物語は全くといっていいほど改変されていません。

原作の「マブラヴ(以下、オルタも含めてこの呼称を使います)」は、私の「最も嫌い」なゲーム。なぜかと言いますと……エロゲー批評空間の私のページを読んでくださるとありがたいですが、箇条書きにまとめますとこんなです。

A:右翼チックで説教くさいのが嫌。

B:物語も長すぎるし、バトル描写も物語展開も単調。

C:グロいの嫌い。

D:成長物語なのに、成長しておらず、設定もかなり怪しい。

こんな感じ。

さて、今回のノベライズは、原作ゲームをおよそ「4分の1」に圧縮したものだそうです(あとがきより)。

バトル描写も、単調な撃ち合いから、小説らしい描写に変わったため、Bが大幅に改善されました。単調なラストの展開を、ノベライズ版では駆け足で済ませたのも良かったです。

グラフィックで見せられない分、Cも大幅に改善されました。

Aもボリュームの問題で説教くさいシーンの分量が減っているので、言っていることは同じですがやや改善されました。

Dは変わりようがありません。



というわけで、ゲーム版に比べると随分不満の少ない仕上がりになりました。

・ゲームは長すぎてプレイする気になれないけど、「マブラヴ」が気になる人

・18歳未満だけど「マブラヴ」に興味がある人

・「マブラヴ」のファンで、もう一度あの感動(感動してない僕が言うのもあれなんですけど)を味わいたい人


は読んでみてもいいんじゃないでしょうか。

誤字が多いのは気になりますが、ノベライズとして、非常に良い仕事をしたと思います。

ドイツVSスペイン

試合内容は 90点

 ドイツ   0-1              スペイン

MVP CH ザビ・エルナンデス(80)(スペイン)

GK マヌエル・ノイアー(65)          イケル・カシージャス(65)
DF アルネ・フリードリヒ(55)         カルロス・プジョール(65)
   フィリップ・ラーム(60)          ホアン・カプテビラ(65)
   ペア・メルテザッカー(45)        セルヒオ・ラモス(65)
   イェロメ・ボアテンク(40)         ジェラール・ピケ(55)
MF サミ・ケディラ(55)             セルヒオ・ブスケッツ(60)
   バスティアン・シュバインシュタイガー(60)  ザビ・アロンソ()
   メスト・エジル(50)             ザビ・エルナンデス(80)
   ルーカス・ポドルスキ(45)        アンドレス・イニエスタ(75)
   ピオトル・トロホフスキ(45)         ペドロ・ロドリゲス(80)
FW ミロスラフ・クローゼ(35)         ダビド・ビジャ(60)

ボアテンク→マルセル・ヤンセン(70)
トロホフ
スキ→トニ・クロース(65)
サミ・ケディラ→マリオ・ゴメス(40)

ビジャ→フェルナンド・トーレス(45)
ペドロ→ダビド・シルバ(60)
ザビ・アロンソ→カルロス・マルチェナ(?)


予想とは全く違う試合になった。ここまで、世界最高のスペクタクルを見せてきたドイツは、スペインに、それをも凌駕する真のスペクタクルを見せつけられた。ここまで全く奮わないトーレスの代わりに先発起用されたペドロが、活力を注ぎ込み、スペイン代表はバルセロナの輝きを身に着けた。
ザビ、イニエスタを心臓部としたパスゲームは、瞬きすらも許さないほど美しかった。こういう試合を、もっともっとスペイン代表には見せてほしかったのだが……。決勝でもこのパスゲームで、ぜひ栄冠を掴み取ってほしい。退屈極まるオランダに比べ、スペインのサッカーには驚きと興奮があるのだから。

ドイツは、ここに来て臆してしまったのだろうか? 全く手も足も出ず、敗退となった。これまで見せてきたサッカーは色あせるものではないが、必要以上に守備的だった。特にメルテザッカーは鈍重で、簡単にペドロやビジャに振り回されてしまった。この大会で積んだ経験を活かし、4年後のエジル、ミュラー達に期待したい。
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