本来、記事を書くつもりはなかったのだけど、非常に面白い試合だったので書く。


バルサ
GK テア・シュテーゲン 5
DF ピケ        6
   ラングレ     5・5
   アルバ       8
   セルジ・ロベルト  9
MF  ブスケッツ    6・5
    アルトゥール  6→ビダル 6
    ラキティッチ  7
FW  コウチーニョ  8→デンベレ 6・5
    ラフィーニャ  4・5→ネウソン・セメド 6・5
     スアレス   10

監督  バルベルデ   7


レアル・マドリ―

GK クルトワ     5
DF ヴァラン     3・5→ルーカス・バスケス 6・5
  セルヒオ・ラモス 6・5
  ナチョ      3・5
  マルセロ     6・5→マリアーノ ?
MF カゼミーロ    4・5
   クロース    5.5
   モドリッチ   5
FW ベイル      5→アセンシオ 5
   ベンゼマ     5
   イスコ      5

監督 ロペテギ     6



一時の不調からは脱したものの、まだ本調子ではなく、エースのメッシを欠くバルセロナ。
ロペテギ新体制に代わり、序盤素晴らしいサッカーを見せるも、突如スランプに陥り抜け出せないレアル。
ワールドカップの直前、スペイン代表を追放されたロペテギは、今レアルをも追放されようとしている中での試合だった。


前半。
レアルは壊滅的な出来だった。
中盤は完全にバルセロナに制圧され、2014王者クロースも、2018MVPモドリッチも、ブラジルの支柱カゼミーロも、バルセロナのアルトゥール、コウチーニョ、ラキティッチに封殺され、
レアルの右サイド、ナチョはバルセロナの左サイド、アルバに文字どおり蹂躙された。
守備で唯一奮闘していたのがセルヒオ・ラモス。攻撃で唯一奮闘していたのがマルセロ。
後は全然ダメだった。結局2-0で前半終了。
このままならばバルサ5-0もありうる、そんな展開だった。

ところが、後半。ロペテギが素晴らしい采配を見せた。
ワールドカップでの活躍が嘘のように存在感がなかったヴァランに代えて、ルーカス・バスケス。
カゼミーロを最終ラインに下げ、中盤を厚くしたことで、レアルは中盤の主導権を取り戻した。


レアル優勢の中、1点差に迫り、いよいよ同点に追いつくかという流れの中、バルセロナは
1人、レベルが明らかに下がるラフィーニャに代え、ネウソン・セメドを投入した。
そしてセメドを右サイドバックに入れ、セルジ・ロベルトを中盤に上げる。

すると、そのセルジ・ロベルトからスアレスへのホットラインが、次々とチャンスの山を築き、
決めたのはスーパーストライカー、スアレス。
鬼神のようなパフォーマンスで、終わってみれば5-1。
最後は、ここまで全くチームにフィットしていなかったビダルまでがゴールを決めてしまった。


この試合、ドラマチックな展開や選手たちの高レベルなパフォーマンスに、両監督の高度な戦術戦まで、実に見所の多い試合だった。
感動のあまり、普段はビッグトーナメントの時ぐらいしか書かない、こんな記事を書いてしまった。