KOS(格闘大会)がなければ高評価してた。これに尽きる。
前半は、友達のいないまゆっちの、「友達100人計画」の物語。
席替えを機に隣になった、ベイスターズ大好き少女伊予と友達になろうと悪戦苦闘するまゆっち。
この描写は実に良い。
伊予ちゃんが本当に良い娘で、キョドり具合が半端じゃないまゆっちを暖かく包み込んでくれる包容力は凄い。
前半は、友達のいないまゆっちの、「友達100人計画」の物語。
席替えを機に隣になった、ベイスターズ大好き少女伊予と友達になろうと悪戦苦闘するまゆっち。
この描写は実に良い。
伊予ちゃんが本当に良い娘で、キョドり具合が半端じゃないまゆっちを暖かく包み込んでくれる包容力は凄い。
大和は正直に言えば大したことはしていないのだが、まゆっちに対して(誰にでもできる程度とはいえ)的確なアドバイスを送り、伊予ちゃんとまゆっちは少しずつ仲を深めていく。
まずは話しかけるところから。初メールを送ったり、名前で呼び合うようになったりと非常に微笑ましく、ここを切り取れば良シナリオである。
また、並行して不死川心とも友達になる。
「風間ファミリー」と「不死川」で選択を迫られ、決裂したかに見えたまゆっちと不死川の仲も、
まゆっちの正面からの訴えによって、不死川の心(ギャグじゃないよ)を動かし、友達になる事に成功。
更に、河原にいる麻生首相(って書いちゃうね)とも友達になる。ここまでは良い。
まゆっちに感情移入して、まゆっちを応援しながら友達を作っていく物語を追体験できる。
この物語の流れでは大和は空気でしかないが、良い話である以上、主人公が空気でも一向に問題ないわけだ。多少のアシストはしているしね。
後半も良い。
クラスで孤立した伊予。いじめの扇動者となった武蔵小杉をぶちのめすまゆっち。
そんなまゆっちを抱きしめる伊予。最高のハッピーエンドだと思う。実に良い。
で、だ。
この前半と後半の間に「KOS」という格闘大会が挟まるのだが……マジでつまらねぇんだ、これが。
意味もなく長いし、ここだけ話が宙に浮いている。
全文スキップしてみても、大して影響はないようなイベントが延々続くのだ。
まず、(まゆっちルート単体で見る限り)ストーリー上、何らの意味も持っていない。
「友達のために戦う」というテーマを補強はしているが、これは後半の「伊予のために武蔵小杉を倒す」話1つで十分事足りる。
他ルートの伏線と割り切れば「巨人の夢=孤児院を立て直す」とか、「釈迦堂の強さ」とか
多少の内容は入っているものの……。
ただでさえお寒いKOSなのに、麻生首相VS蘇我(野党員)という構図を出して、大和に中学生レベルの政治観を語らせてしまってはもうおしまいである。
政治観がテーマの物語ならそれもいいが、「まじこい」はそういうゲームではない。
ライターが麻生首相が好きなのはわかったが、ただそれだけで、主張内容はスッカスカ。
「他に変わりはいない」だの、「不景気なのは今の首相のせいじゃない」だの、「野党は不満しか言わない」だの、そんな事しか言っていない。
そのバトルも普通に戦うだけならまだしも、蘇我はキレると倒れている学生(忠勝)に拷問をするキチガイキャラである。
そこまでして、麻生首相=ヒーローVS野党幹事長=クズ野郎の構図にしたいのか。
率直に言って、お粗末極まりない。
どうでもいいところでもう1点。
松風はブラックジョークを持ち味としているのだが、その中で1つ、かなりイラっとさせられるものがあった。
(いけ好かないコンビニ店員の話。
手が脂ぎっているから釣銭を触りたくない云々も失礼だし、いい年してコンビニ店員なのはウンチャラというのもとても失礼)。
面白いと思って書いたのかもしれないが、こういう『物の見方』をする人間は『嫌いだな』と感じてしまった。
まゆっちに対してもそう、タカヒロに対してもそうだ。
(少なくとも、太った人や、非正規労働者を蔑んで笑いを取るような人には、恋人にも友人にもなってほしくない)
どのルートでもそうだけど、どうでもいいところでチクチクと僕の好感度を削ってくるんだよね。
麻生首相関連もそうだけど、ガラの悪い匿名掲示板の、ガラの悪い人の意見に毒されすぎじゃない?
まゆっちと伊予の友情を中心に、どんどんまゆっちが友達を増やしていくような、そんな話だったら良かったのにな。残念。
まずは話しかけるところから。初メールを送ったり、名前で呼び合うようになったりと非常に微笑ましく、ここを切り取れば良シナリオである。
また、並行して不死川心とも友達になる。
「風間ファミリー」と「不死川」で選択を迫られ、決裂したかに見えたまゆっちと不死川の仲も、
まゆっちの正面からの訴えによって、不死川の心(ギャグじゃないよ)を動かし、友達になる事に成功。
更に、河原にいる麻生首相(って書いちゃうね)とも友達になる。ここまでは良い。
まゆっちに感情移入して、まゆっちを応援しながら友達を作っていく物語を追体験できる。
この物語の流れでは大和は空気でしかないが、良い話である以上、主人公が空気でも一向に問題ないわけだ。多少のアシストはしているしね。
後半も良い。
クラスで孤立した伊予。いじめの扇動者となった武蔵小杉をぶちのめすまゆっち。
そんなまゆっちを抱きしめる伊予。最高のハッピーエンドだと思う。実に良い。
で、だ。
この前半と後半の間に「KOS」という格闘大会が挟まるのだが……マジでつまらねぇんだ、これが。
意味もなく長いし、ここだけ話が宙に浮いている。
全文スキップしてみても、大して影響はないようなイベントが延々続くのだ。
まず、(まゆっちルート単体で見る限り)ストーリー上、何らの意味も持っていない。
「友達のために戦う」というテーマを補強はしているが、これは後半の「伊予のために武蔵小杉を倒す」話1つで十分事足りる。
他ルートの伏線と割り切れば「巨人の夢=孤児院を立て直す」とか、「釈迦堂の強さ」とか
多少の内容は入っているものの……。
ただでさえお寒いKOSなのに、麻生首相VS蘇我(野党員)という構図を出して、大和に中学生レベルの政治観を語らせてしまってはもうおしまいである。
政治観がテーマの物語ならそれもいいが、「まじこい」はそういうゲームではない。
ライターが麻生首相が好きなのはわかったが、ただそれだけで、主張内容はスッカスカ。
「他に変わりはいない」だの、「不景気なのは今の首相のせいじゃない」だの、「野党は不満しか言わない」だの、そんな事しか言っていない。
そのバトルも普通に戦うだけならまだしも、蘇我はキレると倒れている学生(忠勝)に拷問をするキチガイキャラである。
そこまでして、麻生首相=ヒーローVS野党幹事長=クズ野郎の構図にしたいのか。
率直に言って、お粗末極まりない。
どうでもいいところでもう1点。
松風はブラックジョークを持ち味としているのだが、その中で1つ、かなりイラっとさせられるものがあった。
(いけ好かないコンビニ店員の話。
手が脂ぎっているから釣銭を触りたくない云々も失礼だし、いい年してコンビニ店員なのはウンチャラというのもとても失礼)。
面白いと思って書いたのかもしれないが、こういう『物の見方』をする人間は『嫌いだな』と感じてしまった。
まゆっちに対してもそう、タカヒロに対してもそうだ。
(少なくとも、太った人や、非正規労働者を蔑んで笑いを取るような人には、恋人にも友人にもなってほしくない)
どのルートでもそうだけど、どうでもいいところでチクチクと僕の好感度を削ってくるんだよね。
麻生首相関連もそうだけど、ガラの悪い匿名掲示板の、ガラの悪い人の意見に毒されすぎじゃない?
まゆっちと伊予の友情を中心に、どんどんまゆっちが友達を増やしていくような、そんな話だったら良かったのにな。残念。
☆黛由紀江ルート
大和 C+(しょぼい政治談議がなければB-。下がり幅はそれほどでもないけど、下がるのは確か)
まゆっち B-(本文で書いたブラックジョークがなければ、B+だった)
シナリオ C+(KOSがなければB+~A-だった)
羨ましさ B
青春度 B-
Hシーン B-