イタリア  2-1   スペイン

欠場者(イ) DFバレージ(負傷) FWゾーラ(出場停止)

試合内容 C-
MOM FW ロベルト・バッジョ(70)(イタリア)

GK パリュウカ(65)  スビサレッタ(55)
DF マルディーニ(50) ナダル(50)
   コスタクルタ(55)  フェレール(55) 
   タソッティ(30)    オテーロ(50)
   ベナリーボ(55)   アルコルタ(50)
MF ディノ・バッジョ(60) DF アベラルド(25)
    アルベルティーニ(50) MF ゴイコエチェア(55)
   コンテ(55)             カミネロ(35)
   ドナドーニ(40)         セルジ(55)
FW ロベルト・バッジョ(70)MF  バケーロ(40)
   マッサーロ(40)    FW   ルイス・エンリケ(55)

監督 サッキ  B        クレメンテ  C

【イ】
コンテ(55)→ベルティ B
アルベルティーニ(50)→シニョーリ(60)

【ス】
セルジ(55)→サリナス D
バケーロ(40)→イエロ B-



準々決勝だというのに、つっまんねー試合……と一言で括りたい。ダメ?

お互い攻撃力に乏しいチーム同士……というとここまでの4試合で9ゴールもあげているスペインには不適切な気もするが、この日のスペインは、イタリアにスペースをガッチリと消されなすすべなし。
一方のイタリアも相変わらず攻撃力に乏しく、前半は両GKが脅かされるシーンはほぼなかった。
そんな中、ディノ・バッジョの素晴らしいミドルシュート1発でイタリアが先制。

後半になっても流れは変わらないが、ここでもスペイン、カミネロの1発が決まって同点に。
とにかく両チームとも、非常にテンポがスローで、無駄なドリブルが混ざるので攻撃のリズムが遅すぎる。
これじゃチャンスなんて作れるわけもなく、ミドルシュートぐらいしか攻め手がない。

後半41分、ロングボールから抜け出したのはサリナス。緊迫の1対1。サリナスVSパリュウカ!
だが、サリナスはパリュウカにシュートを当ててしまう。

後半43分、シニョーリが懸命に粘り、ロベルト・バッジョにつなぐ。サイドを変えての緊迫の1対1。
ロベルト・バッジョVSスビサレッタ! バッジョはサリナスとは違い、きっちりと決めて2-1。

ここから突然選手の動きが激しくなり、俄然面白くなるが、面白くなるのが遅すぎる……。
最後にはイタリアのタソッティがルイス・エンリケにひじ打ちを見舞い、後味の悪い感じで試合終了。

ベスト4に残ってなお、強いという印象を受けないイタリアだが、ともあれ2大会連続のベスト4に進出。
スペインはまたもベスト8の壁に阻まれ、大会から姿を消した。