娯楽度 9

・試合を分けたのは監督の差。
攻撃で一際輝いていたノルディン・アムラバットは負傷交代なので仕方ないが、
アリットを変えて守備固めのダコスタを入れたのは疑問。
不運もあるが、交代出場のソフィアン・アムラバットがファウルを犯し、
決勝点となるオウンゴールを挙げたのも交代出場のブタブスだった。

・前半20分までは戦力で勝るモロッコが圧倒的にイランを押し込んだ。
非常にテクニックのある中盤、アリット、ジイェフ、ベルハンダ、エル・アーマディらが躍動。
サイドのノルディン・アムラバットは特に攻撃の中心になっていた。

・それを止めたのはイランの激しい守備。だが、正直激しいを通り越して『汚い』プレイも多く、
きちんとイエローカードを出さない主審には不信感を抱いた

・ただし、そこから先の時間帯はほぼイランのペースとなった。
俊足アズムンを中心としたカウンターはアジアレベルを超えていた。守ってはエブラヒミの身体を張った守備には心を動かされた。まさに『闘って』いた。


・一方モロッコは、テクニックは素晴らしいのだが攻撃が一本調子で、華麗なパス回しは良いけれど、
それを抑えられた時のオプションが用意されていなかったように感じた。
また、せっかくハキミが素晴らしいクロスを上げても、前線に背の高い選手がおらず、
戦術と選手の特徴がかみ合わない部分も感じた。

・モロッコはこの試合を落としたのは非常に厳しい。予選敗退が極めて濃厚となった。
しかし、ツボにはまった時のプレイは非常に美しく、奮起を期待したい。

・スペイン、ポルトガルへの挑戦権を得たイランも、プレイが少々汚かった点は好感を抱けなかったが、カウンターが非常に鋭く、スペイン、ポルトガルを苦しめるだけのポテンシャルを持っているチーム。次戦にも期待したい。


モロッコ代表 採点 5・5

GK ムニル 6
DF サイス 5
  ハキミ 6.5
  ベナティア 5・5
  ノルディン・アムラバット 8 MOM →ソフィアン・アムラバット 4
MF エル・アーマディ 6
   ブスファ 5.5
   ベルハンダ 5.5
   アリット 7→ダ・コスタ 5
   ジイェフ 6・5
FW エル・カルビ 4.5→ブタブス 3.5

監督 ルナール 4.5


イラン代表 採点 7

GK ビランヴァンド 7
DF プーラリガンジ 6
  チェシミ 4
  レザイアン 5
  ハジサフィ 7・5

MF エブラヒミ 7→ホセイニ 5
  ショジャエイ 3.5→タレビ 4
  アンサリファルド 5.5
  アミリ 4.5
  ジャハンバフシュ5→ゴドゥース 5.5
FW アズムン 6.5

監督 ケイロス 8 





【試合前の展望】

スペイン、ポルトガルという絶対的な2強がいるこのグループで、2強へ挑戦するチームは果たしてどちらなのか。
アジアでは恐らく最強のイランなのか、
結構面白いサッカーをやってくれそうな顔ぶれがそろうモロッコなのか。
モロッコ代表の選手たちは個々では割と知っているものの、『モロッコ代表』としての彼らは観た事がない。
実際やってくれそうなのか、良い選手がばらばらに戦うだけのガッカリチームなのかに注目したい。


【予想】

モロッコの勝利……か?(自信はない)
どちらも、爆発的な得点力があるようには思えないのでロースコアの展開になるのでは。