コロナで図書館が閉まってしまってな……。本当は取っておきたかったこれを今読みます。

1巻の感想 B

黄巾の乱~孫堅の死まで。
呂布がイケメンすぎるので呂布のパートは楽しい。

「演義」や「吉川三国志」と違って、かなりリアルな描写が多いです。
特に劉備の友人というだけで不当に高く評価されていた陶謙や公孫瓚、
逆に曹操を低く見せるために出てきた陳宮のエピソードなどはかなり公平に描かれ、
「正史」の姿に近いような印象があります。

そんな中、呂布の魅力が輝いており、呂布パートは読むのがとても楽しいです。

それ以外で言うと、軍師の鬼謀知略もあまりなく、政治的な大激動(十常侍VS何進とか、黄巾の乱とか)や関羽VS華雄(関羽デビュー戦)のような見せ場も淡々と描いているのが地味に感じます。

宗教への言及と、益州の劉焉独立国に言及しているのは良いですね。

暫定の得点は75点ぐらいでしょうか。
既存の「三国志」と比べて、だいぶ劉備周りの印象も変わっているので、比較して読むと面白いと思います。


2巻 B

早くも、巻ごとの感想を書く必要はない気がしてきました。

3巻 A₋

カッコ良すぎる呂布が亡くなってしまった。
散り際までイケメンだった……これから何を楽しみに読んでいけばいいんだ

4巻 A₋



北方三国志では袁紹VS袁術と、袁紹VS曹操の同盟関係がしっかり描かれているのが面白いです。

河北では袁紹VS公孫瓚(袁術陣営)。
中原では劉表(袁紹陣営)VS孫堅・孫策(袁術陣営)という同盟関係が成立していて、そこの間に呂布・劉備・曹操が挟まる。劉備・曹操は袁紹陣営に流れ呂布が倒れる。

河北では公孫瓚が袁紹に倒され、袁紹が最大勢力として君臨。南では袁術が倒れたこともあり、いよいよ曹操VS袁紹の天下分け目の決戦が始まる。
袁紹は引き続き劉表との同盟関係を軸に、張繍を引き込み、劉備、孫策をもうまく利用して曹操を包囲しようとする。

その包囲網を曹操はすうし(漢字出ない)の暗殺で張繍・劉表を抑え、孫策の暗殺で南も抑え、博打のようなタイミングで劉備を撃破、ギリギリのところで包囲網を崩す。
そして官途の戦いでも終始劣勢を強いられるも、袁紹の失策と内通者により撃破。遂に最大勢力は袁紹から曹操へ。
という流れ。

曹操は非常に果断で、天才的な男として描かれている。英雄というか覇者というか。
袁紹は、そこまでバカじゃないんだけど、曹操と比べると数段劣るというか、堅実で優柔不断。
まぁ、僕が間違って三国時代に転生したら、間違いなく袁紹寄りの行動を取ると思うのであまり言えないけど、凡人。
曹操は最大勢力となり、
劉備はいよいよ荊州にたどり着き、孫権は兄の後を継いで19歳で揚州の王へ。
ということで、袁紹が落ちぶれて、『三国』の創始者の存在感が大きくなってきたところで5巻スタートですね。

5巻 B+

6巻 B

5・6巻はちょっと中だるみですね。
天下の情勢自体が中だるみ(?)しているので北方さんのせいじゃないんですが。

7巻 B

赤壁巻。周瑜が生きていれば違ったのかなぁ、と思わせる呉の大黒柱の死。

8巻 B

大きな流れとしては西涼の馬超が曹操(カク)の調略に敗れ、雍州・涼州が曹操のものになったのと、劉備が益州を遂に占領したところ。荀彧、伊籍、龐統などが亡くなり、これから少しずつ前半で活躍した武将たちが亡くなっていく&蜀にとってはもう少し先に鬱パートが待っているので少し気が重い。
今まで読んできた三国志では劉備が善側だったので、どうしても次々に
裏切りによって関羽(関平・周倉・王甫)・張飛・黄忠・劉備・馬良が殺されていく呉との闘いはブチギレながら読んでいた記憶が……。
はっきり「敵」ってわかってる魏との闘いで死んでもしゃーないけど、
背後から刺されてしかも敵対できない呉との闘いはめっちゃモヤモヤするし。

今回の三国志は蜀=善というわけでもないので、受け取り方も変わってくる、かな?


9巻 B

定軍山の戦いを経て、関羽の死まで。
やっぱり胸糞でした。

10巻 A

三国志序盤~中盤を彩る英雄たちが次々に死んでいく寂しい巻。
特に簡雍、曹操、張飛(董香)の死が印象的。

11巻 B

関羽・張飛を呉の暗殺により失った劉備は、復讐の兵を揚げるも陸遜に敗れて無念の死を遂げる。
戦線は大きく3つ。
漢中から雍州・涼州へ流れる蜀VS魏の北伐ルート、
荊州北部を巡る魏・呉・蜀の三つ巴の争い、
合肥をめぐる呉VS魏のルートだけれど
呉は天下統一を目指す気がないため、呉VS魏は激化せず。うまい具合に蜀にも魏にもついて、とにかく孤立しないように立ち回る狡猾さが、
読んでいて正直ウザすぎる……。
これが、孫策・周瑜の頃なら、天下統一を目指していたのでまだわからないでもなかったが、孫権は本当に志が小さい。
とはいえ、何も統一しなくてもいいじゃん、江南の地で豊かな国を作ろうという孫権の思想自体は決して間違ってはいないのは確かではある。

とにかく蜀の将軍が次々と死んでいく鬱パートは抜け出して、残りは2巻。終わりは見えてきた。


12巻 評価 A

劉備亡き後は完全に諸葛亮が主人公になっている北方三国志(他の三国志も大抵そうだろうけど)。
馬謖、そして趙雲の死を孔明の視点から描くシーンはなかなかしみじみとするものがある。蜀はどんどん人がいなくなっていく。

魏は曹丕が若くして死去。曹叡の時代へ。そして少しずつ牙を研ぐ司馬懿。
呉の孫権は全くやる気がないので物語中での存在感まで失いつつある。
というところでいよいよ最終巻だけど、ここまで来たらもうゆっくり読んでもいいとは思う。
(次に読む本をまだ決めてないし)


13巻 評価 B+

というわけで、いよいよ諸葛亮の死でエンド。
面白かった。ちゃんとした感想を書くかどうか迷ってるけど、書けそうなら書く。


大体2日に1冊のペースで読めてます。となると、全部読み終わるのは月末~月初かなぁ