スウェーデン  3-1   サウジアラビア

試合内容 B-
MOM FW ダーリン(75)(スウェーデン)

GK ラベリ(70)          デアイエ(45)
DF ニルソン(50)        マダニ(50)
   ビョークランド(60)     ゼベルマウィ(50)
   パトリック・アンデション(55) アルハラウィ(50)
   ユング(55)          アルジャワド(50)
MF インゲソン(60)        アルビシ(40)
   テルン(60)           アミン(40)
   シュバルツ(60)        ハムザ(40)
   ブローリン(65)        オワイラン(45)
FW ダーリン(75)         ファラタ(45)
   ケネット・アンデション(70)  アルジャバー(35)

監督  スベンソン  B     ソラリ B

【ス】
ビョークランド(60)→カーマルク(55)
テルン(60)→ミルド ?

【サ】
アルジャワド(50)→ゲシーアン(70)
アルビシ(40)→アルムワリド(55)


カメルーンに引き分け、ロシアに勝利してベスト16に駒を進めたスウェーデン。
前線の3人、ブローリン&ダーリン&ケネット・アンデションの爆発力は大会でも屈指のカルテットだ。
一方のサウジは、オランダには負けたものの、モロッコ、ベルギーを破ってのベスト16。
アジア勢としては実に28年ぶりのベスト16進出は、GKデアイエの好守と巧みなドリブル能力によるもの。
特にベルギー戦でのオワイランの超独走ゴールは世界中の度肝を抜いた事だろう。

この日の気温は33度。その暑さが影響したのか、前半は非常にスローな試合展開となった。
前半6分、ケネット・アンデションの芸術的なクロスに飛び込んだのはダーリン。
スウェーデンが早くも先制すると、その後はのーーんびりとロングボールを上げるだけ。
サウジはサウジで、ドリブルに固執するあまりパスが回らず、退屈な試合に。
これ、全部見る必要あるんかな?と思えるような内容だったが、後半になるとまともな試合になって安心しました。

後半、開始直後にまたもブローリン&ダーリン&ケネット・アンデションのコンビからスウェーデンが2点目を挙げる。というかスウェーデンの攻撃はこの3人だけっすね。3人だけなんだけど、それで十分点が取れちゃうから怖い。
一方のサウジはソラリ監督が動く。アルジャワドに代えてゲシーアンを投入。
これで一気に流れが変わり、サウジが攻勢に出る。
スウェーデンGKラベリがサウジ攻撃陣の前に立ちはだかり、なんとか失点を防いでいたものの、ついに
サウジにゴールが。
1点差に詰め寄るそのゴールを決めたのも、やはりゲシーアンだった。

さぁ、いよいよ緊迫した展開に……と思ったのもつかの間、これまた一瞬の隙をついてブローリンからダーリンへ、そしてダーリンからケネット・アンデション。アンデションのシュートがゴール右隅に決まり、勝負あり。
3-1でスウェーデンが勝利をものにした。


負けたとはいえ、サウジはよく頑張ったと思う。
一方のスウェーデンはパフォーマンスは悪かったが、33度の暑さは北欧のチームには堪えただろう。
よく頑張った、とは思うが、今日だけが暑いのならともかく、
今大会は暑い日が非常に多いため、今後が少々心配ではある。
だが、前線の3人だけでゴールを奪えてしまうその破壊力は、やはり一見の価値があるだろう。