評価はA-。

とても、身につまされるお話でした。
主人公の代助は高等遊民、今でいうニートですね。
一応僕は働いていますが、考え方というか精神的にはニートなので、 悲しいかな共感できてしまいます。
ただ、代助は非常に恵まれた立場にいる。
考え方があまりに違って反発してしまうのはよくわかるのですが
(考え方自体は、僕も代助側です。結婚しなければいけない、という古い時代の考え方。それを疑問に思わない思考の硬直化については、正直ついていけないものがあります)
実際、ここまで物わかり良くお金を渡してくれる家族はそうそういません。



その安住の地を代助に捨てさせたのは、親友の妻である三千代への思慕でした。
いざ、三千代への愛を貫こうと決めた代助。そこからの展開は「熱い」の一言ですね。 
特に親友へ謝りにいくシーンは、(行為自体は誉められないものの)、「よく逃げずに謝りに行った!」と褒めてあげたくなるほど。
代助君、やればできるじゃないっすか。


たぶん、僕が彼の立場なら、もっと卑劣なことをすると思います。
つまり、宛てがわれた嫁をもらって父親からお金を受取りつつ、三千代と密会しますw(←下衆ですみません)。


そんな心が腐ってる僕からすれば、代助は(人妻を奪っているにも関わらず)、非常に善良です。
だからこそ、危機に陥るわけですが……僕は代助君なら出来ると思います。
やれば出来る子ですから、彼は! 


最後に。代助って、地味に僕の本名に似てるんですけどww 
やめてくださいよ、僕に似た名前で、僕みたいな思考回路を持つキャラを出して、しかも微妙にバッドエンドとかww
漱石先生、勝手に僕をモデルにして物語をつくらないでください!