試合内容は 55点


   日本    0-0           パラグアイ
       PK 4-5

MVP CF ルーカス・バリオス(70)(パラグアイ)

GK 川島永嗣(60)            フスト・ビジャール(60)
DF 田中マルクス闘莉王(65)     アントリン・アルカラス(60)
   駒野友一(45)            クラウディオ・モレル(65)
   中澤祐二(55)           パウロ・ダシルバ(50)
   長友佑都(65)            カルロス・ボネ(60)
MF 長谷部誠(65)             エンリケ・ベラ(50)
   遠藤保仁(65)             クリスチャン・リベーロス(55)
   松井大輔(35)             ネドガル・オルティコサ(60)
   大久保嘉人(50)          FW ルーカス・バリオス(70)
   阿部勇樹(60)             ロケ・サンタクルス(60)
FW 本田圭佑(65)             エドガル・ベニテス(50)

松井→岡崎慎司(60)
阿部→中村憲剛(60)
大久保→玉田圭司(55)

ベニテス→ネルソン・バルデス(65)
オルティコサ→エドガル・バレット(55)
サンタクルス(60)→オスカル・カルドーソ(55)


はっきり言って、つまらない試合だった。どちらのチームも、ベスト8の力量があったとは到底思えない。それでも、一日本人としては、非常に良くがんばったと思うし、誇らしい気持ちでいっぱいだ。

試合は全体的にパラグアイペースで進んだ。日本はミドルシュートを何本も打っていったのは良かったが、逆に言えばエリアに入ってのチャンスはほとんどなかった。特に利いていたのがパラグアイDFダ・シルバ。ラフなプレイが散見されたために-20点しているが、それでも50点。ラフを抜けばMVPだった。ちなみに松井の点数が低いのも同様の理由である。

日本は遠藤のセットプレイから良質のボールが上がった。ゴール前でのトゥーリオには迫力があり、長友は守備面でもオーバーラップでも光っていた。本田は相変わらずテクニックがあり、ボールが落ち着いたが、ダ・シルバとのマッチアップではやや劣勢だった。やや不安定さを見せたのが中澤で、ボールへの出だしが遅れるシーンが何度も見られた。


【適当能力査定】

日本代表 攻撃 B- 守備 B+ スペクタクル B

注目選手  CF 本田圭佑(平均採点65/3試合)
        SH 松井大輔(63.3/3)
        CB 田中マルクス闘莉王(53.3/3)

パラグアイ代表 攻撃 B- 守備 A- スペクタクル C+

注目選手  DH エンリケ・ベラ(60/2)
        CF ロケ・サンタクルス(57.5/2)


日本にとってパラグアイは格上だ。格上だが、絶対に勝てない相手ではない。パラグアイの特徴は堅い守備と、中盤でのポゼッション力の高さ。攻め急ぐタイプではなく遅攻がメインで、セットプレイには高さがある。しかし、破壊力というものは感じない。攻撃力は同じB-としたが、デンマーク戦の戦い方ができるという前提にたてば、攻撃力はむしろ日本の方があるくらいだ。

残念ながら、あまり面白い試合にはならないだろう。ロースコアで、接戦になる可能性が高い。1つのミスが試合を決める。少ないチャンスを確実に決められるか、確実にミスをせずプレイできるか、集中力が試される試合になるだろう。そして、そういうプレイはパラグアイは巧い。何か釈然としないまま、0-1で負けていた。そうはならないことを望みたい。