独断と偏見による印象順位

☆16位 アルゼンチン

名ばかり優勝候補ではあるのだが、前回大会準優勝国としてあまりに無残だった。
フランスに負けるのは仕方ないにしても、格の違いを見せつけられた、だけではない。
クロアチアにまで格の違いを見せつけられるのは言語道断だ。
チーム内はバラバラで、予選リーグで敗退しても全く不思議ではなかった。
攻撃ではメッシが一人で全てをやろうとしていた。
仮にも豪華攻撃陣を擁する国として、あまりに物足りない出来だったが、
いくらストライカーが良くても、中盤と最終ラインがあれではどうしょうもないか。


☆15位 スイス

約束された敗退、だ。スイスはいつもベスト16で散る。
リカルド・ロドリゲス、リヒトシュタイナーの両SBは堅実で、GKゾマーはさすがの安定感。
攻撃にも一人異彩を放つシャキリと、その中心をミドルシュートで固めるジェマイリやジャカといった
好タレントはいるが、今大会も頼りになるストライカーは現れず、いつもの『敗退ぶり』がまたしても繰り返された。
ベストゲームは、セルビア戦。決して悪いチームではないのだ、スイスは。
ただ、どうしてもベスト8に行ける気がしない。

☆14位 デンマーク

予選リーグの出来は悲惨の一言だったが、クロアチア戦では一変していた。
戦術完成度は極めて高く、タレントで勝るクロアチア相手に試合を優勢に進めていたほどだった。
守ってはGKシュマイケルが、鬼神の如きPKストップを繰り返し、物凄いオーラを放っていた。
一方で、クロアチア戦ではアンフェアな振る舞いも多く、個人的には非常にガッカリさせられた。


☆13位 日本

ベルギーを相手に大善戦を見せて、ポジティブな印象で大会を去った。
特に柴崎と乾のクオリティは高く、長友、香川、大迫も良かった。
しかし、GK川島は不安定で、最終ラインが空中戦に弱いのも以前のまま。
ベルギー戦は素晴らしかったが、予選リーグのパフォーマンスは良かったとはお世辞にも言えない。

☆12位 メキシコ

ドイツ戦の出来は完璧で、チチャリート、ロサーノ、ベラらが織りなす超高速カウンターは衝撃的ですらあった。
しかしそのドイツ戦で全てを出し尽くしたのか、徐々にパフォーマンスが低下し、
スウェーデン、ブラジルに完敗。結局は「いつもの」ベスト16で終わってしまった。
ドイツ戦の戦いぶりは素晴らしかっただけに、あれを継続できればベスト8以上も見えてくるのだが……。


☆11位 コロンビア

ハメス、ファルカオの二大エースが不調に喘ぎ、代役のキンテーロと波の激しいクアドラードに
頼らざるを得ない状況で、むしろよくベスト16まで上がれたものだと思う。
負けたとはいえ、1人少ない日本戦では怖さを見せつけ、セネガルにもギリギリ勝利し、
イングランド戦も良い所はまるでなかったが、最後まで食らいついた。
ただ、会心の勝利はポーランド戦のみ。
しぶとさは見せたが、彼ら本来の攻撃サッカーは花開かなかった。


☆10位 スペイン

クオリティは間違いなく高かった。
ポルトガル戦のナイスバウトは、今大会の予選リーグでのベストマッチだと思う。

しかし、大会直前のロペテギ更迭に振り回された影響もあってか(多分関係ないか)、
攻撃のオプション不足を露呈。
イスコ、シルバ、イニエスタにアルバらが連携するパス回しは美しいの一言で、前線にジエゴ・コスタという基準点も出来たのだが、ロシアの『人間の壁』を粉砕する事はできず、
GKデ・ヘアの不調ぶりも気になった。
トーナメントの組み合わせ的には、優勝も狙えるようなポジションだっただけに、早すぎる敗退となった。


☆9位 ポルトガル

難敵ウルグアイとの差は紙一重で、最後まで戦い抜いた。
グループリーグでは前述したスペインと好勝負を展開。
クリスチアーノ・ロナウド以外に攻め手が少なかったのは確かだが、彼を中心としたカウンターは切れ味鋭く、あのウルグアイの壁も一度はこじ開けた。
ベスト16敗退と考えると、もう少し上に行きたかったのも確かだが、スペインだけでなく、モロッコ、イランも想像以上に強かったグループリーグを2位通過、トーナメント1回戦はウルグアイと考えると仕方ない面もあり、
ベスト16敗退国の中では最もポジティブな印象を受けた。