赤字はベスト16進出国。

【】内は大会前に書いた記事


突破確率            チームランク(主観)  個人的ワクワク度
 90%     ウルグアイ    A-          C
 50%→45%  エジプト     B-          B
 40%→45%  ロシア      C+          D
 20%     サウジアラビア  E           E】


☆ウルグアイ代表     

チームランク A- 攻撃力 B  守備力 A+  娯楽度 C 

大会前から、全く印象が変わらない。それもそのはずだ。
ウルグアイは2010年の頃から、現在のタバレス監督のもと、『守って守ってとにかく手堅く無失点』で切り抜け、前線のスアレス&カバーニの決定力(2010当時はフォルランもいた)に頼るサッカーで、しぶとく勝利を積み重ねるチームだった。
その戦略はある程度実を結び、2010年にはベスト4、2011年南米選手権では優勝を飾った。
そのやり方は今大会でも変わらず。
一見すれば、ウルグアイが攻められているように見えるかもしれない。劣勢なように見えるかもしれない。
しかし決してそうではない。ウルグアイが攻めさせているのである。
『耐えに耐えて、前線の個の力で決める』事こそが、ウルグアイのサッカーなのである。
実に玄人好みするというか……正直、あまり楽しいサッカーではないが、このサッカーを彼らはもう8年も研ぎ澄ませてきたのだ。



☆ロシア代表 

チームランク C+→(B-に訂正) 攻撃力 B 守備力 C+ 娯楽度 B-


ホームアドバンテージを最大限に生かし、勢いのある攻撃サッカーができている。
特に中盤のゴロビンやソブニン、ラッキーボーイのチェリシェフらが織りなす攻撃で、
サウジに5ゴール、エジプトに3ゴール! 2試合合計8ゴールを挙げた事で、
世界最高レベルの攻撃陣などと持ち上げている感想も見たが……そ れ は な い。
相手が弱すぎるだけである。

とはいえ、空中戦得意のジューバをあくまでもオプションとして、多彩な攻撃ができれば、
大観衆の後押しのもと、もうしばらくロシアの冒険は続くかもしれない。
絶対的なクオリティにおいては、だいぶ見劣りする部分もあるのだが。


☆エジプト代表   
チームランク  B-→(Dに訂正) 攻撃力D 守備力 C  娯楽度 C-


『サラー』というスター選手中心のチームだという事は分かっていた。
そしてそのサラーが、負傷によりトップコンディションで大会に臨めない事も。
しかし……サラー以外ここまでめぼしいタレントがいないとは思わなかった。
中盤の底ではエルネニーが奮闘しており、1トップのモフセンもポストプレイで頑張ってはいたが……
正直パッとしないチームだったな、という印象しかない。


☆サウジアラビア代表
チームランク E(→Dに訂正) 攻撃力D 守備力 D 娯楽度 C

このチームに関しては最初から期待をしていなかった。
そして、予想通り大会を去った、という他はない。
個人技はある程度通用したが……同じ中東の、イラン代表と比べれば歴然だ。
まずは監督をコロコロ変えるのを辞めるべきだろう。話はそれからだ。