レビューやTwitterで散々自分の性癖については書いてきたので、「またか」と思われる方もいるかもしれませんが、どこかでまとめておくと自分としても便利だなと思い立ち、記事にしてみました。

僕がどういう作品を高評価しているかに関しては、批評空間のページをご覧下さい。


【点数について】

シナリオ150
(飽きずに読める、普通のシナリオは100。ルートごとの平均ではなく、一番良かったルートをベースに、
他のルートも加味してつける)

キャラ150
(めちゃ萌えはしないけど、不快ではない場合は100。こちらは攻略ヒロインの平均をベースに、特に好きなヒロイン、あるいは主人公、脇役の好悪で加点・減点する)

絵100
(普通に可愛ければ70。)

音100
(音楽80+ボイス20。エロゲはそこそこ音楽が良い場合が多く、普通でも大体80くらい)、

その他システム100
(基本的にシステムで点数をつけるが、かなりエロいゲームに限り、
加点方式でエロ分をプラスしたり、OPムービーが素晴らしくて点数をプラスするなど、
他の方から見たら一番わけがわからないと思われる項目。
昔のゲームだと60くらいがザラだが、最近だと80くらいが普通。100になることも多い)、

印象度50(-50~+50)

一応-50~+50だが、あまりマイナスはつけない。
そこそこ楽しめたなら+30程度。


以上、650点満点でつける。そこから批評空間用に100点計算に修正する。

たとえば、全てが普通レベルのゲームだと、460/650となる。
これを、460÷650として100点に直すと、70.7....となる。
これに5点を加え、四捨五入すると76点となり、批評空間にはこれで投稿している。


こう考えると『普通』で76?高くない?という反応が予想されますし、実際僕もそれは思いますが、
あくまでも「全ヒロインを攻略する気になったゲーム、の中での普通レベル」でございます。


「プレイする気にもなれないゲーム」、「5分でやめちゃうようなゲーム」などは端から眼中にありませんし、
「1ヒロインだけで限界、ギブアップ!」なゲームも含めておりません。



1点1点の違いについては、あまり気になさらないでください。
90点を超えたら名作、85点を超えたら胸を張って良作、といえる作品となっています。



80~84点は、
『出来は良くないけど、とても気に入ったシーンがあるなど、一点突破した』ゲームか
(シナリオとキャラは良いけど、システムがショボい、絵がかわいくないなど)、


『そこまで好きじゃないけど、丁寧な作りで出来は良い』ゲームが混在しており
(シナリオとキャラは平凡だけど、絵がかわいい、システムも快適など)、
そこまで思い入れがないゲームも複数混ざっています。


75~79点は、『やって損はなかった』レベルのゲーム、
74点以下は、『あまりピンとこなかった』ゲームが主となっております。

(が、たとえば、プレイ中はかなりつまらなかったけど、思い返してみると印象深い「さくらむすび」に74点をつけていたりしますし、ピンポイントで例外もあります)


69点以下は、こちらは例外なく『印象の良くないゲーム』ですね。
Give Upマークが急に増えることからもわかると思います。


コストパフォーマンスはほぼ加味していません。
なぜかというと、僕の場合新品で買うゲームが3~4割、中古ゲーが6割程度であり、
1つ1つのソフトを何円で買ったかまでは覚えていないことが多いからです。
なので、ロープライス作品も、フルプライス作品と同じ基準でつけています。


また、点数はクリア直後につけています。
そのため、『読んでいて面白かったかどうか』は結構重要なポイントです。


一方で、上述の「さくらむすび」、72点の「グリーングリーン」、82点の「キラ☆キラ」などは
クリア後に思い返すことで印象が良くなった作品です。
点数を修正しても良いのですが、メディアミックスなどで思い出が美化されることも多々ありますし、
「プレイ中にどう感じたか」という指標と違い、修正に終わりがないため、
なるべく修正しないようにしてあります。


【Give Upについて】

基本的に、好きなキャラをつまみ食いするのではなく、全ヒロインを攻略したい人です。
一方で、BADエンドも含めた全エンディング制覇、全CG制覇にはこだわりはありません。
なので基本的に、ヒロインのグッド・トゥルーエンドをコンプした時点で、『クリア』ということになります。

1ヒロインでも未攻略のキャラがいれば、Give Upマークをつけます。


【エロゲに求めるもの】

まずは、ストーリー。次にキャラクターです。
何故かというと、僕は物語を求めてゲームをしているからです。
可愛い女の子が登場する(エッチシーンもある)小説、くらいに捉えています。


絵、音楽はさほど重視しておりません。
システムも、快適ならうれしいけれど、バグがなければOKです。


ただし例外はあって、システム重視のRPG.SLGや、抜きゲーに関しては別です。 
別ですが、 プレイ本数の85%ほどはストーリーものになっているので、まずはストーリーものについて書きます。
それ以外のものについては後述します。


いちいち、『非システムゲー、非抜きゲーに求めるもの』と書くのは面倒くさいので、
ここからは便宜上『読み物ゲー』という言葉を使います。
よくいう「シナリオゲー」と「キャラゲー(萌えゲー)」の両方を含めた呼称だと思ってください。


【読み物ゲーに求めるもの;物語】

前述のように、まずはストーリーです。


ストーリーの好みについてはまず、『仲間たちとの強い絆を描けている作品』を高評価する傾向にあります。
(95点:最果てのイマ、92点;ひぐらしのなく頃に(非18)、92点;世界ノ全テ、91点;てのひらを、たいように)


『いわゆる泣きゲー』についても点数は高めです。
(94点;Close To(非18)、92点;もしも明日が晴れならば、90点;加奈、85点;Air)


また、『恋の切なさを印象深く描けている作品』も評価ポイントです
(92点;僕と、僕らの夏、91点;君が望む永遠、90点;加奈、87点;風雨来記)。


「三角関係」が好きというわけではないのですが、恋の切なさを印象深く描く装置として「三角関係」は密接に絡んでくることが多いので、「三角関係」モノの評価は高くなる傾向はあります。
ただし、あくまでも切なさを重視していることを明記しておきます。


18禁ゲームではあまり多くないですが、『Steins;Gate(93点)』、『Ever17(90点)』、『最果てのイマ(95点)』、
『水月(90点)』、『Elysion(87点)』のような、頭をフル回転させながら読み進めていくゲームも好みです。


バトルものにはあまり興味がないので、点数はそこまで上がりません。
が、毛嫌いしているわけではないのは、『あやかしびと(83点)』、『鬼哭街(80点)』などを見ていただければ
わかるかと思います。


笑えるゲームは好きですが、クリア後にも胸に残るものを求めるため、笑いに特化したゲームは点数が低めです。
ただ、笑えてなおかつ内容も良かったゲーム(『俺たちに翼はない(87点)』、『プリンセスうぃっちぃず(87点)』は、もちろん点数は高いです。


また、グロ耐性が弱いため、エグすぎる作品には嫌悪感、忌避感を示す場合があります。
ただ、いざプレイしてみると何とかなる場合も多く、そのせいで減点した例は皆無に近いです。
(ビビってやらないことは多いです)。


『好きなキャラクター像;嫌いなキャラクター像:ヒロイン編』


2011年7月時点でのものなので、やや入れ替わりはありますが、
『お気に入りエロゲひろいんベスト20』なる記事を書いたことがありますので、
そちらを見ていただければ、大まかな傾向はつかめると思います。


間柄で言うなら、『幼馴染』キャラになびくことが多いです。
これは、上の物語の項目で挙げたような、『主人公との深い絆』をもっとも描きやすい間柄だからだと思います。
『てのひらを、たいように』の夏森永久、『車輪の国、向日葵の少女』の日向夏咲あたりが代表例でして、
両作は、「仲間たちとの深い絆」を描けているからこその高得点であり、
両ヒロインは、「主人公との深い絆」をしみじみと感じることができるからこそ、お気に入りヒロインとなっております。


また、どちらかというと『大人しく、それでいて芯の強いヒロイン。清楚な雰囲気のヒロイン』に惹かれる傾向があり、
涼宮遙(君が望む永遠)、佐倉佳苗(こなたよりかなたまで)、野々崎つばさ(もしも明日が晴れならば)、
あたりが該当します。



苦手なヒロイン像ではまず、『自己中キャラ』が挙げられます。
暴力的なツンデレヒロインや、男に奢らせて当然というヒロイン、料理が下手な癖に無理やり男に食べさせようとするなど、相手の気持ちを思いやれないヒロインは嫌いです。

こう書くとツンデレが嫌いのように受け止める方もいるかもしれませんが、
厳島貴子(処女はお姉さまに恋してる)、椰子なごみ(つよきす)、孫権(恋姫無双)のように
理不尽さの弱いツンデレヒロインや、
涼宮茜(君が望む永遠)のように、もっともな理由があるツンデレヒロインには好きなキャラもおります。


『過剰な焼きもちキャラ』も嫌いです。
なぜか義妹キャラに多いです。付き合っていない相手に、不満を言われる筋合いはありません。

(誤解しないでほしいのは、義妹が嫌いなのではなく、「過剰なやきもち」が嫌いということです。
朝霧麻衣(夜明け前より瑠璃色な)、藤堂加奈(加奈)など、好きな妹キャラはたくさんおります)


『束縛の強いキャラ』もダメです。
特に姉キャラに多いですが、主人公の自由を縛る権利はないと思います。


『特定のヒロインと主人公をくっつけようとする外野キャラ、邪魔をしようとする外野キャラ』も嫌いです。
恋愛は個人と個人がするものなので、外野が口を出すことではありません。


また、俗に言う『池沼キャラ(頭の中身が幼稚園児~小学生)』は無理です。
相手にするのが疲れます。ごめんなさい。

『(頭の中身も年相応の)ロリキャラ』も、恋愛相手、えっち相手としては見れません。
恋愛相手ではなく、脇役としてなら問題ありません。


『メガネキャラ』も鬼門です。
メガネ自体もあまり好きではないのですが、それよりもメガネキャラは
委員長キャラか、おっとりのんびり不思議ちゃんキャラか、汚れキャラのことが多いためです。
大河原準(家族計画)のように、好きなメガネキャラもいないわけではありません。


『好きなキャラクター像:嫌いなキャラクター像(主人公編)』


基本的には、自分が共感できるタイプの等身大の主人公を好み、
共感が全くできない、自分とは別人種の主人公を嫌う傾向があります。


嫌いな主人公は、「女の子に対して偉そうな主人公」、「無神経な主人公」、「マナーの悪い主人公(あまり見ませんが)」でしょうか。
いわゆるDQNタイプです。
口調は荒くても、女の子を傷つけるような発言がなければ大丈夫です(たとえば、「俺たちに翼はない」の成田隼人は嫌いではないです)


ホラー作品でたまに見る「猪突猛進型;考えなしのバカキャラ」もストレスが溜まります。


また、主人公の性格はテキストにも影響を及ぼすため、「ギャグが寒いキャラ」、「意味不明なキャラ」も苦手です。
逆に、「ギャグが面白いキャラ」、「会話センスに溢れたキャラ」は、共感とは別の次元で好きになることがあります(例:「プリンセスうぃっちぃず」の御堂真樹、「それ散る」の桜井舞人など)。


無自覚な偽善者タイプも苦手です。
自分が偽善的な態度をとっていることに気がついていて、それについて葛藤をしているならばいいのですが、
(偽善者ポーズは、自分への言い訳、ならOK)
本当にバカ者で、自分が偽善者であることにすら気づいていない場合はアウトです。


有能なのは良いことですが、少しでも共感できるポイントがないと『まぁ勝手にやってくれや』という気分になるので、少しは弱点もあることが望ましいです。


理想の主人公像は、「優しく、強く、それでいて共感できる」キャラクター。
たとえば、沢村司(家族計画)あたりでしょうか。
彼は、僕とは違うタイプですが、彼の抱える孤独感・寂しさには共感することができました。


俗に言う、ヘタレ主人公は、僕自身がヘタレなので割と許容できます。
特に理解できる葛藤については、僕自身割とクヨクヨ思い悩む傾向があるので、応援したくなります
(というか、許容できる範囲のヘタレ主人公は、そもそもヘタレだと思っていない)。


ただし、「告白を自分の幼馴染に任せる」、「泣き言ばかり言って行動がまるでない」といった、
度が過ぎるヘタレ行為に関しては、さすがにアウトです。
あくまでも、理解可能か否か、ですね。


『その他、苦手なことを過剰書き』


・文章に顔文字のようなマークをつける(主人公「そんなこというなよぅ(-"-)」みたいな)。

この時点で読む気をなくす。論外。


・過剰な顔芸

顔芸で笑ったためしがなく、暑苦しく感じる。


・フォントをデカくする

フォントいじりは即アウトではないが、フォントいじりで笑いが増幅することはない。
むしろ笑えなかった場合の、痛さが増す。痛さが増し続けた場合は、厳しい評価となる。
指示されずとも、笑うタイミングは僕自身で決めます。


・ ネタを知らないと笑えない、内輪パロディネタ

ネタを知らなくても会話の流れ的に不自然ではない場合は、大丈夫です。


・下品な下ネタ

男女間で、下品な下ネタを交わすのは好きではありません。
(オブラートに包めば、むしろ扇情的でドキドキしますが、「ち○こにま○こをつっこんでー」とか言われたらドン引きします)。


【ゲーム性重視のゲーム:RPG、SLGなど】

シナリオ(&キャラ)と、RPG部が7:3くらいでしょうか。
シナリオが面白ければ、ゲーム部が微妙でも満足します。
非18禁で申し訳ありませんが、「ゼノギアス」を神作認定していることからもわかっていただけると思います。
逆に、いくらゲーム部分が面白くても、シナリオやキャラに魅力がなければ高評価にはなりにくいです。


【抜きゲー;エロシチュ、プレイ以外のもの】

抜きゲーに関しては、「シナリオ」はあるにこしたことはない程度で、さほど求めてはいません
(もっとも、シナリオも良ければ嬉しいです)。
要はエロければそれでいいです。


ただ、「テキスト」自体は依然として強く求めています。
エロシーン以外は読む気にならないテキストでは、やはり寂しいですし、
ひたすら喘ぎ声が続くだけで主人公が今どこの愛撫をしているのかもわからないようなテキストでは、
エロさを覚えることはできません。


キャラに関しても、好きなキャラであればあるほどエロさを感じますし、まぁ普通のキャラでもいいですが、
苦手なキャラ、恋愛対象外としか思えないキャラでは抜く気になれません。


読み物ゲーではほとんど重視していなかった「絵」もここでは重要になります。
ちなみにアヘ顔は一発レッドもので苦手なので、ご勘弁願いたいです。


同じく読み物ゲーでは重視していなかった「ボイス」も重要です。


「あん、あん、そこはダメなの」と書いてあるテキストを、
棒読みで「あん、あん、そこはダメなの」と読むか、
アドリブをきかせて「あ……あんっ……んんっ……あぁんっ……そこ……そこは、ダメっ……なのっ……」と読むかでエロさは段違いです。
前者ではもうその時点で抜けません。敢えて抜くならボイスオフにして、文章だけ読んで声を脳内再生した方が抜けるかもしれませんね。


後は個人的な好みとして、テキストをただ読むだけでなく、何らかの軽いゲーム的要素が欲しいです。
そうすることで、受動的にただエロを与えられるのではなく、能動的にヒロインを責める(気分になる)ことが可能だからです。


『シチュエーションについて』


愛撫重視でお願いします。
すぐに突っ込もうとするエロシーンは興ざめであります。


また、おっぱい大好き(サイズは別に)なので、おっぱい責めが濃厚だとうれしい。


『半ば無理やり』、
『今まで憧れていた大好きな人と』、
『実妹などの背徳感』、
ここらへんにエロさを感じる人間です。
が、2番と3番はここで語るより、シナリオ・キャラ・テキストの力によるものが多いですね。


1番に関してですが、「嫌なのに感じちゃう」が好きでして、「痛がらせる、苦しませる」プレイにはむしろ萎える方です。
あくまでもソフトSMレベルでしょうか。
また、『堕ちる』、『精神崩壊』には興味がありません。そんな娘を抱いても楽しくありません。
 

痴漢プレイは好きです。
「半ば無理やり」、「(こんな場所で犯されるという)背徳感」、「(ひょっとすると別に恋人がいるかもしれないという背徳感」など、エロさを増す要素が多く、それでいて「痛がらせる、苦しませる」方向に進むことは少ないためです。


基本的に、女性上位のプレイはあまり興味がありません。
ただ、ごくたまに(10回に1回くらいの割合で)そういうものが見たくなることもあります。
その場合も、「お姉さんが教えてあげる」というタイプよりも、「小悪魔キャラに翻弄される」タイプの方が好きです。


エロゲの場合、完全和姦ゲーか、鬼畜やりすぎ(僕基準)ゲーが多く、その間を狙っているような僕としては、
なかなか好みの抜きゲーに出会えることはありません。 
残念なことです。