2017年11月

東西ミステリーベスト100について 

この種のオールタイムベスト本はついつい読んでしまう。
自分の好きなジャンルとかはあまり関係がない。
雑誌「考える人」が特集した純文学オールタイムベストも読んだし、SFのオールタイムベストも読んだ。
オールタイムベスト、という企画自体にワクワクしてしまう人間なのである。
上位の作品ともなると、とりあえず読んでみようかな?という気になるような、影響されやすい人間なのだが、
「面白い」か「つまらない」かは他人に影響されないため、オールタイムベスト上位の作品を読んじゃガッカリするような、冴えない読書経験をする羽目になっている。
ただ、それはそれでそのジャンルの、いわゆる「名作・代表作家」を知るきっかけにもなるし、ありがたい事は間違いない。



だから、ミステリやSFだけじゃなく、ホラーとか恋愛小説とか一般小説とかラノベとか歴史小説とかハーレクインとか、
もっと他のジャンルもどんどんオールタイムベストをやってください!(票が集まらないのかもしれませんが)


さて、そんなわけで、オールタイムベストである。
他のオールタイムベスト本でも良かったのだけど、wikipediaに結果一覧が載っているということもあって(順位をバラしちゃまずいんじゃないかという抵抗感が低い事から)この「東西ミステリーベスト100」にした。

日本のミステリは20冊程度しか読めていない事が判明したので、これでは語れない。
今回は海外ミステリについて、ケチをつけながら書く。2013年版が基本だが、1985年版の方もたまに触れるかもしれない。



注:本記事は、ランキングにケチをつけながら、私の好き嫌いを無責任に放言したものになっております。
自分の好きな作家が叩かれたら嫌だな、と思う方は読まない方がいいかもしれません。


100位~51位


100位「鋼鉄都市」

いきなりのアシモフである。アシモフはかなり好きな作家で、特に「ロボットもの」が大好きだ。
これについては今後語る機会もありそうだけれど、とりあえず「鋼鉄都市」も最高である。
続編「はだかの太陽」ともども大お薦めだ!
アシモフは66位にも「黒後家蜘蛛の会」が入っている。
これもまぁまぁ好きだけど……これなら「はだかの太陽」を入れてほしかった気もする。
まぁ、「鋼鉄都市」の続編である「はだかの太陽」よりは、全く別シリーズの「黒後家蜘蛛の会」を入れた方が間口は広がるかもしれない。


続けて99位
「ナイルに死す 」


クリスティについては以前書いたので 長々とは書かないが、僕が海外古典ミステリで唯一胸を張って好きだと言える作家はクリスティだけである。
しかし62位の「ABC殺人事件」は明らかに古いと思うのだが……。
クリスティ作品は、時代を超えて楽しめる古びない作品と、残念ながら時の経過の洗礼を受け、今読むと「うーん」な作品があって、「ABC」は後者だと思う……。
まず動機が無茶苦茶だし、そもそもAときたらB、BときたらCという形で展開もバレバレじゃないですか。
11位の「オリエント急行」は大好きなのでいいとして(謎の上から目線)、
5位の「アクロイド殺し」なんかは歴史的意義だけでの上位ランクだと思ってしまう。
他にもっといい作品いっぱいあるのに! あるのに! 



97位

「ホット・ロック」


これは大爆笑した記憶がある、(僕が読んだ10数冊の中では)ウェストレイク最高の傑作だ。
海外小説のギャグは日本人には合わないことも多いが、これは本当に笑える。


96位

「緋色の研究」

ホームズは熱狂的なファンが多いので、下手に触れるのは怖いのだが、この作品はミステリの体裁を取る前半とは打って変わって、後半は犯人の波乱に富んだ人生物語が描かれる。
前半は正直に言えば全然面白くなかったのだが、後半はかなり面白かった。
ホームズは長編は全部読んでいるのだが、短編について、どれを読んだのかがハッキリしなくて困っている。
たとえば3位に「シャーロック・ホームズの冒険」なる短編集がランクインしているが、
僕が昔読んだ短編集がこれなのか、それとも別の短編集なのかさっぱりわからない。
まぁもう一度読んでもいいのだが……。


93位

「初秋」

ロバート・B・パーカーは20冊くらい読んでいるので、いつか記事にしようか、それともやめとこうか迷っている作家だ。さて、そんなパーカーの「スペンサーシリーズ」からは必ずこの「初秋」がオールタイムベストに挙がる事になっている。
まぁ実際のところ、スペンサーシリーズの中では「レイチェルウォレスを探せ」と「初秋」の二作が飛びぬけていると思う(単に僕が好きなだけ)ので、異論はない。異論はないが、「レイチェルウォレス」じゃなぜいけないのかはよくわからない。


92位 

「奇岩城」

小学生の頃、僕は学校の図書室にあるルパンシリーズを全部読破した。
しかし内容を全く覚えていないので、読んだと言っていいのかはかなり疑問だ。


91位

「高い砦」

僕はどうも、冒険小説のほとんどが苦手である。
特に「軍隊モノ」や、「自然を相手に戦う」タイプの作品がダメだ。
男キャラばかりで華がないというのもあるし、手に汗握るというよりも、
とてもしんどい目に遭っていて大変だなぁとしか感じられないのだ。
バグリィもそうだが、70位にランクしたアリステア・マクリーンなどは10作も読んだのに全然良さがわからなかった。
こればかりは合わないんだな、としか思えない。
映画の「ナバロンの要塞」は割と楽しめたので自分でもよくわからない。


なんと、まだ91位~100位なのにもう2000字……。この調子で大丈夫か? と思いきや、80位台の作品は全く読んでいなかった。
しかし読んだ作品全部にこの調子でコメントしていたらキリがないので、少しだけ巻いていく。


79位

「さらば愛しき女よ」

ファンの多い作家だけに書くのがたまらなく怖いのだが、全く良さがわからない作家の一人にレイモンド・チャンドラーがいる。
わからない。本当にわからないのだ。何が良いのだ……?? 実は長編は全部読んでいる。
良さを知りたくて、頑張って読んだのだ。
「大いなる眠り」から「プレイバック」まで読んだ(プードル・スプリングス物語は読んでいない)。
もちろん、オールタイムベスト常連の「長いお別れ」だって読んでいる。

僕が覚えているのは、マーロウが「うふぅ」(だっけ?)などとよくわからないため息をついたり、
突然サービスステーションで、「やぁ 息がくさいぜ!」とか言って、ゴロツキを殴り飛ばしたりしている
シーンばかりである。なぜ喧嘩したのかすら理解していない。これでは楽しめるはずもない。

別にアンチがしたかったのではない。純粋に、「皆が褒めたたえる作品・作家を楽しめないのは何故だ?」と思って読んだのだ。
今なら解る。向いてない作家・作品というのはあるものだ。
しかも僕の場合、海外古典ミステリの多くは僕に向いていないのだ、と。


69位

「ダ・ヴィンチ・コード」

これは面白い。話題になるだけの事はあったと思う。
前作「天使と悪魔」も超面白かったと思うのでランク外なのは残念だ。
(「ロストシンボル」はちょっとイマイチだった。「インフェルノ」はそのうち読む)


61位

「ミザリー」

スティーブン・キングは大好きな作家だが、なぜここに「ミザリー」が?? これはミステリなのか?
まぁ確かにストーカーの話だし、サスペンスと言えなくもない、のか。
ミザリー以上に好きなキング作品なら10作近くはあるが、「ミステリ」かどうかと聞かれると微妙なので、まぁ何でもいいか……。


57位

「ウィチャリー家の女」

ロス・マクドナルドも10冊以上読んだ作家だ。
よくミステリの本では、ハメット→チャンドラー→ロスマクの系譜が、というのを目にしたが、この3人の中で唯一僕の肌に合ったのはロス・マクドナルドである。
15位の「さむけ」、57位の「ウィチャリー家の女」という選出作品にも納得だ。
納得だが……個人的には現代作家のジョン・ハートが、
『実にロスマクが書きそうな作品』を、ロスマク以上に僕好みに描いている。
他の人にとってはわからないし、作家に対して非常に失礼なのだが、僕の中でジョン・ハートはロスマクの上位互換である。
しかし、ジョン・ハートの作品は1作も入っていない。
「ラスト・チャイルド」や「キングの死」は、「ウィチャリー家の女」や「さむけ」以上に凄い作品だと思うのだが……。


50位以上


46位
「利腕」

ディック・フランシスについても以前書いた。個人的最高傑作である「利腕」がここに入ってくるのもなっとく……え、35位に「興奮」が入っているの? 「興奮」ってそんなに面白いかしら。
なんか主人公がひたすらしんどい目に遭うマゾ小説だったような……。
それよりは「大穴」とか「度胸」の方が……。


45位

「ナイン・テイラーズ」

セイヤーズも肌に合わない作家である。8作くらい読んだが、面白いと思ったのは1作もなかった。


38位

「血の収穫」

ハメットも、これまた肌に合わない作家である。
ただ、同じ系譜とされるチャンドラーよりはまだ、なんとかなった。


37位

「皇帝のかぎ煙草入れ」


ディクスン・カーが肌に合わない。これでは、ミステリ好きとは到底言えないのではないだろうか?
日本の作家が強く強く影響を受けた密室トリックの大家である。
とにかく密室トリックである。密室、密室、密室! 
しかし全然ピンと来ない。
登場人物にほとんど魅力がないので、誰が殺されようが、どんなふうに殺されようが、誰が犯人だろうがどうでもいいのである……。

そんな中、この37位「皇帝のかぎ煙草入れ」は唯一、楽しく読めたカー作品である。
キャラクター描写は確実に(僕が読んだ中では)一番巧い。
なんだ、カーも面白い(と僕が感じる)作品書けるんじゃん!(←何様だよ)と思ったのだが、
「カーらしくない異色作」だそうで……。ですよねぇ……。
ちなみに44位の「ユダの窓」や選外の「曲がった蝶番」あたりもまずまず楽しかったような気もする。
「三つの棺」や「火刑法廷」は……すみません。


34位

「モルグ街の殺人」

エドガー・アラン・ポーは面白い。面白いのだが、モルグ街の殺人ってどんな話だっけ……。
ポーはどうもホラー作品の印象が強くて……。ミステリでは「盗まれた手紙」は覚えているんだけど。
今度読み直しますかね。


31位

「トライアル&エラー」

アントニー・バークリー。実は読んだことがない。
この「トライアル&エラー」と「毒入りチョコレート事件」は近日読む予定で、今から楽しみにしている。


30位

「笑う警官」

スウェーデン版87分署。マルティン・ベックシリーズの代表作はやはり「笑う警官」なのだろう。
確かに割と面白かった。
って、書いて気づいたけど87分署シリーズの方は入ってないのか……


25位


「深夜プラス1」

ギャビン・ライアルは「もっとも危険なゲーム」が一番だと思うんだけど、オールタイムベストではこっちが入る事に決まってるんですよね……。


23位

「ギリシャ棺の謎」

オールタイムベスト界(?)の王者、エラリー・クイーンである。しかし僕はほとんど読んでいない。
この度、私はこんなことではいけない!と謎の義務感にかられ、
「Xの悲劇」、「エジプト十字架の謎」、「ギリシャ棺の謎」、「Yの悲劇」の4冊を入手した!
そしてこの順番に読んでおり、今「ギリシャ棺の謎」を読んでいるが
……エラリー・クイーンも、どうも僕向きの作家ではないという確信が深まりつつある。
本来なら、10冊程度読んでみてから判断するのだが、今、僕は色々とリアルの方で疲れており、
あまり余裕がないため、読書は「自分が楽しめると確信できる」作品を優先したい……というか普通はそうだよな。
なお、この後「Yの悲劇」に感動し一気にクイーンファンになる未来が……待っているといいな。


さっきから文句ばっかりじゃないか! 感じの悪い記事になりつつあって恐縮至極ですが


19位

「鷲は舞い降りた」

これかぁ……。うーん???
ヒギンズと言えば、僕の中で「死にゆく者への祈り」が超名作である。「脱出航路」も結構好きだ。
だからヒギンズは嫌いではない。
しかし超有名作である「鷲は舞い降りた」は……。やはり男キャラばかりなのがいけないのかもしれない。
私はスケベな人間なので、美女の一人くらいほしいのだ。(鷲は舞い降りたにもいたっけ?? 既に記憶がない)



18位

「僧正殺人事件」

あかん、ヴァンダイン先生のお出ましだ。
ヴァンダイン先生は「ミステリのニ十則」とかいうものを作った作家先生としても有名なのだが、
・読者は知的読み物を求めているのであって、男女間のことなどどうでもいい。恋愛は禁止 
みたいなクッソつまらない縛りばっかり書いている。余計なお世話である。

といったところにも反感を覚えるが、それ以前に彼の作品もまたキャラクター描写が弱く、ちっとも楽しめなかった。なんとも奇妙な事に、私は彼の作品を全作読んでいる。何がしたかったのか、さっぱりわからない。
僕は自分が発達障害なのではないかと疑っているのだが(検査は受けていない)、それを象徴するような事例である。
読むと決めたら、とにかく読むんだ、的な意味のわからない強迫観念で読んだのだろう、多分。
手がすりむけるまで手を洗ったりとか、鍵の開閉を続けまくって外に出られないような形ではないので、
社会生活は一応送れてはいるが。
普通の人なら、最初の4作くらい読んでつまらなかったら、もう読まないのでは? 知らんけど。

その中では「グリーン家殺人事件」の方が、「僧正」よりはまだ楽しかった記憶がある。


13位

「死の接吻」

やっと、心から「名作だ!」と言える作品が出てきた。
ここまでの記事でもわかるように、「お前、ミステリ読まない方がええんちゃう?」と言われかねない私にも
楽しめた名作ミステリである。
人物描写もしっかりしているし、文章力・構成力は本当に凄い。
微妙にダレるシーンまで、全てが計算されている。


12位

「ミレニアム 三部作」

言うのを忘れていたが、ミステリのオールタイムベストは、どのオールタイムベストを見ても
あまりに古い作品に偏りすぎている。
現代ミステリが、古典に劣るとは全く思えないのだが……。

さて、「ミレニアム」だが1の「ドラゴンタトゥーの女」は最高に面白かった。
だが、2の「火と戯れる女」は普通くらいだったので(決してつまらなくはなかった)、3は読んでいない。
読むべきだろうか? 


9位

「羊たちの沈黙」

これは読んだ。特に感動はなかったが……。


8位

「ブラウン神父の童心」

古典ミステリに対して総じて苦手意識のある私だが、ここに収録されている「折れた剣」は、確かに名作だとつくづく痛感させられた。


4位

「幻の女」

アイリッシュは大好きな作家だ。非常に詩的で、悲しみに満ちた中にも暖かな交流を、そして孤独を描く。
さてそんなアイリッシュの中で、江戸川乱歩大先生が褒めた「幻の女」だけが注目される現状が続いている。
もちろん「幻の女」は素晴らしい。
ただ、個人的には「暁の死線」や「黒い天使」も、「幻の女」に匹敵する名作なので、もし「幻の女」が気に入った人はどうか読んでほしい、と思う。


新版に入っていない作家・作品群


99位 

「魔性の殺人」

これは結構面白かった記憶がある。
特に犯人が「ズボンのポケットに穴をあけておいて、そこからち〇ぽをいじりながら、街ゆく人を見てニヤニヤと散策するのが趣味」というものすごい輩で、なかなかインパクトのある犯人で良かった。



85位

「針の眼」

最強だけど女性には弱い、陰のある暗殺者を描いた傑作で、暗殺者モノではヒギンズ「死にゆく者への祈り」と並ぶ最高傑作(と言うほど読めてないんだけども)。2013年版ではランク外なのが残念だ。
これは実に面白かった。


71位

「ディミトリオスの棺」

アンブラ―も、最新版では消えてしまったのか……。
「あるスパイへの墓碑銘」が、タイトルからは想像できないくらいのどかな作品で好きでした。
「ディミトリオス」も読んでいるはずだけど覚えてない……。


64位

「警官嫌い」


87分署の登場……はいいのだが、「警官嫌い」が87分署の最高傑作だなんて聞いた事もない。
多分シリーズ第1作目だからの選出だと思うが、順番に読まないといけないシリーズでもないのだから、
もっと面白い作品を選べばいいのに……。
個人的87分署最高傑作は「キングの身代金」。次点は「ハートの刺青」、「殺意の楔」あたり。
「警官嫌い」よりはずっと面白いと思います……。


56位

「郵便配達は二度ベルを鳴らす」

なんと、旧版ではランクインしていたのか! ハードボイルドの系譜は
ハメット→チャンドラー→ロスマク、というのはよく聞かされるのだが、ハメットの前にケインを置いている本をどこかで読んだ。
で、このケインだが……面白いのである。
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」は傑作だ。何が傑作って、ある種の倒叙ものなのだが、非常に緊迫感があり、
強烈に感情移入しながら読んだ。
どう考えてもクズな主人公である。しかしこのクズな主人公にめちゃくちゃ感情移入できて、手に汗握ってしまう。

以後、「キャラクターに感情移入させるために、主人公を善良に書かなくてはならない」というような、小説創作本のアドバイスには眉に唾をつけて読むようにしている。

ちなみに「殺人保険」という作品も相当面白いので「郵便配達は~」が気に入った方には薦めたい。



33位

「寒い国から帰ってきたスパイ」

特に好きでも嫌いでもないのだが、ル・カレはビッグネームだと思っていただけに、新版でランク外なのには驚いた。


32位

「暗殺者」

これまた不可解である。
「暗殺者(ボーン・アイデンティティ)」はラドラム作品では最も有名な作品であり、
恐らく最も評価も高い作品である。
しかし僕が読んだところでは、かなり地味な作品である。ぶっちゃけ、外れの部類だった。
やはり真面目な読者が多いのだろうか?


僕としては、厨二病全開の「マタレーズ暗殺集団」が最高傑作である。こんなに面白い、マフィアものはそうそうない。ハッタリの利かせ方が凄いのだ。
それを言うならデビュー作の「スカーラッチ家の遺産」だって面白かった。
なんで「暗殺者」なんだろう……。


僕が大好きなのに、ここに入っていない作品・作家


「ゴッドファーザー」

これは本当に謎だ。映画版はあれだけ大人気ではないか。
小説版を読んだが、映画版に引けを取らない大傑作である。なぜ入らないのだろう?
ゴッドファーザーはミステリではない、のか?


「殺しの接吻」

ウィリアム・ゴールドマンも1作も入っていない。
この「殺しの接吻」はサスペンス小説の傑作だし、「マラソンマン」、「ブラザーズ」だって面白い。
1作ぐらいランクインしてもいいのに……とも思う。


「悲しみよこんにちは」

不安定な思春期の少女が殺人を犯すまでを描いた、繊細で感傷的なクライムノベルだが、
ミステリにはなぜか含まれていないようだ。
売れている割に、そもそも評価が高くない可能性もあるが、個人的には大好きです。


「クワイヤボーイズ」

警察小説の(読んだ中での)最高傑作は、ジョゼフ・ウォンボーの「クワイヤボーイズ」だと思う。
警察ドラマっぽい87分署や「笑う警官」なども悪くはないが、ストレスに苦しみながらパブで暴れる警官の日常を
こんなにも興味深く綴った作品はそうそうないと思う。
個人的な好みを言わせてもらえば、これが入らないのはおかしい……というか、僕が好きなミステリって、多分こういう作品なんだと思う。


「3,1,2とノックせよ」

そういえばフレドリック・ブラウンも1作も入っていない。
ブラウンは素晴らしいSF作品を残しているが、サスペンス小説も結構面白いと思う。
この「3,1,2とノックせよ」も、87分署シリーズ(個人的)最高レベルの「ハートの刺青」に匹敵する
スリル満点のサスペンスだった。


「殺人者」

あまりミステリ作家という印象でもないとは思うが、殺人鬼の一生を描きつつ、巧みな叙述トリックで世界の見え方を一変させるこの「殺人者」なども、見逃せない作品だと思う。


「ケイン号の叛乱」

この辺になってくるとミステリなのかもよくわからないが、スコット・トゥロー「推定無罪」がランクインしているのなら、この「ケイン号の叛乱」も法廷ミステリとしてランクインしても良いのではないか。
非常に考えさせられるだけでなく、エンタメとしても面白い名作だ。


「燃える接吻」

大好きか?と聞かれるとそこまでではないが、チャンドラーやハメットよりも、僕はスピレインの方が楽しかった。
なんだ、ハードボイルドって思ってたほどつまらなくないんじゃん、と思ったものだ。



他、最近の作品なので入っていないのかもしれないが


「解錠師」や「ラスト・チャイルド」、あるいは「ミスティック・リバー」あたりも当然入ってきて良い作品群だと思う。


単に僕の肌に合わないだけなのだが、ディクスン・カーやらヴァン・ダインやらよりも、
この辺りの作家を読んだ方が面白くないですか? 


なお、現代海外作家は僕も言うほど読めていないので、更なる研鑽が必要なのだが、
できればもう少し新しい作品も入ってくれると嬉しいなと思う。


ちなみに、海外SFだと古い作品の方が好きだったりする私なのであるが……。



ということで、気分を害した方も多いかもしれず、大変恐縮なのであるが、
単にミステリが嫌いでくそみそに叩いただけの感想ではないつもりなので、一つご容赦を願いたい……。

好きな作家紹介 アガサ・クリスティについて(2017ver)

随分前に、ブログでアガサ・クリスティについて書きました。
それで満足していたんですが、今回新たに書き直しましたのでアップさせていただきます。

ちなみに全体の4分の1ぐらいは流用(前回と一緒)ですが、4分の3は新しく書き直しているので、
新記事としてアップしちゃっていいよね?



「トリック派」と「動機派」。「トリック」も疎かにしないが、「動機派」に特にオススメのクリスティ。


第二回はアガサ・クリスティ。
海外古典ミステリで抑えておくべき作家と言えば、アガサ・クリスティは外せないと思います。
また、クリスティ作品は「読み易い」ものが多く、更にほとんどの作品が文庫化されているため「購入しやすい」のも魅力です。
海外ドラマにもなっており、しかもこのドラマが割と良い出来なため、そちらから入ることもできる。そんな敷居の低さもポイントでしょうか。


さて、ミステリ作品を読む際に、皆さんは何を最重要視しますか?


不可能犯罪を可能にする大胆不敵なトリックを解明すること?
それとも、犯人の心情と、そこに流れる人間ドラマ?


個人的な好みを言えば、僕は後者です。
どんなに凄いトリックを見せられても、肝心の人間が血の通わない、盤上の駒のようなキャラクターであるなら、
真剣に身を入れて読むことができないのです。


お堅い人に怒られてしまいそうですが、僕のミステリの原点は漫画『金田一少年の事件簿』ですので、
やっぱりこう、登場人物は美男美女……とは言わなくても、色々とメロドラマがあったり、
涙ながらの犯人自白シーンがあったりね、してほしいんですよw


そんな僕が、過去のミステリ作家を読みますと……他の作家の話は避けますが、有名どころを何人読んでも
イマイチピンと来ませんでした。
どの作家さんも、『トリック』の方に比重が傾きすぎていて、『人物』が蔑ろにされている気がしたのです。
犯人が解った。この犯行を犯せたのはこいつしかいない。おしまい。みたいなね。


アガサ・クリスティに最初に触れたのは「スタイルズ荘の怪事件」
そのあと、「七つのダイアル」とか「茶色の服の男」とかを読んだんですが(後者はそもそもミステリではない)、
どうもピンと来ず。
決定的だったのは「アクロイド殺し」。
この作品、確かに名作だと思います。トリックを知らない未読の方には是非読んでいただきたい作品です。
でも、あくまで『人間ドラマ』として読んでみて、面白いですかね?


そんなわけで長らく離れていたクリスティだったんですが、「春にして君を離れ」という作品を読んでから、少し見方が変わりました。
この作品の主人公は、すんごい嫌な奴です。嫌な奴なんですが、その心理描写がものすごくリアルなんです。
あ、こういうのも書ける作家さんなんだ、と。


そして次に読んだ「ナイルに死す」で、ガツンと心を持って行かれました。
あ、これ金田一(漫画)だww と。
なんかこう書くとアレなんですけど、面白いんです。
主人公の男性は、最近結婚したばかり。
ところが、別れたはずの元カノがストーキングをしてきてヤバいと。
元カノは主人公の男性に未練たっぷりでして、もうね、女の戦いが良いんですよ!
思わず(ストーカーなのに)元カノキャラを応援しちゃいましたw


クリスティ未体験の方へのお薦め作品


クリスティ作品の分類の仕方は、色々考えられますが、シリーズで大きく分ければ3種類あります。
『ポワロもの』、『マープルもの』、『その他』です。
僕の好みは断然『ポワロもの』なんですが、『マープルもの』にも好きな作品はありますし、クリスティ作品の中で一番好きな作品は、実は『その他』にあったりします。
このコラムでは、それぞれについて好きな作品を挙げていきたいなと思っています。


それとは別に、『超有名作』と『それ以外』という身も蓋もない分け方をすることもできます。
有名だからどうだ、というわけでもないのですが、
もし幸運にも、あなたが有名作で使われているトリックを知らないならば、やはり知ってしまう前に読んでほしいなと思うわけです。


というわけで一発目、まずは「オリエント急行の殺人」です。
オリエント急行の中で起こった殺人。その乗客たちはどの人物も、一癖も二癖もありそうな魅力的な方々ばかり。
この作品は『トリック』と『人間ドラマ』が最もバランス良く高レベルで融合している作品だと思います。
逆に言えば、「オリエント急行」にピンと来なかったなら、クリスティを楽しむのはひょっとすると難しい?
極論ですが、そう言い切ってしまっていいくらい、この作品には彼女の良さがぎっしり詰まった名著だと思うのです。


あるいは私自身がクリスティにハマる切っ掛けになった「ナイルに死す」から入るのも良いかもしれません。
こちらについては↑でも書きましたが、エジプトの旅情をバックにした船旅、三角関係、トリックと
三拍子そろった一大エンターテイメントでとても面白い作品です。


時系列順に読みたい方は「スタイルズ荘の怪事件」から入るのが良いのかな、とも思うんですが、
個人的にはあまりお薦めしません。


1920~1973と53年間もの長大なキャリアを誇る彼女ですが、最盛期と言えるのは『オリエント急行の殺人』を発表した1934年から、1953年くらいまででしょうか。
1953年の後も、素晴らしい作品をちょこちょこと発表しているのですが、少し打率は落ちたかなと思います。


1934年より前の作品で言いますと、お薦めしたい作品はありません。
「アクロイド殺し」が世間的には有名ですが、僕個人としては面白いと思いませんでした。


『シリーズ全作読んでやるんだ!』という方がいれば、当然『スタイルズ荘』から読んでいただきたく思いますが、面白そうな作品をつまみ読みしたい方には、1934年以降の作品から選ぶのが無難ではないかと思います。
その際に、私のコラムが参考になれば、とても嬉しく思います。



大好きな作品 ポワロシリーズ編


先に『オリエント急行』『ナイルに死す』については書きましたので、他の作品について書かせていただきます。


知名度はあまり高くないものの、ポワロシリーズの最高傑作として挙げたいのが「五匹の子豚」
16年前に起きた殺人事件。その当時、事件現場にいた5人の容疑者たち。
彼ら、彼女らから「事件当日」の様子を聞かされるたびに、その姿は二転三転し、新たな事実が次々と判明していく……。
被害者となったアミアスとその妻カーラ。アミアスの不倫相手エルサ。
カーラの妹で目が不自由なアンジェラとその家庭教師セシリア。アミアスの親友のフィリップ、メレディス。
事件関係者を少人数に絞り、関係者同士の関係性を密接なものにする。
登場人物一人ひとりに感情移入をさせ、『わが事』のように事件に引き込むクリスティの得意技が存分に発揮された作品です。


次に紹介するのは「葬儀を終えて」
空気が読めないコーラの一言「だって、リチャードは殺されたんでしょう?」から始まるこの作品も、『トリック』と『人間ドラマ』のレベルがとても高く、正統派で質実剛健な作品に仕上がっています。


ドラマ版の出来が非常に素晴らしく、印象に残るのが『ホロー荘の殺人』に登場する、
被害者の妻、ガーダ。
敏腕な美人ヘンリエッタに人気が集まりそうですが、ぼんやりとした美しさを持つ彼女のエピソードは忘れられません。
デイビッド・スーシェ主演のドラマ版ポワロ・シリーズも、全力でお薦めしたい内容になっていますので、
本が苦手な人(はこのサイトにはいないかw)にもお薦めできる。
そういう意味で、敷居が低いのもアガサ・クリスティを人に勧めやすい理由の一つですね。
ドラマ版の宣伝になっちゃいましたが、原作もとても面白いです。


軽い読み口で楽しめるのが「メソポタミヤの殺人」
旅情、トリック、人間ドラマとどれも10段階で7くらいで強い印象を残す作品ではありませんが、
高いレベルでまとまっていると感じます。


シリーズ最終作だからといって最後に読む必要はありませんが、ポワロ最後の事件「カーテン」
ある程度ポワロシリーズのファンになった人に読んでほしい作品。
これでポワロと会えなくなるんだなぁと思うと、しんみりしてしまいます。
単なるお別れ会ではなく、内容も面白いのでぜひ。


読了したポワロシリーズ作品(備忘録)    独断と偏見による個人的評価 S~E  


「オリエント急行の殺人」   S
「葬儀を終えて」       S
「五匹の子豚」        S
「ナイルに死す」       A+
「カーテン」         A
「ホロー荘の殺人」      A
「メソポタミアの殺人」    A-
「死との約束」         B  ←ドラマ版はお薦めできません……。
「杉の柩」           B
「マギンティ夫人は死んだ」   B-
「ABC殺人事件」        B-
「三幕の殺人」         B-  ←ドラマ版の方が好き。
「満潮に乗って」       B-
「白昼の悪魔」        B- ←訳が…。この作品だけガラが悪いポワロw
「ヘラクレスの冒険」     C(短編集)
「愛国殺人」         C
「もの言えぬ証人」      C
「アクロイド殺し」       D
「スタイルズ荘の殺人」   D


ポワロものとマープルものの違い


アガサ・クリスティの二大シリーズといえば、ポワロシリーズとミス・マープルシリーズ
(全4作のトミー&タペンスシリーズというのもあるのですが、それはおいといて)。


シリーズが違うのですから、当然特色も違……います?
いや、違うはずなんです。
クリスティ自身が「ポワロシリーズで書いてしまったが、これはむしろマープル向きの事件だった」
という発言を残していたりもします。
ただ……感性の鈍い私には、明確な違いはわかりません。


これが、『百鬼夜行シリーズ』と『どすこいシリーズ』(京極夏彦)とか、
『悪党パーカーシリーズ』と『ドートマンダーシリーズ』(ウェストレイク)くらい違えば、特徴を書けるのですが……。


一応、個人的な印象を書かせていただくと


・旅先での事件が多いポワロと、自分の住んでいる村(セントメアリミード)近郊での事件が多いマープル

ただし、マープルにも旅先での事件は存在する(「カリブ海の秘密」など)し、
ポワロにも村での事件は存在する(「アクロイド殺し」など)


・なんとなく、ポワロものの方がシリアス色が強く、マープルものの方がのほほんとしている気がする

もちろんマープルものでもシリアス作品はあるし(「鏡は横にひび割れて」など)、
逆もまた然り(「ポワロのクリスマス」など。


・ポワロシリーズの恋愛描写の方がドロドロしている気がする
「白昼の悪魔」、「ホロー荘の殺人」、「五匹の子豚」などなど)


・マープルシリーズにはたまに、少女漫画っぽい作品がある。
 また、マープルシリーズの方が、女性の活躍頻度が高い気がする。

多分そうだと思うけど、気のせいかもしれない……。「動く指」、「ポケットにライ麦を」など



・ポワロは年をとる、マープルは多分年をとらない

ポワロシリーズにおいて、ヘイスティングスは結婚し、ポワロは老衰する(「ゴルフ場殺人事件」、「カーテン」など)。
マープルはもともとお婆さんであり、年は『多分』取らない。
多分、と書いたのは、全作品を読んではいないので僕の間違いかもしれない(ご指摘があれば訂正します!)



・初期ポワロ作品にはワトソン役(ヘイスティングス)が存在した。マープルものには存在しない

ただし、ヘイスティングスが登場するのは初期だけ




というわけで、『シリアス路線が多く旅先での事件が多いポワロと、たまに少女漫画っぽかったり、牧歌的な村での事件が多かったりするマープル』という印象はあるのですが、
自分で書いておきながら、自信はありません!



大好きな作品(マープルシリーズ編)


マープルシリーズのお気に入りは、まずこの2つ。

『ポケットにライ麦を』

卑劣な男に命を奪われた少女と、その復讐に立ち上がるミス・マープル。
少女の庇護者として、善き祖母のような存在感を発揮するマープルが印象的。
ミステリとしてもドラマとしても一級で、「見立て殺人」の要素もある名作。

『鏡は横にひび割れて』

犯行動機が秀逸で、さすが心理描写の巧いクリスティ、と唸らされる作品。
犯人はバレバレだけど、ドラマとしては非常に面白かったです。
この作品は、かなりシリアス色の濃い作品なので、ポワロシリーズに紛れ込んでいても、違和感がない気も。



続いては、村を震撼させた悪質な誹謗中傷手紙事件を描いた「動く指」
キャラクターが実に活き活きしていて、特に女性キャラの描き方が素晴らしい。
中でも、「地味で変な子扱いされているダサダサファッションのヒロイン」が
「オシャレにキメた瞬間、モテモテ美少女に!」という、ニンマリシチュが楽しめる
おすすめ作品。



名門クラッケンソープ家の男たちの視線を独り占めする、超有能メイド、ルーシーの活躍が光る「パディントン発4時50分」
も少女漫画路線でお薦め。
いろんな男から迫られても、色恋にうつつを抜かさず仕事はテキパキ、とはいえ全くの堅物ではないルーシーの
恋の行方はいかに!
なお、殺人事件の方は割とどうでも良かったです(苦笑)



真面目な人には不謹慎だ! と怒られてしまいそうだけど、
死体にまつわるドタバタ劇がユーモアたっぷりに描かれる「書斎の死体」
も、ユーモアミステリ好きにはお薦めですね。


独断と偏見による マープル作品お気に入り評価 S~E

ポケットにライ麦を    A+
鏡は横にひび割れて    A+
動く指          A
パディントン発4時50分   B
書斎の死体        B
予告殺人         B
カリブ海の秘密      B-
復讐の女神        B-




 大好きな作品(非ポワロ・非マープル編)


僕が最も好きなクリスティ作品は、実はポワロシリーズでもマープルシリーズでもない、
「終りなき夜に生れつく」という作品です。

詳しくはこちらに書いたので……と言いたいところなのですが、
こちらではモロにネタバレをしているので、注意。

ネタバレなしで書くならば、クリスティ作品では珍しく、ホラーに近いテイストで描かれる
情感たっぷりの恋愛ストーリーになっています。


心理描写が書ける作家はホラーも書ける、と僕は常々思っているんですが、
心理描写があれだけ巧いクリスティなのに、ホラー作品はほとんど残していません。
そんな彼女が書いたホラーが読めるのが短編集「死の猟犬」
SFファンタジーの表題作や、ホラーに分類される「ジプシー」から、
純正ミステリの名作「検察側の証人」まで収録されており、クリスティの様々な作風が楽しめる
超お薦め短編集となっております。


ポワロシリーズの名作「五匹の子豚」に似た設定を持つ、「忘られぬ死」
ミステリ要素・サスペンス要素・ドラマ要素と、三拍子揃った良作。
ただ、クリスティ作品の中でも個人的ベスト3に入る「五匹の子豚」と比べると、
(似ているだけに)少し弱いかもしれませんが……単体で考えれば十分以上に面白い作品です。


クリスティはスパイ・冒険小説も書いているんですが、個人的にこのジャンルはそこまで好きではなくて。
ジャック・ヒギンズとかロバート・ラドラム、ケン・フォレット「針の眼」など、大好きな作品もあるんですが、
クリスティのスパイ・冒険モノは……あんまり面白くはなかったですね。

ただ、「親指のうずき」に出てくる悪役はかなりインパクトがあったんで、一応お薦めしておきます。


と、ここまで書いて何か忘れてると思ったら、超有名作を忘れていました。


「そして誰もいなくなった」

「見立て作品」&「クローズド・サークル」の定番作品で、オールタイムベストの常連、
恐らくクリスティの作品の中で一番売れた作品でもあります。
個人的にも結構面白いと思います……が、あんまり読みやすい作品ではなかったような……。
クリスティの入門書としてはあまりお薦めではないかなぁ。
前回も書きましたが、「オリエント急行」とか「ナイル」あたりのとっつきやすい作品から入った方がいいと思います。


あ、ちなみにクリスティ最大の地雷作品として一部で囁かれている「フランクフルトへの乗客」
ですが、ちゃんと読める作品でした。
お薦めか?と聞かれると別にお薦めはしませんが、想像していたよりは遥かにマシでした。




独断と偏見による クリスティ作品お気に入り評価 S~E(今まで書いたものを全部合体させただけです)

ポ→ポワロ  マ→マープル 他→その他 


「オリエント急行の殺人」   S   ポ  
「葬儀を終えて」       S   ポ
「五匹の子豚」        S   ポ
「終りなき夜に生れつく」   S   他
「死の猟犬(短編集)」    S   他

「ナイルに死す」       A+  ポ
「ポケットにライ麦を」    A+  マ
「鏡は横にひび割れて」    A+  マ
「忘られぬ死」        A   他
「そして誰もいなくなった」  A   他
「カーテン」         A   ポ
「ホロー荘の殺人」      A   ポ
「動く指」          A   マ
「メソポタミアの殺人」    A-  ポ

「パディントン発4時50分」   B  マ
「書斎の死体」        B  マ
「予告殺人」         B  マ
「死との約束」        B  ポ
「杉の柩」          B  ポ
「春にして君を離れ」     B  他
「マギンティ夫人は死んだ」  B- ポ
「ABC殺人事件」       B-  ポ
「三幕の殺人」        B-  ポ
「満潮に乗って」       B-  ポ
「白昼の悪魔」        B-  ポ
「親指のうずき」       B-  他
「カリブ海の秘密」      B-  マ
「復讐の女神」        B-  マ

「フランクフルトへの乗客」  C+  他
「ヘラクレスの冒険」(短編集)C   ポ
「愛国殺人」         C   ポ
「もの言えぬ証人」      C   ポ
「NかMか」          C   他
「アクロイド殺し」        D  ポ
「スタイルズ荘の殺人」    D   ポ
「茶色の服の男」       D   他
「七つの時計」        D   他



最後に、ネタバレになりますので、白文字で書きますが(反転させてください)


恋愛関係での悪女&チャラ男は超高確率で死にますね
うまくいかなかった最初の結婚生活の影響でしょうか……
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