見終わっての感想としては、「悪くはなかった」(B評価)といったところです。
原作の『罪滅し編』には、山場が2つ(+1つ)あります。
前半の『レナの告白』と、後半の『レナの篭城』。
それから、罪滅し編の山場ではないですが、ひぐらし全体の山場である『圭一の告白』です。
このうち、原作では『レナの告白』シーンと『圭一の告白シーン』は、涙なしではいられない泣かせるシーンです。この2つのシーンがあるため、『罪滅し編』は私にとってひぐらしで一番好きなシナリオになっています。一方で、クライマックスである篭城シーンは唐突に始まる決闘がなんとも言えない読後感を残してくれました。
この映画では、逆でしたね。『レナの告白』シーンは、なんだか言葉が上滑りしているだけにしか思えず全く感動できませんでした。『圭一の告白シーン』も、圭一に抱かれる魅音や、目の前のラブシーンに目を白黒させる沙都子に萌えはしましたが、肝心の告白は誰も圭一を許すこともできず、悲しいできでした。
このままで終わったらD評価だったのですが、原作で寂しい出来だったクライマックスの篭城シーンはなかなか魅せてくれました。結局終わってみれば、原作で伝えようとしていたエッセンスは最低限詰まっていましたし、
これはこれでアリだったのかなぁと思います。
「泣きながら」会話するシーンは、文字にして読めば何を言っているかもわかりますが、実写ですとかすれ声だったり声が小さかったりで何を言っているのかわからない部分も多く、感情移入しづらい部分がありました。
また、ゲームの「罪滅し編」は6作目なのでレナが良い子だということをプレイヤーは皆が知っていましたが、実写ですとまだ2作目なためにレナが単に危ない奴に見えてしまうのは致命的だったかもしれないなぁと思います。
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