2011年01月

姫狩りダンジョンマイスター クリア

1周目はエステルルート。
やりこみをしようと思いたったが、2周目の半分あたりで心が折れて終了です。
以下は感想というか、愚痴というか。



広いダンジョン内をほっつき歩くのは、辛いものもあるけれど、楽しみも大きく、
ラスボス戦は文字通りの熱戦だったので(後1回攻撃が外れたら全滅してた)、まぁ楽しめたと言える。


ただし。
エンディングが全部で10以上あることや、2周目以降仲間になるキャラ(メイド天使)がいることからもわかるように、周回プレイが前提の作りなのだろう。
その割に、やりこみがしたい!と思える要素がそれほどなかった点は問題かもしれない。


僕は熟練度上げにハマる人なのだけれど、今回の『魔術』『錬成』『合成』の3つの熟練度をMランクに上げることはあきらめた。
魔術だけなら出来そうな気もするが、錬成や合成をMランクにするにはどれだけの時間、苦行に耐えなければならないのだろうと考えると、心が折れた。


このゲーム、何をするにも精気が必要である。
その精気は、敵を捕まえて生贄に捧げるか、あるいはターン経過でしか獲得できない。
そしてこれらの方法で得られる精気は微々たるものである。
魔術ならまだしも、錬成には膨大な精気を要求される場面が多々あり、気が遠くなった。


一度クリアしたマップを再訪する際にはコインが必要というのも、足枷と感じた(一部マップはコインなしで行けますが)。
せっかく精気を溜めるのに適したマップがあっても、コインがなければそこに行かれないというのは地味に嫌がらせだと言える。


合成の熟練度は輪をかけて大変だ。マップをクリアした際に得られるクリアポイントを使用する以外に、上げる方法がないのである。
クリアポイントはそれこそ微々たるもので、もうお話にならない。
5周か6周はしないとMランクにはならないのではないか?
MランクのMはマゾのMか?とでも言いたげである。


また、シナリオがなさすぎるのも少し叩きたい。
このゲームにシナリオを期待した人はおそらくほぼいないだろうし、
僕だって、「感動巨編」だとかを求めているわけではない。


ただ、「まおーさまの、身体が封印されてしまいました」→「よし、封印を解くぞ」
だけの展開しかない。キャラを魅力的に見せる掛け合いすらない。
というのはさすがに問題だと思う。


これではエンディングがいくら10以上あるとは言われても、とても読みたいという気にはならない。


僕は戦女神シリーズにハマったのだけど、今回は期待値未満だった。
それでもそれなりに遊べたことは否定しない。70点はつけられる。


ただ、プレイして良かったか?と聞かれると、「まぁ暇つぶしにはなったけど」としか答えようがない。


積みゲーや、その他の趣味を抱えながら、限られた時間で限られたアイテムしか消化できない現状、「暇つぶし」以上の何かがないと高評価は難しい。


暇つぶし以上の何か。
無論「姫狩り」に『考えさせられる話だった』だの、『価値観が変わった!』だのは元より期待してはいない。
「姫狩り」に求めたのは、「あのゲームをプレイしていた時間は本当に楽しかったな」とニヤニヤできるような、幸せな記憶である。
あるいは「やりきったぜ!」と達成感を覚えるような、素晴らしいやり込み経験である。


1周目は楽しめたし、そこに後悔はない。だが2周目に関して言えば、「休日1日無駄にしちゃったな」という思いしか残らなかった。

ef―the first tale―みやこ編クリア(バレあり)

「ef-the first tale-」の第1章、みやこ編をクリアしました。
評価は A。
実に良いですね。
奇抜なストーリーではありませんが、非常に丁寧に綴られた青春恋愛物語。
「こういう物語を求めて、私はギャルゲーをプレイしている」、というお手本のようなお話でした。

こんな青春を送ってみたかったなぁ、こんなかわいい子を自分の恋人にしたかったなぁという憧れを抱けて半分。
お話の先が気になるなぁ、素敵な物語だなぁと感じることができて半分。
とすれば、1章みやこ編は文句なしに合格でした。


ギャルゲーにありがちなのは、やけにテンションが高くて明るい学生生活なんですが、
青春ってそんなにキャピキャピしたものではないと思うんですよね。
いろいろ悩みを抱えていて、むしろ暗かったりする。
そんな悩みを、人との繋がりを通じて少しずつ消化していく。
efはその点、凄くリアルだったなと感じます。


みやこというヒロインも、とても気に入りました。
この娘、可愛いし、男心を掴むのが巧い娘だと思うのですが、反面すごく不安定なんですよね。
この娘を恋人にしたい男は数え切れないと思うのですけど、実際恋人にするととても苦労するタイプだと思います。
それを簡潔に現したのが、主人公が景のバスケの試合を見に行くだけで起こる、唐突なバッドエンドでしょうか。あれをみたとき、「あぁ、やっぱりな」と思いました。
彼女には理屈は通じない。ただ、彼女のルールだけがあって、それに従ってあげないといけないのだと。
他人からのルールを寄せ付けず、ひたすらマイルールに従って生きる。
それがみやこの強さであり、美しさであり、歪さでもあるのだと感じました。

そのみやこが、学校に真面目に通うというラストは、まぁ一応成長なのかな?
成長と言うにはまだ危なっかしい気がしておりますけれども。


処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー 薫子・香織理クリア(バレあり) 1/16追記 うたのクリア

『おとぼく2』、薫子をクリアしました。シナリオ評価は B+。


共通ルートはほぼ前作の二番煎じ。
水着イベント、幽霊イベントなど、またそのネタかよ!と思わされることもありましたが、
一方で、単独で考えますと前作よりも質は高まっているように感じられました。
居心地の良い雰囲気はまさに『おとぼく』で、ヒロインこそ違えど、更にレベルアップしている印象です。
ただ、唯一『泥棒探し』のエピソードは大いに不満です。
友達から髪留めを盗んでしまった女の子のエピソードなのですが、あの結末では盗んだ女の子にとって
罪悪感が残るだけだと思うんです。
ゲーム内ではそんな描写は一切ありませんでしたが、そうなるとあの女の子はよほどおめでたい性格なんだなと思ってしまいました。


個別ルートはとにかく短いという印象。
最近、めっきり長いゲームをやるのが辛くなってきた僕にはちょうど良かったのですが、
不満に感じる人の方が多いのではないでしょうか。
薫子シナリオは、告白シーンが気に入ったこと、卒業の雰囲気が出ていたことから、
B+とさせていただきました。
一方で、メインヒロインにしては……という部分もあります。

また、「2人のエルダー」という表題の通り、エルダーシスターが2人いるのですが、
主人公である千早が何でも完璧にこなす一方で、相方の薫子は全てにおいて千早を下回るスペックなのが、ちょっと悲しいといえば悲しいです。
ヒロインとしての薫子は、割にかわいいと思いますが、エルダー……本当に?? と思ってしまいました。


ちなみにヒロインの好みは、
御前>>>香織理>>薫子=淡雪=ケイリ>>>>>史です。



香織理ルート、評価はB。

薫子をクリアしたときは、ちょうど良いと書きましたが、やっぱり短い。
個別ルートの9分の1程度のボリュームですものね。8が共通、1が個別。

内容は悪くはないのですが、もう少し丁寧に描いてもいいのにと思ったり。
エピローグもどうやらほぼ使いまわしみたいですし、エンディングでの子供に名前がないのも寂しい。



うたのルート、評価はB。

やはり、御前がかわいすぎる。
ただまぁ、それだけなんですけどね。
内容は、破綻していないので特に叩きたいほどでもなく。

真・恋姫夢想 魏ルートクリア&総評

長々やっておりました、魏ルート、クリアしました。
これにて「真・恋姫夢想」クリアとなります。

シナリオ 120/150
キャラ  120/150
絵     75/100
音楽   85/100
システム 75/100
思い入れ 35/50

総合 510/650(約160作中、38位)  

ESにつける点 80



総評の前にまずは魏ルートの感想から。


劉備との最終決戦~エンディングまでの流れが鮮やかに決まり、読後感の非常に良いものとなりましたね。
曹操VS劉備は、それぞれの王としてのパーソナリティ・魅力が凝縮されていて、面白いと感じました。
この二人、目指していたものはほとんど同じだったように思えるのです。
ただ、曹操は「ちょっと、悪い子ぶっているだけ」。劉備は「ちょっと、いい子ぶってるだけ」。本質的にはどちらも「いい子」なんだな、と。


曹操が劉備に対して「甘い!」と一喝するのは、自分の理想を「美化して表現できない」。もっと言えば、一刀に対して「素直になれない」苛立ちなのかなと感じます。
蜀ルートの劉備が、「恋する乙女」モードで一刀に積極アプローチをかける姿とは対照的ですよね。


どうも劉備の評判はイマイチのようですけど、僕は劉備、とても可愛いと思うなぁ。
もちろん、曹操もね。




もっとも、呉ルートに比べると、シナリオに一貫したテーマを感じなかったのも事実で(強いて言うなら、曹操の覇王としての矜持が示されているとは言えますが)、僕は呉ルートの方に軍配を上げたいですね。


キャラは、曹操かなぁ、やっぱり。テイイク&カクカなんかはとても面白いし、テンイと楽進は割にかわいかったです。


総評を挙げるなら、三国志世界を使った、良質且つ大ボリュームのキャラゲー。
ただ、キャラゲーにしては呉ルート、魏ルートは物語もしっかりしており、basesonの本気を見せてくれた作品と言えます。
三国志が好きな身としては、「ライター本当に三国志読んでるのか?」と感じる部分もあり、
一方で「おぉ、よく再現したなぁ」と思える部分もあり。
何とも言えないところですが、よほど狭量な三国志マニアでないなら、何とか大丈夫でしょう。


ヒロインは、いろいろお気に入りの娘はいますが、三国の王の描き込みは特に優れていたと思います。

傍若無人だけど、自分のやり方を恥じずに堂々と貫く曹操。
崇高な理想を掲げながら、その目的のためには姑息な手も使う劉備。
偉大な先達のプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、呉の大地を背負ってたつ孫権。


曹操は本当に格好いいし、強い。それでいてラストのあの姿のギャップも堪らないです。

劉備の評判はイマイチ良くないみたいですが、人間としての美しさ・醜さの両面を見せながら、善なるものを目指す劉備の姿は、とても魅力的だと感じます。

孫権は、ひたすら可愛いというか。呉ルートは彼女の成長の物語でもありますからね。守ってあげたいヒロインナンバー1といった感じでした。


ES

真・恋姫無双 呉ルートクリア(バレあり)

なぜか記事が途中までしか反映されてないし……。
もう一度書きますか。


蜀に続いて呉ルートをクリアです。
孫権かわいいよ孫権。


呉ルートは「世代交代」というテーマが明確に打ち出され、孫策の死という見せ場もあいまって
蜀ルートよりも数段質の高いものとなっていました。
孫策・シュウユ世代から、孫権・リョモウ世代へのバトンタッチという様相ですね。
シュウユ、孫策のキャラ別イベントでは、単なる萌えイベントだけでなくキャラクターが
自分の考えを述べるイベントも用意されていましたしね。
後半、孫権政権誕生からのストーリーがやや駆け足に感じましたが、ボリュームを考えれば
文句は言えません。


蜀ルートに比べるとヒロインの数が少ないのですが、そのぶん一人ひとりに目を配ることもでき
愛着がわきやすかったように思います。
戦闘イベントでも全員一度は出陣させることができましたし。


好みは1:孫権(別格)、2:シュウユ、3;孫策、4:周泰、5:黄蓋でしょうか。

蜀・呉が終わっての点数はこちら。

シナリオ 110/150
キャラ  110/150
絵 70(ほぼ確定だけど、後で前作につけた点数を見直してみます)/100
音楽 85(ほぼ確定)/100
その他 80(ほぼ確定)/100
思いいれ 35/50

あくまで暫定 490/650 80点


最終版は、魏ルートが終わった後に。
魏の点数をつけた後で、さらに他のゲームと比較して微修正するつもりです。
個人的に500点(82点)が一つのラインなので、ここまで持っていけるかどうかが見ものです。続きを読む
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