たまには真面目にサッカーの記事を書きたくなったので。
トッテナムの新スタジアムで開催された、欧州CL準々決勝1st legの試合です。
個人的にはマンCのファンで、マンCを応援していましたが、そういう『贔屓目』はこの記事では出していません。




トッテナムのスタメンは
GK ウーゴ・ロリス 7
右SB キーラン・トリッピアー 5
CB ヤン・ヴェルトンゲン 6
  トビー・アルデルワイレルド 6
左SB ダニー・ローズ 6.5
中盤の底に司令塔のハリー・ウィンクス 6
と潰し屋のムサ・シソッコ 6・5
を並べ、
二列目にソン・フンミン 7、
クリスチャン・エリクセン 6.5、
デレ・アリ 6・5を配置。
最前線にハリー・ケイン 6です。

監督はポチェッティーノ 7

(数字は点数。10点満点で、6が標準です。
良かった選手を赤、悪かった選手を青で塗ります。太字はMOM)


マンCのスタメンは
GK エデルソン 5.5
右SB カイル・ウォーカー 5・5
CB エメリッヒ・ラポルト 6、
  ニコラス・オタメンディ 6
左SB ファビアン・デルフ 5・5
中盤の底に司令塔のフェルナンジーニョ 5・5
少し前にダビド・シルバ 6

イルカイ・ギュンドアン 5
を置いて、
左にラヒム・スターリング 7
右にリャド・マハレズ 5・5
中央にセルヒオ・アグエロ 5

監督はグァルディオラ 5

個人的には
なぜ、オタメンディなのか(ストーンズではないのか)、
なぜ、ギュンドアンなのか(デ・ブライネではないのか)
なぜ、マハレズなのか(ザネではないのか)
がよく解りませんでしたが、コンディションの問題など色々あるのでしょうか。
オタメンディはともかく、ギュンドアンとマハレズは、明らかにデ・ブライネやザネよりもクオリティが低く、不満が募りました。

【前半】

立ち上がりはマンCの左翼、ラヒム・スターリングの仕掛けが切れ味鋭く、
トッテナムの右SBキーラン・トリッピアーが押し込まれました。
トッテナム目線では、中央の守備は割と固める事ができたのですが、とにかくスターリングのところが厄介。
ここから何度も切り込まれ、前半10分にはやや不運な形でPKを献上しました。

個人的には、この手の『シュートブロックをしようとして、スライディングしたら手に当たった』形でのハンドは、取らないでほしいというのが希望です。
何故なら、この程度のハンドを一々取っていたら、DFが身体を投げ出して、シュートブロックできなくなってしまいます。明確に故意と判断できる、不必要に手を広げたハンド以外は取らないでほしいです。

が、まぁそれはともかくこのPK。
大事なアウェイゴールがかかっており、これが決まれば力量で勝るマンCの圧倒的な勝利もありうるこのPKを、トッテナムGKウーゴ・ロリスがファインセーブ。
トッテナムを大いに勇気づける、前半最大のターニングポイントでした。MOMはロリスでもいいんじゃないかな。

ピンチを脱したトッテナム。
ハンドを取られイエローカードを出されたダニー・ローズが、その後数分ほど浮き足立っていたのが気になりました。そこを嫌らしく突いてファウルを誘うマンC右ウイングのリャド・マハレズですが、
ローズはよくこらえ、徐々に盛り返していきます。
スターリングVSトリッピアーのマッチアップはスターリング優勢でしたが、
マハレズVSローズは明らかにローズ優勢。
中央の守備もトッテナムは固く、シティの攻撃をよくシャットアウトしました。

一方で、トッテナムの攻撃面ではケインが最前線でボールを収め、二列目の3枚(エリクセン、ソン・フンミン、アリ)が押し上げるのが基本戦術。
なのですが、イマイチロングボールの精度が低く、効果的なアタックは多くなかったように感じます。
力関係を考えれば、チャンスが多くないのは仕方ない面もありますが。

トッテナム唯一のチャンスは、右サイドの守備(誰だったかは見逃しました。多分ウォーカー。ひょっとするとオタメンディ)者がトッテナムのローズを倒してしまった後、
セルフジャッジで一瞬躊躇した気のゆるみと、
センターのラポルテがケインのマークを外すという、シティ守備者二人のミスが重なってケインがフリーになったシーン。
トッテナム目線で考えれば、あそこは決めたかったですね。


前半で他に気になった点を幾つか。

シティGKエデルソンの足元の乱れ。パスの巧い選手ですが、前半だけで2回のパスミスがありました。芝を気にする素振りもありましたし、新スタジアムという事もあって、あそこの芝があまり良くなかったのかもしれません。
エデルソンが悪い、というよりはピッチコンディションなのかなとも感じました。

なぜ先発? と疑問を呈したオタメンディ、ギュンドアン、マハレズの3人ですが、
オタメンディに関してはなかなか良い動きを見せていました。

フェルナンジーニョの、ケインへのファウルは、一発退場を出されてもおかしくないと思います。
少なくともイエローカードが妥当。なぜカードなしなのか理解に苦しみました。
フェルナンジーニョはシティの要とも言える選手ですが、ブラジル代表では彼のラフプレーや気の抜けたプレイで、戦犯になる事も多い選手です。
あのプレイでのフェルナンジーニョは、シティのフェルナンジーニョではなく、代表でのフェルナンジーニョでしたね。

トッテナムの選手全体に言えることとして、中盤の守備意識が高いですね。
トリッピアーの裏を突かれたシーンで、シソッコが巧くスターリングを潰したり、
これまたトリッピアーの裏を突かれたシーンで、エリクセンが危機を察知してタックルに入ったのも見事でした。
……トリッピアー、全然ダメじゃね? スターリングが相手なので仕方ないのかな?


【後半】

前半、スターリングに散々引っ掻き回されていた右サイドの守備。
どうするのかなと思っていましたが、ポチェッティーノ監督は見事に修正を施しました。
ムサ・シソッコをトリッピアーの援軍に出し、2人でスターリングを見張る事で、スターリングを封殺。
これでますます、シティの攻撃に怖さがなくなりました。

一方、攻撃面は相変わらずケインめがけてのロングボールであまり工夫が感じられず(とはいえ、これがいつものトッテナムなのですが)、得点の匂いがあまりしない固い展開に。
そんな中、シティのデルフとの接触でトッテナムの大エース、ケインが負傷交代
(ちなみに、デルフは悪くないと思います。ファウルではないです)。

ここで、ケインに代えて入って来たのは、ルーカス・モウラ(6.5)でした。
ケインとは違うタイプの選手ですが、トッテナムの戦術は変わらず続行。
ケインの代わりにデレ・アリをめがけてロングボールを蹴り、ルーカスはその周りを衛星のように回って、何度も鋭い突破を繰り出します。
後半開始から、ルーカス投入も挟み、後半25分辺りまでは明らかにトッテナムペースで試合が運びましたが、徐々にシティも盛り返してきたなー……と思った矢先の後半30分。
右サイドでドフリーになっていたソン・フンミン。エリクセンになかなか気づいてもらえない彼でしたが、再度動き出したソンの走り込みに合わせてエリクセンから絶妙のスルーパス。
ソンのファーストタッチは乱れましたが、ライン際でよく残し、遅れてカバーに入ったデルフをかわし、独力でゴールをこじ開けました。

ここのシーンで、ソンがなぜここまでフリーだったのか? デルフのミスなのか、違うのかはよくわかりませんが、あそこまでスペースを与えてはいけません。
とはいえ、ソンはよく決め切りました。

1点リードしたポチェッティーノ監督は、ウィンクスに代えてヴィクター・ワニャマ(6)を投入。
中盤の守備力を高めるカードを切ります。
シソッコに加えてワニャマも入る事で、シティの攻撃は更に窒息状態に。
手堅いというか、理に適った采配です。

一方のグァルディオラは、何もできなかったアグエロに代えてジェズス(6)こそ入れましたが、
2枚目のカードを切ったのは後半43分と、あまりにも遅すぎました。
ザネと、デ・ブライネ……なぜもっと早く使わなかったのか。
細かい修正を施していたのかもしれませんが、シティの攻撃にきっちりと対処し、
シソッコの右サイドケア、ルーカスの投入、ワニャマの投入と狙いが明確なポチェッティーノに対し、
グァルディオラはあまりに無策だったように感じました。


MOMはロリス。
殊勲のゴールを決めたソン・フンミンも素晴らしかったけれど、やはりPKストップでアウェイゴールを与えなかったロリスがNo1でしょう。

ちなみに試合の面白さは 6点(10点満点)くらいかな。
チャンスが多いわけではなく、よく言えば引き締まった固い試合でした。


1st legを1-0で乗り切ったトッテナムですが、2nd legも残っています。
現状では、トッテナム55%、マンC45%ぐらいの勝ち上がり予想でしょうか。
つまり、まだまだ全く分からないということですね。
それでは2nd legに期待しましょう
(2nd lgeの記事を書くとは言っていない)