暇つぶしにネットを見ていたらこんなのを見つけました。
というわけで、僕もやってみます。
昨日午前、都内某所において突如、カラスに後頭部を襲撃される。とっさに振り向いたが、相手は変哲のない黒いカラスで、こちらを見て「アホー」と嘲ったなり。
というわけで、僕もやってみます。
昨日午前、都内某所において突如、カラスに後頭部を襲撃される。とっさに振り向いたが、相手は変哲のない黒いカラスで、こちらを見て「アホー」と嘲ったなり。
頭に手をやって傷を確かめる。幸いにして外傷はナシ。
だが次の瞬間、愚かなオレは愕然と気づいた。さっきまで脳内に充満していた29日〆切短編のアイデアがカラスの一突きによって無惨にも流れ出していたことを。
カラス! オレの小説を返せ。
「ほぉ、これは素晴らしいアイデアだ!」
嘴から注入された驚天動地のアイデアが全身に満たされ、カラスはほくそ笑む。
かつてカラスは、白い顔して詐欺を働く鷺のような鳥にはなるまいと、自ら身体を黒く染め上げた。
人を騙して甘い汁を吸う鷺とは違い、堂々とアイデアを強奪する。これぞカラスの本分だ。
人を騙して甘い汁を吸う鷺とは違い、堂々とアイデアを強奪する。これぞカラスの本分だ。
しかしこの傀儡、これだけのアイデアを抱えていたというのにちぃと無防備すぎる。
目をつけた同業者が他にいなかったのは喜ばしいことだ。
目をつけた同業者が他にいなかったのは喜ばしいことだ。
ではこの素晴らしいアイデアを……30日〆切短編の新烏賞に応募しようではないか。
新烏賞応募者の中には、自らせっせと頭を捻る愚かなカラスもいるようだが、たいていのカラスはお気に入りの傀儡を持つ。
素晴らしいアイデアを次々と思いつく人間をマークし、アイデアを次々と吸い出していくのだ。
もちろん一人の人間だけではアイデアがワンパターンとなり、やがては枯渇していく。
だから、複数の傀儡を確保するのが鉄則だ。
春から夏にかけては新烏賞が乱立しており、それだけ人を襲うカラスも多い。
もちろん一人の人間だけではアイデアがワンパターンとなり、やがては枯渇していく。
だから、複数の傀儡を確保するのが鉄則だ。
春から夏にかけては新烏賞が乱立しており、それだけ人を襲うカラスも多い。
カラスにアイデアを盗まれたとしても、人間界の文学ととカラス文学は交わらない。
大事なアイデアを盗まれたとしても、事前にメモを取り、思い出せるようにしておけば、
傀儡にとってもカラスにとってもwin-winのはずだ。
傀儡にとってもカラスにとってもwin-winのはずだ。
それを怠る傀儡には、この言葉を捧げたい。『アホ―』。
(裏話)
胸を張れる作品とは到底言えませんが、まぁ30分で書いたにしては、形にはなったんじゃないですかw
タイトルが「白いカラス」になっているのに、全然白くない気がしたので困りました。
マジで。
カラスをどうにかして白くする話がいいのかなぁ?と思ったけど、思いつかないしつまんなそう。
また、主人公の『オレ』の文体が『嘲ったなり』とか『外傷はナシ』という文体で、僕の文体とは違ったので、『オレ』視点で書くのはキツイなーと感じました。
そこでカラスの話にしました。
一応、『カラスと対比されるのは白鷲』だとか、
『春先~夏頃にカラスに襲われる人が多い(子育て期のため)』とか、『何度もカラスに襲われる人がいる(都市伝説?)』とかを参考に作りました。
後は、「アホ―」で〆たかったw
(裏話)
胸を張れる作品とは到底言えませんが、まぁ30分で書いたにしては、形にはなったんじゃないですかw
タイトルが「白いカラス」になっているのに、全然白くない気がしたので困りました。
マジで。
カラスをどうにかして白くする話がいいのかなぁ?と思ったけど、思いつかないしつまんなそう。
また、主人公の『オレ』の文体が『嘲ったなり』とか『外傷はナシ』という文体で、僕の文体とは違ったので、『オレ』視点で書くのはキツイなーと感じました。
そこでカラスの話にしました。
一応、『カラスと対比されるのは白鷲』だとか、
『春先~夏頃にカラスに襲われる人が多い(子育て期のため)』とか、『何度もカラスに襲われる人がいる(都市伝説?)』とかを参考に作りました。
後は、「アホ―」で〆たかったw