『おとぼく2』、薫子をクリアしました。シナリオ評価は B+。


共通ルートはほぼ前作の二番煎じ。
水着イベント、幽霊イベントなど、またそのネタかよ!と思わされることもありましたが、
一方で、単独で考えますと前作よりも質は高まっているように感じられました。
居心地の良い雰囲気はまさに『おとぼく』で、ヒロインこそ違えど、更にレベルアップしている印象です。
ただ、唯一『泥棒探し』のエピソードは大いに不満です。
友達から髪留めを盗んでしまった女の子のエピソードなのですが、あの結末では盗んだ女の子にとって
罪悪感が残るだけだと思うんです。
ゲーム内ではそんな描写は一切ありませんでしたが、そうなるとあの女の子はよほどおめでたい性格なんだなと思ってしまいました。


個別ルートはとにかく短いという印象。
最近、めっきり長いゲームをやるのが辛くなってきた僕にはちょうど良かったのですが、
不満に感じる人の方が多いのではないでしょうか。
薫子シナリオは、告白シーンが気に入ったこと、卒業の雰囲気が出ていたことから、
B+とさせていただきました。
一方で、メインヒロインにしては……という部分もあります。

また、「2人のエルダー」という表題の通り、エルダーシスターが2人いるのですが、
主人公である千早が何でも完璧にこなす一方で、相方の薫子は全てにおいて千早を下回るスペックなのが、ちょっと悲しいといえば悲しいです。
ヒロインとしての薫子は、割にかわいいと思いますが、エルダー……本当に?? と思ってしまいました。


ちなみにヒロインの好みは、
御前>>>香織理>>薫子=淡雪=ケイリ>>>>>史です。



香織理ルート、評価はB。

薫子をクリアしたときは、ちょうど良いと書きましたが、やっぱり短い。
個別ルートの9分の1程度のボリュームですものね。8が共通、1が個別。

内容は悪くはないのですが、もう少し丁寧に描いてもいいのにと思ったり。
エピローグもどうやらほぼ使いまわしみたいですし、エンディングでの子供に名前がないのも寂しい。



うたのルート、評価はB。

やはり、御前がかわいすぎる。
ただまぁ、それだけなんですけどね。
内容は、破綻していないので特に叩きたいほどでもなく。