2013年06月

コンフェデ 準決勝 ブラジルVSウルグアイ

   ブラジル   2-1        ウルグアイ
主審 C-
試合内容 B+
MVP SH エディソン・カバーニ(70)


GK ジュリオ・セーザル(65)    ムスレラ(60)
DF  マルセロ(35)          ルガーノ(60)
   ダビド・ルイス(40)        マキシ・ペレイラ(55)
   チアゴ・シウバ(45)       ゴディン(65)
   ダニエウ・アウベス(50)    カセレス(60)
MF パウリーニョ(55)        アレバロ(65)
   ルイス・グスタボ(40)      ロドリゲス(65)
   ネイマール(60)→ダンチ(?)  アルバロ・ゴンサレス(45)→ガルガーノ(55)
   フッキ(60)→ベルナルジ(60)  カバーニ(70)          
   オスカル(55)→エルナネス(?) FW スアレス(40)
FW フレッジ(50)             フォルラン(50)

監督 スコラーリ  B        タバレス  B


この試合、ウルグアイのプランはほぼ完璧だったと思う。
フォルランのPKをジュリオ・セーザルに止められてしまったのは非常に痛かったけれど、
格上相手の試合でも、ズブズブと泥沼のように接戦に持ち込むのはウルグアイの得意技。
後半早い時間に追いつき、その後も同点の時間が続いた時は、完全にウルグアイのペースだと感じました。
特にカバーニ、クリスチャン・ロドリゲスの2人は、守備に攻撃にと素晴らしい貢献でした。
潰し屋アレバロもさすが。

ただ、こういう試合を勝てるようになってきたのがブラジルの収穫だと思います。
メキシコ戦でも似たような展開に持ち込まれましたが、メキシコ・ウルグアイともに破ってきた。
来年に向けて大きな自信になることでしょう。


もっとも、そのウルグアイを全く物ともしなかったのがスペインなどを見ると、
来年優勝を狙うなら、苦戦していて良いのか?という疑問も湧くには湧くのですが……。

コンフェデ グループB ウルグアイVSナイジェリア

      ウルグアイ   2-1     ナイジェリア
試合内容 B-
主審 B
MVP SH ディエゴ・フォルラン(65)(ウルグアイ)

GK ムスレラ(60)                           エニュアマ(50) 
DF ゴディン(50)                            エチェジレ(55)
   ルガーノ(35)                           オグアボナ(40)
   マキシ・ペレイラ(45)                      オメルオ(45)
   カセレス(45)                           アンブローズ(40)
MF アレバロ・リオス(55)                       オグデ(50)
   アルバロ・ゴンサレス(55)                      ミケル(60)
   クリスチャン・ロドリゲス(50)→アルバロ・ペレイラ(50)    イデイェ(60)→アクパラ(55)
FW フォルラン(65)                         オドゥアマディ(45)→パバドゥンデ(55)
   カバーニ(60)                          ムサ(55)
   スアレス(60)→コアテス(45)                 オグ(45)→ムバ(45)

監督   タバレス B                         ケシ B


レベルの高い攻防とは言えないが、見ごたえのある試合だった。
というのも、このグループはスペインの力が飛び抜けており、タヒチも別の意味で飛び抜けているので
必然的にこの直接対決で勝った方が、トーナメントに進出できる公算が極めて高かった。


さて、両チームの感想ではあるが、どちらも大会前から印象が変わらない。


グループAは、思いのほかブラジルがポゼッションしてきたり、メキシコがポゼッションできなかったり、
イタリアがいきなりやる気まんまんだったり、日本がイタリアに大健闘したり
予想外の連続だったが、こちらのグループは全くもって予想どおりの状況が続いている。


 ウルグアイは「弱者の戦い方」を究極まで突き詰めたチームだ。
ボールは相手に渡し、素早い速攻で仕留める。
相手のエースはファウルをしてでも潰し、挑発をし、審判にバレないところでならラフプレイも辞さない。
前線には決定力のあるタレント、スアレス、カバーニ、フォルランを擁し、ワンチャンスを決める。
この印象は全く変わらない。
ワールドカップ、コパアメリカ当時と比べだいぶ守備力に劣化が目立つのが心配ではあるが、
やり方は変わらないし、強みも同じだ。


この試合に関しては、スアレスではなく主役となったのは中盤に下がったフォルラン。
正確なロングパスで攻撃をオーガナイズしていた彼は、チャンスメイカーとしても一流だった。
 

ナイジェリアに関しては、あまり組織されておらず、タレント力も乏しいブラックアフリカのチーム、という寂しい印象を持った。
つまりガーナのような組織サッカーではなく、自由奔放なコートジボアールのスタイルに近いが、コートジボアールと違ってドログバもトゥーレ・ヤヤもいないということだ。
中盤のミケルはさすがのプレイを見せ、左SBのエチェジレは見るべきものがあるがそれくらい。


ナイジェリアは知らない選手が多かったのである意味楽しみにしていたのだが、「この選手はいい。覚えよう!」と思った選手は一人も出てこなかった。
ウルグアイに敗れてしまったので影響はなさそうだが、タヒチ戦でもあれだけのゴールチャンスがありながら、
「ゴールを決めるつもりのない」プレイに終始。
ミスではなく、メンタルの問題だったのは考えようによってはなお悪い。
「ゴールキーパーを抜いてから決めてやろう」、「今度はDF3人抜きに挑戦してみよう」といった、悪い意味での遊び心から、チャンスを逸するシーンが目立った。


もしウルグアイにこの試合引き分けた場合は、得失点差勝負になったはずだ。
6-1というスコアで本当に満足だったのか。
ウルグアイが5点以上つけてタヒチを破ることは十二分に考えられるというのに。

コンフェデ2013 グループA イタリアVS日本(修正)

    イタリア    4-3          日本
試合内容 B+
主審 D-
MVP MF香川(75)(日本)

GK ブッフォン(65)                      川島(60) 
DF バルザーリ(50)                     長友(50)
   キエッリーニ(55)                    内田(50)→酒井宏(?)
   マッジョ(50)→アバテ(55)                吉田(35)
   デ・シリオ(50)                      今野(45)
MF デロッシ(50)                       長谷部(65)→中村(?)
   アクイラーニ(45)→ジョビンコ(60)          遠藤(70)
   ピルロ(60)                        岡崎(70)
   モントリーボ(40)                     香川(75)
   ジャッケリーニ(60)→マルキージオ(55)       本田(65)
FW バロテッリ(65)                      前田(55)→ハーフナー(50)

監督   プランデッリ A           ザッケローニ A-


まず一番最初に、審判のレベルが低すぎます。
日本の1点目、2点目、イタリアの3点目、どれもミスジャッジですね。

(1点目、ブッフォンの岡崎へのチャージは正当なものでPKではない。これは確実にミスジャッジ。

2点目、オフサイドポジションにいた岡崎は、プレイに関与していると思う。
ボールに直接触ってはいないが、岡崎がいるためにモントリーボが香川に近寄れなかった。
難しい判定だが、ミスジャッジだと思う。

イタリアの3点目、どう見ても故意のハンドではない。確実にミスジャッジ)


日本は強豪イタリアを相手によく頑張ったと思います。
ブラジル戦ではイマイチだった香川、見違えるほどによくなっていました!
イタリアを相手に互角にポゼッションできた中盤から前はどの選手も及第点以上で、
長谷部、遠藤、岡崎、香川、本田の中盤は皆が65点以上になっています。 


正直ブラジルに為すすべなく終わった初戦から、よく立て直してきたなと感じます。
ただ、来年の本大会もこの戦い方で行くべきなのか判断が難しいですね。
イタリア相手に善戦できたという自信は掴んだでしょうし、しかし相手が悪いとはいえ2連敗しているわけですし……。
難しいことを抜きにすれば「日本は強くなったな」と思わせる、イタリア戦のパフォーマンスではありました。


イタリアの方は、ミスジャッジのせいでいきなり2失点したことを踏まえても、良くない内容でした。
メキシコ戦の彼らはどこへ行ってしまったのでしょう。
そんな中、バロテッリは引き続き相手DFの脅威となっていました。
良くない内容ながらきっちり勝ってくるあたりもさすがと言えそうです。

マルキージオのアシストからジョビンコのゴールと、プランデッリ監督の采配も的中しました。
 
 

 

 

コンフェデ2013 グループA ブラジルVSメキシコ

            ブラジル 2-0    メキシコ
主審 B-
試合内容 B
MVP SH ネイマール(95)(ブラジル)

GK ジュリオ・セーザル(55)      コロナ(65) 
DF ダビド・ルイス(75)         ミエル(50)
   チアゴ・シウバ(55)         トーレス(20)→バレラ(65)
   マルセロ(75)            ロドリゲス(50)
   ダニエル・アウベス(70)      モレノ(50)
MF ルイス・グスタボ(60)        トラド(30)→ヒメネス(?)
   パウリーニョ(70)           フローレス(40)→エレーラ(40)
   オスカル(40)→エルナネス(?) グアルダード(45)
   フッキ(65)→ルーカス(?)     ドス・サントス(65)
   ネイマール(95)            サルシド(50)
FW  フレッジ(50)→ジョー(60)      チチャリート(40)

監督   スコラーリ  B+       デ・ラ・トーレ C+


ネイマールは化け物か……。
この選手を「過大評価」と考えていたのだが、謝罪しなければならない。
パーフェクトなパフォーマンスだった。


ブラジルは初戦に比べ、かなり良くなっていた。
プレイスピードが増したこともそうだが、左SBマルセロのオーバーラップが目立つようになり、
CBダビド・ルイスのビルドアップにもキレが出てきた。
その結果、チームパフォーマンスが向上してきたことは評価できる。

唯一不満なのがオスカルの出来。日本戦も含め、ほぼ貢献できていない。


メキシコ側は、ドス・サントスと交代出場のバレーラは良かった。
また、ブラジルを相手にある程度の時間試合をコントロールできたのは見事。
ただ、前節と変わらずトラドのパスがパっとせず、グアルダードは直線的にすぎ、チチャリートは完全に孤立。
4枚の攻撃陣のうち、機能しているのがドス・サントス一人では相手ゴールを脅かすことはできなかった。
ちなみに、バレーラは先発のフローレスよりも遥かに良いように映るのだが、なぜデラトーレ監督は
先発させないのだろう??








 

コンフェデ グループB スペインVSウルグアイ

           スペイン  2-1           ウルグアイ
試合内容 B+
主審  B-
MVP CH イニエスタ(80)(スペイン)

GK カシージャス(55)                 ムスレラ(50) 
DF セルヒオ・ラモス(50)               カセレス(40)
   アルバ(60)                    マキシ・ペレイラ(25)
   ピケ(55)                      ルガーノ(35)
   アルベロア(55)                  ゴディン(40)
MF シャビ(65)→ハビ・マルティネス(60)     ガルガーノ(40)→ロデイロ(30)
   セスク(75)→カソルラ(60)           クリスチャン・ロドリゲス(50)                  
   ブスケッツ(70)                  ペレス(40)→フォルラン(40)
   イニエスタ(80)                  ラミレス(40)→アルバロ・ゴンサレス(40)
   ペドロ(70)→マタ(?)          FW カバーニ(45)
FW ソルダード(65)                   スアレス(60)

監督    デルボスケ A+           タバレス  B-


後半44分のスアレスのゴール以降、雰囲気は変わった。
ひょっとしたら、という空気もあった。
だが、89分間試合を圧倒的に支配し続けたのがスペインだという事実は変わらない。
何せボール支配率70%オーバーであり、ウルグアイの枠内シュートは1~2本なのだから当然だろう。


最も傑出していたのはイニエスタだが、セスク、シャビ、ブスケッツなどの中盤、
ひいて言えばバックラインや前線も含めた11人の選手全てがこのポゼッション率を成功させた立役者と言える。
現にミスと呼べるようなパスミスは90分を通して1本か2本あったかどうか。


頼れるFW不在の中、ソルダードのゴールが生まれたのも大きい。
チャンスをしっかりゴールに結びつけられる選手が出れば、スペインはますます強くなるからだ。


ウルグアイに関して言えば、スアレスを除いては評価できるポイントはなし。
特にマキシ・ペレイラ、ロデイロの二人はいくらなんでもファウルが多すぎた。
 
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