2012年01月

NG恋コンプしました

「世界でいちばんNGな恋」終了です。
採点はこちら。

ストーリー110/150。キャラ125/150。絵70/100。音楽75/100。システム70/100。印象35/50。
総合 485/650 ESにつける点 79。
順位(64位/全何ゲームか忘れたけど160くらい?)


まず、設定が斬新なことが気に入りました。

高○生が主流の昨今のエロゲに、バツイチ20代後半を主人公に据えたのはなかなかの冒険。
個人的には、こういう設定のゲームもどんどん出てきて良いと思うんですよ。
型にはめられたような、似たようなゲームが濫造されて久しいので、もっと多様性を持った物語が生まれても良いと思います。
まぁ、若い娘が良いのはおいといて、人間40代、50代でも恋愛することはあるんですから。


ライターは丸戸さん。個人的にこのライターさんは、「ショコラ」で好きになったものの、
「パルフェ」で苦手意識を持ち、「こんにゃく」で愛想を尽かした経緯がありました。

そんな中、Twitterで複数の方から「ダメ恋はどうですか?」と言われ、プレイしたというのがプレイ動機。
さて、どうだったかというと、良い部分も見え、悪い部分も若干見えたというのが本当のところです。



まず些細な、どうでもいいところから書きますと、理のキャラクターがあまり好きにはなれませんでした。
いや、嫌いというわけでもないのです。ただ、こうオブラートに包むと、「会社人間」だなぁ、と。
会社の命令は絶対、会社第一的な部分が、個人的には受け入れにくかったです。


それと、年齢ネタも少し多いかなぁ。
個人的に、20代後半や30代前半というのはまだまだ若者だと思っているので、
おじさんとかおばさんとか言われると、なんだかなーと思ってしまうのです。
美都子(中○生)が言うのは別にいいのですが、 それにしても気にしすぎだろと。
 

会社人間もそうなんですが、年齢にしてもここまでこだわるのは日本くらいなもんですよ。
僕が、好きじゃない日本特有の考えが割に前面に出てきているのが、今回引っかかった部分ですね。


「パルフェ」では、家族第一主義な部分も鼻について楽しめなかったのですが、今回はここは大丈夫でした。

「杉澤恵麻」と違い、「陽坂美都子」は、それこそ年齢のためもあってか、
すんなりと『家族』であると感じられたからです。
 そのおかげで、理が他ヒロインを差し置いて美都子を大切にしても、嫌な気分にはなりませんでした。


良いと思った点ですが、まずはヒロインが総じて嫌味なく、可愛らしかったです。
個人的にイチオシは麻美先生で、次に夏夜さん、美都子、姫緒と続くわけですが、
最下位においた姫緒と言えど、「苦手」や「嫌い」ではありません。


次に、理に選ばれなかったヒロインの心情がきちんと描かれている点もポイントが高いです。
特に麻美と美都子に関しては、存分に描写がなされていて、麻美シナリオや美都子シナリオの卒業式のシーンなどは、なかなかの見どころとなっていました。
麻美シナリオなどは、シナリオの構造は破綻していたにも関わらず(前記事:麻美ルート感想を参照)
その心理描写の巧さだけで、 「何となく良い話だった」と思わせてしまうのだから大したものです。

また、理と美都子の身長差を使ったキスシーンなども、両者の関係性を実によく表していて、憎いなと感じました。
こういう部分、巧いですねぇ。 


一方で、大トリを飾る美都子シナリオが、麻美シナリオに比べるとイマイチ盛り上がりに欠ける点。
麻美シナリオも、構造的には破綻している点など、シナリオを絶賛するには少し辛い面もあり、
なら萌えゲーとして見ると、今度はグラフィックがあまり気に入らない点などが引っかかったり。
決して悪い作品ではない。
もう、あと一声かかれば良作、名作に化けることも可能なのに、どうにも化け切らない、
何かが足りないと感じさせる作品でもありました。


点数もそれを反映してか、ESには79点をつけようと思っています。80をつけるか79をつけるか、少し迷いましたが、やはり79なのかなと。


最後に。

ダメンズに勝手に加えられてるけど、ご隠居は全然ダメじゃないじゃん!


世界でいちばんNGな恋 途中感想 麻美ルート(自分のための覚え書き)

覚書のための記事です。きちんとした記事は、全ルートクリア後に書きますので。


えっと、「世界でいちばんNGな恋」というゲームをやっています。
夏夜ルート、姫緒ルートをクリアして、麻美ルートまできました。

この記事は、麻美ルートをクリアした直後に、思ったことを書こうと思って書きました。
まず、単純にこのシナリオ、面白かったです。 
特に、理を取り合う麻美と美都子の心情がよく描けていたのではないでしょうか?
ラスト、美都子が理の娘に収まるというのは、エロゲ的ご都合主義とは思いますが、
まぁそれはいいでしょう。 


ただ、物語として考えると、完成度は高くないと思います。 
何故か。それは、理と麻美の離婚理由が明確に示されていないからです。

幾つかのパーツは示されています。


A「家庭環境に恵まれなかった理が、愛情を注げない男だった」
B「理はいつも受身で、麻美はいつも見栄を張ってやせ我慢をしていた」
C 「麻美は不妊症だった」
 
この3つが物語中で提示されていますが・・・・・・これは、本当でしょうか?
結論から言えば、これはそのまま受け止めるべきではないです。

 「理が積極的にいかなかった」から、「麻美がやせ我慢をすることになっていた」。Bのこれはいいです。
 問題はAとCです。

まず、A。これ、完全に浮いています。
理の描写で、愛情を注げないなんてシーンは一切なかったはずです。
これは、理が美都子を溺愛する理由としては十分すぎるほど説得力のある理由ですが、麻美と離婚をする
理由としては説得力に欠けます。

そして、Aに説得力がないなら、Cの説得力も失われます。


僕がこの物語を読んで感じた離婚の真相は、「麻美の不妊症を知った理がショックを受けた(そりゃ普通はショック受ける)。
そして、その理の姿を見た麻美が、先走って、理に離婚を突きつけた。理は受け身なので、受け入れてしまった」。

これが真相でしょう。
要するに上では三つも理由が挙がっていますが、真相は『コミュニケーション不足』の一言につきます。


物語終盤、理たちは手を打ちます。一ヶ月の間、麻美を遠ざけ、彼女を不安にさせます。
そうして、彼女が『痩せ我慢をせず、理に対して弱みを見せる』効果を期待するとともに、
理の方からプロポーズをする、という段取りです。


物語的には、アリですよ。意図している部分もわからなくはありません。
ですが、ですがね……?


まず、間違えないでほしいのは「麻美と理の仲は順調」ではあるが、「三角関係の最中」なのです。
その状況で、理由を説明せずに麻美を遠ざける。
これ、普通に考えれば十中八九、大失策ですよ。
麻美の気持ちを考えれば、「理に弱みを見せる」程度で済む話 ではありません。

美都子が理のことを諦めた、という情報も知らされないまま、麻美は一ヶ月放置されていたわけです。 


コミュニケーション不足から、麻美が勘違いをしてしまい、離婚を切り出したんでしたよね。今度もコミュニケーション不足から麻美は勘違いをし、どんどん不安になっているんですけれど。
それも、意図的に、ですよ?




余談ですが、ラストも不満ではないですが、身も蓋もないなぁとも。 
理が迫って狼になって、セックスで麻美を落としたというふうにしか読めない(笑)。
いやまー、そういうこともあるでしょう。あるでしょうけどねぇ。
要は、「理が強引になれば、コミュニケーション不足でもおk」ってことなんでしょうか?
だとしたら物語自体、身も蓋もねーなーと。


そんなところです。
読んでいる時の楽しさでいうなら80~85点。 物語的には70~75点。間をとって75~80点というところでしょうか。

さて、いよいよ次は美都子ルートですね。
正直、麻美を振るのは心苦しすぎますが、そう感じるのも良作の証、なのかもしれません。 

2011年 読書ランキング べスト10

大変長らくお待たせしました。
2011年読書ランキングを発表したいと思います。



10位 ずっとお城で暮らしてる/シャーリィ・ジャクスン 

引きこもり少女と大好きな姉の、二人だけの楽園は夢みるように美しく、それでいてどこか哀しい。
姉に共感するか、妹に共感するか。物語は2つの顔を併せ持つ。


9位 タウゼロ/ポール・アンダースン

ホラ話のあまりのスケールの大きさに圧倒される。
ここまでスケールの大きなSFは、ちょっと他では思いつかない。


8位 悲しみよこんにちは/フランソワーズ・サガン

父の婚約者を殺害しようと企てる、不安定であやふやな小悪魔少女の心理描写が秀逸。


7位 ジュラシックパーク/マイクル・クライトン

福島原発事故を引き合いに出すまでもなく、『全てをコントロールしよう』という人間の思い上がりは、甚大な被害・悲劇を招く。
「計画は完璧だった」と繰り返し、過ちを認めない園長ハモンドの姿には、科学者クライトンの痛切なメッセージが
篭められている。


6位 殺人者/コリン・ウィルソン

下着ドロにして殺人鬼のリンガードは、世界をどのように見ていたのか?
ラスト20ページの衝撃は計り知れない。


5 位 精神寄生体/コリン・ウィルソン 

MMR-X-ファイル的な面白さが請け合える、SF小説。
論文調の文章で、リアルさを演出する手腕はお見事。


4位 グリーンマイル/スティーブン・キング 

キリストの磔刑をモチーフにした、直球の『泣かせるお話』。
さすがキングというべきか、ストーリーテリングが実に心憎い。


3位 天使と悪魔/ダン・ブラウン

科学と宗教の対立を軸に、ハリウッドサスペンス的な活劇と、読者の知的好奇心を刺激する薀蓄が織り交ぜられた娯楽大作。
ダビンチ・コードを楽しめた方なら、楽しめること保証つき!
 

2位 1984年/ジョージ・オーウェル

究極のデストピア。
緻密に作りこまれた世界観は近未来SF屈指の出来。
無知な者が読むと、壮絶な誤解を招きかねない禁断の書。


1位 きみの友だち/重松清

「わたしは『みんな』が嫌いだから。『みんな』が『みんな』でいるうちは、友だちじゃない、絶対に」。

クラスのハズレ者同士が育む、かけがえのない二人だけの友情。
心に突き刺さる、最高の青春小説。



以上10作でした。
いかがでしたでしょうか?

今年2012年は、去年ほど冊数は読まないかもしれませんが、
今年も良い本に出会いたいと思っています。
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