マトゥイディ、ポグバ、カンテの3枚で潰して、エムバペ、グリーズマン、ジルーで攻める
手堅いカウンターサッカーでフランスが決勝進出。
クロアチア、イングランドいずれが来ても、フランスが優勢だろう。優勝に文字どおり王手をかけたと言える。

ヴァラン、ウンティティ含め、中央の守備は鉄壁だった。

・ただ、試合終了間際のエムバペとポグバの時間稼ぎは醜かった。もしベルギーにオタメンディがいたら、後ろから思いっきり踏まれて決勝に出られなくなったかもしれない。ラフプレーを肯定はしないけど、思いっきり蹴飛ばしたくなるような苛々させられる振る舞いだった。


・ベルギーはアザールを始め、メルテンスのアーリークロスなどを多用したが、ルカクが不発だったのは痛かった。

娯楽度 6.5

フランス代表採点 6・5

GK ウーゴ・ロリス  7
RSB ベンジャミン・パバ―ル 7
LSB リュカ・エルナンデス 6
CB ラファエル・ヴァラン 7 
  サミュエル・ウンティティ 7・5 
DH エヌゴロ・カンテ 7
CH ブレーズ・マトゥイディ 7・5 MOM→コランタン・トリソ 5・5
   ポール・ポグバ 5・5
RWG キリアン・エムパべ 5・5
LWG  アントワン・グリーズマン 5・5 
CF  オリビエ・ジルー 6・5→ステベン・エヌゾンジ ?

監督 ディディエ・デシャン 6・5

ベルギー代表採点 5・5

GK ティボー・クルトワ 6・5 
CB ヤン・ヴェルトンゲン 5
CB ヴァンサン・コンパニ 5・5
CB トビー・アルデルワイレルド 5
DH  アクセル・ヴィツェル 6
CH  マリアン・フェライニ 5.5→ヤニック・カラスコ 5
CH  ムサ・デンベレ 5→ドリーズ・メルテンス 6
RSH  ナセル・シャドリ 6→ミチ・バチュアイ ?
RWG ケビン・デ・ブライネ 6
LWG エデン・アザール 6
CF  ロメル・ルカク 4

監督 ロベルト・マルティネス 5・5


【欠場者情報】

RWB トーマス・ムニエ(出場停止)


【展望】

優勝候補と呼ばれたチームがどんどん消えていく。
恐らく、大会開始前、優勝候補の「2強」に挙げられていたのはブラジルとドイツだった。
その下にフランス、スペイン、ポルトガル。
更にその下にベルギー、アルゼンチンあたりが続く序列。
人によって違うかもしれないが、大体の世評はそんなところだったと思う。

さて、ブラジルは消えた。ドイツも消えた。
ついでに言えば、スペインも、ポルトガルも、アルゼンチンも消えた。
かくして、優勝候補と呼べる存在はフランスだけになった。


そのフランスはここまで盤石の戦いぶりを見せている。
ペルー戦から始めた、ジルー、グリーズマン、エムバペの3トップはカウンターで特に威力を発揮するが、遅攻でも(ラッキーゴールだったとはいえ)ウルグアイから2ゴールを奪った。
守備陣に関しても、それほどほとんど危なげがない。
現在残っている4チームの中では、最も完成されたチームと言えるだろう。


そんなフランスに胸を借りる形になるのが、今大会大旋風を巻き起こしているベルギーだ。
準々決勝でブラジルを破ったのだから、もう怖いものはない。
フェライニ、シャドリを投入した日本戦以来、攻守のバランスもやや改善されている。
懸念材料は、ムニエの出場停止だ。
アザールやデ・ブライネ、ルカクのようなスーパータレントではないが、
ベルギー独自の3バックシステムにおいて、『守備的なウイングバック』が務まる選手は、ムニエただ一人しか見受けられない。
ヴェルトンゲンあたりを強引にスライドさせて3バックを継続するのか、いったん4バックに戻すのか。
難しい選択だが、個人的には4バックに戻すのではないかと考えている。
どちらにしろリスクの高い決断だが、コンパニが復調した今、DFの人数自体は揃っており、
より現実嗜好の4バックを敷いたとしても、前線の3人(デ・ブライネ、アザール、ルカク)である程度の攻撃力は担保できるからだ。

これが恐らく*1事実上の決勝。注目必至の好カードだ。




*1 Euro2016でも準決勝の「フランスVSドイツ」を事実上の決勝と評したら、伏兵ポルトガルが決勝でフランスに勝っちゃいましたがw