せっかくの3連休なのですが、友達の都合で遊びの予定が潰れてしまい、
全くの予定なしというプアな状況。
仕方がないので、アーウィン・ショウの「富めるもの、貧しきもの」をこの3連休中に読んでしまおうと思います。
全1200ページの長編ですが、現在85ページまで読んだところ
なかなか面白いので、読めそうです。

まぁ、たまにはこんな連休もいいかもしれないですね。
本当は遊びに行きたかったけど、さ。


3/20 PM19:53

現在260ページ/1200。
面白いです。

とある五人家族の物語で、

・男らしいけど、古い考え(女は家庭に~みたいな)の偏屈者のパパ

・ヒステリックな潔癖症、ガミガミママ

・永年抑圧され続けた反動で、性に対して奔放になった長女

・優等生のむっつりスケベ、一家の期待を一身に背負う長男

・柄の悪いゴロツキ。出来損ないの次男

といったメンバー。

とりあえず、ママと次男は嫌だ。長男と長女はまぁまとも。

次男が家を追い出され、長女は自分から家を出て行ってしまいました。
これから先、どうなっていくのか、気になります。

3/21 AM1:13

上巻読了。現在の評価はA-。

先が気になってすいすい読めるのが高評価。
ただ、感動したり興奮したり、胸がすっとしたりといったシーンはほとんどないので、読後感は結構地味ですね。
まぁ、この調子で下巻まで飽きさせずに読ませてくれればA評価は堅いかなと思っています。


一家はますます離れていきますね。
とりあえず、一番の元凶は「母」かなと。
たまたまかもしれませんが、最近読む本では「母」はたいてい耐えがたいウザキャラと化しています。
「金髪女」の先妻しかり、「自由未来」の母しかり、今回しかり。
性格の良い母はそろそろ出てこないものでしょうか。

次男は、ちょっとかわいそうではありました。これは「叔父」も悪い。
ただ、普段の行いが悪すぎるだけに、同情はするものの仕方ないかなぁという。

ボイランというキャラも気になります。
初めは、援交親父にして、長女をストーキングする嫌なキャラかと思ったんですが、読み進めていくうちに、中年親父の純情だったのかもしれないと思うようになってきました。
まだ、どちらに転ぶかわからない怪しげなオーラは漂わせておりますが…。

3/21 AM10:47

風が強すぎて、うるさかったせいで全然眠れませんでした。

現在600ページ/1200
中巻のちょうど半分まで来ました。

長男は、真面目なのはいいんだけど、だんだん人間的に魅力が乏しくなってきたな…。いかにも出来る奴って感じなんだけど、仕事人間すぎる。

長女は落ち着いてきた感じ。離婚したがっているようではあるけど、この人なら道を踏み外したりはしないと思う。

次男は、一応ボクサーになったようだけど、まだ危なっかしいな…。妻もなんか性格悪そうな女だし。なんでこんなに差ができたんだろ??

それから、ボイランはいい人だった模様。


飛びぬけて「面白い!わくわくする!」ってわけではないんですが、スイスイとハイペースで読めてしまいますね。


ここまで一番気に入ったシーンは、「ヌードの絵を授業中に描いた長男と、それを弁護するパパ」の場面。……地味だなぁ。

3/21 PM23:47

1000/1200ページ。後ちょっとです。

ここに来て、ストーカー女が出現。
1970年に書かれたことを考えると、ストーカーという概念が有名になる前から、この手のキチガイ(知人が被害にあった経験があるため、敢えて、そう言います)はいたんですね。気色悪い。

次男は、だんだんまともにはなっていくんですけど、生まれもっての運の悪さとこらえ性のなさが、きついですね。

一般小説にしては「敵=障害」キャラが多すぎるのが、唯一思いつく欠点です。
主人公の一家は、良い面も悪い面も合わせ持った、厚みのある人物描写ができているのですが、それ以外のキャラは基本的に良い奴か嫌な奴のどちらか。
で、長男は嫌な奴に当たっても、力もあるし仲間もいるから簡単にあしらえるんですね。そもそも運がいいから、嫌な奴にもあまり当たらない。
次男は嫌な奴にばかり当たり、そのたびにこらえ性がないので事件を起こしちゃうんですなぁ。